祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 見事なまでに口先だけの人間

2014-04-30 23:08:56 | 原発事故
北川 高嗣さんのフェイスブックから転載しました。

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4月27日 23:39 編集済み


「21世紀は、人権侵害を起こさない世紀に」安倍首相

言いたくないが,言っておくと・・・
「重大な人権侵害」とオバマさんに言ってもらうと認めるのか?


「筆舌に尽くしがたい思いをされた慰安婦の方々を思うと、本当に胸が痛む思いだ」(安倍総理)と述べたと言う。
今も、国連人権理事会から一貫して、福島の子どもへの対応について、勧告を受け続けているが・・・

「20世紀は女性をはじめ、多くの人権が侵害された世紀だったが、21世紀はそうしたことが起こらない世紀にするため、日本も大きな貢献をしていきたい」
安倍総理)見事なまでに口先だけの人間である

さすがに、全世代の女性から最も嫌われているオトコだけある。

以下、詳細引用。


安倍首相:「慰安婦の方々を思うと本当に胸が痛む思いだ」
毎日新聞 2014年04月27日 19時28分

 安倍晋三首相は27日、オバマ米大統領が韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領との会談後の共同記者会見で、旧日本軍の従軍慰安婦問題を「重大な人権侵害」と批判したことに関し「筆舌に尽くしがたい思いをされた慰安婦の方々を思うと、本当に胸が痛む思いだ」と述べた。視察先の岩手県岩泉町で記者団の質問に答えた。

 首相は「20世紀は女性をはじめ、多くの人権が侵害された世紀だったが、21世紀はそうしたことが起こらない世紀にするため、日本も大きな貢献をしていきたい」と強調。今後の具体的な対応については「今後とも日本の考え方、日本の方針について説明をしたいと思う」と述べるにとどめた。【田中裕之】

Source: 「21世紀は、人権侵害を起こさない世紀に」安倍首相
http://mainichi.jp/select/news/20140428k0000m010027000c.html


・もう忘れたろうか:
■小佐古官房参与、涙の辞任

「当時の小佐古官房参与は

「年間20mSv近い被ばくをする人は、約84000人の原子力発電所の放射線業務従事者でも、極めて少ないのです。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは、学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたいものです

と抗議して職を辞した。
しかし政府はその後も、20mSvの基準を維持し続け、この基準を下回る地域住民に対する避難・移住への公的支援もほぼないに等しい。


・もう忘れたろうか:
これについて、国連人権理事会は、重篤な人権侵害として、繰り返し日本に対し勧告を行っている。

■ 国連グローバー勧告
こうしたなか、2012年秋に、国連「健康に対する権利」特別報告者のアナンド・グローバー氏が日本に国連としての正式な事実調査ミッションに訪れ、2013年5月に調査報告書を国連に提出、日本政府に対して、抜本的な政策の改善を求める勧告を行った。

国連勧告の主な具体的内容:
・公衆の【被ばく限度を年間1ミリシーベルト以下】にすること
・避難者は、【1ミリシーベルト以下に線量が低減しない限り、帰還を推奨されるべきでない】。
・子どもの検査は甲状腺に限らず、【尿や血液検査】もすること
・子ども被災者支援法の【支援対象地域は年間1ミリシーベルトを超えるすべての地域】とすること
・施策の【意思決定プロセスに住民、特に女性や子どもなど社会的弱者を効果的に参加】させること

人間として、当然の基本的人権であろう。(健康、生存、未来を担う子どもの保全。これは、「未来の人権問題」でもある。)
この3年、何一つ改善・実施されていない。

今、棄却されようとしているのは、福島の子どもたちだけでは無い。
何の国民的コンセンサスも得ず、秘密保護法、共謀法、原発再稼働を含む新エネ基本法、集団自衛権、果ては、徴兵制、国防軍、などが、次々と国会議決されつつある。憲法改正案件の中には、分かりやすく、国民の基本的人権を外そうという動きすらある。(詳細紹介済)

今棄却されようとしているのは、日本国民の基本的人権、その「国民のコンセンサスに基づく、社会的意思決定の仕組み」そのものである。

これ以上重要な課題は、日本において存在していない。
これは、日本学術会議の、福島の総括の最終結論である。(詳細紹介済)

日本は、国連人権理事会から、繰り返し、勧告を受け続けている
現政権は、一貫して、それを無視し続けている。

日本の対応は、大量の健康被害を出してしまったチェルノブイリよりも遥かに悪い

これは、別に国連理事会でなくとも、世界中の誰もが、そう思っており、
指摘し続けていることである。





・ 粉飾決算

2014-04-29 17:32:15 | 原発事故
ロイターに「原発は国家ぐるみの粉飾決算」という記事がありました。城南信金理事長の見解です。転載します。


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インタビュー:原発は国家ぐるみの粉飾決算=吉原・城南信金理事長

2014年 04月 18日 18:30 JST


アジア株式市場サマリー(21日)

[東京 18日 ロイター] -脱原発路線を強力に主張する異色の地域金融機関トップとして知られる城南信用金庫(本店・品川)の吉原毅理事長が、ロイターのインタビューに応じ、原発コストが安いというのは将来負担を無視した国家ぐるみの粉飾決算に近いとの見解を示した。

また、新エネルギーの開発が新しい経済の活力を生み出すとの持論を展開した。

東京・神奈川を地盤に信金業界2番手の総資産3兆6000億円を持つ同信金は、地銀中位行に匹敵する規模を誇る。そのトップとして、金融業とエネルギーの政策のかかわりあいに関し、どのような本音を持っているのか聞いた。


金融機関のトップが、政治的発言をするのが極めてまれだ
「金融は、政治にかかわるべきではなないという意見がある。それは本来、権力にかかわることで金融が求めるべき理想がねじ曲げられ、利用されてしまう懸念が生じるために生まれた考えだ」
「しかし、金融に限らず企業の目標は、より良い国や社会を構築することだ。すべての企業は、理想の実現のためにある。経営者は、金儲けだけ考えればいいというのはおかしいのではないか」


国論を二分する1つの側に付くことで、顧客からの不評を買わないか
「消費者のニーズに応えることが企業、つまり消費者主権という考えは間違えていないか。例えば当社は、投機のためのゴルフ会員権購入のための融資はお断りする。そういう資金使途には貸せない。健全性とは何かを考え、顧客にも説明していく。それが金融マンの役割だ」
「福島第1原子力発電所の事故で分かったことは、将来の世代に責任を持てないエネルギーということだ。もはや原発は反社会的存在だ。原発を造る金を貸せと言われたら、お断りする」


電力債は、金融機関の運用手段としても重要だ。
「東電の株式と社債は、事故後に売却した。金融機関は公共的な存在だ。東電の株式や社債に投資をするわけにはいかない」


経済界の中には、コストの安い原発を稼働しないと、日本経済が立ち行かないという意見が多い
「原発のコストの方が低いという人で、いやしくもビジネスマンや経済に携わる者ならば、会計の原則ぐらい勉強していただきたい。コスト計算には、直接原価と間接原価があり、そこで総合原価計算が行われる。原発は、今あるウランを使うだけならば直接原価は低い」
「では、その結果の間接原価はどうなのか。将来の廃炉費用や、使用済み核燃料の保管料や処理費用、工事費や人件費、地代がカウントされているのか。カウントされていない。われわれは今、時価会計で、将来に発生するキャッシュフローをすべて現在価値化し、負債計上している。原発にはそれが入っていない」

「1回事故が発生したら、天文学的なコストがかかる。貸し倒れ引当金の積み立ての考え方を入れれば、とんでもない引き当てを積まなければならない。これは、不採算というのではないか。国家ぐるみの壮大な粉飾決算だ


――原発の再稼働ができなければ、値上げしなければならない。顧客の中小企業にとっても、それは経営上の困難になるのではないか
「まず、原発の将来に発生する未計上のコストをちゃんと計上しなければならない。その上で、原発を再稼働させたら、もっと値上げをしなければならない」
「新しい電力産業が勃興してくれば、新産業としてモノづくりの復活にもつながる。例えば、石炭ガス化コンバインド発電やソーラーパネル、さまざまサービスも増える。工事やモノづくりに携わるわれわれの顧客たちにも恩恵がある。原発の再稼働では、新産業は生まれない


――経常赤字を懸念する指摘もある
「燃料の輸入によって、貿易収支が悪化し、経常収支が赤字に陥るのは日本経済にとってマイナスだという指摘は、本当に正しいのか。経常収支が赤字でも成長している国はたくさんある。日本は、黒字を溜め込み、結果的に円高になり、デフレから抜け出せなかった。輸出入のインバランスは、為替で調整される」


――大手銀行は、福島第1原発の事故後に、東電に対して巨額融資を行った。どのように評価する
「第2の住専問題だという気がする。当時も、政府が保証するからとみんなが貸して、最後は損失となった。1980年代のバブル時も金融機関は公共性という考えを放棄し、その後、大きなツケを払わさられることになった。金融機関は、引き返す勇気を持つ必要があると思う」


――大手行は公共性を考えて貸しているのではないか
「それは、公共性を勘違いしている。東京電力を生かすことが公共性ではない。安全でコストの安い電力サービスを継続的に安定的に保証することが公共性なのではないか。もっと見識を持たなければならない」

(インタビュアー:布施太郎 浦中大我)

(布施太郎 編集:田巻一彦)

・ 東電「20ミリシーベルト以下法的責任なし」

2014-04-22 23:40:52 | 原発事故
東電が無責任な事を福島地裁で行っています。被ばく線量が年間20ミリシーベルト以下は責任が無いと言っています。チェルノブイリ事故のあったウクライナでは、「1mm以上は移住の権利」を認められ、「5ミリ以上は、移住の義務」があり、「10ミリ以上は強制避難」させられます。この国の対応の違いは何なのでしょう・・・・・自民党も官僚も電力会社も多くの国民の健康を無視してでも、利権を確保したいようです。涙が出てきますね・・・毎日新聞の記事を転載します。


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東日本大震災:福島第1原発事故 東電「20ミリシーベルト以下法的責任なし 
       訴訟口頭弁論で反論 /福島

毎日新聞 2014年03月26日 地方版


 ◇「除染、金銭的に過大」

 福島第1原発事故で被ばくや避難などの精神的苦痛を受けたとして、県内外の約2600人が東京電力に対し、月5万円の慰謝料などの賠償を求めている訴訟の第5回口頭弁論が25日、福島地裁であった。東電側が初めて反論の準備書面を陳述し、原告が求める除染などによる生活環境の回復について「年間(積算放射線量)20ミリシーベルト以下の被ばくは法的権利の侵害ではない」「金銭的に実現困難」と主張した。全国で相次ぐ訴訟で、東電が原発事故に伴う20ミリシーベルト以下の地域への賠償など法的責任がないと明言するのは初めて。【深津誠】

