
大相撲地方巡業が始まり、当地でも場所が開かれる。17年ぶりのことで前売り券の売れ行きは好調のようだが、朝青龍の休場を知った勧進元のため息が聞こえてきそうだ。怪我なら仕方がないと思えど、モンゴルで元気にサッカーに興じる姿をみれば仮病と疑われても仕方がない。強さ以上に横綱に求められるのは、土俵にファンを惹きつける品格であろう。
「巨人大鵬卵焼き」という流行語を生み出した昭和の大横綱大鵬は、実力、人気、品格、どれをとっても申し分なかった。ファンも多く、アルト奏者のチャーリー・マリアーノもその一人だ。「A Jazz Portrait of Charlie Mariano」というアルバムで、「To Taiho」という大鵬に捧げた曲を吹き込んでいる。厳粛な横綱の土俵入りを思わせるイントロから力強い変化に富んだソロは、千秋楽の柏戸との大一番の展開をみるようでゾクゾクする。品格のある美しいマリアーノの音色が印象的だ。
ジャズファンには周知のマリアーノだが、Jポップのファンにも知名度は高いようだ。あるCD店のポップに「マンディ満ちるのお父さん」と書かれていた。なるほどこの手があったか。もしやと思い、秋吉敏子のCDをみると「マンディ満ちるのお母さん」とある。(笑)このキャッチコピーを見てマリアーノや秋吉敏子を、何人かのマンディ満ちるファンが購入したかもしれないし、マンディ満ちるを知ったジャズファンもいるであろう。他のジャンルの音楽に触れるのもまた愉しである。
相撲協会が朝青龍に下した処分は2場所出場停止という重いもので、引退勧告ともいえる。横綱昇進のときの口上は「横綱として相撲道発展のため一生懸命頑張ります」であった。髷を切るにしても、屈辱の処分を受け入れるにしても、品格という綱を編まなければ何事も発展しない。
「巨人大鵬卵焼き」という流行語を生み出した昭和の大横綱大鵬は、実力、人気、品格、どれをとっても申し分なかった。ファンも多く、アルト奏者のチャーリー・マリアーノもその一人だ。「A Jazz Portrait of Charlie Mariano」というアルバムで、「To Taiho」という大鵬に捧げた曲を吹き込んでいる。厳粛な横綱の土俵入りを思わせるイントロから力強い変化に富んだソロは、千秋楽の柏戸との大一番の展開をみるようでゾクゾクする。品格のある美しいマリアーノの音色が印象的だ。
ジャズファンには周知のマリアーノだが、Jポップのファンにも知名度は高いようだ。あるCD店のポップに「マンディ満ちるのお父さん」と書かれていた。なるほどこの手があったか。もしやと思い、秋吉敏子のCDをみると「マンディ満ちるのお母さん」とある。(笑)このキャッチコピーを見てマリアーノや秋吉敏子を、何人かのマンディ満ちるファンが購入したかもしれないし、マンディ満ちるを知ったジャズファンもいるであろう。他のジャンルの音楽に触れるのもまた愉しである。
相撲協会が朝青龍に下した処分は2場所出場停止という重いもので、引退勧告ともいえる。横綱昇進のときの口上は「横綱として相撲道発展のため一生懸命頑張ります」であった。髷を切るにしても、屈辱の処分を受け入れるにしても、品格という綱を編まなければ何事も発展しない。
Charlie Mariano (Bethlehem)
Toshiko Mariano Quartet (Candid)
「チャーリー・マリアーノの真髄」という邦題が付いているベツレヘム盤は「煙が目にしみる」の名演が収められおり決定的でした。3枚目は票が割れましたので選出することができませんでしたが、挙げて頂いた盤は何れも力強く美しいマリアーノを聴けるものばかりです。記事で話題にした大鵬に捧げられた曲も素晴らしいものです。私が3枚目に挙げたマルとの共演盤は91年の作品ですが、大人の雰囲気です。あっ、ジャケットもね。(笑)
失恋の涙を煙のせいにする意地らしさ、いい歌ですね。
燃え上がった炎の恋もやがて燃え尽き煙の如く消えて行く。
プラターズのこの曲でチーク踊った二人が結ばれないわけです。(笑)
「煙が目にしみる」は、「恋は盲目。恋の炎が燃えさかっているときは、その煙で何も見えなくなっている。」
・・・やがて恋は終わり、恋人は去っていった。
涙をかくせない言い訳に「恋の炎が消えてしまった煙が目に入ってしみるのさ」と言う失恋の歌ですね。
私は、若い頃、タバコの煙が目にしみるだと思っておりました。(笑)
トップはまたしても私と同じですね。プレイズのテナーも味があります。ジェリー・ドジオンやバド・シャンクがテナーを吹くとこんな感じでしょうか。
