祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ アベが最も知られたくない数字はコレだ!

2017-10-21 18:32:32 | アベシ政府


自民党は戦後から長期の政権を担ってきたが何をしてきたか・・・やってきたのは、国民から搾取するシステムを作いり、国の将来を滅亡への淵へ引きづり込むことだけ。

戦後、日本の経済が急成長したのは、朝鮮戦争が勃発したこによる特需(約47億ドル:当時1ドル360円)がきっかけとなり、その後冷戦時代に入り、アメリカは共産圏との砦として日本の経済復興を支援する政策転換をしたのが大きな流れである。従って実質的には、日米地位協定の会議に参加しているメンバーによって日本の全てを陰で支配されていることになる。

日本側で出席しているのは官僚のトップであって政治家ではない。政治屋はアーミテージ・ナイ(ジャパンハンドラー)のレポート通りに動いているポチばかり・・・それも上層部だけの話で、多くの下っ端の政治屋はただの小間使い。日本の為に、あるいは国民の為に政策を考えている政治屋はほとんどいない。

特にアベシの様な政治屋は特殊では無く、自民党政治のヒドイ一面が極端に集中して表れてきただけだ。
人口減少は1970年代から分かっていたことだが、全く対策はとられないため、1億2700万人の人口が2060年には8800万人に減少すると発表された。身近な問題では、保育児童の待機問題は何年たっても解決はしない。問題されたのは1980年に入ってからである・・・・・出生率は減り続け、待機児童の数え方も基準を勝手に変えて見かけの数字をごまかしても、それでも解決されない。
朝鮮拉致問題も全く進行せず、千島列島返却も話すら出てこない・・・・
経済に関しても、本質的に何もしてきていないのが現状なので、東日本大震災の復興で莫大な税金が使われたことによる部分的な特需である。実質的に国民の生活が向上してきたとは言えないのは、下記の数字を見れば一目瞭然である。

以下、「お役立ち情報の杜」さんより転載します



アベが最も知られたくない数字はコレだ!下がり続ける賃金と苦しくなる生活。

実質賃金とは、労働者が受け取った賃金が、実際の社会において、どれだけの物・サービス購入に使えるかを示す数字です。賃金から消費者物価指数を除することで求められます。貨幣で受け取った賃金そのもののことを名目賃金といいます。

例えば、労働者の給与が1割増加した場合、同時に物価も1割上昇しているならば、労働者の購入力は変わらず、実質賃金は変わりません。賃金が変化しなくとも、経済状況などにより物価が上昇したり、賃金上昇率より物価上昇率が高い場合は実質賃金は下落します。

庶民にとって、実質賃金は生活実感を表すのに適した数字です。安倍総理自身が自画自賛するアベノミクスの成果を計る有効な指標と言えましょう。実際は、自画自賛するほど実質賃金は上がっていません。

実質賃金


実質可処分所得というデータを見ても、生活の苦しさは一目瞭然です。
実質可処分所得

出典(赤旗)

年収の平均値というのは、一部のとんでもない富裕層が全体を押し上げるので、あまり当てになる数字ではありません。それよりも世帯年収の中央値に注目すべきでしょう。例えば、全世帯数が100だと仮定した場合は、年収を大きい順から小さい順に並べて、50番目の人の年収が中央値だと思ってください。この年収中央値は、貧富の格差が拡がり一部の者が富を独占する状態になるほど、小さくなります。安倍政権の広報にいそしむNHKですら、下図のような報道をしています。

世帯年収


随分と格差が拡がり、生活の苦しい人が増えたことが分かります。これだけ生活が苦しくなると、貯金をする余裕は無くなってきます。実際、貯蓄ゼロの世帯は多いのです。

貯蓄ゼロ


アベノミクスで特に打撃を被ったのは20代の若者たちです。

貯蓄ゼロ


これだけ余裕がなくなると、自分の日々の生活を成り立たせるだけで手一杯です。車も買えないし、結婚・子育ても難しくなり、少子高齢化の原因にもなりますね。

安倍さんは、選挙演説でアベノミクスの「成果」を懸命に訴えています。しかし、その言葉に心から納得している人はほとんどいません。当たり前です。しかし、疑うことを知らない多くの日本人は、次のように考えることでしょう。「そうか。安倍さんのおかげで景気が良くなっているんだな。自分は実感できないけど、きっと、他の人は豊かになっているんだな。自分はまだまだ努力が足りないな・・・。」

今回の記事で取り上げたような数字を見ない限り、アベノミクスの本当の姿は理解できません。権力者の搾取を許し続ければ、生活はますます苦しくなります。権力者が庶民のことを思いやって、そのうち何とかしてくれることはあり得ません。庶民が明確な意思表示をして要求する以外に、暮らしやすい社会は実現する方法はないのです。

もういい加減、ダマされるのはやめにしませんか?

以上

・ 総選挙予測 自民「大幅71議席減」の可能性…希望は失速93

2017-10-18 00:01:27 | 選挙


10月22日は衆議院選挙の日。数日前に大々的に各党の議席獲得数予測が報道され、自民党圧勝と流れた。いつもの情報操作の一環で、圧勝の雰囲気を出して浮動票を伸ばさせない事に力を入れているのでしょう。雰囲気づくりで投票数が少なきなれば、不正操作によって接戦で勝ったようにすることができる・・・一方、日刊ゲンダイでは自民党「大幅71議席減」を表紙に出して解説している。(不正選挙を防ぐため、投票所の鉛筆は使わず、黒のフェルトペンかボールペンを持参して記入することですね。)

希望の党ができたことにより、野党が1本化することを崩されたのは確かである。しかし、日が経つにつれ希望の党は、ほとんど「第二自民党」であることがばれてきた。ということは、野党の分断ということもあるが、自民党に投票していた人たちも、希望の党に投票する可能性が高まってきたわけで、自民党票も減少するでしょう。更に自民「魔の2回生100人」は、自力で戦わねばならないので、必ずしも勝てるとは言えない。

野党共闘で「立憲民主党」が立っている選挙区は、その個人に投票し、比例は共闘を実現するために縁の下の力持ちに徹している「共産党に投票」するのが無難な所ですね。間違っても「希望の党には票を入れない」事でしょう。

以下、日刊ゲンダイさんより転載します。





総選挙予測 自民「大幅71議席減」の可能性…希望は失速93

10日公示された10.22総選挙。焦点は、自民党が単独過半数を確保するかどうかだ。安倍首相は「勝敗ラインは自公あわせて過半数」と予防線を張っているが、自民党が単独過半数の233議席を割り込んだら、安倍首相は即刻、退陣となる可能性が高い。「自民」「希望」「立憲」の3党はどのくらいの議席を取りそうなのか。波乱は起きるのか。

■立憲民主党が躍進30議席も

「自民無風」「希望失速」「立憲追い風」――これが現時点の選挙情勢だ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。

「内閣支持率と不支持率が逆転しているように、国民は安倍首相に対して根強い不信感を持っています。もし、“モリカケ疑惑”や“大義なき解散”が選挙の争点になっていたら、自民党には強い逆風が吹いていたはずです。
ところが小池劇場が勃発したために、モリカケ疑惑も大義なき解散も話題から消えてしまった。小池都知事が自民党のために“安倍隠し”に協力した形です。安倍首相本人も露出を控えている。結果的に自民党には追い風も向かい風も吹いていない。だから多くの自民党候補者は、『個人の力で勝つしかない』と選挙を戦っています。その分、過去2回、風だけで当選してきたいわゆる“魔の2回生”約100人は、ことごとく落選する可能性があります」

鈴木哲夫氏は、現時点では、<自民235 希望93 立憲30>と予測している。自民は<プラス11~マイナス22>、希望は<プラス8~マイナス10>、立憲は<プラス2~マイナス5>の幅で増減する可能性があるという。自民党は213まで減らす可能性があるということだ。公示前の284から71も減らす計算である。

 自民党が週末に調査したとして政界で流布されている選挙情勢は、<自民239 希望100 公明34 立憲29 維新25 共産22 社民2 大地1 無13>だ。

 希望の党は、小池代表が「排除の論理」を持ち出したために失速。民進党から移った45人は、もともと選挙に強く当選が濃厚だが、新人は苦戦必至だ。鈴木哲夫氏も、<選挙区52 比例41>と予測している。

「もし、選挙の争点がもう一度、モリカケ疑惑や解散の大義に戻り、無党派層が決起し、投票率が60%を大きく超えたら、自民党は大敗する可能性があります。

その時は、立憲民主党が議席を伸ばすでしょう。安倍首相は、自公で過半数を取れば首相を続けると宣言していますが、50人以上、落選させたら党内政局が勃発するはずです」(鈴木哲夫氏)
 投票率は2012年は59.32%、14年は52.66%と、戦後最低を更新している。政権交代があった09年は69.28%だった。安倍首相に鉄槌を下すためにも、有権者は絶対に投票に行かなくてはダメだ

■鈴木哲夫氏の予測
   予想      公示前
・自民 235    284
(+11~-22)
・希望 93     57
(+8~-10)
・立憲 30     15
(+2~-5)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215313/2

・ アベシの実績

2017-10-17 02:24:54 | アベシ政府


アベシ政府は、選挙前に言う選挙公約が、選挙後は全く違うものに変わってしまう。息を吐くように嘘を平気でつくし、全ての実績も実態とは全く違うにもかかわらず、都合の良い部分だけを切り取り報道したりする。これだけ国民を愚弄する政権も珍しい。その内容(一部だが)を言葉で説明するより、画像や図・表などで分かりやすくまとめてあるものが見つかりました。これを見ると、アベシ政権のデタラメが一目瞭然に分かります。週末の選挙には、「個人名は立憲民主」で「比例は共産党」ですね。良くここまで、共産党ががまんし、譲ってきたことから考えても、共産党の議席を増やすべきですね。

以下、「お役立ち情報の杜」さんから転載します。



2017年9月23日
無邪気に安倍さんを支持してる人は、これを見てから選挙に行くべし!

