
先日の新聞に、健康に良いといわれる笑いを科学的に検証するのに役立てようと、「笑い測定機」を開発した話題があった。研究者の関西大学木村洋二教授の笑顔の写真も載っていたが、実験台にでもなったのだろうか、とても健康そうである。笑いのエネルギーは横隔膜に反映されるという学説に基づき開発されたもので、愛想笑いや作り笑いには反応せず、心の底からおかしい本物の笑いだけを感知するという優れものらしい。
ジャケット写真撮影のための作り笑いとは思えないほど豪快に笑っているのは、リー・コニッツとウォーン・マーシュである。レニー・トリスターノ門下の二人はクール派として知られるが、このアルバムでは初期の空気さえ切ってしまう尖がった刃物のような音色ではなく、ウォーム・コニッツと評されるほど実に柔らかい。師匠トリスターノ抜きということもありリラックスした雰囲気も窺えるが、テンションは高く、5年前に共演した「サブコンシャス・リー」の兎もすると単調にさえ聴こえる長い水平飛行的なメロディー・ラインは健在だ。音楽理論を探求した師の教えを忠実に守りながら自己を発展させた優秀な門下生だろう。
「Topsy」「There Will Never Be Another You」「I Can't Get Started」と馴染みのスタンダードに続き、パーカーのサボイ・セッションでの初演が有名な「ドナ・リー」が収録されている。バップの代表的なチューンは、既存のスタンダードナンバーのコード進行に基づいて書かれたものが多いが、「ドナ・リー」はデキシーの名曲「インディアナ」をベースにした曲だ。インプロビゼーションの対象として面白いようで、パーカーは何度も演奏していた。そのパーカーが確立したアドリブの技法を、理論的に解明しようとしたのがトリスターノ一派であった。それはバップの複雑なコードを単純化することで、難解なバップを解り易くする試みだったのだろう。結果的には先に述べたように水平で起伏のない平坦な印象は免れないが、バップ・イディオムの延長であることは、このホットな「ドナ・リー」で証明されたともいえる。
写真を撮影したのは録音の後だと思われるが、お互いの持ち味を存分に発揮し、十分に納得できる仕上がりともなれば大笑いするほど楽しい。笑い測定機はアッハ(aH)という単位で数値化するようだが、コニッツとマーシュの笑いは完成したばかりの機械を壊すかもしれない。
ジャケット写真撮影のための作り笑いとは思えないほど豪快に笑っているのは、リー・コニッツとウォーン・マーシュである。レニー・トリスターノ門下の二人はクール派として知られるが、このアルバムでは初期の空気さえ切ってしまう尖がった刃物のような音色ではなく、ウォーム・コニッツと評されるほど実に柔らかい。師匠トリスターノ抜きということもありリラックスした雰囲気も窺えるが、テンションは高く、5年前に共演した「サブコンシャス・リー」の兎もすると単調にさえ聴こえる長い水平飛行的なメロディー・ラインは健在だ。音楽理論を探求した師の教えを忠実に守りながら自己を発展させた優秀な門下生だろう。
「Topsy」「There Will Never Be Another You」「I Can't Get Started」と馴染みのスタンダードに続き、パーカーのサボイ・セッションでの初演が有名な「ドナ・リー」が収録されている。バップの代表的なチューンは、既存のスタンダードナンバーのコード進行に基づいて書かれたものが多いが、「ドナ・リー」はデキシーの名曲「インディアナ」をベースにした曲だ。インプロビゼーションの対象として面白いようで、パーカーは何度も演奏していた。そのパーカーが確立したアドリブの技法を、理論的に解明しようとしたのがトリスターノ一派であった。それはバップの複雑なコードを単純化することで、難解なバップを解り易くする試みだったのだろう。結果的には先に述べたように水平で起伏のない平坦な印象は免れないが、バップ・イディオムの延長であることは、このホットな「ドナ・リー」で証明されたともいえる。
写真を撮影したのは録音の後だと思われるが、お互いの持ち味を存分に発揮し、十分に納得できる仕上がりともなれば大笑いするほど楽しい。笑い測定機はアッハ(aH)という単位で数値化するようだが、コニッツとマーシュの笑いは完成したばかりの機械を壊すかもしれない。
Art Pepper / Plus Eleven (Contemporary)
Charlie Parker (Savoy)
Lee Konitz with Warne Marsh (Atlantic)
ペッパーがパーカーと人気を二分したようです。Plus Eleven というアルバム自体優れたものでして、聴き返してみると多くの名バージョンが揃っておりますね。
他にも多くのアルバムをお寄せいただきました。こうして見ると時代を超えて演奏されていることが分かります。作曲者は疑問が残る点がありますが、パーカー作にせよ、マイルス作にせよ、曲の価値は変りません。お気に入りのドナ・リーをお愉しみください。
