先週4日にブログ「お気楽ジャズ・ファンの雑記帳」の azumino さんが、連休を利用して長野からお仲間と札幌観光に来られ、お会いする機会があった。待ち時間に退屈しないよう中古レコード店で落ち合い、居酒屋で軽く食事したあと、目当ての「デイ・バイ・デイ」へと席を移す。お会いするのは三度目になり、ブログを通じて気心が知れているだけに近況からブログ、ライブハウス、ジャズの動向と話は尽きない。
話が盛り上がるうち、最近 azumino さんが取り上げたジョー・ゴードンの「Introducing」に参加しているジュニア・マンスの話題になった。これをはじめて聴いたときパウエル直系のスタイルに驚いたという。そう言われて聴き返してみるとブルージーでアーシーなリーダー作に比べ、バップ色が顕著に現れている。初リーダー作「Junior」は59年、そして人気盤の「The Soulful Piano」や「At the Village Vanguard」は60年代に入ってからなので、ゴードンと共演した55年当時はのちの特徴的なスタイルとは違っていたのだろう。同時代のピアニストが誰でもがそうであったようにスタートはバップだったということだ。
初リーダー作以来どれほどのアルバムをリリースしているのか正確に数えられないが、駄作がないのは驚く。この「イエスタデイズ」は2000年の録音で、一部の曲でエリック・アレキサンダが参加していて、こちらは相性が良いとはいえないが、トリオで演奏されたものはマンスらしさが前面に出ていて聴き応え十分だ。やはりアルバムタイトル曲が出色の出来栄えで、チップ・ジャクソンのベースとジャッキー・ウィリアムスのドラムは控えめとはいえトリオとしてのバランスは取れている。このときマンスは72歳だが、サイドマンとして活躍していた50年代からの強力なスウィング感は歳をとらない。
4日は連休最終日ということもあり「デイ・バイ・デイ」は休みの予定だったが、事情を話したら快く開けてくださった。黒岩静枝さんをはじめ、小生がススキノのジュリー・ロンドンと呼んでいるナオミさん、札幌で一番歌うドラマー佐々木慶一さん、レギュラー・ピアニストが休みのため急遽駆けつけてくれたKさん、長野のジャズ仲間をもてなし、盛り上げていただいた皆様に改めて感謝したい。azumino さんも札幌のジャズナイトを満喫されたことだろう。
話が盛り上がるうち、最近 azumino さんが取り上げたジョー・ゴードンの「Introducing」に参加しているジュニア・マンスの話題になった。これをはじめて聴いたときパウエル直系のスタイルに驚いたという。そう言われて聴き返してみるとブルージーでアーシーなリーダー作に比べ、バップ色が顕著に現れている。初リーダー作「Junior」は59年、そして人気盤の「The Soulful Piano」や「At the Village Vanguard」は60年代に入ってからなので、ゴードンと共演した55年当時はのちの特徴的なスタイルとは違っていたのだろう。同時代のピアニストが誰でもがそうであったようにスタートはバップだったということだ。
初リーダー作以来どれほどのアルバムをリリースしているのか正確に数えられないが、駄作がないのは驚く。この「イエスタデイズ」は2000年の録音で、一部の曲でエリック・アレキサンダが参加していて、こちらは相性が良いとはいえないが、トリオで演奏されたものはマンスらしさが前面に出ていて聴き応え十分だ。やはりアルバムタイトル曲が出色の出来栄えで、チップ・ジャクソンのベースとジャッキー・ウィリアムスのドラムは控えめとはいえトリオとしてのバランスは取れている。このときマンスは72歳だが、サイドマンとして活躍していた50年代からの強力なスウィング感は歳をとらない。
4日は連休最終日ということもあり「デイ・バイ・デイ」は休みの予定だったが、事情を話したら快く開けてくださった。黒岩静枝さんをはじめ、小生がススキノのジュリー・ロンドンと呼んでいるナオミさん、札幌で一番歌うドラマー佐々木慶一さん、レギュラー・ピアニストが休みのため急遽駆けつけてくれたKさん、長野のジャズ仲間をもてなし、盛り上げていただいた皆様に改めて感謝したい。azumino さんも札幌のジャズナイトを満喫されたことだろう。