1:これはまさに、アベノミクスの「成果」ではないだろうか?
GDP

実質賃金

アベノミクス


2:発言に一貫性が無い人を、あなたは信じますか?
説明責任

アベシ


3:こういう過去があると、選挙公約で何を言っても信用できないですよね?
嘘つき

憲法改正の公約が支離滅裂の安倍総理



4:消費税を10%に上げたら社会保障に使うと言われて、素直に信用しますか?
消費税

消費税を8%に上げたときの公約



出典:消費税廃止各界連絡会


5:消費税で庶民から巻き上げた金は、大企業の内部留保に化けていると思いませんか?
法人税

消費税収を法人税減収に用いていることを示す。 出典:赤旗


法人税減収

図(企業の内部留保と従業員給与の推移) 出典:東京新聞


6:日本の消費税制度には欠陥があると思いませんか?
消費税


7:選挙のたびに経団連に選挙協力の依頼をしている自民党が、庶民のための政治を行うと思いますか?

写真(安倍首相に経団連ビジョンを手渡す榊原会長(左)) 出典:経団連のホームページ

経団連提言


8: 日本での臨時国会開催要求からは逃げ回っているくせに、聴衆の少ない国連総会で北朝鮮挑発演説をするときに元気なのはナゼだろう?これでも、頼もしいリーダーと言えますか?
国連

国連で演説をする安倍総理


9: 北朝鮮ミサイル危機を煽ると同時に花見を楽しむ神経を、あなたは理解できますか?
abekobe

写真(北朝鮮の危機を煽る一方で、喜び組と花見を楽しむ安倍総理夫妻) 出典:朝日新聞


10: 仕事人内閣が仕事を何もせずに冒頭解散していいんですか?
解散

abe

写真:臨時国会の冒頭で衆議院を解散しようと目論む安倍総理


守護霊


11: 野党が共闘すれば、劣悪な議員を落とすことは可能ですよね?
投票数


12: 希望の党は自民党の補完勢力ですから、反アベの人はくれぐれも投票しないでくださいね。
争点

図:政策比較図 出典:西会津サウンドネットワークさんのブログより

以上

・ 不正選挙

2017-10-16 02:14:37 | 選挙


日本の不正選挙の話は数多くあります。投票所前で聞き取り調査をした結果と公表された結果が全く違う・・・という話も聞いています。その不正選挙の根源である「株式会社ムサシ」について書かれているブログがありました。そのブログにも、国連の選挙監視員を送る事が書かれていますが、今回もアベシは拒否し3回目になります。いかにデタラメをしているかですね。それに対応するためにも「黒の油性フェルトペン」を用意し、投票用紙は一度「シワクチャにしたうえで、開いて再度折りなおして投票」することが、改ざんを防げるそうです。

以下、「金沢京子のブログです」より転載します。




ムサシde原発再稼働と核兵器のための不正選挙だった!原発内閣
2017年10月07日(土)

テーマ: ブログ
東日本大震災は2011年3月11日に発生。同時に福島第一原発が爆発しました。この日から、脱原発!ということに日本はなりました。そこで原発再稼働を考えた電力会社が仕組んだのが「ムサシ」だった!事実、2012年12月の参議院選挙では国民の声と反対の自民圧勝! 再稼働テストやるという口実で6年経過した今、サクサク再稼働決定して、除染もハンパな福島にも帰宅せよと言い張る。昨日の「無礼者!」と言った今村大臣も東電株を持っている!
http://ameblo.jp/minakatario/entry-12262757270.html

ムサシ集計マシン


選挙システムを全国で独占的に提供している民間会社「株式会社ムサシ」の社外監査役が、「社団法人原子燃料政策研究会」 監事を兼務。(参考URL)
http://wajin.air-nifty.com/jcp/2012/08/post-1444.html

ムサシ

2012年の安倍総理が誕生した衆議院総選挙は、投票機器からスタッフ派遣までムサシが独占状態だった!「投票用紙読取分類機」のような投票機器だけでなく、開く投票用紙(ポリプロピレン樹脂でコーティングされた特殊用紙)、投票箱、投票記載台、投票システム等のソフト選挙スタッフの派遣、機材・用品のレンタル、機器・機材の配送と会場設営・撤収、機器・機材の保管と点検まで、ぜーんぶこの「ムサシ」一社が独占しています。

事実、第二次安倍内閣が誕生した衆議院選挙、2012年12月16日の選挙は約6166万票のうち約204万票が無効票だった。204万人も書き損じるだろうか。この時の選挙は、忘れもしない。あれだけの長蛇の列を投票所の小学校で見たのは初めてだった。絶対自民は奈落の底に落ちると確信したのに、結果は真逆だった。小型の「投票用紙改ざん装置」を取り付けてエンピツの字を消して無効票にする方法。はこれhttp://blog.goo.ne.jp/1shig/e/b66954bf15ed7c50ffe7734e897819bf (システムの説明ブログ)

または、管理が東電電通なので、適当にそれらしく当選させればいい。まさに、電力会社と日本会議のデキレースだった!

アメリカでは、プログラムをチェックする「第三者」も、実は身内だったとも。「ムサシ」とロックフェラー家の意外な関係 2013/01/05 http://mizu888.at.webry.info/201301/article_7.html

2014年の衆院選の時、国連が選挙の監視員を送ると言ってきたのを安倍が必死で断った。不正選挙もウソツキということは世界的にもバレバレですっ!日本の民主主義は崩壊していた!


・「投票総数、投票者数上回る 秋田・潟上市長選でトラブル」朝日新聞
2017年4月10日http://www.asahi.com/articles/ASK4B0QT6K49UBUB012.html

ですから、改ざんされようが、消されるよりはマシ。現場でもマジックで書くな!と日本会議のスタッフが監視してますから、ボールペンか、油性ペン持参でハッキリと記入しましょう((+_+))v

こんなインチキ政権、すべて黒塗りな政府に共謀罪を、国会で通させてはいけません!国民、総籠池状態になりますよ! まずは、安倍総理に辞任していただき、新しい政府でムサシの検証をしていただきましょう。

改ざん投票用紙

以前は消しゴムで消して書いていたらしい。


(愉快犯!日本を完全にジャックし武装した日本会議)


 日本会議が必ず当選するシステム、ムサシ!なので、国会でも「そんなことは言っていない。なんなら総選挙で」と人目もはばからずに開き直る。また当選するとわかっているからだ。

ただ国民をだまし討ちしたあげく、支配弾圧し、戦争ごっこがしてみたい。許せませんね!
http://ameblo.jp/minakatario/entry-12260920530.html (前回、書いたブログ)安倍と金正恩は仲間です。北の資金も日本のヤクザとパチンコ屋と政府からで、今は武器のテストをさせているだけです。「加賀」をヘリコプター護衛艦と称しているが、いつでも本格的空母に改装できる、隠れ攻撃型艦船です。空母にいつでも変更できるように作ってある。



核兵器のブログはこちら http://ameblo.jp/minakatario/entry-12254149123.html

ゼニゲバと戦争狂いが 合体したのが、今の安倍政権です!
ブログ


安倍昭恵のFB 、加計 どっかの頭取 安倍 どっかの専務。2015年12月24日。国家戦略特区がスピード上げ始めた時→背任罪の安倍と横領罪の加計。日本の財産を食い物にしてる連中なんだな。「テロ等準備罪」とやらが「東京五輪のテロ対策とは全く無関係」ということが、少しずつ国民に知られて来たが、ではナゼこの法案を安倍政権がこれだけ急いでいるか、だ。改憲を悲願とする現政権にとって邪魔は「国民主権と基本的人権」、それを破壊するために絶対必要だから、この先、拷問も可能になるんですよ!

・ 室井佑月「2人とも倒れてしまえ」

2017-10-15 06:04:34 | 生き方


室井佑月さんをテレビなどで見かけると、なぜかホッとしまう。あの話し方だけを聞くのと、話の内容を比べるととてもギャップがあります。優しい口調の中に本質的な事が含まれている。そして一般庶民の本音の部分のような気がします。分かりやすい言葉で、ポイントをきちんと押さえているところが好きですね。

以下、AERAさんより転載します。



室井佑月「2人とも倒れてしまえ
連載「しがみつく女」

室井佑月



 現政権を批判してきた作家の室井佑月氏。「希望の党」小池百合子代表についてはこういう。

*  *  *

 権力の私物化をする国民に嘘ばかりつく、傲慢な安倍政権が嫌いだ。

 トランプさんに右へ倣えの、危なっかしい外交も怖い。

 この政権は、国民の財産を、海外やお友達にバラまいてきた。この政権にとって、自衛隊員の命も、アメリカさんに請われたら、簡単に差し出せる物資みたいなものである。

 天皇陛下に、信じられないような意地悪するしさ。

 だいたい応援団が悪いよな。政権の悪口をいうと、『売国奴』だの『反日』だの、『日本人じゃない』などと罵られる。

 はあ? この国の良いところを変えてしまったのは、安倍政権じゃないのか?