Stu とは嬉しい1枚です。「アナザー・ユー」でのスチュとマリアーノのテーマ展開が面白いですね。隠れた名盤です。
ヱビスで変身されたようですが、私は昨夜ワインで豹変、巷を徘徊しておりました。
煙が目にしみるベスト3挙げて頂きありがとうございます。やはり定番の3枚は外せませんね。ピアノではモンクの次にアート・テイタムの演奏も心に染み入ります。古くはアーティ・ショウの名演がありますが、ブラウニー同様、紫煙がくゆる空間美のような格調高さがあります。
なんだか熱が下がりません。
よく頭が働かない中で決めました。
チャーリー・マリアーノは、独特のフルトーンをバラードでもお構いなしに鳴らすのが特徴的だと思いす。こういうのも嫌いではありません。
ウエスとコーストの頃の明るい演奏が好きです。
1.Charlie Mariano
2.Charlie Mariano Plays
アルトだけでなく、テナーで軽やかなアドリブを展開しています。
3.Stu Williamson plays
私、Stuも好きなんです。
>しま馬のジャケがとても印象的。
あのジャケットいいなぁ。
ジャケットにシマウマ君の台詞が書いてある、
「さぁみんな、家に帰ってマックス・ベネット聴くべ」
バラード・メドレーは、外せないところでしょう。
「煙~」のソロは、ハリー・カーネイbs。
最近は真面目に仕事に取り組んでおりまして、少々疲れ気味です。
ところがヱビスを飲むと、豹変、いつもの徘徊痴人に変身です。
>場外ベスト3になってきました。(笑)
あっ!場外乱闘ベスト3ですね。いやまてよ・・・。
正気に戻ってきました。(笑)
煙が目にしみるベスト3
モンク「ソロ・オン・ヴォーグ」
これに文句を言う奴は、木刀でご挨拶いたします。(嘘)
ブラウニー「ウイズ・ストリングス」
高僧が一番、天才が二番。
マリアーノ「チャーリー・マリアーノの神髄」
アドリブへ入る瞬間・・痺れます。
でも他にもジョージ・シアリングやマル・ウオルドロンも良い演奏をしていますね。
今晩は、憂さ晴らしの落書きです。
格調高いブログに低次元の投稿をしてすみません。
次回は改心できたら、格調の高い投稿をするかもしれません。(笑)
ベツレヘムのベネットは持っていないのですよ。何度か聴いておりますが、確かオリジナルは10吋ですね。入手しましたらベスト3やりましょうか。リーダーアルバム、そんなにないって!(笑)
ってなわけでサイド作品で手持ちは・・・
Lou Levy plays baby
Stu Williamson plays
スチュにはマリアーノも参加しておりました。
日本でお求めになったのは「イベリアン・ワルツ」の再会セッションですね。所有しておりませんが試聴した感じでは、お二人ともいい歳の取り方をしているなぁです。音楽人生を心底愉しんでいるようでジャケの笑顔が物語っております。
朝青龍は相撲協会の思惑通り、廃業するかもしれませんね。親方の監督責任、会見を開かない理事長の問題等、当コメント欄と同じく土俵外での乱闘の様相を呈してきました。
支離滅裂は私も同じこと。気にすることはありませんよ。フリージャズスタイルですから。(笑)
バート・ゴールドプラットのデザインによる、
しま馬のジャケがとても印象的。
ここでの、マリアーノよく歌ってます。
共演のフランク・ロソリーノtb, クロード・ウィリアムソンp,
スタン・リーヴィーdsも適材適所という感じ。
いや、何よりヘレン・カーの甘ったるいヴォーカルが
何曲か聴けるのが、嬉しい。
同じベツレヘムに、ベネットの顔写真のジャケの
「Max Bennett」(BCP-48)があり、こちらも
マリアーノ参加ですが、アルバムとしては
「しま馬」盤のほうが好きですね。
聴いたことがあるのは、
Toshiko Mariano Quartetくらいです。
それもトシコさんに注目してました(笑)
最近出たナベサダとの共演は、7月に日本で買って
帰って来ました。二人の爺の演奏は、とても味があるものです。
ナベサダの音はシャープでスムーズ。
マリアーノは 絞りだすような叫び声、と言う感じ。
これまでの生き方のせいでしょうか。。。
マンデー満ちるのことは、昔、NYを紹介する番組の
レギュラーだったことで知りました。
朝青龍は、出場停止をくらって、相撲をとれず、
きっと月曜日からブルーでブルーマンデーでしょう。
ストーミーマンデイかも。
てなわけで 支離滅裂な意見となりました(笑)
