覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

ダービー予告!

2011年05月24日 05時39分51秒 | Weblog
 終わったこと、もうやらないと思われる事柄なので、ここで公開申し上げてしまう。

 先週終わったオークスに関し、わたくしは次のような仕掛けを察知し、皆様方に申し上げていた。

 2003年 ダービー この出馬表では、2頭の瀬戸口厩舎の馬が出走していた。

    2003年 ダービー 

      3枠 5番 エイシンチャンプ     瀬戸口厩舎   
      7枠13番 ネオユニヴァース     瀬戸口厩舎

 この5年後、2008年のオークスは、トールポピー エフティマイア の2頭で決まり、枠連は 3-7 そしてその翌年だが、先ず、5年前ダービー、2頭だけマイネルの馬が出走していた。 

    2004年 ダービー 

      2枠 3番 マイネルブルック 
      4枠 7番 マイネルデュプレ 

 2009年、この5年後のオークスは、ブエナビスタ レッドディザイア この2頭で決まり、枠連 2-4 で決着する。 
 さらに、2005年のダービーと、2010年のオークスの関係だが、

     2005年 ダービー 

       8枠16番 シルクトゥルーパー   
       8枠17番 シルクネクサス     

 私はこの配置を去年も察知し、或いは、2010年 昨年のオークスで、枠連 8-8 はどうか、と考えたことも事実だが、昨年時点で過去2回しか明瞭な実績がなく、また、わたくしは昨年のオークス、8枠なら 16番 ステラリード はどうか、と云う思いとともに、全体として8枠を薄目と感じていたので、8-8 には手を出さず、結局、アパパネ サンテミリオン あの歴史的なGⅠ同着優勝レースを見守ったものである。枠連 8-8 で決したことはご存知の通り。


 要するに

      5年前ダービー     →    オークス 

 これがシナリオとして向こうが用意していた布石の模様であり、5年前のダービーの出馬表で、何らかの同一要素を置かれた2つの枠で決まる、そのように仕組まれていると感知し、皆様方にも申し上げ、先日のオークス、わたくしは2006年、あのメイショウサムソンが優勝したダービーの出馬表に喚起を申し上げた。

 この年のダービーで、上記のような、同一要素が2つ配置された枠。候補は次の4つだった。

    2006年 ダービー
 
    瀬戸口厩舎 2頭 

        1枠 2番 メイショウサムソン      瀬戸口厩舎 
        2枠 4番 マルカシェンク         瀬戸口厩舎 

    アドマイヤ 2頭 

        3枠 6番 アドマイヤメイン 
        5枠10番 アドマイヤムーン 

    フサイチ 2頭 

        4枠 7番 フサイチリシャール 
        8枠17番 フサイチジャンク    

    松田博資厩舎 2頭 

        5枠10番 アドマイヤムーン     松田博資厩舎
        7枠15番 ドリームパスポート    松田博資厩舎 


 ここ暫く続いた仕掛けだと、この共通する2要素の配置から

     枠連 1-2   3-5   4-8  5-7 

 これらが候補として挙がる。既に使われた瀬戸口2頭の配置からの枠連 1-2 これは薄いのでは、と感じ、また1番人気 5枠9番 マルセリーナ これは不発と読んだわたくしは、3-5 5-7 になるとは思えず、結論として、枠連 4-8 これを最有力と見て申し上げた。結局枠連 2-8 

 この仕掛けは今年は不発だったと云うことである。上記の過去3年は全くの偶然であるという見方も出来ようが、わたくしはそうは思わないし、今もそうである。上記に述べた1年前、2002年 ダービー ここには、藤沢和雄厩舎が実に4頭も居り、出走枠は 1枠 4枠 6枠 7枠 5年後のオークスはこの中の2つの枠 ローブデコルテ ベッラレイア の枠連 1-4 で決まっている。4つもあると絞るのも大変であり有り難味も薄い。しかし、要するに上記の仕掛けが4年連続で続いていることは事実であり、これは偶然とは思えず、またそれ以前を紐解くと、別の形で 5年前ダービー → オークス には関連が認められた。今回オークス、強いて言えば、

    2006年 ダービー 

      2枠 3番 ロジック         橋口厩舎
      2枠 4番 マルカシェンク     瀬戸口厩舎 

      8枠17番 フサイチジャンク   
      8枠18番 エイシンテンリュー   坂口正則厩舎 


 馬名語尾が 「ク」 で揃う、2枠と8枠。或いは、「口」の厩舎の揃う、2枠と8枠。これがサインだったという解釈もあろうが、上記の明瞭な4つの組み合わせを据え置き、このような仕掛けで決めてきた、とはわたくしは思えない。
 要するに、もうやらなくなった。そう解釈したので、ここでこれを公開申し上げた。もし同じ仕掛けが来年行われるのなら、2007年 ダービー ウオッカの勝った年だが、藤原英昭厩舎が 1枠 4枠 に居り、枠連 1-4 または藤沢和雄厩舎が2頭 5枠と8枠で、枠連 5-8 という結末にもなるのかも知れないが、さて。これはまた来年に譲る。