 安倍さんなんて、勇ましいのは口だけじゃ。モリ・カケ問題について、丁寧に説明するといっていたのに、国会の審議から逃げたじゃん。

 その口だって、ほんとうに強そうなトランプさんやプーチンさんとは、きちんと対峙し交渉しようともしない。

 一日も早く、安倍さんじゃない人が首相になってくれよ、と思ってた。だけど、安倍さんに取って代わる芽が出てきたのが、安倍さんみたいな人だとは思わなかった。いいや、それ以上かもしれん。

 安倍さんは口だけ勇ましいかもしれないが、小池百合子さんは本気で根っから勇ましそうだ。

 なにしろ、女一匹、自民党、現権力に喧嘩売るんだもんな。

 ほら見てみ? 小池さんが率いる希望の党に、民進党が食われてしまった。

 小池さんは党の性質を『寛容な保守』といっているが、ぜんぜん寛容じゃないでやんの。民進党の人間を全員受け入れるつもりはさらさらないんだって。リベラル派は排除だって。

 ま、歴史修正主義、極右の中山夫妻がこの党に加わると知ったとき、安倍さん以上なのだこの党は、と思った。

 そういうことを、テレビを観ているどれだけの国民がわかっているのか? テレビだけ観ていると、今までのオッサン政治から脱却し、この国のトップが女性になるのは、良いことのような気がしてしまう。しかし、小池百合子さんの強さは、あたしから見ると、男の強さなんだと思う。

 大きな鉈のように、バッサバッサと邪魔なものを切っていく。邪魔者は情け容赦なく排除し、つねに自分が上を目指そうとする強さだ。

 あたしが熱望する、トップになって欲しい女性像とは違っている。

 あたしが熱望する女性のトップ像とは、この国の母となれるような人。誰とでも横繋がりで仲良く出来、包み込むみたいな温かい愛情を持った人。そして、踏まれても踏まれても、雑草みたいに強く、信念を曲げない人。

 安倍さんと小池さん、派手な、凄まじい戦いになってきた。もちろん、あたしはどっちの応援もする気はない。いっそ、2人とも倒れてしまえ

※週刊朝日 2017年10月20日号

・ 日記平成27年8月31日~

2017-10-14 00:40:40 | 日記
部品探し
10月13日(金)
今年は良く車の修理が発生します。今回は運転席側の窓ガラスが動かなくなりました。初め窓を半開きにして走り始めましたが、周りに車が多くなってきたので、排気ガスが入らないように窓を閉めようとスイッチを押しました。するとガタガタガタ・・・と音がして窓ガラスが上りません。ガタガタ言い続けるので、スイッチを押して止めました。どこかに停車して見てみようと思いましたが、何かが引っかかってガラスが上らないのかもと思い、一度一番下まで下げてからもう一度上げてみようと、スイッチを入れました。窓ガラスはスーッと下がっていきましたが、一番下のあたりでガチャン・・・と完全に下に落ちた感じの音がしました。アレっと思い上昇させる方にスイッチを押しましたが、全く上る気配はありません。

これは手におえないと思い、すぐにディーラーに直行。中を見てもらったところ、ガラスを持ち上げるレギュレーターが壊れていることが分かりました。いつものごとくディラーでは部品を手配することができないと云うので、部品番号を教えてもらい、私が探すことになりました。探した結果、部品は見つかったものの「ディーラーから教えてもらった部品番号が違う」のではないかとの質問が逆にあります。そこで、再度ディーラーに問い合わせをしたものの、ディーラーが持っている資料ではその番号しか出てこない・・・といいます。しかし、年式から考えると部品を提供してくれる会社の言っていることが正論だということになりました。

結構、情けないディーラーです。以前に冷却水が減るようなので見てもらったところ、エンジンのパッキンを交換せねばならない・・・と云われました。その金額が高いので訳を聞いたところ、一度エンジンを降ろさないと交換できないと云います。しかたがないので、工場に入れましたが、その後も冷却水の減少は止まらず、半年ごとに補給させねばならない状況です。入庫するたびに、いろいろ手を入れるそうですが、もうほとんど手を入れるところが無くなってきているはず。これで治らなければ、支払いを返却してもらわなければ・・・・・

窓ガラスのレギュレターは中古ではすぐ手配できるもの、相手の話しでは、その会社のオリジナルなレギュレーターを作らせている事が分かりました。それが間もなく手に入ると云っています。価格を聞くと、中古の部品より少し高いくらいなので、迷わず新品の社外品をお願いしました。メーカーもディーラーも持っていない部品を、地方の会社がオリジナルを作っている・・・ことに驚きですね。それだけ需要があるという事でしょう。私の車は、製造からもう21年目に入っています。同じように古い車を、大事に乗っている人たちが大勢いるのですね。長くし使用した場合にドイツなら税金が安くなりますが、キチガイ日本政府は古いものに税金を高くかけてくる・・・おかしな国だ!

福島第一原発事故の判決
福島判決

判決

10月12日(木)
福島第一原発事故の被災者訴訟で、福島地裁判決は国の不作為を指摘した。3月にも前橋地裁でも同じような判決が出されている。

1:予見の可能性
文部科学省地震調査研究推進本部 地震調査委員会が2002年7月に作成した「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価」は、正当な見解と是認され、08年に東電が試算した最大17.5メートルの津波を予見可能だった・・・としている。

2:結果回避可能性
経産省はシュミレーションする必要な期間を経過後の02年末までに、規制権限を行使していれば、事故は回避可能だったとしている。

3:国・東電の責任
規制権限の不行使は、許容限度を逸脱し、著しく合理性を欠いた。国は賠償責任を負う。東電は予見可能な津波対策を怠った結果、事故に至った。原子炉施設の安全性確保の責任は、第一次的に原子力事業者にあり、国の責任は監督する第二次的なもの・・・・・としている。

この福島地裁での判決は当然のことである。しかし、問題は「官僚」と「自民党」とで「国の政策」として原発を54基も作り続けたことである。日本に多くあるアメリカ型の原発は、アメリカではもう建設を凍結されているだけではなく、危険な事は明確に指摘されている。それを利権がらみの自民党と官僚が推し進め、福島原発事故後もまともな安全対策も取らずに再稼働を始めている。

嘘つきアベシに言わせれば、「世界で最高に厳しい基準」をクリアしている・・・というが、世界の基準は「原発は事故が起きる」を前提に対策が打たれているのに対して、日本の原発はその基準まで至っていない。世界の基準は「深層防護は第5層」が標準であり日本はその第5層がそっくり抜けている。事故後の対策に至っては、全て地方自治体に丸投げで、何もしていない。

今、北朝鮮のことで騒いでいるが、戦争になれば日本は簡単につぶされる。日本の原発は世界の標準である「外壁が2重防護壁」にはなっていない。これは万が一、飛行機が落ちてきても安全なように設計されている物であるが、日本の原発には導入されておらず、北朝鮮とやり合うことになれば、日本のあちこちにミサイルを打ち込むだけで、原発が爆発し日本は汚染だらけで住めなくなってしまう。また、テロによってロケット弾を撃ち込まれても同じ事態になってしまう。
また、「フィルターベント」も世界は標準だがそれも間に合っていないほか、福島第一原発のようにメルトダウンした時のための「コアキャッチャー」も無い・・・・

このような、国民の生命の安全や財産の確保など、全く眼中にないのが自民党と官僚である。そして責任は自分達は取らずに、全て国民に押し付けてしまう。それを何の疑いも無く受け入れてしまう国民にもあきれてしまう・・・・・今回の衆議院選挙で、自民党のアベシは第一声を福島で行ったようだ。福島の復興に力を入れているフリをするためだろう。するのはフリだけで実際的には、何にもしない。現実6年過ぎても、復興はいまだ目途は全く立たず、責任の所在さえ明確にはしない

電源三法によって、広く国民から電気料の上乗せで金を集め、原発立地の行政に手広く金をばら撒くことで、地方政治屋を丸め込み利権と票田を獲得するのが自民党流。農家を騙すのも同じ手口・・・米価を高く維持したり、減反しても農家の収入が減らない様にしたり、農道を作ったり、水路を作ったりする源泉は、全て国民からかき集めた税金。その結果、国民は税金をとられた上に、高い設定のコメを買わされている。農家は、ただ徳をしているように見えるが、本当の生産技術や知識は上がっていないので、今回の様な(TPP)事態になると、対応する能力は全く無くつぶされるだけ。農家も単なる票田集めの道具にされている。

なぜアベシが福島に行けるのか不思議に思っていたが、考えてみれば納得できる。まともな考え持ち、行動力のある人たちは、そこには住んでいない。ほとんどが避難生活をしている・・・・・そうすると、地元に残るは、交付金を受け取る地方の政治屋とその取り巻き・・・その他、年を取り生まれた故郷で過ごしたいと考える老人達もいるが、放射能汚染の情報も受け取る手段を持たないので知らずにいるし、物を言える一般の人たちは少なく、そこに「風評を流すな!」と、さも復興の妨げになるような雰囲気を持ち込んでいるので、表面きって文句を言う人には会わないでしょうね。これは、戦争に国民を引き込む方法と同じだ。外国からの攻撃に立ち上がることが当たり前のように情報を流し、それに反対するものを「非国民」と騒いでつぶしてしまう・・・・・昔から、使われてきた手口だ! こう考えると、福島へは意外と行きやすいのかもしれない・・・

復興の妨げではなく、その土地に住まわせること自体が、そこに住む人たちの健康を阻害し、将来の生活設計もままならなくしている。1986年に爆発したチェルノブイリでさえ、いまだに帰還できる状況ではないのに、そこよりも高く放射能汚染された地域(20ミリシーベルト)に、自民党政府は住民を戻させようとしている・・・・・どう考えても、人体実験をしているようなものだ。今回の福島地裁の判決も、ただ聞き流すだけで、高裁から最高裁に持ち込んで裁判官への圧力をかけ、結論をひっくり返すつもりでしょう・・・そうなる前に、自民党をつぶさねばならないですね。

旭岳連峰と十勝岳連峰
旭岳連峰

十勝岳連峰

上の写真が旭岳連峰で、下が十勝岳連峰

10月10日(火)
6日7日と旭川に行きました。旭川に着いた時、目に前に広がる旭岳連峰と十勝岳連峰を見て思わず車を止めました。素晴らしい景色です! 山々の頂上付近が真白く雪が乗っています。空の青さの中に見える雪の白さはいいですね・・・・・。
丁度、旭川に到着したのがお昼だったので、友達のお店に行き食事をしたあと、しばらく友達と歓談。その後、旭岳連峰から十勝岳連峰まで60キロ以上にわたる大パノラマを見る為、いつもの「就学の丘」に行こうと車を走らせましたが、戻る時間を考えると余裕がありません。富良野国道(国道237号)の西聖和あたりにあった路側帯に車を止めました。丁度、旭岳連峰も十勝岳連峰も見ることができます。取りあえずそこで写真を撮って旭川に逆戻り。それにしても、いいタイミングで旭川に行けました。