+Elevenは、ペッパー・ベスト3で3位でしたが、各トラック甲乙付けがたい内容です。このアルバムの曲ベストも面白そうですね。
ウッズも持ってはおりませんが、聴いていますよ。企画としては興味深いのですが、おっしゃるように年を取りすぎた感があります。ペイチのアレンジは枯れた味を出すより、若さでグイグイいくテンポですので、若ければ若いほどスリルがあるのでしょう。
>自分も基本的には保守派ですが
ジャズ100年の歴史ともなれば、どこまでが保守派で、どこからが革新派なのか明確なものはありませんが、新しいものにも目を向けたいですね。
ハナの"Bird Tracks"がありましたか。ソロとは Progressive です。
ところで、ハナに特徴のあるブラウニーが挙がりませんね。バックは地元のミュージシャンですが、熱気にあふれております。ピアニストがやたらと唸るのは指が付いて行かないからでしょうか。(笑)
場を乱してすいません。自分も基本的には保守派ですが、新しい事を過去を否定せずにやる姿勢には共感する方なので。
後、何枚かありました。
Rorand Hannaの"Bird Tracks"。パーカーの曲をピアノソロでというのもなかなかいいでね。
それに、以前もコメントした記憶がある、角田健一のBig Bandで”For J.G.”でもやっています。
これはサックスのソリがGOODです。
そういえばSUPERSAXはやっていないか気になりますので、確認してみます。
+Elevenのペッパーの演奏は素晴らしいですが、それに引けをとらないのがMarty Paichのアレンジ。
関連アルバムを一枚追加します。
Phil Woodsのアルバムに“Phil Woods Groovin’ to Marty Paich”というアルバムがあります。2004年の録音ですので比較的最近の作品です。
このウッズのアルバムは、ペイジのアレンジ集の演奏ですが、ここで演奏されているのは+Elevenで使われたスコア。
実は、ペッパーの未亡人が持っていたペイジの+Eleven用の譜面を使って再演したのがこのアルバムです。
12曲中8曲が選ばれていますが、“Donna Lee”も再演されています。
で、肝心な演奏ですが、同じ譜面を使っていても、+Elevenが急速調であったのに対して、ウッズは少しテンポを落としています。これだけで曲の雰囲気はかなり違います。ペッパーはテナーも吹いていますが、ウッズはアルトで通しています。
名手同士の競演になりましたが、勝負はやはり圧倒的にペッパー&当時のバックの11人集の勝ちだと思います。
ウッズも勝負をするには少し年をとりすぎていたかも。若い頃の競演が聴きたかったですね。
作曲者の推理も面白いですね。パーカーがマイルスの曲でも自作のような大きな顔してクレジットしたのかも知れません。それでも憎めない奴ですよ。「ドント・ブレイム・ミー」とか、「エンブレイサブル・ユー」辺りのバラードは、自作曲のように悠々と吹いておりますし、パーカーの曲に聴こえるから不思議なものです。
ペッパー大人気ですね。「ストレート・ライフ」のような急速調の展開は、ペッパー作かと思うほどです。名演とは、いかに自作曲のように演奏できるか、なのでしょう。ジゴロはモンクの曲で、マイフェバがコルトレーンの曲だと思っている方が多いようですが、そのうちドナ・リーは、ペッパー作になるかも知れません。(笑)
元の「インディアナ」もギターでは聴きませんね。そうそうコニッツがこちらも演奏しておりますが、あれ、原曲は何?です。(笑)
あの曲、ちょっと変な出足で、なぜか1・2と2拍も休んでからメロディが始まるのです。そしてその出足の3連(他にも3連が多用される)とか、後半で2小節くらい間を空けてしまうところとか・・・なんとなく、パーカーのバップ語法とは、ちょっと違う肌合いを感じます。こんな特徴はマイルスっぽいとも言えるし・・・ひょっとしたらジョンルイスあたりが絡んでいて、あれこれと示唆したのかもしれません。
などとどうでもいいようなことを夢想してます(笑)
好きなドナ・リーのテイクは、
1.Art Pepper +11 急速調だが、名人たちが
ピシッと決める。ペイチのアレンジも自然な流れでとてもいい。もちろんペッパーもいい(笑)
なるほど、言われてみれば・・・。
Confirmation, Nows The Time など、他の
パーカー曲は、シンコペーションの嵐ですもんね。
>番外ではモントルー祭のDVDでペデルセンが澄ました顔で超絶ソロ
私も、これは未チェックです。
ことほどさように、ペデルセン、ジャコパス、納浩一と、
ベーシストが好んで取り上げているのも面白いところですが、
反面ギターのヴァージョンでこれといって思いつくのが
ないのは、何故でしょうね?