 県内の年20ミリシーベルトを超える避難区域などについて、東電は賠償責任を認めている。一方、福島市や郡山市など人口が多い中通りなど20ミリシーベルト以下の地域でも、子育てへの不安などから自主的に避難する人は約3万人に達しているが、この地域の汚染について問題がないとの見解を示した形だ。

 訴訟では、福島と宮城、山形など近隣県の住民が、身体に不安なく暮らす権利が侵害されたとして、空間線量を事故前の毎時0・04マイクロシーベルトに下げる除染と、それまでの間、原告1人当たり月5万円の慰謝料を支払うことなどを求めている。

 東電側の答弁書によると、20ミリシーベルト以下の放射線被ばくは、肥満や喫煙に比べると、がんなどになるリスクが低く問題がないと主張。除染については、技術的に困難であるとの認識に加え、「金銭的にも莫大(ばくだい)な費用がかかることから一企業の負担としては過大。仮に実現可能でも、金銭的に強制執行は不可能」との見解を示した。

 口頭弁論では原告団の中島孝団長が意見陳述し、金銭的な理由で除染をしないとの東電の主張に「金で買えないものを失った被災者に金がないから回復できないというのか。これが回復不能な原発の本質だ」と訴え、弁護団も「加害企業としての責任放棄であり、被ばくを余儀なくさせている側の言い分として許されず恥知らずと言うべきものだ」と撤回を求めたが東電側は主張を維持した。

 今回の東電の主張に対し、馬奈木厳(まなぎいず)太郎・弁護団事務局長は「『除染は莫大な費用がかかるから払えない』というのは、被害が大きければ大きいほど賠償を免れるという主張だ。『20ミリシーベルト以下は我慢してくれ』という企業に原発を動かす資格はない」と指摘している

・ エネルギー基本計画で日本は完全にエネルギー後進国へ

2014-04-19 02:01:56 | 原発事故
エネルギー基本計画について元官僚の古賀氏が痛烈に批判しています。
これほど明確にメリットの無い原発を、屁理屈を付けて再稼働させようとする自民党を応援する人たちがいることに驚きます。名目は何であれ、しわ寄せを全て国民に押し付け、利権に群がるシロアリたちがウジャウジャいるのですね。そしてそれに気づかず騙され続けている国民の何と多いことか・・・・・振り込め詐欺が騒がれてから、一向に減らずに増え続けているのと同じことですね。あれだけ問題になっても、まだ騙され続ける善人が多すぎ・・・・・・古賀ブログを転記します。

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エネルギー基本計画で日本は完全にエネルギー後進国へ 官僚と族議員の「利権の章典」(古賀ブログ)  4月 11th, 2014 | ◆◆◆


kogashigeakitwitter3_reasonably_small4月11日にエネルギー基本計画が閣議決定される予定です(決定されました)。まだ、正式な最終バージョンはありませんが、内々に入手した最終案を見て、本当に悲しくなりました。この基本計画の要旨を私なりにまとめると以下のとおりです。官僚と族議員の「利権の章典」です。


・原発はこれまでどおり続けます。何があっても止めません

・核燃料サイクルもこれまでどおり続けます。

・「もんじゅ」も、いつでも元に戻せるようにしながら続けます。

・核のゴミの処理はめどをつけないままどんどんゴミを貯めこみます

・地元が反対してもそれは無視して最終処分場の場所を国が決めます

・原発の事故やゴミ処理のコストは、電力会社の負担にするのは最小限として、殆どを国民の税金と消費者の負担に付け替えます。

・エネルギー安全保障の名の下に壮大な利権の仕組みを拡大します

・原発事故の最大の責任者である経産省を不問に付します。

・その他、重要でないのにわざわざ書いたことを含め、ここに書いたことは、

全て予算要求の重要な根拠として使います。



良心のかけらもない「真摯な反省

「事故発生を防ぐことができなかったことを真摯に反省し」というなら、何をどう反省して、誰がどう責任を取ったのかを書くべきだが、何も反省していなくて、誰も責任を取っていないので、何も書けない。こんなに不真面目な「真摯」という言葉の使い方は初めてだ。



原発は長所ばかり?の「重要なベースロード電源」

原発の位置づけについては、「燃料投入量に対するエネルギー出力が圧倒的に大きく」「数年にわたって国内保有燃料だけで生産が維持できる」「低炭素の」「准国産エネルギー源」「優れた安定供給性」「効率性」「運転コストが低廉で変動も少なく」「運転時には温室効果ガスの排出もない」などと、「長所」だけを羅列して、「重要なベースロード電源」と位置づけた。

他方、長所の記述と並んで記載されるべき、安全確保の困難さ、地震の活動期に入った日本ではとりわけ危険性が高まっていること、事故が起きたら取り返しのつかない被害が出ること、十分な避難対策の実施が困難なこと、核のゴミの処理ができないこと、事故処理やゴミ処理のコストを入れれば非常に高いこと、作業被爆やテロの危険性などのリスクについては一切触れていない。

こんなに一方的な原発礼賛は、いまだかつて見たことがない。



再生可能エネルギーは「高くて不安定」と決め付け

再生可能エネルギーの位置づけでは、「まず、安定供給面、コスト面で様々な課題が存在」と欠点を一方的に指摘している。欧州などでは、安定供給面で重要な役割を果たしていることなど全く無視した議論であるし、後述するとおり、原発は風力はもちろん太陽光よりも高いという欧州の常識も全く無視した記述となっている。日本でしか通用しない、おそろしく「遅れた」認識をさらけ出してしまった。



原発推進なのに「可能な限り低減」とまやかしの表現

この計画に書いてあるのは、ただひたすら原発を進めますという話ばかりである。しかも、ありとあらゆることを国が前面に出てやるという。その意味は何かというと、全ては国民の税金につけ回ししますよ、という意味でしかない。その他の部分も、よく読むと、要するに電力料金に転嫁して消費者に押し付ければよいという考え方。非常に不真面目としか言いようがない。

それほどなりふり構わず、原発を推進しようとしながら、「原発依存度については」「可能な限り低減させる」と書いてある。しかし、書いてある内容は、可能な限り原発を推進するとしか読めない。いずれにしても、「可能な限り」というのは、官僚の常套句であって、全くできませんでしたと言っても、「可能でなかったので」と一言言えばすむという魔法の言葉である。1%でも下げれば、「殆ど不可能なのによく頑張った」と自己評価するのである。



原発は安全だという嘘

もちろん、この計画には、原発の規制基準が全く不十分であることは書いてない。「世界で最も厳しい水準の規制基準」と決め付けているが、規制委の基準は、避難対策が入っていない大欠陥基準である。こんなものをよく世界最高の「水準」と言ったものだ。安倍氏との違いは「世界最高」ピリオド、とまでは言えなかったことだ。「水準」と入れたところに恥ずかしいからという気持ちがほんの少し現れたのかもしれない。

とにかく原子力規制委員会が安全だと言ったら、安全だというだけ。規制委を免罪符に使っている。しかし、規制委は、「避難対策は知らない」と言っている。そして、政府も避難対策については責任を負わない。避難対策について、科学的、専門的な審査なしで動かしてしまうという、世界中が驚くような方針になっている。

福島の事故への真摯な反省はどこへ行ったのか。安全神話はなくなったというが、まさに、絶対に事故が起きないと考えているからこそ、避難対策が不完全でも動かしてよいということになっている。安全神話の完全復活と言ってもよいだろう。



原発は安いという嘘

重要なベースロード電源であるためには、安くて止まらないということが必要だが、実際には、原発は高い。止まらないと言うのも嘘で、単に止めにくいというだけだ。トラブルがあれば、巨大な供給ロスが起きるので、全く当てにしてはいけないことは、東日本大震災の時に経験した。

そもそも、原発が安いと言っている先進国は日本くらいだ。米国は、政府としては原発推進だが、過去38年間原発は新設されていない。それは、ただ単に、経済的にペイしない、つまり高いからに他ならない。米国では、GEなどが原発はペイしないと公式に認めている。

英国は欧州では、フランスと並ぶ原発推進国だが、やはり、民間に任せても一向に原発ができないので、仕方なく、補助金を出すことにした。しかも、その補助金が風力に対するものより高いというのが現状だ。

福島事故のコストが少しずつわかってきたが、それでも、まだまだ際限なく増えることは明らかだ。日経センターの非常に少なめに見積もった試算でも風力発電よりも高くなりそうな水準である。原発の発電コストは、8.9円という政府試算の2倍を超える17円の水準だというのだが、それには核のゴミの費用や、本格的な除染の費用を含んでいない

特に除染は、何故か、山や川や湖やダムなどの除染をしないことになっているが、それを入れたら、桁が二つくらい違ってくる可能性がある。コストを高くしないために除染の範囲を狭くしてきたというのが実態だ。本来なら、日本中に飛散した放射能の除染コストを入れるべきなのにそれを全く無視して、非常に小さく見せている。本当にひどい話だ。

こうした事実を全て封印して、単純に「運転コストは低廉」とだけ書かれたのでは全く客観的とは言えない。事故コストや建設コストについてはあえて触れないという作戦。日本は、安全基準が不十分なので、建設コストが安くなっている

とにかく安い、安いというのは、逆に原発動かさなければ値上げだぞという、非常にわかりやすい脅しに使えるという計算がある。しかし、実際には、事故や核のゴミの処理コストなど際限ない負担を全てその時々と将来の世代の国民につけ回しする前提で、「安い」といっているだけで、本来は、そういう費用をしっかり積み立てることにすれば、原発を動かすと、むしろ、電力料金をさらに大幅に値上げしなければならないはずである。



核のゴミの問題を先送りしないという嘘

使用済み核燃料などの処分問題については、「先送りせず着実に進める」と言っているが、それは、「国が前面に出る」とか、「取り組みを進める」とか「技術開発を進める」とか言うだけで、今まで全くできなかったものが、急にできることになるのか全くわからない

しかも、一昨年に日本学術会議が原子力委員会の正式の諮問に対して正式に回答した中で、日本では地層処分に適したところを見つけるのは無理だと言っているにもかかわらず、世界では地層処分が主流であるから日本もそれで行くという驚くべきいい加減な方向を出している。日本学術会議の回答については、そもそも言及すらされていない。もちろん、言及した途端に自分たちの論理が崩れるからだろうが、こうした非科学的な姿勢をとる政府の言うことを誰が信用するというのだろうか。



核燃料サイクルや「もんじゅ」も絶対にやめない頑迷な姿勢

高速増殖炉「もんじゅ」構想がすでに破綻しているのに、それとセットで考えられていた再処理やプルサーマルをこれまでどおり維持することを宣言している。高速増殖炉がなければ、経済的にはとても正当化できないことは誰もが認めているところであり、始めてしまったから止められないという官僚と族議員の利権維持本能がそのまま文章になっているようだ。