旭川市内から見える写真も載せておきます。旭川は盆地だと知っていましたが、それはただの山では無く、2000m級の山々を見れる素晴らしい街だということを改めて思い知りましたね。こんな環境で育ったことに感謝ですね・・・。
美瑛岳・美瑛富士

美瑛岳・美瑛富士

十勝岳

十勝岳

オプタテシケ

オプタテシケ


鳴門の金時
金時

10月8日(日)
今朝、畑に行こうと準備をしていると宅急便が届きました。鳴門の友達が送ってくれた「金時」です。いつも季節のものだと云って送ってくれます。嬉しいものです。日々の生活に追われているときに、荷物が届くとその友達を思い出し、懐かしい時間が戻ってきます。ここ数年は、お互いに行ったり来たりしながら、お酒を飲みながら一緒に過ごす時間を持っています。今年の初夏に旅した時は、神戸空港まで迎えに来てくれて、神戸の人気店でビーフカツを食べたことや、鳴門の競艇場に連れて行ったもらい、初めて競艇を楽しんだ上に、買ってくれた競艇券が万艇券に化けたことや、夜に寿司屋の帰りに街のあちらこちらでやっている「阿波踊り」の練習風景を見て回ったりといろいろなことが思い出されます。しばらくは、金時を食べながら昔を思い出す時間を持てそうです・・・・・。

株の併合
株価

10月5日(木)
9月の27日28日に株式欄が不思議な表示がされました。普通であれば、左から企業名・始値・高値・安値・終値・出来高の順番で書かれています。その中の高値は、その年の年初から一番高い場合は黒下地に白抜きで数字が書かれます。同じく安値も年初からの一番の安値の時に黒下地に白抜きの数字が書かれます。通常は高値・安値が同日になる事は無いので、どちらか一方だけが白抜き文字になるのですが、9月27日は「高値・安値」の両方が同日に白抜き表示されました・・・・・

これは併合が行われたために発生しました。併合とは、ある株数を1株に集約することで、その分だけ単価は高くなります。例えば、1株300円の株を1000株持っていた時に、10株が1株に併合されたとすれば、単価は3000円の株となりますが持ち株数は100株に減らされます。どちらも価値としては30万円なので損得はありません。ただ今回は400名柄ほどが併合されたために、新聞を見るとほとんど黒字に白抜き文字になっています。

株をやっている人にとって、これはどのような影響があるのでしょうね? 計算上は損得は無いとは言っていても、なんらかの影響は出てくるのでしょう。その辺を分かっている人は対策をうっているのでしょうが、初心者には手の打ちようがない・・・特に場帳をつけたり、グラフを書いている人にとって、どのように対応するのか分からないですね。プロの相場師のブログを見ても、銘柄を取り換えねばならないような書き方になっていました。多くの人が未知の世界に入り込んだのでしょう・・・まあ、基本的には日本経済が変化しているわけでもなし、その企業の業績が変化したわけでもないので、大きな動きは無いのでしょうね・・・ ツナギで蓋をしておいて、しばらくは様子見かな?

希望の党の政策協定書
希望の党

誓約書

10月3日(火)
希望の党の設立が発表されてから、民進党が合流するという話が流れた。その後、民進党の全員を受け入れるわけでは無いと、小池都知事の考えが報道された。そして今度は、希望の党からの公認をもらうためには、政策協定書にサインを求められている。その内容は下記のとおりです。

1:希望の党の綱領を支持し、「寛容な改革保守政党」を目指すこと。
2:現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制について、憲法に則り適切に運用する。
  その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する。
3:税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)を徹底し、国民が納める税の恩恵が
  全ての国民に行き渡る仕組み
を強化すること。
4:憲法改正を支持し、憲法改正論議を幅広く進めること。
5:国民に負担を求める前に国会議員が身を切る改革を断行する必要がある事
  及びいわゆる景気弾力条項の趣旨を踏まえ、2019年10月の消費税 10%の引き上げを凍結する。
6:外国人に対する地方参政権の付与に反対する。
7:政党支部に於いて企業団体献金を受け取らないこと。
8:希望の党の公約を遵守すること。
9:希望の党の公認候補となるに当たり、当に資金提供をすること。
10:選挙期間が終了するまで、希望の党が選挙協力の協定を交わして政党への批判は一切行わない。

これを見る限り、第2の自民党を目指しているようですね。ただ「改革保守政党」としているのは、どのレベルの事を考えているのかが分からない。今の自民党の問題点を改善すると云う事でしょうが、どこを問題と考えているのかが分からない。迂闊に議席数を確保すると、自民党となんら変わらなくなる可能性も無きにしも非ずですね。

2番目の「安全保障法制」を認めることが条件ですが、いままで民進党に所属して反対してきていたはずが、ここにきて公認をもらうために賛成するとは情けない話でしょう。政治信条も人としての強固な意思も持たず、単に給与をもらうためなら、何でもします・・・と云っているようなもの。民主党・民進党は政治をするレベルの集団では無いことになりますね。もっとも、自民党議員のほとんども同じでしょうけれど・・・

3番目の「税が全ての国民の行き渡る~」仕組みの強化はどこまで考えているのでしょう? アベシと同じで耳触りの良い言葉を並べただけなのか、何か心底思うことがあってこう書いているのか・・・まだ見えないですね。ただ、この項目と5番「国会議員が身を切る改革を断行」や「消費税10%の引き上げ凍結」、そして7番の「企業団体献金を受け取らない」ことなどを見ると、現状の3流政治を止め、まともに国民のための政治を目指しているようにも見える。

4番目の「憲法改正」が良く見えない。全く自民党の草案のような、天皇を祭り上げ、陰で院政を引くような憲法を考えているとしたら、とんでもないことになる。一番危険なのがこの辺でしょう。いまでも壊れかけている「民主主義」が完全に崩壊するでしょう。表面的には民主主義を謳いながらも、その実態は共産圏と何らかわらない独裁国家になってしまう。自民党草案を推すことを考えているなら、相当に危険ですね。希望の党が過半数を取れなくても、自民党・公明党・維新などと組めば憲法改正はすぐにでもできてしまう・・・・・これはおお事ですよ!

民進党代表の前原は、どこまで読んで合流を選んだのでしょう。民主党の時の野田は、陰の自民党応援団でしたね。彼の決断・行動が今の自民党の議席数増加を後押しした・・・今回の前原も、小池都知事を見間違えて合流したとすれば、国会での憲法改正は一挙に実現してしまう。彼も野田と同じに陰の自民党応援団かもしれないですね。

希望の党に公認されなかったメンバーで「立憲民主党」を立ちあげたようです。枝野が党首になって進めているようですが、これが共産党・社民党と手を組むので、選挙は3極になってしまいました。自民党にとっては「棚から牡丹餅」でしょう。今までは野党が候補者を一人に絞って、自民党と1対1での戦いのはずが、3つ巴になってしまった・・・・・自民党を潰すのは当然のこととして、憲法改正は中身が見えないだけに、希望の党を推すことは危険極まりないですね。ここ当面は、共産党か立憲民主党に議席をある程度持ってもらうことが無難でしょうね。そしてその間に希望の党の本音を見切らねば・・・・・

希望の党
希望の党

9月28日(木)
先日、アベシが国会解散を宣言してから、いろいろな動きが出ていますね。アベシが何を云おうが、民進党の弱体をつき、尚且つ加計問題などの追及を逃れ、自民党勢力の増大を計っての解散だということは、誰でもが分かるいやらしい手口・・・。しかし、ここにきて小池東京都知事が国政政党「希望の党」を立てちあげることが表面化してからの憶測は、今、どこのテレビでも大きな話題となっている。

誰もが自民党のデタラメな政治をうんざりしている。しかし、それに代わる政党が無いことが問題であった。一時、民主党に期待を抱いた国民は、あまりにもレベルの低い民主党にあきれ果て、殆どの人は横を向いてしまった。今回の小池百合子氏が率いる希望の党は、どうでしょうか?

何を政権の柱にするかが分からないけれど、部分的に見えるのは、「脱原発」「しがらみのない政治」「大胆な改革」「消費税増税の時期や、その中身の検討」などです。どれをとっても国民受けするものばかりです。そして都知事になってからも、オリンピックの利権がらみに食いついたり、石原慎太郎の築地移転問題に噛みついたりと期待される行動をしています。そういう意味からして、現状の政治にうんざりしている人達の票を獲得することは確かでしょう。

問題は、何をしようとしているのか・・・と、どこまで本気でやるるつもりかですね。
「脱原発」にしても、その方向で推し進める時、命を狙われることは覚悟の上で、国家権力を動かし切れるかどうかでしょう。原発の利権は大きいので、それを止められることを極端に嫌がる集団がいます。こいつらに対峙するには、それなりの覚悟と対策が必須でしょう。

「しがらみのない政治」も、ほとんど利権がらみで動いているので、官僚・政界・業界の全てから狙われる。独立行政法人など多くの行政関係に流れている補助金をカット、まともな民間企業が活躍できるようにできれば、いとも簡単に経済は回復する・・・・・しかし、それでは天下り先も無くなり官僚は旨い汁もにもありつけなくなる。業界も、ピンハネ業で楽して税金をかすめ取っていたものが、実力がないと生き残れない・・・・・政治屋もおこぼれにあずかれない・・・・・これらと戦うには、相当にきつい戦いになることでしょう。

「大胆な改革」も、行政の無駄を徹底的に排除できるかどうか・・・官僚は、どんな手を使っても抵抗してくるでしょうね。以前に飛び出した、改革派の官僚を多数かき集めて、上手くリーダシップがとれれば、相手の手の内も見えるので戦えるでしょうけれど、そこまで手を広げることができるかどうか・・・

「消費増税の時期、内容の検討」は、財務官僚に騙されずに、日本の財政を立て直す能力が必要でしょう。現実的には、消費税を増税しなくても手当は出来るので、それを推し進められる人材を確保できるかどうかでしょう。

