ご承知の通り、サスペンションの基本原理としては路面からの振動衝撃をスプリングで緩衝し、ショックアプソーバで振動を減衰させる。
バネというものは一旦、伸び縮みをしだすと暫くその運動を繰り返すため、それをダンパーで止めなければいけない。
既に24.4万キロ超のため、特にダンパーの役目であるアプソーバが弱っていることが良く分かる時がある。根っから横風に弱いサンバー。
一つは強風時に横風を受けた場合の車体の挙動。二つ目は雪道でのコーナーリング時の挙動と、どちらも平たく言えば兎に角、
「ふんばり」がなく感じ、地に足が着いてない感覚に陥る時が多々。ってことで、先ずはリアからということで。。。
時折小雨降る中、カーポートのメルセデスを追っ払いサンバーを入れ馬を掛ける。
ショックアプソーバーの下側を先ず外し、次にスプリングを抜く作業。中々、手こずるも何とか外したスプリングとラバーシート。
スプリングの上下に着くラバーシートは既に終わっていて、普段からたまに異音が出ていたのはこのせいと思われる。
破れたシートが接していた部分は錆が出ている状態。早速、錆を落としパー塗りの塗装を施して置く。
次にアプソーバーの上部17mmボルトを外そうとするもカッチカチやし・・・。仕方なく、コンプレッサーのスイッチを入れエアーホースを
カーポートまで延長しエアーインパクト投入で何とか外す。そして外したアプソーバーと先ほどの朽ちたラバーシート上下。
これが今回、新品交換となる部品たちでお役目御免となる。
何も無くなったリアアクスル廻り。隠れる部分を少し水洗いで洗浄していると気が付くは、バンプラバーの付け根が腐食で
ヤバイ状態であることに・・・(取り付け側の腐食のせいでグラグラ)。
ここはサンバーの持病で皆さん苦労しているところ。根っから水が溜まりやすい皿状のフランジにボルトでネジ込んで
あるのですが、フランジ側が錆びてやがて脱落。そして、スプリング内で放し飼い状態ってのが常でして、今回は
見なかったことにしておく。(いずれ脱落、放し飼いは予想できるけど・・・)
そして、気を取り直して組み込み。先ずはラバーシートを入れ替えたスプリングから取り付け。そして、アプソーバーの
上部から取り付けの次に下部取り付けで完成。
この作業、片側だけで約1時間チョイのもう片方に後片付けにその他もろもろで3時間程の作業。
これでリアが終われば今度はフロント?と言いたい所、実はフロントのストラットコンプリートがべらぼうに高い。
到底、純正新品部品なんぞ買えるわけもなく、気長に良品の中古を探すことに。それに以前から気になっている
タイロッドのセンターのガタ付きも酷くなって来てて、どちらにしてもアライメントの取り直しもあるし、今年の秋の車検時までに
計画的に進めようかと。その内にバンプラバーも脱落して又、リアのサスペンションも取り外ししなきゃいけなくなるかもで・・・。
しかし、手間暇掛かりますねぃ、やがて25万キロサンバー。
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