もんじゅも、いかにも計画が大幅に変更されたかのような記述も見えるが、実際には、過去に作られた「もんじゅ研究計画」を生かすことを明記して、いつでも復活できるような記述となっている。

要するに、核燃料サイクル事業は、ほんの少し変更を加えただけで続けていくということだ。



再生可能エネルギー産業で世界に置いて行かれることが必至

原発については、なりふり構わぬ推進ぶりが際立つ計画だが、再生可能エネルギーについては、公明党などが求めた高い数値目標の設定を見送った。これによって、日本は、世界に向けて、再生可能エネルギーに本気で取り組むことはないという意思表示をしてしまうことになる。

今すでに、日本は、風力でも太陽光でも先進国はおろか中国にも大きく遅れを取っている。毎年膨大な新規投資が行われるこの分野で、日本の存在感は殆どない。太陽光パネルも風力発電機も全く国際競争力がないため、輸出はほぼゼロだ。

本計画で、明確な数値目標を示して、政府がなりふり構わずに再生可能エネルギーを推進する姿勢を示さなければ、民間企業は思い切った投資ができない。原発には、ものすごい資金と労力を注ぎ込むのに、再生可能エネルギーにはほとんど力入れないという姿勢は、これまでと何ら変わらない。


昨年の世界の稼働中の原発は3基減った。3基稼働したが6基が閉鎖されたからだ。投資額で見ても微々たる額だが、これに比べて、再生可能エネルギーへの投資額は、毎年2000億ドルを超える。20兆円以上だから、どれだけ大きな市場かがわかる。

世界の製造メーカーは、原発を捨てて、再生可能エネルギーに一気にシフトしている。この分野で覇権を取る国が、21世紀の産業の覇権を取るという意気込みで各国の企業がしのぎを削っているのに、日本のメーカーは蚊帳の外だ。かろうじて、商社などが、海外の企業と組んでこの分野で健闘している。

安倍政権は、こうした状況の中で、原発回帰を叫んでいる。原発輸出にも力を入れるし、原発関連の人材育成にも力を入れるという。
しかし、これから少子化が進んで、ただでさえ若手の技術者が貴重になる中で、再生可能エネルギーよりも原発を優先することの愚かさがわからないのだろうか

おそらく、安倍総理の頭の中には、タカ派政策の総仕上げとして、核爆弾の保持ということしかないのではないだろうか。この基本計画を見ていると、そんな風に思えてくるのである。



資源エネルギー庁の責任問題と組織改編に触れていない

この基本計画には、電力システム改革についてはあまり触れられていない。また、経産省という原発政策の失敗を犯した組織の問題やその組織改革についても全く触れていない

これまで、電力会社と癒着して、途方もない無駄な電力システムを温存し、その利権をむさぼってきた経産省の改革なくして、電力システム改革も原発政策も殆ど改善される見込みはない。

電力料金査定をはじめとした各種の規制権限を経産省から引き離し、独立した第三者委員会に委ねる方向を示すべきだったが、そもそも、この計画は経産省の官僚が作っているため、そんなことはもちろん、検討さえされなかった。



後は、予算要求の根拠となる作文のオンパレード

この計画のかなりの部分は、経産省の事業計画を書き込んである。かなり細かいことまで出ているが、それは、この計画に書かれた文章が、夏以降の来年度予算要求の根拠となるからである。つまり、この計画は、一言で言えば、「原発永遠不滅推進計画」兼「経産省予算要求登録台帳」ということである。いずれにしても、こんなに重要な計画が殆ど国会でも深められた議論なく決まってしまうことに、何とも言えぬ無力感を抱くのは私だけではないだろう。

mailto:notifier@ismedia.jp



・ 福島の子供たちは覚えておくが良い。

2014-04-18 02:15:37 | 原発事故
福島の前二葉町長が国会議員を非難しています。全くその通りですね。700人以上もいて、まともな奴は誰もいない・・・・今の政治屋に不満を持つ国民が動き始めているようですね。参議院に立候補した山本太郎氏も、ボランティアの力で、勝ち上がっています。今後は、このような人たちがどれだけ増えてくれるかですね。
(北川高嗣さんのフェイスブックより転記)

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Message from 井戸川克隆 前双葉町長:

福島の子供達は覚えておくが良い、君達を体を張って救おうと言う国会議員は誰もいなかった事を。】
2014/4/14


「 福島に管理区域の設定が必要です、 小出先生がはっきり言っていられたではありませんか。

福島の子供達は金儲けの犠牲者です、この国はお終いですね。
少子化担当大臣が福島県から出ているのに悲しいね、彼女が参議院議員になった時に書いた本見ましたが仏の様な綺麗なことを書いています、今の彼女は地獄道に落ちてしまいましたね。

福島の子供達は覚えておくが良い、君達を体を張って救おうと言う国会議員は誰もいなかった事を。

福島県は君達を逃げられなように檻にいれて育てて居る、世界の歴史にもなかったことを今君達に行っている。
今すぐ声を挙げるのを待っていて欲しい、君達を見捨てはしない約束する。 」


Shared from Kaoru Yamashita:

「 井戸川 克隆 前双葉町町長の昨日のコメントを転記させてください。井戸川さんには2度直接お話をうかがいました。最近ご自身の身体に被曝の影響がどんどん出ているようですが、井戸川さんは子どもたちを守るために命を懸けていらっしゃいます。そして自分の声を私たちに広めて欲しいと切望されています。 」

Message Source: https://www.facebook.com/photo.php?fbid=614504295307632&set=p.614504295307632&type=1&comment_id=1839736&offset=0&total_comments=1

前井戸川双葉町長 国会参考人口述:
https://www.youtube.com/watch?v=GljfFdruqsw
全ての国会議員はこれを聞いている。

その上で彼は言っているのだ、
【福島の子供達は覚えておくが良い、君達を体を張って救おうと言う国会議員は誰もいなかった事を。】
と。

・ 日記 平成26年3月20日

2014-04-18 00:20:52 | 日記
胡蝶蘭
胡蝶蘭

4月17日。
4年前に頂いた胡蝶蘭が今年も咲いています。ただ水をあげているだけなのですが毎年見事な花を咲かせてくれます。太陽と水だけで生きていけるんですね・・・・・若い頃に、駅の改札口横にあった花屋さんから「サクラソウ」を買ってきたことがあります。日当たりのよい窓辺に置いて、毎日水をあげただけですが、毎日毎日新しい花を,咲かせ続けてくれたことを思い出しますね。

今、自然栽培を行う農家さんが増えて始めています。化学肥料や除草剤を使わずに、土の力を使って栽培するようです。これは環境にも良いし、人間の身体にも良いことです。しかし、政府が援助金を出す農家は、化学肥料や除草のための農薬をたくさん使った農家に補助金を出しています。要はその方が効率的だからという理由です。しかし、健康にとっては良くありません。私達の税金を使って、健康に良くないことをしている農家を援助することはやめてもらいたいですね。


芽

4月16日。
仕事場の駐車場にある雪を崩していると、花の芽が出てきていました。雪の下はまだ固い氷があるのですが、それを割って伸びてきています。花の力には驚かされますね。スコップでたたいても割れない氷を、花の芽が割って出て来れるのはどうしてなのでしょう・・・・・

今日は病院に行ってきました。2月頃より左腕の肩の部分が痛くて、手のひらが体の後ろ側に行きません。左ズボンの後ポケットにハンカチが入っていますが、それを取り出すことが出来ないの大変です。車に乗っても、左手で左側のシートベルトを引き出すことが出来ないので、身体を90度窓側に向けてやっとシートベルトが取れます。今日は簡単な診察だけで、来週MRIとレントゲンを撮って、診断することになりました。おそらく筋肉と骨の接続部分で、何らかの理由で骨が尖った状態になっているのでしょうね。もしそうであるなら、骨を削らなければならないので、また、入院ですね・・・・・

クロッカス
クロッカス

4月13日。
今日も札幌は晴天・・・・玄関を出ると隣との境にクロッカスが咲いていました。昨日は見なかったので、今日の天気で一気に成長したんでしょうか。これから散歩が楽しくなります。いろいろな草花が一斉に咲き乱れるのが北海道・・・・だって、梅と桜が同時に咲きますからね・・・・

先日ネット上に「原発メーカー訴訟の会」というのがあることを知り、原告になることに賛同しました。以下にその内容を転記します。賛同できる方は協力をしてやってください。

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原発メーカー訴訟の会原告団は2014年1月30日(第一次訴訟)と3月10日(第二次訴訟)に東京地裁に原発メーカーの日立、東芝、GEを提訴しました。日本を含め全世界39カ国から総勢4128名が原告として名乗りを上げました。

2011年3月11日に発生した福島第一原発の事故は、かつて私たちが経験したことがない規模で放射能被害を拡大させ、世界中の人々を震撼させました。現在、東京電力に対しては、数多くの損害賠償請求訴訟が提起されています。

しかし、原発メーカーに対して賠償責任を求める訴訟は、皆無です。自動車の排気ガスによる喘息被害に対して、運転者や所有者以上にメーカーが賠償責任を問われるように、原発事故被害については、電力会社だけではなく、原発メーカーも責任を追及されるべきです。

ところが、メーカーはこれまでほとんど非難の対象とさえされていません。その理由は、原子力損害賠償法が電力会社のみに責任を集中させる制度を採っているためです。しかも、原発メーカーはこれをいいことに、海外への原発輸出によってさらなる利益拡大を図っています。

原発メーカー訴訟は世界から原発をなくすための具体的な第一歩なのです。

私たちみんなが協力し、東京地裁に対し、原発メーカーの法的・社会的責任について厳正に審理するよう要望し、賛同の署名を東京地裁に提出しようではありませんか!

For English petition please see HERE

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To:
東京地方裁判所, 裁判官殿



要望書

原発メーカー訴訟について、私どもは以下要望致します。

3.11福島原発過酷事故の原子炉製造メーカー日立、東芝、GE、3社の法的及び社会的責任の所在を明らかにしたご判決を下されますようお願い致します。

2011年3月11日、福島第一原子力発電所は、人類史上前例のない過酷事故を引起し、日本のみならず全世界に甚大な損害を与えました。過酷事故がもたらした避難民の方々は、2014年3月現在でも27万人にも上ります。この原子炉を製造、納入、建造したのは、日立、東芝、GEの3社でした。

上記原発メーカー3社は、現在に至るまで自らの責任を何ら表明することなく、ただ沈黙しております。この沈黙し続ける原発メーカーの責任を明確にするために「原発メーカー訴訟」が2014年1月30日に貴裁判所に提訴されました。...