 問題は、上記のような直接示唆が、今週の大一番ダービーに関し、見つかるかと云うと、見つかる。

 わたくしはこれを、明日水曜に、ダービー登録のある方々、歴史的経過を踏まえ申し上げる積もりであるので、このオークスに関する濃い仕掛けをここで申し上げた。

 この、大一番ダービーに関する、過去からの予告的配置だが、皆様方も、様々をお考えなのかも知れないが、わたくしが把握している該当レースは、先ず見つけることは困難であると見る。何しろ10年以上も前のあるレースだからだ。そして、この数年と云うような短い関係ではない。絶対に偶然ではない。この仕掛けに仰天したのは、去年のエイシンフラッシュ優勝を見た後である。

 先取り的に申し上げるが、ぎょっとする仕掛け、レースなのである。

 今年の牡馬3歳クラシック戦線は、確たる主役が不在と言われ、長らく勢力図が明らかにならなかった。皐月賞馬 オルフェーブルが登場し、東京皐月賞の3馬身差の圧勝で、ダービーもこれ、と云う前評判は高い。六月号『優駿』該当78ページ。ここは メイショウサムソン のダービーの紹介で 

     メイショウサムソン 
        スプリングステークス 優勝  → 皐月賞 優勝 → ダービー 優勝 

 これと同じ経過を辿る、オルフェーブル スプリングステークス 皐月賞 を勝利し臨むダービーだが、わたくしはこれの優勝はない、と見ており、ここでも断言申し上げる。

 もっとこのページのメッセージは深く、別の事柄が暗示されていると読んでいる。

 ダービーほどの大一番

 また、まだこれを読んでいられる方々の中には、未だに競馬の出馬表は抽籤で、即ち機械的な偶然で決められているというようなとんでもないお考えを持たれておられる方があるかも知れないが、それはその方の馬券人生である。 


 土曜日『優駿』六月号を読み込んだ折、わたくしはある1頭を今年のダービー馬では、と注目したが、この仕掛けを辿る内、わたくしはもっと別の、意外な1頭に辿り着いて、驚いているのである。

 JRAのダービーのTVCMだが、

         天才はいる。
         悔しいが。

 このキャッチとともに、1991年 トウカイテイオー が紹介されている。

 この意味や如何に。天才とは・・・一体・・・ 

 わたくしは  ○・・・・○ のことだと確信する。



 ご登録は   sir_delacroix@yahoo.co.jp    まで 

 今週は、ダービー1週のみの御登録もお受けいたします。


 今年の大一番、ダービーだが、今年がどう云う年か考えると、戦後最大の出来事と言ってよい、東日本大震災の年だということであり、これに相応しい1頭が用意されるということだ。

 オルフェーブル = 金細工師 なら、震災の地・東北の一大文化。奥州藤原氏の中尊寺金色堂に代表される黄金の文化財のシンボルということにもなろうが、わたくしはこれではない、と断言する。

 もっと別の、そして当初から考えると、全く意外な勝ち馬が用意されていると見る。

 先週、オークス検討の最中だが、4月10日 両陛下ご成婚記念日のNHKホール。あのプラシド・ドミンゴの来日コンサートの放映があり、これを観た。わたくしも今年旅先で、ある外国の方と出逢い、寸言を交わしたが、周囲から今年の日本はやめておけ、と強く言われながら、奥様を伴い来日された。ドミンゴも同じ。見事な日本語の歌『ふるさと』を披露してくれた。東京で三大テノールが揃い公演すれば、一晩のギャラは十億円だそうである。が、日本を、日本人を勇気付け、高額のギャラをくれる国としてではなく、人々を楽しませる稀有な才能の持ち主として、比較的オペラばかりに傾かない、解かりやすい曲を歌ってくれた。感動した。

 東北、福島は、被災地の方々だけの『ふるさと』ではない。

 我々、日本人全てのふるさとなのである。芭蕉は、馬の尿をするみちのくの粗末な宿で一晩を明かし、貧しい旅人の一夜の侘しさを、我々皆も時に否応なく味わう、活きることと営みの侘しさとして造型、結晶せしめた。

 ダービーのウィニングランに、我々が一つであることの万感を託されるダービー。週末が楽しみである。

 わたくしはこの騎手が誰が知っている積もりである。


 

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