シンコペーションと音域から作曲者を探るとは畏れ入りました。私は音符の門外漢ですので音楽理論的には解明できませんが、ニュアンス的には天性で吹くパーカーの薫りもあり、理論を学んだマイルス色もあるといったところでしょうか。今では謎ですが、マイルスが「インディアナ」を吹いたのを聴いたパーカーが、それいいね、と言ったのかも知れませんね。
ペデルセンのモントルー祭のDVDは残念ながら観ておりません。澄ました顔で超絶ソロとはいいですね。レコードで聴いても形が見えない音を出すペデルセンに驚いたものです。
take6ご覧になりましたか。筑紫哲也さんのニュース番組のテーマで流れていましたので聴いておりますが、ライブでも質が高いようですね。ジャズコーラスグループが少ないだけに期待が持てます。
ペッパーにウッズ、リッチー・コールとパーカー直系できましたか。コールはバディ・リッチにいた頃から聴いておりますが、日本で人気がないのは決定的なアルバムがないからでしょうね。
Jaco Pastorius とは驚きです。拙ブログをご覧頂いている方は保守派が多いので、めったに出ないプレイヤーです。私は鯨からちりめんジャコまで、幅広く好みますので、ジャコも聴いておりますよ。オーレック・ジャズフェスのライブはなかなかのものです。まぁ、「Sophisticated Lady」が入っていたので買ったのですがぁ。(笑)
こんばんは。
take6のライブ帰りで興奮冷めやらぬ中でコメントします。
自分の好みからいうと、
1.Art pEPPER + eleven
つい最近も聴き直したばかりでこれが一番です。
2.Side By Side / Richie Cole with Phil Woods
これもすでに挙がっていますが、パーカー心酔者とその愛弟子の競演といった感じでいいですね。Richie Coleは日本ではいま一つ人気が無いようですが好きなアルトです。
3.Jaco Pastorius
パーカーを入れねばと思いましたが。
dukeさんのブログでは少しそぐわないかもしれませんが、パーカーを次の時代に繋いだJacoに敬意を表して。
Jacoのドナリーはファーストアルバム以外にも武道館のライブとか何枚かあるようですね。
サイケデリックは、ジミ・ヘンドリックス辺りから出てきた言葉でして、当時のハービー・マンはさほどサイケではなく、寧ろジャズロックのイメージが強かったですね。「メンフィス・アンダーグラウンド」は、エアーズの他、ソニー・シャーロックやラリー・コリエルも参加しておりますが、当時はかなり売れたアルバムです。マンの売れるレコード作りの才能とはいえ、錚々たるメンバーを揃えていたことになります。
エアーズがジャズではなく、クラブ・ミュージックにあるように、当時はソニー・シャーロックの「ブラック・ウーマン」や、ラリー・コリエルの「Barefoot Boy」はロック・コーナーにありました。
ジャズ界でサイケデリックと言うとチャールス・ロイドでしょうか。「ラブ・イン」は当時、スーパー・サイケデリック・ジャズ・サウンドと呼んでおりました。(笑)
どうも当時のマンのコンボは、(当時の流行語で言う)
サイケデリックなイメージが強いですからね。
そして、真っ先に思い浮かぶメンバーはエアーズより、
むしろお化けみたいなギターを聴かせるソニー・シャーロック。
ちょっと割を食ってる印象は否めません。
同時代のヴァイビストの、ハッチャーソンは
アル・グレイやウッディ・ショウとしばしば共演して
おりますが、こちらのほうが正解だったかもです。
しかし、70年代以降のエアーズは、クラブ・シーンの
若者たちに一時期かなり人気があったようで、CD店に
よってはエアーズのコーナーがジャズではなく、
クラブ・ミュージックのところにあったりして、
思わず微苦笑したものでした。
カル・ジェイダーがラテン・コーナーに置かれていたり
することもありますけど、まあジャンルはともかく
「いいものは、いい」と言うスタンスで、余り
気にしないことにしていますが。
ローランド・カークは、賑やかな印象があったのですが、タイトルが思い出せず調べたら「Other Folk's Music」でした。カークの下にライアン・カイザーもありましたがお持ちですか。当然・・・あっ、失礼、この類のジャケはお嫌いでしたね。(笑)