私たちは原発をなくすことによって、人は原子力の恐怖から逃れて生きる権利があるという基本的人権「ノー・ニュークス権」の確立を求めます。原子力損害賠償法には、「責任の集中」が特記され、原子力事業者(本件では東京電力)だけが、その損害を賠償する責めに任ずると規定されます。しかしながら、人類史上前例のない過酷事故を起こした、現実には安全ではなかった原子炉を建造した上記原発メーカーは、いかなる理由のもとに、何ら責めに任じられることがないのでしょうか。



上記過酷事故が、どの様な状況でも安全でなければならなかった筈の原子炉で引き起されたことを熟慮され、この裁判の判決が人類の存亡に関する憂慮を宣言する、歴史的なものになることを期待し、私たちの要望と致します。

 
[あなたの名前]


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脱藩官僚
花

4月12日。
札幌は4月に入り3回も雪が降っています。東京ではもう八重桜が咲いているというのに・・・・しかし、もうこれで雪は無くなるでしょう。自宅前の植木鉢に小さな花が咲いていました。また、今年も花を見れる季節になってきました。楽しみですね・・・・・。なぜかホッとするんです。もう少し温かくなったら撮影に出かけなければなりませんね。

元官僚の江田憲司氏が「脱藩官僚の会」を立ち上げています。首相の安倍にしろ、野田・鳩山にしろ、まともな政治家はいません・・・・・政治家として立候補しているものの、その内容たるや国を思って何かをしている訳ではなく、単に利権をもとめて動いているただの政治屋・・・・・・もっとも国は官僚が実際的に動かしているので、政治屋が何をしようが実質的には変わりません。いや、改悪は数多くしているかな?・・・・・本質的にはこの部分を変えない限り、原発問題も国の財政問題も社会保障問題もまともにはなりません。官僚の中でも一部の人間たちが、あくどいことをしているのでしょう。彼らの強みは法律を駆使して、合法的に悪事を働くことですね。だから絶対捕まることも無ければ、責任を取るものもいない・・・・・その陰で、国民から巻き上げた税金で好き放題に使っている。これに対抗できるのは、作成する法案を「骨抜きにする仕掛けを見抜ける」力量がある元官僚が一番ですね。馬鹿な政治屋では、全く分かりません・・・・・それ以前に、知識も見識もないので簡単に丸め込まれてしまう・・・・・・本来であるならば、この改革派の官僚をまとめ上げられる政治家が出てくればいいのですが、そうも言っておられません。この脱藩官僚たちの活躍を期待したいですね。

ストロボ
ストロボ

4月10日。
昨日の孫の1歳の誕生日を撮影するためストロボを買いました。今迄は、室内でもフラッシュを点けないまま撮影をしていました。カメラの性能が高くなっているので、スナップ写真はそれで十分です。しかし、記念撮影はもう少し綺麗に写してあげたいので初めてストロボを使ってみました・・・・・・驚きですね!全く違った撮影が出来ます・・・・・このストロボはライトの部分が上に90度、右に90度、左に180度回転させることが出来ます。今回は室内だったので、天井にライトを向け撮影しました。すると何と素晴らしいのでしょう、影が出来ないし、直接ライトを被写体にあてるのとは違い自然な明るさが確保されました。これほどきれいに写るなら、もっと前から使うべきでしたね。今回購入したストロボには、カメラから離してもワイヤレスで点灯させる機能がついています。これも便利そうですね。ストロボの首を振ることで、周りの壁や天井を明るくさせることで明るさを確保することの他に、全く別の角度から光を照射させることができるので、陰影の調整がしやすくなります。まだまだ、勉強が足りないようです。

フェイスブックにソ連のチェルノブイリ事故での記事がありました。当時のソ連も事故現地のウクライナも、子供を優先的に避難させたというものです。1986年4月26日に原発事故が発生し、その深夜には1100台のバスと3本の列車が準備され、4月27日14 時にプリピャチ市住民の避難が始まった。 わずか3時間で4万5000人が避難、うち1万7000人が子供であった。また、キエフでは突然にバスが学校に横付けされ、最高学年を除く全小学生・中学生を120キロ離れたクリミアにの避難させたとあります。

これに引換え、日本政府の取っている政策はどういう事でしょう? 汚染だらけの食材を、みんなで福島を助けようとか言って食べさせ、平気で内部被ばくをさせるし、20ミリシーベルトなら大丈夫だと平気で安全基準を変えてしまうし、最近は汚染だらけの場所に子供たちを戻そうとしたりしています。
経済優先は良いでしょう。しかし、それは国民の健康や生活を守った上での経済優先であって、国民を犠牲にした経済優先などあり得ないでしょう・・・・・・電気料金が上がった原因は、原発をとめて化石燃料を購入したことより、円安の誘導したためがほとんどの原因ですね。円安誘導のため、ほとんどのものが値上がりするけれど、収入は減少の一途・・・・・・保険料や税金が上がり、生活の基盤である電気・ガスが上がり、消費税が上がり、復興税を取られ・・・・・・・世界から見られている「アベノミクス失敗」は表面化するのは時間の問題ですね。
国民の健康も生活も確保できない自民党政権はいつまで続くのでしょう・・・・・・・ひとりでもまともな国民が増えないと日本は沈没してしまいますね。

ウインドウズXP
セキュリティ更新

4月9日。
孫の誕生日を祝ってから、自宅で夕食を食べていると「ウインドウズXP」の更新が今日で終わることを思い出しました。現在は使ってはいないものの、何かの時にとXPのセキュリティ更新をしました。XPは2台あったので同時に更新をかけましたが、NECのXPは動作が緩慢過ぎて、なかなか進みません。もともと立ち上げるだけで20分くらいかかっていたので、ある程度は我慢していましたが、余りの遅さにイライラ・・・・・ワンクリックするたびに15分くらい違う事をしていないと前に進みません・・・・・・1時間半ほどかけてやっと更新のチェックのところまで行きましたが、チェックの途中で午前0時を過ぎました。と思っていると更新のチェックが突然ストップしています。しばらく見ていましたが、動き出す様子がありません。ひょっとして更新切れと同時にウィルスに感染したのかと気にかかります・・・・・状況が分からないので、インターネットの回線を抜いて遮断・・・・・・もうそのパソコンはインターネットにつなげることは出来ないですね。

もう一つのXPは何とか更新を始めたようです。しかし午前零時を過ぎてからの更新のせいでしょうか、内容を見ていると全てが更新されている訳ではないようです。「セキュリティ更新プログラムダウンロード中......(8戸中3個)完了しました」と出てきます。ほとんどが、「8戸中○○個」と表示され全てが更新されている訳ではないようです・・・・・・

それぞれのウインドウズシリーズはおよそ10年間ほどのバックアップがありますが、それで終了のようです。それを考えると、日本製のパソコンはいらないソフトがたくさんついて価格が高いので、10年で使えないと考えると割高ですね。まだ、Dell やHp(ヒューレットパッカー)の方が安くてお得かもしれないですね。もっとも最近はパソコンが売れなくなって、ほとんどがタブレットに変わっているようです。タブレットもオフィスが使えるものも出始めているようなので、今のウインドウズ7が終了するころには、そちらの方に買い換えでしょうね。

誕生日

4月8日。
明日は下の孫の誕生日。やっと1歳になります。最近はどこでも歩いて行けるようになったので、本人も楽しそう・・・・・音楽が好きで聞こえてくると立ったまま腰を振って踊っています。その恰好がまた、おかしくて笑ってしまいます。誕生日のプレゼントに音楽が21曲も入ったおもちゃを買いました。音楽の他に単語も話してきます。それに、切り替えると日本語と英語が使えるものです。上の4歳の孫の英語は完璧なネイティブなので、下の子も同じような環境を作ってあげねばなりません。明日は、名前の入ったスプーンと特製の四角い誕生日ケーキを持って、お祝いですね。1歳の記念撮影もしなければ・・・・・

先日ニセコに行った際、朝食で座ったテーブルの隣がオーストラリアから来たファミリーでした。男の子と女の子の二人がいて、6~7歳くらいです。子供同士でも気になるらしく、お互いの様子を見ています。その内、孫が相手のテーブルに行き話し始めました。気が合ったらしく、向こうの家族も受け入れてくれ同じテーブルに座らせてもらっています。英語が苦手でないため、外国の子供を見ると平気で近づき話せるのは驚きですね。私も昨年秋から、NHKの基礎英語2を聞いて勉強を始めましたが、なかなかヒアリングができません。孫は日本語と英語を使い分けて話しますが、突然英語で話してくるときがあり、何を言っているかが分からな時があります・・・・・・もっと勉強して、孫の相手が出来るようにならなくちゃ・・・・・・

渡辺代表
4月7日。
みんなの党の渡辺代表が、代表を辞任する事になりました。確かに8億円の不透明なお金はありますが、そんなことより、「公務員制度改革」がまた中断された事の方が大問題でしょう。渡辺氏が自民党を離脱しみんなの党を立ち上げたのは「脱官僚」を目指していたからですね。しかし、今の自民党になってから、表面的には「公務員制度改革」法案が昨年11月5日に閣議決定されたと報道されたが、その内容は骨抜きそのもの・・・・・・渡辺代表が安倍政権に近づいて、なんとか改革を実現してくれないかと期待したものの、それも無くなりましたね。もっとも、渡辺代表も元官僚の改革派が動いてくれたから、あの論理展開が出来たのでしようけれど、江田氏も抜けて能力が半減しているので期待薄だったかもしれませんが・・・・

春の雪
積雪

4月5日。
札幌は雪。通常の年ならば4月に雪が降ることはあるのですが、積もってしまう事はありません。でも昨夜からの雪は道路を白銀の世界に変えてしまいました。ちょっと驚きですね!夏タイヤに変えたので、融けるまで車に乗ることが出来ません。しかし、昨日が雪でなくてよかった・・・・・昨日は車検の予約をしていたため、どうしても行かねばならなかったので・・・・・

今日は昼過ぎから午後10時半頃まで、二人の孫を預かっていました。久しぶりに夫婦でジャズの演奏会に行ったようです。上の孫は「 Let It Go 」を歌いながら踊っています。何の歌かを知らなかったのですが、音楽をかけるように言われてネットで探して見つけました。今、話題になっている「アンと雪の女王」の歌なんですね。先日、父親と孫の二人で「アンと雪の女王」の映画を見に行ったと聞いていました。しかし、一度見ただけで、よく覚えたものですね・・・・・よほど気に入っているようで、何回も歌って踊っていました。アニメなんでしょうけれど一度見に行かねばなりませんね。