どちらにしても、自民党や特にアベシよりはましな政治ができる可能性がありますね。小池氏は憲法改革派ですが、まともな政治常識を持っているなら、それをやらすことも良い方法かもしれないでしょう。アベシや自民党主体では、キチガイに刃物の世界になってしまう。まともな感覚を持った人が、日本国民のためや将来の日本の為に、必要な法律を変えることができるのならば、それも一つの道かもしれないですね。特に、日米地位協定に手を付けられるかどうかでしょう。今後、どのような動きになるのか、おもしろくなってきました・・・・・

住民票
9月27日(水)
昼過ぎに住民票をとりに区役所に出かけました。駐車場がガラガラな割にかなり待たされます。やっと受け取った住民票を見ると、氏名が二重線で消され、その下に再度記入されています・・・どうしてこのような書き方をしているのかを尋ねると、係の人がその修正個所を見ていて、文字の一部が変更になっていると云います。確かに言われたところを良く見ると、字の書き方が違います。しかし、一般的にそこまでわかる方はいないでしょう。ある漢字の一部ですが、私は「ソ」のように書いていましたが、その住民票は「ハ」のように書かれています。自分ではそのような書き方をした覚えは無く、どうしてそうなっているのかを調べるようにお願いして待っていました。2時近くになっても結論が出てこないので、一度自宅に帰えり、再度出直す旨を伝えて帰宅しました。

3時ころに区役所の方から電話がありました。どうやら結婚届を出した時に、窓口の担当者が登録手続きをした文字が、私が普段から使っている書き方と違う文字を選んだために発生したようです。母親の謄本や生誕地である旭川の市役所なども調べて、ミスの発生は札幌の区役所であることが分かったそうです。謄本が全ての基本ですと云われたので、自宅に帰って昔の書類を探してチェックしましたが、どこの地域でもミスはありません。札幌だけの公的書類をみても、その書類によってはマチマチの書き方が登録されていました・・・役所の仕事は、なんか厳格そうですが、意外と適当な仕組みなんですね。

解散
自転車

9月25日(月)
仕事に行こうと自転車で出かけました。しかし、ギアチェンジができません。私の自転車は前が3段、後ろが7段のギアが付いています。その後ろのギアが作動しません。初めギアのあたりを見ていましたが原因が分からず、ワイヤーを伝って調べていくと、ハンドルの近くのチューブが割れてワイヤーが出ています。これが原因のようです。取りあえず仕事を済ませてから自転車屋さんへ持ち込みました。この自転車は買ってから12年ほどたっています。当然あちらこちらが錆び始めていますが、それでも細かい部品を交換すれば、日々の使用には問題ない。修理してもらいギアチェンジをすると、今までよりもスムースに変速します。まだまだ使えそうです。

アベシが解散をすると報道されています。内容を聞いているとあきれることばかり・・・。いつものように中身のない無責任発言ばかりですね。しかし、これでハッキリしたことがたくさんあります。
① 危機管理能力がない。
 国民の生命・財産を守る~と言って、NSC(国家安全保障会議)を作った。NSCは内閣に置かれ、国家安全保障に関する「重大緊急事態への対処を審議」する機関であり、内閣総理大臣と一部の国務大臣から構成される。北朝鮮がアメリカに挑発的な行動に出ている最中、選挙で空白をあけていい訳がない・・・先日のミサイル発射の時も、長々と40分もトランプ大統領を話をしたりして、「大変だ!大変だ!」と狼少年みたいに騒いでおきながら、その後ますます状況が悪くなっている最中に解散するとは・・・・
② 少子高齢化に対する経済成長
 アベノミクスは3本の矢で組み立てられていた。「金融緩和」「財政出動」「民間の成長戦略」である。金融緩和はマイナス金利まで下げたが失敗である。もともと世界的には失敗していることが分かっているのに実施することが異常だ。 財政出動は自民党が長年やり続けてきた事で、この官制経済が日本の経済の成長を停めていることが気づいておらず、同じことをやったが結果は明らかだった。3番目の民間企業に投資をさせる・・・といってもマーケットないところに投資をする馬鹿はいない。女性・若者・高齢者の人材活用と云っているが、実際的に実行できることは無い。ただ単に安い給料で働かすだけで、非正規労働者が増えただけ・・・ そして世界に共通する新たな市場なんて、誰が作るんだい? 3本の矢の結果、経済成長どころか国民の生活は苦しくなるばかり・・・ 
アベシ

そんな中、さらに「少子高齢化」するので、この状況下でも経済成長できるようにチャレンジする???????? 本当に馬鹿だと思うのは「これから少子高齢化の時代なので何か対策を打たねば・・」と発言していることである。少子高齢化は何十年も前から分かっていたこと。その分かり切ったことになんら対策を打たずに、若者の人口を減らしているのは自民党の責任であり、まともな政策が無いからだ。それをこれから何とかせねば・・・と云っていること自体が支離滅裂! 対策が遅すぎるにも限度があるだろう。これほど無能で無責任な政治屋がいる限り、日本は良くならないでしょうね。 

国民の中から一人でも二人でも、ゆでガエルにならずに目覚めてくれる人が増えてほしいものですね。

赤羽の丘
赤羽の丘

9月24日(日)
ここ1週間ほど忙しい毎日が続きました。昨日に卒業した高校の110周年記念の同窓会があり、そのために成田から友達が来ました。旭川からと札幌の友達を含め4人が再会。翌日、成田からの友達を車に乗せて旭川に・・・。前日も午前2時ころまで飲みましたが、同窓会当日も午前2時まで・・・。友達の話を聞いていると、知らない事や気づかずに通り過ぎたことなどの理由が分かったりと、懐かしい時間がよみがえります。

今日は久しぶりに美瑛に行ってみました。初めは「就学の丘」に行ってみましたが、約60キロにわたる大パノラマは見れませんでした。あいにく、大雪山山系から十勝岳山系までが雲に隠れています・・・それでも気持ちの良い風が吹き、天気も良いため1時間ほど風景を楽しみました。この大自然の中で、太陽を感じ、風を感じ、青空や白雲の流れを感じ、目に染みる緑を感じ、鳥の声を楽しんでいるのが大好きです。

その後「赤羽の丘」に行きました。いつものように宇幕別川の横に車を止め、砂利の山道を歩いて登ります。ここのトンネルのように覆いかぶさる木々からの木漏れ日を感じて、右下から聞こえる川のせせらぎを聞きながらゆっくりと登る時間が好きですね・・・・・。しばらくすると、カラマツ林に入るはずですが見当たりません。そのうちに赤羽の丘のポプラが見えてきます・・・いつもなら、カラマツ林の入り、突き当り右に曲がるとトンネルのようになったカラマツ林の間から、ポプラが見えてくるはずです。どうしていつもと違うのかと思っていると、重機が見えました。どうやらカラマツは全て伐採されたようです。農家さんが作物を作るために畑を広げたのでしょう・・・あのカラマツ林が無くなって残念ですが、仕方がないですね。今、残るのは記憶と写真だけ・・・

二つの景色を楽しんでいるうちに拓真館に行きたくなりました。あの美瑛の写真が見たくなったのです。前田真三さんの写した美瑛の写真は感動しますね。丁度、人もまばらなためにゆっくりと見ることができました。1枚1枚の写真を時間をかけて見ることができました。余りにも素晴らしいので、じっと見入っていると、少し離れた所からため息が聞こえてきます。60歳代くらいのご夫婦が写真を見ていて、ご主人がため息を漏らしているのです・・・今回ほど時間をかけて、1枚1枚を見て歩けたのは初めてです。そして、前田真三さんがプロカメラマンとして日本中を撮影している中で、最終的に美瑛に住んで、美瑛の写真を撮り続けたのも納得のできるものばかりです。できるものなら、四季折々に1週間ほど泊りがけで美瑛の写真をとってみたいものですね・・・。

シュタイナー教育
絵

9月12日(火)
今日は午前中は肩筋肉の断裂状態の確認で病院に行ってきました。一部断裂をしたままですが、断裂した筋肉も収縮していないので、手術の必要はないと云われました。今は、切れていない筋肉を毎日強化することで現状を維持・・・頑張らねば!

病院の帰りに友達の所に枝豆を持っていきました。いろいろ話しているうちに、壁に20枚ほどの絵が張り付けられていることに気づきました。見てみると上手に書いています。誰が書いたか聞くと、孫が書いて送ってくれると云います。小学校の3年生くらいから5年生くらいまでの絵だそうです。それにしては上手に書いています。形や配置もいいけれど、色の付け具合が素晴らしい・・・右上のヨットの絵は、ヨットもきちんとかけているが、波の色にいろいろな色を使った水彩画でとても上手です。

どうも普通ではないので、話を聞いていると「シュタイナー教育」をしている学校に通っていると云います。はじめて聞くことなので、モンテッソーリ教育みたいなものかと尋ねると、友達は「詳しくは分らないけれど、少し違うと云われているよ。しかし自分は、ほとんど同じような教育だろう思っている」と話してくれました。自宅に帰りネットで調べてみると、オーストリア生まれの哲学者ルドルフ・シュタイナーが1919年にドイツで初めて開校してから世界中に広がり始め、現在は1000校を超える全日制学校と、1500園を超える幼稚園が存在しているようです。

子供の成長を、7年ごとに変化する発達特徴を捉えて、それに沿った教育プログラムを持っています。
1:誕生から7歳までは肉体と感覚の発達。無意識的な活動すなわち毎日の生活のリズムを重視。
2:7歳から14歳にかけては感情の発達。
3:14歳以降は認識活動が発達。自分の判断で自分と環境世界の関係を決定していく時期。
ルドルフ・シュタイナーは1890年後半より、当時のヨーロッパ諸国が国力増強の手段として教育を国家制度へ組み入れていくことを批判し、同時に、社会主義運動は国家を経済組織へと再編し、教育を経済に隷属させてしまうことを指摘しました。そのため、国家原理からも経済原理からも自由な学校として自由ヴァルドルフ学校(シュタイナー教育)を設立。