ロイ・エアーズはデビュー盤の「West Coast Vibes」で取り上げておりますが、選曲は素晴らしいですよ。エアーズは実力のわりにあまり評価されませんね。ハービー・マンのバンドにいたせいでしょうか。
ローランド・カークや、
ヴァイブのロイ・エアーズも
Donna Lee やっているようです。
未チェックでしたので、これはネットで
注文しました。
ははぁ、やはりパーカーですね。この曲でパーカーに挑戦したプレイヤーはたくさんおりますが、この曲に限ってはパーカーを超えられないようです。パーカー自身、満足できず何度も挑んだくらいです。1にも2にもパーカーという miyuki さんの選択はよく分かりますよ。
"Ornithology"は、ファッツ・ナヴァロとのセッションですね。3番手にペッパーですか、ベスト3決定のようです。
Side By Side / Richie Cole with Phil Woods
これ、お祭り騒ぎでいいですね。共にパーカーを知り尽くしてるだけに技があります。
>Lee Konitz with Warne Marshも好きですが、4番目くらいでしょうか。
お気遣いありがとうございます。(笑)
Side By Side / Richie Cole with Phil Woods
では、二人とも激しいと言うか、にぎやかにやっています。
それに、とてもビ・バップらしい曲ですね。
Charlie Parker (Savoy)
"Ornithology" Classical Recodings (naxos)
(これは、コンピレーションなのですが、Donna Leeは1947年の録音です。)
Art Pepper / Plus Eleven (Contemporary)
Lee Konitz with Warne Marshも好きですが、4番目くらいでしょうか。(笑)
コニッツのパーカーのナンバーは、激しさはないけれど、良い演奏だと思います。
パーカー2枚とは KAMI さんらしい選択ですね。同じに吹けないのがアドリブであり、同じに吹かないのがアドリブですが、パーカーはその面白さを教えてくれるものです。
アート・ペッパーのプラス・イレヴンは、バニーズ・チューンのときにも話題になりましたが、他にもグルーヴィン・ハイやフォーブラザーズ等、曲ベストに入るものが多くあります。それだけ完成度が高いのでしょうね。
最近、マイルス作曲説が優勢なようですが、おっしゃるようにパーカーの薫りがします。「ナーディス」はマイルス作とされておりますが、私はエヴァンス作だと信じて疑わない少数派です。(笑)
正統派がへそ曲がりの選択できましたね。
いやぁ、クラーク・テリーがありましたか。すっかり忘れておりましたよ。このアルバムはスターダストの印象が強いのですが、リズムセクションが光るアルバムです。
納浩一さんの琴線は聴いておりません。さすが守備範囲が広いですね。納さんとは当地でライブを開いたときに飲みましたが、物静かな好青年でした。ミンガスがどうの、ペティフォードがこうの、と酔っ払いのオヤジが居たと思ったでしょう。(笑)
「In Good Company/ Sue Raney」
これには参りました。ヴォーカル・ヴァージョンがあったとは・・・雨の日にゆっくり勉強します。
一番乗りありがとうございます。当地は花粉ではなく粉雪が舞い散っておりまして、春はまだ先のようです。
順当に私と同じワンツーですね。ペッパーは私もレイシーと迷った1枚ですが、初期のレイシーには惹かれるものが多々ありまして挙げた次第です。
Three Blind Mice のニューハードとは嬉しい1枚ですね。ビッグバンドでは珍しい選曲ですが、これもTBMならではのものでしょう。TBMはビッグバンドでも良い作品を作っておりまして、先ごろ亡くなった高橋達也さんの「北欧組曲」は日本のビッグバンド史に残るアルバムと思います。
オー!!ドナ・リーだ!!良い曲ですね。大好きです。
お気に入りは
チャーリー・パーカー(サヴォイ)
これは決定版ですね。やや硬くなっているマイルスに対しパーカーはアップテンポで創造性溢れるソロを聴かせてくれます。
天才、バード、ここにあり!!!