車検場
車検場

4月4日。
今日は初めての持ち込み検査。昨日までに用意した書類を窓口に提出。中身を確認し、書類の並び替えをしたあと判を押して戻してくれました。書類的には全く問題なしです。戻してくれた書類を持って車を検査場への列へ並べます。コースは6コースあり、初めての人は1コースを選ぶように言われました。1コースには、初めての人のために案内してくれる係員がおります。初めは車体番号とエンジンナンバーの確認。次に照明関係のチェック。ヘッドライト・ウインカー・バックライト・警笛等のほか、ワイパー・ウインドウォッシャーのチェックです。次のコーナーはスピードメーターの誤差チェック。40キロまでスピードを上げ、40キロなったらパッシングをするだけです。同じコーナーでヘッドライトの光軸チェック。これはただライトをつけておくだけ。その次にゆっくり前に前進するとサイドスリップのテストがされます。そして最終コーナーへ・・・・。最終コーナーはハンドル関係をチェックします。指定された位置に車を進め、係員の指示にしたがハンドルを目いっぱい切ったり、左右に小刻みに動かします。これで車両の検査を終了。検査場で判を貰って、手続きする窓口に提出。10分ほどで車検証が交付されました。所要時間は書類の提出から車検を受け、車検証の交付までで約1時間半ほどでした。その内レーンに並んで待っている時間1時間程なので、検査は実質的には30分くらいなものです。これで、4万円弱が安くなるのなら、次回からも自分ですることにしましょう。

車検
車検用紙

4月3日。
整備に出しておいた車を受け取りに行く前に陸運局に立ち寄りました。明日、自分で車検を受けるので事前に準備をしておくために、重量税の印紙や継続検査申請書などの書類を確認に行きました。陸運局で購入する必要のあるのは3種類でした。重量税申告書・継続検査申請書・自動車検査票です。明日、陸運局で書いてもいいのですが、大勢の人混みの中で気持ちも落ち着かないので、今日、必要な書類のお金を支払い受け取ってきました。自宅で確認しながら記入した方が間違わないと思っていましたが、全て記入し終わってから間違いを発見・・・・・。提出年度を平成25年と記入しています。3枚の種類のうち1枚は良かったのですが、残り2枚はH25年?・・・・・・普段、年度のある書類とは縁が無いので無意識に記入しているのでしょうね。
記入し終わってから、あと必要な書類を用意しました。自動車検査証・自動車納税書・自動車損害賠償責任保険証明書・点検記録簿です。このうちの点検記録簿は無くても受け付けてくれるという事でしたが、12か月点検の記録簿を用意し添付することにしました。自分でチェックしても良いことになっています。さあこれで明日は印鑑を持って行けばいいだけです。初めての検査なので楽しみですね。自分で持ち込むことで37500円の手数料が浮きました。大きい金額ですね。これからは、毎回自分で申請しましょう・・・・

豆腐
豆腐

4月2日。
料理の世界は面白いですね。私が作る豆腐は、食べると「豆腐ってこんなにおいしんだ!」と感じるほどの旨みを出せるものを作ります。しかし、写真の豆腐は普通の豆腐ではあるものの、その焼いたものにお店独自のみそだれを添えて提供されました。これだけで立派な料理ですね。豆腐と言えば、京都・南禅寺の奥丹というお店の湯豆腐や東京本郷にある五右衛門が思い出されますね。どちらのお店も豆腐のみで商売をしている。たかが豆腐ではあるものの、料理人の手にかかるとそれだけで人を集めることが出来るようになる・・・・・何にしても一つの道を究めるということは、大変な努力がいるのでしょうね。

みんなの党の渡辺党首が8億円の選挙資金で問題になっています。最近、東京都知事の猪瀬知事も似たようなことで退任しました。また、二男の不祥事でみのもんたも朝ズバから姿を消しました・・・・・・この3件を見ていると、官僚の陰謀ではないかと思ってしまいますね。渡辺党首は、公務員改革を推し進めていましたし、猪瀬知事は東電に対してかなり具体的な指摘をし続けていたし、みのもんたも福島原発事故後の福島市民の声を広く放映していた・・・・・悪徳官僚にとっては、広く情報を流され、まともな人たちがまとまることを懸念しているはずなので、目障りな人間をいかに引きずりおろすかと虎視眈々と狙ったいたのではないでしょうか。余りにも、同じような時期に発生しているので、ちょっと疑いたくなりますね。でも、真実は全て闇の中・・・・・・・

日本産みかんから農薬
4月1日。
ネット上に日本産のみかんの記事がありました。今年の2月に、台湾に輸出された日本産みかんから「メチダイン」という農薬が検出され廃棄処分になったと出ています。(My News Japan)。内容を簡単にまとめてみました。

日本のメチダインという農薬の残留基準は5ppm(みかん1キロ当たり5mg)ですが、台湾の残留基準は「1ppm」で5分の1です。EUでは「0.02ppm」が基準なので、日本の250分の1です。
このメチダインという農薬はスイスのシンジェンタ社が製造しておりましたが、世界的に使用減となり2011年に、製造中止を発表し製造をしておりません。しかし、日本の農協が、「日本のかんきつ類などの果樹栽培や茶栽培でのカイガラムシ防除には必須だ」として、日本での登録・製造・販売の権利を2012年1月にシンジェンタ社から買い取いとり、2012年10月からは、全農の子会社であるクミアイ化学工業(株)が製造し、全農を通じて販売し続けているとのことです。

記事によると、みかんの5大産地の農協に問い合わせたところ、すべて「メチダイン」(日本名スプラサイト)を使用しているとしています。生協や宅配業者では、それぞれの企業によって使用の判断は分かれているようです。農薬メチダインはみかんの皮を浸透し、葉から植物の中に入って殺虫効果を持続さます。したがって皮を剥けばよいと云う訳にはいかないようです。

この記事を見ると、日本政府の国民に対する安全性には、大きな疑問を持ちますね。いま騒がれているTPPに参加が決まると、サンモント社の遺伝子組換えされた種が強制的に輸入され、それそことんでもないことに・・・・・・

エクセル
ジャッキ

3月31日。
先日タイヤ交換の際に、車載されているジャッキが壊れたので新しいものを買ってきました。小型ですが油圧式で2トンまで持上げることが出来ます。問題は重さがあるので車に積んでおくのは考えものです。その際、どこかでパンクし自分でタイヤ交換をしなければいけない時に、必要なジャッキをどうするかですね・・・・・・最終手段としては任意保険のサービスを利用する方法はありますね。

ネット上に堀内辰男(73歳)さんが、パソコンのエクセルを使って日本画を描いている記事が出ています。見ると確かに驚きです。このような絵があのエクセルが描けるなど思いもよらない・・・・・どの様な道具であっても、それを使う側の意識によって出てくる結果は全く違うものになるのですね。私はエクセルと言えば表計算しか思い浮かばない・・・・膨大な資料を簡単にまとめ、常に比較検討したり、その数字の変化を時系列でチェックしたりとすることが出来る便利な道具としか見ていませんでした。でも堀内さんの手にかかれば、全く別の代物・・・・ただただ驚きですね!

ナポリピッツァ
ピッツァ

3月30日。
今日は、朝から孫のダンスを見に出かけてました。4歳から8歳くらいの子が5人ほどでフラダンスをしています。大人の女性がするフラダンスと違い、子供のフラダンスは気持ちがハラハラ・・・・うまくできるかな・・・・と思ってみています。

お昼近くになったので、一緒に食事することになりました。街の中心部なので、一度行ってみたいピザ専門店に行くことにしました。確か丸井百貨店の駐車場に入れる道路の延長線にあったと記憶しているので、孫を抱きながら探して行くとありましたね・・・・・ドアを開けて入ると、これはいい感じです。レストランは清潔感が無いといけないし、アトモスフェアが大切。この辺は直感でいいお店だと思いました。人数を伝えると一番奥に席を作ってくれました。座ってメニューを見ているとオリーブオイルの焼ける臭いや香草の香りがしてきます。食べる前から期待が高まります・・・・・

ランチメニューは、ピッツァ・サラダ・デザート・ドリンクがついて1480円。ピザの種類によってはプラス料金が発生します。最初出てきたのが私の注文したマルゲリータ。ここのお店はナポリピッツァ専門店なので、何もないマルゲリータが一番ですね。ドウがおいしいのがナポリピッツァの特徴。そこでシンプルなマルゲリータを注文しました。もう少し引きがあってもいいと思いますが、それでも美味しいピッツァです。いつものことですが、商品が出てくるとすぐに口に運びます・・・・食べ始めてから「アッ、写真を忘れた!」といつもの調子です。上の写真は他の人が注文した4種類のチーズが乗っているピッツァで、チーズの美味しさが口の中にあふれてきました。ピザの前に出るサラダも、ボリューム・温度管理・ドレッシングどれをとっても問題なし。よくランチについてくる申し訳程度のサラダとは違い、しっかりしていて嬉しいですね。しかも、ただ生野菜にドレッシングをかけているのとは違い仕事をしています。ドレッシングに香草が使われており、外食をしている価値がありますね。

難点は、6人の注文をしていますが、一人づつしか出てこないので待ち時間が長いことです。それでも、子供が注文したペパロニのピッツァは意の一番に出してきました。これは立派ですね。商品に気を遣うのは当然ですが、お客様の状況を良く見て調理をしていることは素晴らしいですね。ここでは何種類かのピッツァをシェアしながら食べると、待ち時間を気にせずに楽しめるでしょうね。
今度は夜の時間に来たいです。ワインを飲みながらピッツァを食べるのも楽しそうです。

夏タイヤ交換
ジャッキ

3月29日。
札幌は今日は晴れています。天気が良いので自宅前の雪割りをしておいたのですが、昼過ぎにはもう融けています。道路が乾燥しているのを見て、もう夏タイヤだ!・・と思い、急遽タイヤ交換をすることにしました。左側の2本を交換し、右側の前輪を持上げている時、ガギ・・と音がしたと思ったら車が落ちてきました・・・・・長年、ジャッキを使っていますが、ジャッキが壊れて車体が落ちてくるのは初めて・・・・・いろいろな本には、必ず車体の下にタイヤを入れるように書いてありますが、その通りですね。もし、下にもぐっていて1.5トンの車が落ちてきたら手の打ちようがありません。危なかったですね・・・・・ジャッキが壊れて取り出しもできないので、近くの修理工場に行き小型のジャッキを借りていました。これからは油圧式を準備しておかなければ・・・・
明日からは夏タイヤなので、気持ちよく走れます。ただ、裏道の一部には雪が残っているため、注意しなければなりませんが、それはその時だけのこと。ほとんどの道は乾燥しているので、気にすることは無さそうです。

雪割り
雪割り

3月27日。
札幌も昼間は暖かくなってきました。家の中にいると暑すぎるくらいです。しかし、暖房は最低にしているものの切ることはできません。夜がまだ寒いのと、またいつ気温が下がる日が来るか分からないからです。自宅前の道路は完全に舗装道路が出ていますので、道路わきに積んである雪を崩して舗装道路に撒き散らかしました。これをすると、雪融けが早まります。冬場の除雪と違い、出来る分だけの雪を崩してばら撒くので、身体的には楽です。真冬の除雪は、どうあってもその雪の移動をせねばならないので疲れ果てますが、雪割りは、崩さなくても生活に困ることはありません。残雪の時期が長引くだけ・・・・・それでも、早く融けてくれ方がいいので、明日も頑張りましょう。