日本の教育は、単に暗記するだけのもの。人として生きていくことの大切さやその喜びを教えはしない。そのため、東大に入った人間を優秀と思っている。その優秀(?)と云われる東大卒が大量に官僚になって、日本の政治の中枢になっている訳だが、現状の日本を見て本当に国民のための仕事をしているかと云うと、そうは考えられないでしょう。事実、優秀な官僚に言わせれば、馬鹿な官僚がたくさんいると云っています。知識だけが高い点数を取っても、物事を正しく理解できたり、正しく判断したり出来ない限り、それはバカと同じ・・・・・そんな人間が何人いても、日本は良くならにでしょうね。

民進 山尾氏 離党届
新聞記事

9月8日(金)
民進党の代表が確定したとほぼ同時に、山尾氏は幹事長になる予定が取り消され、更に離党届を出すことになってしまった。マスゴミのメディアは一斉にこの不倫騒動を取り上げている・・・・・この様な、どうでもいいことに時間と金を使うマスゴミにもあきれるが、私が気になるのはこの報道のタイミングである。民進党がどうなろうが別に問題ではないが、代表戦が決まり、その代表の前原が山尾氏を幹事長にさせようと強力に押していた最中である。推察でしかないが、民進党を弱体化させたいと考えている団体か、民進党の中で単に足の引っ張り合いをしている輩のどちらかが、陰で動いたと考えざるを得ないでしょう。

問題は、週刊誌に情報を流し、一番いいタイミングで報道させ民進党を弱体化させられる組織・団体はどこかと云う事です。そのためには、いろいろな情報を集める力や組織を持たねばならず、それの維持のために莫大な金を動かせる組織・団体はどこなのでしょう・・・。普通の企業であれば、そんな金を使えるわけがない。使えるとすれば、国民からの税金を何らかの名目で受け取り、使用内容を報告しなくても済む金でしょう。私たちの税金が、私たちを縛り付けるために使われている。事実は分からないように、特定秘密保護法で情報が流れ出ないようにしている・・・・・情けない国になってしまいましたね。

自然栽培の農家さん

9月4日(月)
畑で一緒の方に誘われて、千歳にある自然栽培をしている農家さんを尋ねてみました。全く自然の中そのものといった感じです。畑を案内してもらいましたが、コオロギをはじめ虫さんがたくさんいます。そしてもの凄い虫の鳴き声や鳥のさえずりが聞こえます・・・・・これほどの虫の声を聴いたのは何十年ぶりでしょうか・・・。いつまでもこのままここにいたいという感じです。広さを聞くと1町といいますので3000坪ほどあるようです。後ろの方が林になっており、防風林の役目を果たしています。畑の一部には希望する方たちに貸している所がありましたが、そのルールが変わっていました。通常ならば貸した場所は、それぞれの個人ごとに区画されますが、ここはその区画が無く、全員で共同して使うそうです。場所的に街からかなり離れているので、頻繁に来れる方は少なく、来られた方が作物を管理し、フェイスブックに載せることで他の方たちとコミュニケーションを取る形をとっているそうです。

今日は私たちの他に5人ほどの方が来ており、一緒に夕食を頂きました。いろいろ話を聞いていると、非常に健康に気を使った方たちであることが分かりました。敷地内は禁煙であることは当然として、香水や柔軟剤・合成洗剤などの臭いをプンプンさせている人もご遠慮してもらっているそうです。実際にそれらによって体調を崩した経験をもち、原因を取り除くことで健康を取り戻した話などもありました。今日来ていた人の中には、京都や愛知、そして台湾からも来た人がいました。文句を言っても何に変わらないので、自分でできることから始め、自分や家族を守っているようです。このような人たちは、結構いるんでしょうね・・・・・。

パッシンッグ
9月3日(日)
車を運転していて、対向車線でネズミ取りをしているところ見かけると、どうしてもパッシングをして対向車線の車に知らせてしまいます。しかし、このパッシングを見て気づく人がほとんどいない・・・・・私が運転を始めた頃は殆どの人が気づき、そしてパッシングやクラクション、あるいは手をあげて知らせたことへの返礼がありました。特に不思議なのが、トラック等の運転手にもほとんど分からない人が多くいることです。彼らは、トラックを運転することが仕事なので、ネズミ取りに引っかかり時間を取られ、罰金を払い、点数を引かれることは大きな痛手です。その生活が懸かっている人たちでさえ、もう気づく人はほとんどいない・・・・・

そんな事が気にかかっている中、数日前に対応車の人がパッシングしています。珍しいなと思いながらクラクションを軽く鳴らし、手をあげて挨拶をしました。その際、一瞬対向車を見ると、向こうの人も手をあげて挨拶しています。見ず知らずの人でありながら、何か親しい人にあったような気分でした。私は昔から長距離を良く走っていました。そのような時に急いでいると、対向2車線でも追い越しをかけることが良く発生します。この時に、前を走っている車が、スピードを落としながら左により中央車線側を開けて右ウインカーを出してくれます。前方からは車が来ていないので「今なら安全に追い越しが掛けられるよ」と云う合図です。その時は迷わず追い越しをかけ、横に並んだ時に軽く警笛を鳴らし抜いていきます。相手もお返しに軽く警笛を鳴らしてくれます・・・・・。追い越しをかけられる車でも、追い越しをかける車でも、対向車線の車でも、お互いが安全に走れるように気遣いながらの運転でしたが、そんな気遣いができない人が多くなってきました。気を使うとは、前方にも後方にも神経を張りながら走っている訳で、安全性が高まります。危険の可能性を少しでも早く察知し、それを回避するための行動に切り替えられる。

今は、電波が前方を見張って、危険と判断すれば自動ブレーキがかかる・・・・・機械が人の判断の代わりをする。果たしてそれが本当に良いことなのでしょうか? 運転者が正しく判断しやすくしたり、判断をしたことに対して次の対応に補助できる仕組みなら理解できます。何でも機械にお任せは、少し怖い気がしますね。

電話会談
新聞

8月31日(木)
29日の北朝鮮のミサイル発射後、アベシはアメリカ大統領と40分電話会談をした。又翌日午後にも電話会談をしている・・・そして、北朝鮮への「圧力強化」で意見が一致したとされている。ミサイルが発射されてから数時間後に40分も長々と何を話しているのでしょうね? 緊急会談と云っているが、何が緊急なんでしょう?国民の生命・財産を守る・・・と云っていますが、具体的に何ができているのでしょう?

ミサイルが発射されて、もう着弾しているのに、騒いで何が変わるのか理解ができない。それなら、その事態が発生する前に対策なり対応を確認しておくべきで、その後はどのような状況かで対応のしかたを判断すればいいはず。電話会談の後「圧力強化」といっても、実際は何にも変わらない・・・そんなのは、誰でも分かる事。これから圧力強化で北朝鮮の行動が変わるのならば、もっと前から実行していれば良かったはずです。北朝鮮は今突然に何かをし始めたわけでは無く、何十年も前から同じ方向で動いているので、今後の圧力強化で北朝鮮の行動を変えることができるのならば、今までもすでに出来たはずです。できなかったということは、これからも何もできないということ・・・は明確だ。それを何の結論も出せない長電話を40分もして、出た結論は「圧力強化?」・・・。アベシや自民党政権は、なんにも先は見えない上に、責任ある結果を出すこともできない。ただ口先で意味不明な嘘を言い続けている。

新聞

今回のミサイルは「北海道上空」を通ったと騒いでいます。確かにマスゴミなどに出てくる地図をみると北海道を横切ったように見える・・・・・この平面地図を見ると騙されるが、立体的に見ると意味合いが全く変わってくる。北朝鮮のミサイルは高度550キロと云われている。通常の飛行機が飛ぶ大気圏は100キロと云われているので、550キロは宇宙を飛んでいることになる。
高度

宇宙ステーションが400キロなので、北朝鮮のミサイルが問題ならば宇宙ステーションやスペースシャトルもいろいろな国の上空を飛び越えているので問題になるはず・・・・・爆弾を積むから問題なのでしょうか。他国との戦争は必ずしも破壊兵器だけの戦いではないはずです。いろいろな物資を手に入らないようにするのも戦争手段の一つだし、情報を収集したり操作したりするのも同じことですね。ならば、人工衛星で他国を監視するのも、爆弾を積んで飛ぶのも、意味合いは同じ。訳の分からないことを、大騒ぎするレベルの低さにお笑いですね。



・ 小池都知事の「排除」も「寛容」も、まったく心に響かない単純な理由

2017-10-11 19:00:30 | 小池都知事


今回の衆議院選挙は希望の党ができたために、野党が一つにまとまるはずが、おかしくなってきた。ただ一部には希望の党に期待する向きもあったが、徐々にその実態が見え始めてきた。基本的には自民との代替わりだろう。その党の代表である小池都知事の言動が見え始めている。真なる政治信条を持たない、単なる政治屋の可能性が高くなってきた。こんな党に票を入れたら、自民党とくっつき、とんでもないことになるだろう。

以下、現代ビジネスさんより転載します。





小池都知事の「排除」も「寛容」も、まったく心に響かない単純な理由

リベラルと保守を理解していないので…

山口 真由 (元財務官僚)


希望の党への合流を決めた民進党の一部議員が、政治信条をもとに選別されたことから、にわかに「リベラル」「保守」という対立軸が注目を集めている。しかし、この二つの立ち位置の違いを正確に理解し、説明できる人はどれくらいいるのだろうか。レッテルを貼り分けられるほど、議員たちの立ち位置はハッキリしたものなのか。『リベラルという病』(新潮新書)の著者、山口真由さんに聞いた。



(リベラル派は)排除いたします」と言って薄笑いを浮かべたあのあたりから、小池百合子・東京都知事の勢いは失速し始めたという見方がある。そんな空気を感じ取ったのか、最近の小池氏は、会見のたびに「寛容」「大きな心」などとくり返し、お茶を濁そうとしているようにも見える。

さて、先ごろ『リベラルという病』を上梓したこともあり、「現代ビジネス」編集部から、小池氏はなぜこれほどリベラル排除にこだわるのか書いてほしいとの依頼を受けた。

結論から言えば、そのような問いは「二重に」意味がないと、私は思うのだ。ただ、意味がないことを意味がないと整理しておくことに意義があろうという、まどろっこしい理屈を立てて、本稿を書き始めることにしよう。

二重に意味がないとした理由の第一は、そもそも日本に「リベラル」なんてないと思うから。第二に、小池氏にリベラルを排除するほどの強い政治信条があるとは思えないから。要するに、「空虚な概念 vs. 空っぽな信条」なのだから、そこには排除も寛容もないでしょう、と。


言葉だけ輸入された、中身のない「リベラル」 



民進党幹事長代行の辻元清美氏は、希望の党に公認申請するかどうか問われ、「私はリベラルの力と重要性を信じています。ですから、私は行きません」と答えた。多くの方が、辻本氏の言う「リベラル」っていったい何、と疑問を抱いたことだろう。

憲法改正に反対すること?原発再稼働に反対すること?もしそれがリベラルということなら、その根底にある哲学は、戦争に反対する平和主義だろうか?