皆さんの意見を参考にさせて頂きます
マンディー満ちるは最近、秋吉敏子と母娘共演で話題になりましたが、芸域が広がってきたようです。いい意味で父母の両才能を受け継いでいるのでしょう。
熱い相撲論もありがとうございます。
内舘牧子さんの「女はなぜ土俵にあがれないのか」ですね。横綱審議委員で、しかもアンチ朝青龍らしい内舘さんの話には納得します。一人横綱としてやりたい放題のツケが回ってきたようですが、朝青龍が休場でも地方巡業は満員御礼とか。当地の前売り券も完売のようです。「きょうもいい塩梅」です。(笑)
「Beauties of 1918」はKAMI さんも挙げられましたが、ジェリー・ダジオン参加の珍しいアルバムですね。ドナルド・バードの「ファンシー・フリー」でも名をみますが、こちらではフルートを吹いておりました。レトロな水着姿が印象的でして 25-25 さんはてっきりジャケ買いかと思いました。(笑)マリアーノとドジオンを聞き分けるのは、フィル・ウッズとジーン・クイルを聞き分けるより難しいですね。(笑)
「マリアーノの真髄」は煙盤です。「Smoke Gets In Your Eyes」の名演となるとおっしゃるように必ず挙げられる演奏ですね。あとは・・・モンク、ブラウニー、ヴォーカルではサラ、ダイナ、スッタフォード・・・場外ベスト3になってきました。(笑)
マリアーノを知ったのは、彼がバークレイの先生で渡辺貞夫の指導をしていたという時からで、1963年にTV番組「ワシントン・レポート」という15分番組で留学中の貞夫さんとマリアーノが演奏するのが放送されました。
驚いたのは写った画面にもう一人の日本人が・・・ベースが荒川康夫さんだったのです。
番組では二人でソロをやって、インタビューで頑張っている日本人という事で終わりという短い番組でした。
その印象でマリアーノって偉い先生なのだと思ったのです。
その後で秋吉敏子と結婚したと聞き、女性は有利だなと変に思いました。
そして、「TOSHIO MALIANO Quartet」が発売されました。
マリアーノの音質に彼の個性を感じ、「Deep River」をカッコイイと思い、「Long Yellow Road」をコピーしたものでした。
ベースのジーン・チェリコが若いのにヤルナァーと思ったこともありました。
そういえば昨夜(8月5日)のBS朝日の「Groovin Jazz Night」でマンディー満ちるちゃんが出ていて、最初はフルートを習ったって言ってましたね、父親譲りなのでしょうか。
そして横綱の問題ですが・・・誰だって、仮病で仕事を休み、遊んでいたら・・処分を受けるのは当然で・・。
それが会社のトップなら尚更で、相撲巡業は協会の重要な仕事でしょうから。
僕は常々言っているのです、相撲はスポーツだ国技だいう前に神事だと・・。
内舘牧子さんの本を読むとよく分かります。
女性が土俵にあがるものでは無いと、そして相撲とはテレビ中継で映る場面だけが相撲ではなく、相撲が始まる前、そして終わった後に重要な儀式が行事の見習いの若者達によって行われると。
それで初めて土俵の四本の柱の意味、色の意味が分かるのだと。
相撲が国際的になる必要はないのです、ファンが国際的になることは大いに良いことであると思うのです。
外国力士が三役になる時は国籍の帰化とお墓を買うことを義務付けたらと思うのですが・・。
殆ど盛ってないなあ・・・。
あ、でも、これ一応マリアーノ主導のアルバムだな。
○「Beauties of 1918」(PJ)
「ジョニーが凱旋する時」「Deep River」と選曲が
斬新であること、フェルドマンvib 、シェリー・マンds と
我がお気に入りのジャズメンがサイドを固めていることから、
マリアーノ関連のアルバムでは最も聴いた回数が多いですね。
でも、マリアーノのファンでもない小生には、ここでの
マリアーノとジェリー・ドジオンのas の聞き分けは
できません(笑)。
○「Charlie Maliano」(Bethlehem)
皆様が仰っている「マリアーノの真髄」って、これのこと?
これもいいですね、「Smoke Gets In Your Eyes」の
話題になると必ず出てきます。
あとは、「Toshiko Maliano Quartet」(Candid)か、
「Max Bennett」(Bethlehem)か、
「Swingin Sounds Shelly Manne & His Men Vol.4」(Contemporary)
ぐらいでしょうか?