だるま軒
だるま軒

3月25日。
孫から先日もらった絵に、太陽の周りにたくさんの星が書かれていましたが、幼稚園で教えているようです。一人一人に修了書を渡した後に、子供たちが歌を唄って父兄に見せます。その時に一人一人が、太陽・水星・金星・地球・・・・・・・天王星・海王星・冥王星になりきって、歌と踊りを見せてくれました・・・・なるほど、こうして天体のことを覚えたのですね。

終業式が終って、帰ろうと駐車場に向かいましたが、すぐ近くに2条市場があります。時刻もお昼時なので「だるま軒」のラーメンを食べに行きました。昭和24年に二条市場に開店して以来、未だに続いているラーメン屋さんです。ここの自家製面がおいしくて、あちらこちらから注文があり、麺の製造部門だけを独立したのが「西山製麺」だそうです。私も、四国にいたときにわざわざ西山製麺を取り寄せ、「ラーメンサラダ」を提供していました。
今日は醤油ラーメンを頂きました。麺は少し細めで縮れています。スープはあっさりしていていいですね。よくある醤油そのものという感じの塩辛いスープとは違い、ススーっと入ってくる感じがたまらない。価格は600円と安いのですが、街の中心部なので何かのついででないと来れないのが難点ですね。でも、おいしかった・・・・・

粘土
粘土

3月24日。
札幌もやっと本格的に春が近づいてきています。国道は完全にアスファルトが乾燥状態になっています。脇道も部分的にアスファルトが出てきており、雪が融けた水たまりがあちらこちらにあります。明日からも晴天が続くので一気に溶け出してほしいですね・・・・・・

昨日、孫の顔を見に出かけました。驚くほどやつれています。30分ほど一緒に遊んで帰ってきました。行くまでは話をする事もなく寝ていたので、30分でも遊んであげると少し元気になっていたようです。今日も仕事を終えて3時頃から遊びに行きました。今日はちょっとおめかしして入口に迎えに来てくれました。入口で「ハイ!」と言って自分で書いた絵をくれました。真ん中に”SUN”と太陽が書かれており、まわりに水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星が書かれています。どこで天体のことを覚えたのでしょうね。この絵はきっと昨日のお礼なんでしょうね。これは額に入れてしまっておかなくちゃ・・・・・
今日は少し元気そうなので、ゲームを3つすることにしました。・・・・。3つ目のゲームをしようとしましたが、そのゲームを取り出せないので粘土遊びをすることにしました。今の粘土は、いろいろな色がたくさんあります。型もいろいろあって、結構楽しめますね。・・・・・・少し元気になったのを見て安心しました。明日は終業式があるそうなので、朝から出かけましょう。もっと元気になっていてほしいものですね。

精神的変化
niseko

3月21日。
まもなく5歳になろうとしている孫を見ていて、大きく変化していることに気が付きます。歩き始めたころより何に対しても興味を覚え、家中の引き出しを全て開けて覗き込んでいました。最近は「なぜ、そうなの?」と理由を聞くようになっています。先日もテレビで結婚式の模様を写している最中に、親が泣いているのを見て「どうしてい泣いているの?」と聞いてきます。孫にとって結婚はハッピーな事で、涙を流すことは悲しいことなので、その光景がつながらないようです。幼稚園でも好きな子がいて「結婚しよう」と伝えています。そして「OK」の返事をもらって幸せそうです。
今気になるのが、心の変化です。先日ニセコに遊びに行って戻ってから体調を崩しています。嘔吐を何度かしているようです。初めは食べ物の影響か、疲労のせいかとも思いましたが、精神的につかれているのではないかと心配しています。親はきちんとした躾をしたくて厳しくしていますが、それが行き過ぎているとすればかわいそうですね。旅行中も、みんなで食事をしている際も父親の視線を気にしていました。そこに母親から厳しく注意されると逃げ場が無くなるのかもしれませんね。旅行中は、私たちの部屋に来て寝ていました。旅行が終る時から体調が崩れているので、気になるところですね・・・・・・明日は孫の顔を見に遊びに行きましょう。

牛乳
3月20日。
私達の時代は、牛乳は骨を丈夫にするから飲みなさいと・・・と教えられてきました。しかし、実際は牛乳に含まれるカルシュウムは、体内には残らず排出されます。また、牛乳に含まれているリンが骨にあるカルシュウムと結合し体外に排出されるようです。すなわち牛乳を飲めば飲むほどカルシュウムが減っていくことになります。世界で一番牛乳を飲んでいるノルウエイでは、骨粗鬆症にかかっている人は日本の5倍になるそうです・・・・・

これも、終戦後アメリカが日本人に牛乳を飲ませるための戦略でした。アメリカは自国の利益のためなら、他国の国民がどのようになろうと意に介さないようですね。小さい時から、アメリカは素晴らしい国だと思ってきましたが、「9.11」も含めアメリカに対する憎しみを持った国は多くあることに気づきました。どうも我々が洗脳されてきたアメリカと違うアメリカが存在しているようですね。今回のTPPも同様で、自由経済という名のもとに、武力ではない戦争を仕掛けてきています。
それに対して無責任な自民党が迎合し、財政を悪化させ、経済も一部の企業のみの利益を優先させを方向で突っ走っています。多くの国民の生活は苦しくなるのみなのに、全く知らん顔で好き放題しています・・・・・・もっともその自民党を指示したり、投票に行かないのは国民の責任なのでしょうがないのでしょう・・・・・・マスメディアに負けないように情報を流し続けるしかないのでしょうね。

車検
3月20日。
今日は3か月ぶりの検査の日。昨年6月にPSAの数値が上がってから、3か月ごとしている検査の数字が、9月・12月と更に上がり続けていました。今日の数字も、又上がっているのかと思っていましたが、検査の結果は前回12月の数字と同じでした・・・・ちょっと”ホッ”としました。これで数字が収まることを願うばかりですね。

ちょっと安心したついでに車検の見積もりの打ち合わせにディーラーさんへ行ってみました。初回に37万円の見積もりが出てきて驚いたのですが、その次に出てきたのが26万円・・・・・・あちらこちらを手抜きして、部品は社外品を使うことで下げてきました。内容をよく見ると、ダブって検査料を計上しているので、それを外してもらい、部品の高いものを適正な価格に変えてもらい、最終的に19万7千円。それでも、クラッチレリーズの交換・ブレーキフルード交換・ブレーキクリーナー交換・ステアリングランクエンド交換・エンジンオイル交換・エンジンオイルエレメント交換・Fuelストレーナー交換・エアエレメント交換・ミッションケースのシーリング・下回りさび止め塗装・ショックアブソーバーのダストカバー交換などが入っているので、こんなものでしょうかね。これには諸経費(重量税・自賠責等)が7万円ほど入っていますので、整備料としては12万円位です。更に自分で車検をとれば、この金額から23000円ほどダウンしますので、最初の見積もりから見れば20万円ほど大幅にダウンです。

ニセコに行った3月16日から毎日のように、福島周辺の放射線量が異常に上がっています。私の携帯には「放射能速報メール」が届くようになっており、過去30日平均より高いと「2倍以上高い地域」、「1.5倍高い地域」などが表示されます。昨日などは、浪江高等学校6.227μシーベルト/h、浪江昼曽根屯所8.528μシーベルト/hなど非常に高い線量が確認されています。昨日の2倍以上の地域は、いわき市で1カ所、浪江町で8カ所、飯館村で8カ所、相馬市で1カ所、川内村で1カ所、葛尾村で3カ所、郡山市で1カ所とかなりの地域が一斉に数値をあげています。
福島原発で何か問題でも起きていなければいいのですが、政府も東電も全て隠し通そうとしているので分かりませんね。一番怖いのが4号機のプールから燃料棒を抜いているはずですが、その操作ミスをするととんでもないことになりますね。こんな危険な状態であるにもかかわらず、コントロールできているだの、原発再稼働だのととんでもない奴らがいますね。今の自民党は、一般国民のために政治はしないでしょう。一部の企業や高所得者のためのルールは作っても、福島原発事故で大変な目にあっている人たちのことは、お茶を濁す程度のことしかしないでしょうね。

・ 国家公務員制度改革に関する緊急提言

2014-04-16 00:05:10 | 日本を変える制度作り
2013年10月30日に脱藩官僚が出した声明を転載します。
あくどい官僚たちは、レベルの低い政治屋たちを上手にこき使って、自分たちの都合の良い法律を作らせます。また、自分たちにとって都合の悪い法案は、潰すか、ダメならあの手この手で骨抜きの法案にして提出します。この骨抜きにする法案を見破れるためには、政治屋レベルでは能力的に無理です。それを見破り訂正できるのは、やはり官僚ですが組織内にいては、下手に動くと潰されるだけです。そこで脱藩した元官僚が最適となとなるでしょう。


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(参考)【国家公務員制度改革に関する緊急提言】 2013年10月30日
(古賀茂明、高橋洋一、原英史、岸博幸氏ら脱藩官僚が出した声明と解説)

 国家公務員制度改革法案が月内にも国会提出の見通しと報じられているが、政府から提示されている法案骨子を見ると、本来あるべき改革とはかけ離れた内容と言わざるを得ない。

 国家公務員制度改革については、第一次安倍内閣のときから集中的な検討がなされ、2008年には与野党協議を経て「国家公務員制度改革基本法」が制定された。ところが、今回の法案骨子は、かつて議論されていた改革プランとは異質の内容になっている。

 2008年基本法に基づき、2009年に麻生内閣のもとで提出された法案(いわゆる甘利法案)は、十分とは言えないまでも、一定程度の改革を前進させる内容だったが、これと比べても、大幅に後退している。改めて、かつての改革プランに立ち返り、法案を抜本的に再検討すべきだ。

(1)「内閣人事局」について
「人事院の機能を温存したまま内閣人事局も作る」のではなく、2008年基本法及び2009年甘利法案のとおり、「人事 院、総務省等の機能を統合して内閣人事局を作る」ことにすべき。

(2)幹部公務員制度について
かつて野党時代の自民党が提出した「幹部公務員法」のように、幹部公務員の身分保障の緩和に踏み込むべき。

(3)「国家戦略スタッフ・政務スタッフ」について
2008年基本法及び2009年甘利法案のとおり、内閣主導の政策立案をサポートすべく制度化すべき。

(4)公募制度について
2008年基本法及び2009年甘利法案のとおり、内閣主導で公募導入を推進できるよう制度化すべき。

(5)天下り・現役出向について
今回の法案骨子で新たに追加された、現役出向拡大のための規定(2010年退職管理基本方針の法制化)を削除し、 第一次安倍内閣以来の「天下り禁止」 の方針を堅持すべきだ。