チャーリー・パーカー(メモリアルVol2)
パウエルが参加していると言うこともあり、結構気に入っています。
アート・ペッパー(プラス・イレヴン)
アート・ペッパー、良い味だしているな。
今日も店でかけました。
この曲については、ギル・エバンスがマイルスに編曲用に使わしてほしいと頼んだと言う話がある事から、マイルス作曲説もあるようですが、どう考えてもパーカーの作曲だと思います。
この曲からは、バードの香りが強く感じられるからです。
多くの方が挙げられるでしょうから、
私はへそ曲がりの選択で。
(1)「Serenade To A Bus Seat/Clark Terry」
テリーtp とグリフィンts の2菅に、
ケリーp、チェンバースb、フィリーdsのリズム陣
というスリリングな布陣で、期待通りの熱い演奏。
(2)「琴線/ 納(おさむ)浩一」
ブライアン・ブロンバーグや藤原清登といった、
ベースの巨人ばかりを特集した、キングの「低音」シリーズ
のうちの一枚。
ドナ・リーは、ベースとドラムのデュオですが、
ウッドベースのピチカートが、なかなか歯切れいいです。
もともとは、Steve Swallow のオリジナルの
Ladies In Mercedes が目的でゲットしたアルバムでしたが、
作品全体としても、かなりの高水準と見ました。
(3)「In Good Company/ Sue Raney」
この曲のヴォーカル・ヴァージョンはなかなかないよなあ、
と思っていたら、TAKASHI さんがこれに収録されている
ことを教えてくださいました。
持ってたのに、気が付いていなかったというお粗末な話で・・・。
スーのディスカバリ盤の中でも特に優れた内容のこの
アルバムは、今のところ入手は容易ではないようですが、
見つけたら迷わずゲットしていただきたいものです。
いつも出遅れ気味なので、今回は早く投稿します。(花粉が舞っているので、家人から外出禁止令が出たからですけど)「Donna Lee」や「Now's The Time」などパーカーの作曲したものは威勢のいいフレーズが多いですね。私のベスト・スリーですが、
①Charlie Parker (Savoy)
②Lee Konitz / With Warne Marsh(Atlantic)
③Art Pepper / Plus Eleven (Contemporary)
となります。①、②は一般的かと思います。その他③にいれようかと迷ったのは、Toshiyuki Miyama 「New Herd」(Three Blind Mice 1974年録音)です。なかなかいい線をいっていて、このアルバム全体も興奮ものです。ビッグバンドのドナ・リーはそんなにないかもしれません。
ビ・バップの代表的ナンバー「ドナ・リー」は難曲と言われますが、アドリブの面白さがあるのでしょう、多くのプレイヤーが取り上げております。お好みのバージョンをお寄せください。パーカーからアンソニー・ブラクストン、ジャコ・パストリアス、寺井尚子まで、時代、世代を超えて数多くありますので、何が挙げられるのか楽しみです。
管理人 Donna Lee Best 3
Charlie Parker (Savoy)
Lee Konitz with Warne Marsh (Atlantic)
Steve Lacy / Straight Horn (Candid)
コニッツのベストは何れ機会を改めてと思っております。真夏に「Very Cool」とか。(笑)
今週もたくさんのコメントお待ちしております。