とても、ベスト3を挙げるほどの聴きこみはしておりません(泣)
3番目を2枚挙げて頂きありがとうございます。それも話題にしました「ジャズ・ポートレイト」、しかも上位2枚は私と同じとは嬉しいですね。
トシコ・マリアーノ・カルテットは寄り添う二人のジャケが蜜月を物語っておりますが、内容的にもかな~り熱いものです。パーカー・スタイルから一歩踏み出した感じで、秋吉敏子との愛の結晶とも言うべき作品です。その愛の結晶が有名になりました。(笑)
ベツレヘムにはもう1枚「プレイズ」がありますが、どちらもオリジナルは12インチです。私と同じく挙げられた盤は、「プレイズ」と区別するため「ベツレヘムのマリアーノ」、ジャズ喫茶では「煙のマリアーノ」と呼ばれていたものです。「煙が目にしみる」は素晴らしいの一言です。
ボストン時代の2in1は知っておりますよ。オリジナルは所有しておりませんが、ジャケが好きでしていつかは手にしたいアルバムですね。
ケントンとは嬉しい1枚です。マリアーノにレニー・ニーハウス、ビル・パーキンス、曲というと「スターライト」、「アンダー・マイ・スキン」、「チェロキー」、そして「サヴォイ」に「イエスタデイズ」・・・あぁ、買わずにはいられない。当然、東芝再発です。(笑)
マンディ満ちるのお父さんですか。チャーリー・マリアーノよりも娘さんの方が有名になってしまたのでしょうか。
お気に入りは、
「チャーリー・マリアーノの神髄」
煙が目にしみるのテーマを聴いていると、突然アドリブに入ってしまう。こういう発想って結構好きです。
「トシコ・マリアーノ・カルテット」
脱ビ・バップ。私には、カインド・オブ・ブルーを意識しているように聴こえるのですが・・。
3番目は「ビューティーズ・オブ・1918」か「ア・ジャズ・ポートレイト・オブ・チャーリー・マリアーノ」
うーん、決められない・・・。エイ!3番目は2枚だ。(笑)
1.「チャーリーマリアーノの真髄」(bethlehem)
元盤はたぶん10インチかもしれない。僕の手持ちはこのタイトルのCD。dukeさんベスト1とは同じかも?このCDの<煙が目にしみる>が、大好きなんです。「4438milesさんブログのドルフィ」でも奇妙なシンクロがありましたが、実はdukuさんのマリアーノも・・・実は昨晩、仲間と聴いたところだったのです(笑)
2.prestigeの10インチ盤を2in1にしたCD~ボストン時代の若いマリアーノを聴ける~Boston All Stars(OJC)というのがあるのですが、これもいいです。
3.マリアーノは西海岸にもいたようで、シェリーマンやスタンケントンのレコードにも数多く参加してますが、その中で好きなやつを1枚~
Stan Kenton/Contemporary Concepts(capitol)
このレコードはスタンダードばかり演ってて、ビル・パーキンスやマリアーノのソロがとてもいい。
<stella by starlight>のマリアーノが好きだ。
こちらはめったに30度を越えることはありませんが、このところ湿度が高く蒸し暑いですね。
ブログを拝見しましたが、おっしゃるように相撲は精神的な何かを求道する「道」があります。日本古来の茶、華、剣、柔、弓、そして相撲、同じですね。強いだけ、巧いだけでは道を歩けないようです。
マリアーノは一時、日本に滞在していたこともあり、相撲の美に魅せられたのでしょう。紹介したアルバムは Regina 盤ですが、CDも出ているようです。クインテットとドン・セベスキーのビッグバンド、ふたつのセッションが収録されており聴きどころ満載です。
今日も当地は30度を越えている模様です。しかし例年より湿度が低いような気がします。
さて、チャーリーマリアーノも相撲の美と、その世界の頂点に立つ人の神々しさに畏敬の念を持たれたのですね。
聴いてみたいものです。
先日、拙ブログに相撲の話題を書きましたが、おわかりのとおり、昨今の風潮への苦言の間接表現です。
管理人チャーリー・マリアーノ・ベスト3
Charlie Mariano (Bethlehem)
Toshiko Mariano Quartet (Candid)
Autumn Dreams w.Mal Waldron (Alfa)
トップはベツレヘムのマリアーノと呼ばれているお馴染みのアルバムです。
キャンディド盤は秋吉敏子と結婚後の作品で、短い結婚生活の幸せな一時期を象徴した作品です。
「秋の夢」は、「マンディ満ちるのお父さん」とポップが付いておりました。(笑)
今週もたくさんのコメントお待ちしております。