 なお、以上のいずれの事項も、2008年から2009年の法案策定過程で、霞ヶ関官僚及びそれと連携する自民党議員ら から強硬に反対のあった点である


<解説>

(1)「内閣人事局
かつての改革プラン(2008年基本法、2009年甘利法案)では、「内閣人事局」は、人事院、総務省等に分散された人事 関連の機能を統合し、内閣主導の幹部人事を支えることのできる体制を作ることを目指していた。9月時点で政府が示した法案骨子では、2009甘利法案の「内閣人事局」関連部分どおりとされていた。つまり、人事院・総務省の機能は相当程度統合することとし、当初プランに照らし、満点とは言えないまでも十分評価できる 内容だった。ところが、その後の調整を経て、10月時点で示された政府の法案骨子をみると、
・任用、採用その他の事務につき、内閣人事局と人事院との間で複雑怪奇な業務分担を設定
・幹部職員の級別定数の設定につき、内閣人事局の権限としつつも、「人事院の意見を尊重」との規定を追加といった変更が加えられた。すなわち、「人事院の機能を統合して内閣人事局を作るのでなく、「人事院の機能を温存したまま内閣人事局も作る」という話にすり替えられてしまった。これでは、単に新しい組織を作るだけであり、人事機能の分散した無責任体制をさらに悪化させるだけになりかねない。

(2)幹部人事制度
幹部人事の一元管理を実効あらしめるためには、単に内閣人事局という器を作るだけでは足りず、幹部人事制度の改革が必要だ。現行の公務員制度では、次官・局長などの幹部職員も、係員レベルの職員と 同じ身分保障の対象であり、よほどのことがない限り免職も降格もされない。この結果、民間人や若手を幹部に起用しようとしても、幹部ポストに ある職員の身分保障に阻まれ、結局、年功序列型の順送り人事によるしかない...というのが実態だった。かつて、自民党が野党だった際には、この点を改めるべく、幹部の身分保障を緩和する「幹部公務員法案」を提出し、法案審議にも臨んでいた。ところが、今回の政府の法案骨子には、「幹部公務員法」は含まれていない。これでは、「内閣人事局」だけ作っても、これまでどおりの幹部人事を追認するだけの機関になってしまう。

(3)「国家戦略スタッフ・政務スタッフ
2008年基本法及び2009年甘利法案では、内閣主導の政策決定を推進するため、官邸に「国家戦略スタッフ」、各大臣のもとに「政務スタッフ」をおき、重要政策の企画立案をサポートすることとしていた。また、人数にも制限を設けず、 政権の判断で実効性のあるチームを形成できることとしていた。しかし、今回の政府の法案骨子では、
・「国家戦略スタッフ」は既存の総理補佐官をもって置き換えることとし(人数の増員は行わない)
・「政務スタッフ」は、各省1名の大臣補佐官としている。政策の企画立案サポートは一定規模のチームで行うことが
 不可欠であり、こうした制度では到底実効を伴わない

(4)公募制度
2008年基本法及び2009年甘利法案では、公募制度の導入は、重要な柱のひとつと位置付けられていた。2009年甘利 法案では、内閣主導で公募の導入を進めるため、
・公募の手続(総理が公募ポストを指定すること等)を法律で定めるとともに、
・数値目標を定める等の規定を設けていた。
しかし、今回の政府の法案骨子では、これらの規定が削除され、単に公募指針を定める程度のことになっている。これ
では、公募導入の推進は期待できない。

(5)天下り・現役出向
政府の法案骨子では、かつての2009年法案にはなかった「人事交流の対象となる法人の拡大、手続の簡素化」という規定が盛り込まれている。2010年に民主党政権のもとで、いわば天下りに代わる抜け道として、現役出向を拡大する方針を示す「退職管理方針」が決定されたが、この規定は、同方針に沿って現役出向を拡大するための規定と考えられる。「退職管理基本方針」は、かつて野党時代の自民党から批判があったとおり、「天下り禁止」という第一次安倍内閣 以来の方針を覆そうというものである。これでは、「天下り禁止」という方針に全く逆行することになる。

・ タミフルはインフルエンザに効果がない 

2014-04-14 19:11:20 | 健康
「世界の裏側ニュース」にインフルエンザに使用されている「タミフル」は、その効果が無いとする記事がありました。転載します。アメリカにおいては営利企業が企業活動で得た利益でロビー活動をし、自社に都合の良い法律を作らしたり、決済権のある組織に人材を送り込んだりとあの手この手で利益の追求をしていますね。その結果、何の責任も無い国民が犠牲になり、一部の人間のみが莫大な利益を手にするのでしょう・・・・・
特に医薬品関連は怖いですね。何でもかんでも薬漬けにされる可能性がありますね。


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 必須医薬品」タミフルにインフルエンザ対策として効果がないとの非難
専門家が製造元に対する訴訟を要求

2012年11月13日【Daily Mail】http://www.dailymail.co.uk/health/article-2232118/Essential-medicine-Tamiflu-accused-useless-fighting-flu-experts-legal-action-Roche.html


英国一流の医学雑誌が製薬企業ロシュ社 (Roche) に対し、タミフルに関する全データを公開するよう求めている。問題のタミフルがインフルエンザ・ウィルスに有効である証拠が実際のところはない、というのだ。 

世界的なインフルエンザの大流行に備え、世界中の政府はこのタミフルを大量に備蓄しており、2009年の豚インフルエンザのパンデミックの際には広く用いられた。
月曜、BMJ journalとつながりのある研究者がヨーロッパの各国政府に対しロシュ社を告訴するよう求めた。
ロシュ社がタミフルに関する非公開のデータを公開するまでは、我々はロシュ社の製品の不買運動を行うべきです」と、コペンハーゲンにあるノルディック・コクラン・センターの指導者Peter Gotzsche氏は記している。
タミフルの備蓄のために「不必要に」費やした金額を取り戻すために、各国政府はロシュ社に対し法的措置を取るべきである、と彼はいう。


昨年、タミフルはWHO (世界保健機関) の「必須医薬品」リストに挙げられた。政府や援助機関などが製薬を購入するよう促すリストである。タミフルは季節性インフルエンザおよび鳥インフルエンザや豚インフルエンザなどの新型インフルエンザのウィルスの治療に用いられている。
WHOの広報担当Gregory Hartl氏は、鳥インフルエンザなどの特殊なインフルエンザ・ウィルスに対する使用を保証するのに十分な証拠を同機関は入手しているとしている。「タミフルが肺炎などの重傷疾患を防ぐ、あるいは進行を遅らせる可能性があることを示す実質的な証拠を、WHOは手にしています」
アメリカ国内では疾病対策予防センター (CDC) が、二つある通常のインフルエンザの治療薬の一つとしてタミフルを推奨している。もう一つの治療薬はグラクソ・スミスクライン社のリレンザ (Relenza) だ。
CDCによれば、これら抗ウィルス剤は症状の期間を短縮し、合併症や入院のリスクを減らす可能性があるという。


2009年、BMJジャーナルおよびノルディック・コクラン・センターの研究員らはロシュ社に対し、タミフルに関する全データを提示するよう求めた。当時コクラン・センターは、イギリス政府からインフルエンザ治療薬の審査を行うよう委託されていたが、同センターは、タミフルが合併症を起こしたインフルエンザ患者の数を低減させたという証拠を見つけることができなかった
BMJ編集者Fiona Godlee氏は昨月の社説の中にこう書き留めている。「 (タミフル関連の) 裁判が行われる度に、 (社内の報告書を) 公開すると公約しているにもかかわらず・・・ロシュ社は協力していません

ロシュ社側は、データの公開についてはすべての法的要求事項に応じており、また、Gotzsche氏および彼のチームからの質疑に回答するために3,200ページにおよぶ情報を提供している、と声明文の中で述べている。
「ロシュ社は、各国の保健担当当局が求めるそれぞれの必要条件に従って、臨床研究の全データを提供しています。各国担当当局は、このデータに基づき自ら分析を行うことができるようになっています」

同社は、法律上や守秘義務による制限のために患者レベルのデータを公開することは通常はできないとし、科学者が要求していたデータを提供しなかったのは、科学者らが守秘義務同意書に署名することを拒否したためである、と話している。

タミフルはアメリカ国内で約8万人に対し使用されていた。そのタミフルを含む製薬19商品が、死亡すら引き起こしかねない副作用を有していることを適切に報告していなかったとし、ロシュ社はまた、欧州医薬品庁からも取り調べを受けている。

・ ああ 公務員制度改革 お前もか

2014-04-13 02:50:30 | 社会・経済・政治
2013年11月11日の江田憲司氏のブログを転載します。
たいした夢やロマンも無い政治屋が出てきて日本の国をどんどんおかしくしていますが、それは表面的な事・・・・・。実質的にこの国を動かしているのは官僚でしょう。それも実質的には一部の官僚が、法律という武器を使って自分たちの都合の良いようにしています。この官僚の仕組みを改革しない限り、根本的な問題解決にはならないでしょう。そしてこの官僚に立ち向かえるのは、脱藩した元官僚の力が必要です。政治屋が何かをやろうとしても、その法案を骨抜きにしてしまう手抜きをしかけます。ど素人の政治屋にはそんなことは分かりません。それを見抜きまともな政策にできるのも、元官僚の力がなければならないでしょう。その意味では江田憲司氏の結の党に期待が集まりますね。


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ああ、公務員制度改革、お前もか!・・・安倍政権の安全運転


 消費増税も決まって、景気もそこはかとなく良い感じ?になりつつある昨今、安倍政権は隆々として長期政権をも伺う勢いである。何をしても許されるといった雰囲気すら国会には漂い、国民に負担を求める前に自らが身を切る、なんて改革もつとに忘れかけられている。

 いや、忘れているだけならまだ良い。大震災後、国民に増税を求めるなら、国会議員や公務員がまずは身を切るべしと、私も含め、散々国会で訴えて実現した、たかだか年7.8%の給与削減。これが来年4月から打ち切られるようだ。来年4月といえば、ちょうど消費税が8%に増税される時期。給与削減は公務員であろうともデフレ脱却にマイナスというのが安倍政権の理由だそうだが、そんなことが一体許されるだろうか。

 せめて国会議員は、役人とは異なり、引き続き、この程度の給与カットは続けるべきだろう。ちなみに復興増税、所得税は2013年1月からの25年間、住民税は2014年6月からの10年間、増税が続く。法人増税は、ご存じ、先般、安倍首相の判断で今年いっぱいで打ち切りとなった

 かつて、世の中を席巻した「公務員制度改革」も同じだ。あれほど「脱官僚」「官僚主導から政治主導へ」と声高に議論されていた問題が、最近ではメディアでもほとんど取り上げられない。淡々とこの11月5日に「公務員制度改革法案」の閣議決定がなされたと報じられるのみだ。その一週間前、私も出席して、古賀茂明氏、高橋洋一氏、岸博幸氏ら脱藩官僚が呼び掛けて、この公務員制度改革の骨抜きを正そうという集会が開かれ「緊急声明」まで出したのに、残念ながら、メディアで取り上げられる機会は少なかった。一体、「行革」や「ムダ遣いの解消」「特別会計の埋蔵金」等の問題はどこにいってしまったのだろうか。