太平洋戦争の敗戦国という重い十字架を背負った日本では、戦争と平和へのスタンスが、「保守」と「革新」を分ける大きな軸になってきた。安保闘争しかり。だが、その後「リベラル」という言葉を輸入したことで、日本のイデオロギーは混乱する。

きわめて広い意味を持つ「リベラル」という言葉だが、アメリカの現代政治においては、ニューディールから現在の民主党へと続く一つの系譜を指す。ここで大まかにその流れを解説しておきたい。

世界恐慌の渦中でも、政府は市場に介入しないとの方針を取ったフーヴァー大統領は、生活が立ちゆかなくなったアメリカ国民の怨嗟を一身に集め、退陣を余儀なくされた。続いて大統領に就任したルーズベルトは、政府の公的支出によって需要を下支えし、雇用やビジネスの機会を生み出そうとしてニューディール政策を推し進めた。

フーバー大統領

フーヴァーとルーズベルトフーヴァー大統領(左)とルーズベルト大統領 photo by gettyimages


景気の波さえ政府によってコントロールしようとする「大きな政府」論は、経済は市場によってしか調整されないという自由放任の「小さな政府」論と対置され、前者はリベラル後者は保守として分断される大きな軸となっていく。

そして、そこにアメリカの「神話」が重ねられる。黒人に対して非人道的な扱いをした歴史を深く恥じた知性派は、「人種の平等」を高く掲げた。少数者への共感は、やがて女性やLGBTへと広げられ、それがリベラルを支える大義を生んだ。「多様性への寛容」のため、政府は格差を是正して少数者にも均等に機会を与える必要があるという考え方から、「大きな政府」論が正当化されたのである。

このリベラルの発想は、いかにも「平和主義」につながりそうだが、実は真逆だったりする。人道主義という大義の御旗を振りかざすがゆえに、それを解さない野蛮な連中は武力によってその性根を改めてやろうというのが、リベラルの系譜を受け継ぐ民主党の伝統的な考え方なのだ。

実際、1990年代に民主党のクリントン大統領は、北朝鮮の核施設への空爆を実行寸前に至らせる強硬姿勢を見せている。それに比べ、保守の系譜にある共和党は、孤高のカウボーイよろしく、ヨーロッパの戦争にも干渉しない孤立主義を貫いてきたのだった。


アメリカのリベラルは、日本と真逆の立場 



ここまで述べてきたリベラルと保守の真髄には、人間をめぐる考え方の違いがある。

リベラルは「人間の理性」を絶対的に信じる。経済不況や格差は政府の積極的な介入によって解決し、野蛮な帝国は軍事介入によって折伏する。そうやって理性的な人間がコントロールできる領域を広げれば、多様な人間が共存できる理想的な社会ができ上がる。こうした一種の理想主義は、自然を耕し、従えるという発想につながる。

対する保守は、人間に対する深い懐疑がその源にある。荒野の開拓者を原風景とする彼らにとって、大いなる自然の前に人間はあまりにちっぽけだった。だから、彼らは自然を支配するなどというおこがましい発想を捨て、政府の介入は最小限にし、市場は自由競争に委ねようと考える。

そんなわけで、アメリカのリベラルは、憲法改正反対や原発再稼働反対を主張する日本のリベラルとは、真逆の立場をとる。

リベラル派の判事は、時代に合わなくなった憲法を解釈によって変更しようとするのが常だ。「解釈改憲は許されない!」と批判するのは、アメリカではなんと保守派の判事である。また、人間が自然をコントロールすべきとの発想から、アメリカのリベラルは原子力発電を人類の輝かしい到達点と考えている。

一方、日本では、戦後の「保守」「革新」という対立軸を離れ、「リベラル」の中身を定義しないまま言葉だけ輸入したために、混乱が起きた。今日に至るも、リベラルに分類される議員たちが「安倍憎し」以上の何を国民に伝えたいのか、ちっとも見えてこない

公平のために付言しておくと、今日の事態を招いたのは、保守の側にも責任がある。内閣官房長官時代の安倍晋三氏が記した『美しい国へ』(文芸春秋、2006年)というきわめて評判の悪い本の中で、彼はドラマ「大草原の小さな家」を「古き良き時代のアメリカの理想の家族のイメージ」として、伝統的な家族の価値への回帰を目指したレーガン大統領の政策に同調している。

だが、安倍首相がアメリカの共和党と同じ「保守」思想を持っていると考えるのは、誤解だ。確かに、伝統を重んじるのが保守の立場だが、守るべき伝統が日本とアメリカではまったく異なることを忘れてはならない。アメリカの保守は、解釈改憲を容認しないし、原発も推進しない

結局、日本では、リベラルも保守も、自らを定義する言葉の意味すらわかっていないというのが現実なのだ。


小池氏が目指すのは「私が輝く日本!」 



さて、多少ややこしい話が長くなってしまったが、話を戻そう。

小池氏が自らと政策を異にする勢力を「排除」したこと自体は、別に批判されることでもない。政策を実現するために政党を作るならば、異なる政策を掲げる者と一緒に結党するほうがおかしい。安倍政権に「NO」と言うためだけに寄せ集まった、政策の一致を見ない野合の衆をもって「多様性のある集団」と主張したいなら、話は別だけれど。

希望の党

細野豪志氏と若狭勝氏小池都知事を囲む、希望の党の細野豪志氏(左)と若狭勝氏 photo by gettyimages


政策が一致する者どうしで党を作りたいという正論を掲げる小池氏が、それでも批判されるのは、この人が政治的信条を持たない“カメレオン”なのだと、なんとなくみんなにわかってきてしまったからだろう。

「小池氏は、政策を異にする『リベラル』を排除したかったわけじゃなく、人気のない民進党をそのまま抱え込むと、希望の党が失速すると思ったからじゃないの?」「首相経験者とか自分よりも格上の目の上のタンコブが入り込むのを嫌っただけじゃないの?」という具合に。

都政を牛耳る人相の悪いオジサンを「都政のドン」呼ばわりし、そこに切り込む勇敢な女性として「改革勢力」のイメージを売り物にした小池氏は、アメリカのリベラルのキーワードである「ダイバーシティ(多様性)」を謳うものの、第一次安倍政権で防衛大臣を務めたことからもわかるように、安全保障については安倍首相と相違ない見解を持つ、日本で言うところの「保守」だ。

大衆にウケると思えば「改革者」になり、ときには「保守政治家」に舞い戻る。彼女の中心にあるのは政治信条ではなく、極端な自己中心性ではないだろうか。

都民ファーストの会の国政進出を進めようとした「百合子一筋」若狭勝衆院議員の面目を、「リセット」のひと言でものの見事につぶし(←まあ、若狭氏はそもそも無能だとの批判もあるが)、希望の党に合流すれば民進党候補者がまるごと公認を得られるという前原氏の期待をさらりと裏切る(←まあ、前原氏のお人好しな期待が甘かったといえばそれまでだが)。安倍首相への対決姿勢を明確にしたかと思えば、いつの間にやら自民党との連立も考えられるという


前原誠司

前原誠司元外相前原誠司元外相の見立てでは、希望の党と「合流」するはずだったが…… photo by gettyimages


「初の女性首相」という自らの進路は何よりも明確なのに、日本が進むべき将来の方向性は描けない。そんな小池氏からは、「日本をどうしたい」より「私はこうなりたい」しか見えてこない。つまり、「私が輝く日本!」ということか。

「朝からメディアの皆さん、私の発言ばかりを報道して」などと満足げに微笑む小池氏を見ていると、残念ながら、この人の芯にあるのは「私を見て!」という強い欲求だけだと思わざるを得ない。

都民ファーストの会の議員にメディア発言を控えさせるのも、若狭氏や細野豪志氏にメディアへの出演を自粛せよというのも、「私より目立つな」という暗黙の指示ではないか。結局、都民ファーストの会の代表に据えたのも、自分に決して歯向かわない、自分より決して目立たない、自らの元秘書なわけでしょう?