 しかし、我々は、私は、たとえそうではあっても、安倍自民党政権や世論に、公務員制度改革に限らず、「増税の前にやるべき課題」をテーマに、これからも継続的に警鐘を鳴らし続けなければならない。それが我々の、私の政治家としても使命でもある。

 今回の公務員制度改革の最大の問題は、「天下り禁止」の骨抜きだろう。前安倍政権で「天下りのあっせんは禁止」となり、民主党への政権交代で、それをかいくぐる「現役出向の拡大」が行われたが、今回は、その「現役出向」をさらに拡大させるものとなった。「天下り」は、役所を辞めてからいくから問題なのであって、そうなら辞める前、現役のままでいくなら問題なかろうと霞が関が悪知恵を出して民主党政権がそれに乗った。この「現役出向」、昔なら「官民交流」という大義名分があって、若手官僚が民間会社で働いた経験をその後の役所での仕事に活かすといったメリットもあったが、今ではこの制度の悪用で、役所で「用なし」になった人材が定年を迎えるまで民間会社や独立行政法人でお世話になるという、双方にとって何の意味もないやり方になり果てた。それを安倍政権はさらに拡げる。

 内閣人事局を新設し、600人程度の幹部公務員の人事を、官邸(内閣)が握るというのは良いが、「人事権の一元化」は図られず、相変わらず人事院と財務省の人事部門(給与査定)は別に残る。特に、人事院が口をはさめる余地を多分に残したという意味では、前回の「甘利法案」(麻生政権時の公務員制度改革では内閣人事院を人事局に統合)よりも後退し、屋上屋を重ねる過ちを犯している。自民党が野党時代、みんなの党と共同提出した法案では、人事院はおろか、財務省の人事部門まで統合した、理想形の「内閣人事局」だった。自民党の政権をとった後の豹変ぶりがすさまじい。

 その自民・みんなの法案では、幹部公務員(部長、審議官以上。指定職)を一般職から特別職にし、その身分保障をなくした。あたかも、民間会社で一旦辞表を出した上でボードメンバー(役員)になるように、そこから先は「抜擢」「降格」「解任」ありの実力主義にするためだ。時の内閣の方針に従ってもらうという意味合いもある。こうした改革も今回は見送られた。

 まだまだ、「骨抜き」の部分はある。それは参考につけた「脱藩官僚」たちの「緊急声明」と「解説」にゆだねたい。外交や安全保障、経済や財政・金融、社会保障といった政策も大事だろう。しかし、それを本当に国民本位に、既得権益やしがらみに足をとられることなく実行していくためには、こうした「公務員制度改革」や「中央集権の打破=地域主権」の実現という「国のかたち」を変える改革が是非とも必要なことは今さら言うまでもないだろう

・ 誰もが思う

2014-04-12 01:30:51 | 原発事故
北川高嗣さんのフェイスブックを転記します。
多くの国民が原発の再稼働をさせたくないのに、再稼働を可能にさせてしまう不思議・・・・・いかに本質的に問題点を認識している日本人が少ないかが分かります。自民党は実質的には国民有権者の2割くらいの指示しかありません。たかだか2割くらいの支持者の党が、我が物顔で好き放題しても止めることすらできない・・・・・よく新聞社の支持率が50%を超えているのは、全有権者の50%超えではなく、その新聞社が問い合わせをした中での50%超えなので、調査方法や、調査対象者の選定でどうにでもなる数字ですね。人事院勧告と同じようなものです。高い給与の企業ばかりを調査対象にするので、国家公務員の給与はいやがうえにも上がってしまうのと同じです・・・・・・この2割の支持者を打ち破ることが出来ないのは、余りにも問題意識が無い日本人が多いからですね。ひとりでも二人でも問題意識を変えさせることが日本の将来につながるでしょう。

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Dead End を正視する

誰もが想う。
地震国日本の、地震稼働期にあって、福島第一原発の過酷事故を経験しながら、すでに破たんが明々白々な核燃サイクルを旗頭にしながら、原発を稼働させ続け、処理不能な核燃料廃棄物をパンクさせていくことの 愚の骨頂、きわまりない理不尽、荒唐無稽を。

具体的に、原発を速やかに、あるいは緩やかに、廃止することに賛成する人は一貫して7割を超えている。維持を表明する人も、経済的に、”仕方がないから”であり、積極的に推進を表明する人は、核兵器保有を標榜するごく一部の人である。(別に核兵器保有は、プルトニウムを45トン保有する日本には原発とは関係ない。
無論、制度的には至難(日米原子力協定、核非拡散条約、非核3原則、憲法改正などなど)である。外務省筋と極右にこう言う人が存在する。)

民主国家の日本で、なぜこの自明な民意が反映されないのか。

基本的に2つの理由がある。
レビューしておこう。(これは何度も紹介している、典型的には、原発ホワイトアウトにより、その構造・実態とも完ぺきに明らかにされている)


1.ムラ依存の選挙体制(これが露骨に出たのが先の都知事選。確かに強い)

自民党脱原発派のエネルギー政策議員連盟(河野氏が代表)は、政府のエネルギー基本計画の原案に対抗する形で、原発の新増設・更新は行わず、核燃料サイクルも廃止して「40年廃炉」を徹底することで緩やかに脱原発を実現するための提言を策定し、政府と自民党に提出している。
しかし、河野氏は自民党内では実際に脱原発の声をあげられる議員の数は党所属国会議員409人中せいぜい50人前後ではないか。電力会社やその関連会社、電気事業連合会と経団連、そして電力会社に依存する企業群や関連団体などから成る「原子力ムラ」は、脱原発を主張する議員に対して、激しいロビー活動を仕掛けている。多くの若手議員から、「原子力村から脅された」となどの相談を受けているが、本心では原発をやめるべきだと考えている議員の多くが、こうしたロビー活動のために身動きが取れなくなっている実態があると指摘する。

原子力ムラは政治家にとって命綱となる選挙を、物心両面で支えている。パーティ券の購入や政治献金などを通じた政治活動の支援も、電力会社本体はもとより、関連会社、下請け、関連団体などを通じて、幅広く行っている。原発の再稼働を容認しないと発言した途端に、議員の集票や資金集めに支障が出てくるといっても過言ではないほどの影響力があると河野氏は言う。特にやる気のある新人や若手議員は選挙での支持基盤が脆弱なため、電力会社から「次の選挙では支援しない」と言われれば、政治生命の危機に陥るような議員が大勢いるのが実情。


2.破たんした核燃サイクルによってのみ、核廃棄物保有が正当化される

使用済み核燃料の最終処分場を持たず、また核兵器を持たない日本は、原発から出るプルトニウムなどの核のゴミを処理する方法がない。そのため、日本の原発政策は一度発電に使った使用済み核燃料を再処理して再び燃料として再利用する「核燃料サイクル」と呼ばれる遠大な計画がその根底にある。それがないと、日本の原発政策は経済的にも国際的にも正当化できなくなってしまう。
(実際には核燃料サイクル事業は高速増殖炉「もんじゅ」の相次ぐ事故やトラブルで何兆円もの国費を投入しながら、まったく動いていないばかりか、2050年までは実現できないとの見通しを政府自身が出す体たらくにある。)

問題は日本が核燃料サイクル事業を放棄した瞬間に、電力会社が資産として計上している膨大な量の使用済み核燃料がすべてゴミになってしまい、電力会社の経営状況が悪化してしまうことだ。東京電力などは債務超過に陥り、経営が破綻してしまう。
また、中間貯蔵を条件に青森県六ヵ所村に保管してある使用済核燃料も、燃料の再処理をしないのであれば、各電力会社がそれぞれ自分の出したゴミを引き取らなければならなくなってしまう。元々、そういう条件で青森県に置かせて貰っているのだ。
(日本中の原発に併設された使用済み核燃料プールは、既に70%以上が満杯状態にあり、どこもそれを引き取るだけの余裕はない。また、原発の近くに使用済み核燃料を保管することのリスクがいかに大きいかは、今回福島第一原発事故の際に、稼働していなかった4号機がどうなったかを見れば明らかだ。) 」
Source:[自民党が原発をやめられない理由]

要は、なにが問題で、何が起こっているのかは、明らかなのである。

但し、現政権には、この是正(ガバナンス)能力がない。都知事選で勝ったのは、ムラ候補である。(自民も、除名した候補者を推薦したい人など、誰もいなかったろう。)
その勝ち方であるが、勝ちに要した時間は、0秒である。選挙速報が空いた瞬間、ムラ候補の、喜びの声に湧いた。脱原発は、民意なれど、1秒も、闘えなかった。「その程度」なのである。(脱原発でまっ二つに票を分け一本化すらも全く出来なかった。それどころか、1秒も闘えなかったもの同志でどちらの方が票が多いかで、また揉めるのである。(爆))

現在の議会制民主主義は、”結果として”民意を反映するのではなく、民意を、「完全にブロック」する役割を担っている。
「本心で原発を推進したいのならいざ知らず、実はやめたいのにやめられないのだ」
理由は、「経済」と「安全保障」 だという。


1.経済

当面、化石燃料の輸入が原発を止めたので増えた、経済成長に必要、という大ウソはおいといて(詳細紹介済:輸入量は増えていない、円安のコスト増分がほとんど、再稼働しても経済成長は産み出さない。小黒氏の洞察)。

現況ママでは、送電分離は進まない、⇒再生エネルギー、新エネルギー、というより、最重要な、Demand Side Innovation が推進されない。
という決定的な、構造上の欠陥を持ったまま、グローバルモデルに、おいていかれることになる。
(残りは、送電網に依存しない、オフグリッドモデルがあるが、それは進むとしても、王道からは取り残される。)
経済的理由といいながら、最重要な(デフレ脱却の要)成長性に、自ら大ブレーキをかけることになる


2.安全保障
安全保障上、戦争出来る国にしたい。
というのであるならば、核保有を実現化出来るのか?

核兵器ももたず、核の傘もなしで、核保有国(中国など)と闘うのか?
これって、第二次大戦時の、敗戦直前の、特攻隊、本土決戦時に、戻ることにしかならないではないのか?(ヒロシマに原爆落とされても、まだやると、一億総玉砕だとか言っていた、あの頃・・・)

中途半端にそちらムキにはなっているが、本当に実現する、覚悟があるのか?

日米原子力協定、核非拡散条約、非核3原則、憲法改正という壁を全て突破しなければならない。
憲法改正には、2/3の賛成と、国民投票の支持を得なければならない。
ああ、これも、「独自の解釈」で切り抜けようと、そういうことか・・・

これら全てを、コンシステントに統治するガバナンスが、全くこの国には、存在していない。