そういう意味で、元滋賀県知事の嘉田由紀子氏と小池氏はよく似た人種だ。嘉田氏が希望の党の公認を受けられなかったときには「やっぱり」と思った。「同族嫌悪」、目立ちたがり屋は目立ちたがり屋が嫌いなのだ。都民ファーストの会から音喜多駿都議が離脱したのも、どう言葉を飾ろうと、「私を見て!」と「僕の声を聴いて!」の対立に相違ない。



橋下徹氏には思想があった 



「ポピュリズム」と批判されようとも、橋下徹氏は少し違ったのではないか。だからこそ、大阪維新の会が日本維新の会として国政進出するときには、小池氏に寄せられているような批判が起こらなかったのだと思われる。

橋下氏も確かに目立ちたがり屋ではあろうが、彼には思想があった。

大阪府知事時代の2008年、私学への助成金28億円を打ち切る財政再建策を打ち出した際、高校生12人から猛抗議を受けた。が、橋下氏は、私立ではなく公立校を選ぶ道もあると告げ、公立校には学力が足りないと泣きつかれても、「自己責任」と取りつく島もなかった。大人気ない対応だとも言えようが、子供相手にすら曲げられない確固とした信念があったというのは、いささか持ち上げ過ぎだろうか。

アメリカの保守と重なる「小さな政府」論を明確に打ち出した橋下氏に対し、改革勢力、リベラルにも保守にも変わる小池氏からは、理念が見えてこない。結局のところ、そこには政治信条などないのだろう。

とはいえ、私は、小池氏をある意味あっぱれと思っている。誰だって目立ちたい政治家の中で、埋没しない手腕と度胸はさすがだ。本稿の最初に「日本にリベラルなんてない」と書いたが、小池氏の「私を見て!」という生々しくも力強い野心は、「日本のリベラル」という空虚な概念、妄想をこの際打ち砕いてくれるのではないかと、私は変な期待を抱いている。



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・ 丹羽宇一郎氏が提言 今の日本こそ「戦争の真実」学ぶべき

2017-10-11 01:07:14 | 政治


元大使の丹羽宇一郎氏が、今の日本を見ていて危機感を持っています。そして、いかに戦争に行った者たちが悲惨な状況であったかを知るべきだと云っています。口先だけは、きれいごとを言うアベシや自民党は、本当に国民のためを考えてはいません。丹羽宇一郎氏が、戦争で原発が狙われると、1基爆発するだけで日本はもう終わってしまうことを危惧しています。これは、広瀬隆氏が執筆し2010年8月(福島原発事故の半年前)に出版された「原子炉時限爆弾」に詳しく書かれています。これを読むと、いかに日本政府の行政がデタラメな決定をしてきたかが分かります。

実質的な外交はほとんどせず、海外遊説で金をばら撒くことしか能のないアベシ。北朝鮮問題で、ロシアのプーチンに会いに行っているが、相手にもされない・・・・・ごく当たり前のことが分からず、日本の政治レベルの低さを世界に知らしめただけ・・・。北方領土問題も、戦後70年過ぎるのに何ら進展は無し・・・

経済のケの字も知らない政治屋がやることは、名目は財政出動だが、単に借金を1000兆円に積み上げただけで、これを解決する手段も知恵も無い。結果2020年度までにプライマリバランスを黒字化する公約も、早くも破棄した、いつまでどうなるかの道筋も無い・・・外交も経済も国民の安全も福島原発事故の責任も・・・なにもかも無責任だらけの自民党政治のデタラメさに気づかない「ゆでガエル」の多さには閉口しますね。

以下、日刊ゲンダイ より転載します。



丹羽宇一郎氏が提言 今の日本こそ「戦争の真実」学ぶべき
2017年10月10日

丹羽宇一郎

 この国のトップは緊迫する北朝鮮情勢に「対話より圧力」と拳を振り上げ、設立されたばかりの新党の女性党首は「リアルな安保」を入党条件に掲げる。社会全体に開戦前夜のようなムードが漂う中、中国大使を務めた経験を持つ国際ビジネスマンである日中友好協会会長の丹羽宇一郎氏は近著「戦争の大問題」で、こう訴えかけている。今こそ日本人は「戦争の真実」を知らなければいけない

今の政治は「民の声」が反映されていない 



  ――近著をまとめるのに多くの戦争体験者や軍事専門家に直接、話を聞き歩くのは大変だったと思います。そこまでの労力を払って、この時期に「戦争の大問題」を世に問うたのはなぜですか。

 トランプ米大統領の誕生により、世の中に幾つもの「真実」が出てきました。ポスト・トゥルース、オルタナティブ・ファクト、フェイク・ニュースとか。客観的な事実より虚偽であっても、個人の感情や心情に訴えかける方が世論に強い影響力を与えてしまう。「真実とは何か」と考える機会をくれたトランプ大統領には感謝しますが、「戦争の真実」について私は考えました。戦争を知らない人々がますます増えゆく日本で戦争が近づく中、戦争とは一体何かその真実は誰が決めるのか


 ――確かに「真実」にもいろいろありますね。

 戦争から帰還した人がオルタナティブ・ファクトを語っている可能性もあるわけです。ならば大勢から話を聞かなければ真実は分からない。真実の度合いを広く深く自分の感覚で正確に知りたかった。戦争のリアルを知る人々は90歳を越えています。私も含め戦争体験者にはあまり時間はない。存命中にお会いして話を聞き、戦争を知らない世代に戦争の真実を活字で残す。それが、われわれの世代の義務です。


  ――本の冒頭に引用された「戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」という田中角栄元首相の言葉が印象的です。

 やはり戦争を知らない世代は戦争のリアルなイメージを持ちえない。戦争の「におい」とか「味わい」とか。最近も麻生副総理が北朝鮮からの武装難民の射殺に言及しましたが、彼は人を撃った経験があるんですか。人と人が1対1で撃ち合うなんてできません。人間ができない残酷なことは戦争体験者は絶対口にはしません。


 ――角栄氏の危惧がまさに顕在化しています。

 若い人は、先の大戦で日本兵は勇ましく撃ち合って戦場に散ったと思っているけど、帰還者に話を聞くと、大半は撃っていない。ひたすら歩き、さまよい、飢餓や疫病で亡くなった人々が圧倒的に多い。実際に引き金を引いた人も敵兵を目の前にして撃ってはいない。あの辺にいるはずだと目をつぶってバババッと撃っている人が大半です。今のシリアの戦闘映像と同じ。だから人を殺した実感がない。だが、それが戦争の本当の残酷さです。


  ――そんな目には遭いたくありませんね。

 ただ、本当の戦争を知る人々は、その体験を自分の子供たちにも話せない。食料を奪ったり友達の肉を食べたり。いざという時にそこまで残酷な動物となった経験を語れるわけがない。戦争は人を狂わせます。だから体験者は皆「戦争だけはやらないでくれ」と口をそろえるのに、戦争をイメージできない世代には「やろう」と粋がる人が多い。こんな怖いことはない。

あきらめない対話」が回避の唯一の道


  ――北朝鮮問題では、日本のトップが率先して戦争に向かおうとしているように見えます。

 日米両国が世界から孤立するように「力には力」と叫び、トランプ大統領は国連で北朝鮮の「完全破壊」に言及しましたが、出口なき戦略です。北朝鮮が崩壊すれば、日本にも中国や韓国と同じく難民が漂着します。日本海側には人口60万人から80万人の県が並ぶ。北朝鮮の人口は2500万人余り。数十万人が生きるために必死になって日本海側に押し寄せたら、食料や宿はどうするのか。想像を絶する事態となります。


  ――今の北朝鮮の立場は日米開戦前夜の日本に似ています

 金正恩委員長を追い込めば、「野垂れ死にするぐらいなら玉砕してでも」と、第2次大戦突入時の日本の心境にさせるだけです。そこまで追い詰められた経験を持つ日本が、声高に制裁を叫ぶのは歴史を学んでいない証拠。トランプ大統領の挑発に真っ先に反対すべきは本来なら日本のはずです。


 ――「地下に逃げろ」というミサイル避難訓練も無意味です。

 今やロケット戦争の時代です。中国の習近平国家主席も昨年、陸海空軍に加え、「ロケット軍」を新設し、党中央軍事委員会の組織を変えました。最近明らかとなった新たな人事では、軍事戦略を立案する「連合参謀本部」の中枢を7人もの幹部で構成する最大の組織に改変しました。7人のうち陸軍出身2人、海空軍出身は1人ずつ。ロケット軍出身は3人を占め、軍の主流に躍り出ました。これからはロケット中心の戦いになると、中国はみているのです。

  ――なるほど。

 ロケット中心の戦争で、最大の脅威は原発です。日本に現存する原発は54基。原発は1基で広島型原爆の1000倍の放射性物質が貯め込まれているといわれています。どこか1つでもロケット弾が落ちれば、日本は広島型原爆の1000倍、5カ所なら5000倍の放射能に覆われてしまいます。この狭い国土がそれだけの放射能汚染を浴びれば、日本人はどうなりますか。だから、戦争は絶対に避けなければいけないのです。


  ――トランプ大統領の口汚い舌戦に同調する安倍首相は本当に日本の安全を考えているのか疑問です。

 北朝鮮のロケット弾は日本列島を射程内に捉えていますが、米国全土にICBMを飛ばす能力はまだない。米国は難民ラッシュも逃れられる。日本が北朝鮮を敵に回した時のリスクは米国とは比較になりません。また、米国は原爆を落とされたことも、本土爆撃や侵略された経験もない。「戦争の怖さ」を知らない人ばかりの国と、世界唯一の被爆国のトップが同じ「イケイケ」の考えでは、世界的な信用を失います。


安倍首相は2年間の「核凍結」を米ロに迫れ




  ――国連演説で安倍首相は「対話による(北朝鮮)問題解決の試みは一再ならず無に帰した」とまで言い切りました。

 安倍首相自身、どれだけ北朝鮮と対話してきましたか。ひとこともしていないのに等しい拉致問題だって何ら進展していない。「対話は無力」と言う前に、まず話し合うべきです。そもそも先の大戦の戦勝5カ国がまず核兵器を持ち、インドやパキスタンは“やり得”で保有を認められた。いつでも保有国は核兵器を使えるのに、北朝鮮だけ許さないのは常識的にみてアンフェア。核開発を放棄してイラクやリビアの二の舞いになるのを避けるなら、北朝鮮も命懸けで核を持つしかない。他に力がないのですから。


 ――核保有国は身勝手です。

 だからこそ、戦争と核兵器の怖さを思い知らされた日本が核保有国を説得すべきです。安倍首相が真っ先に説得すべきは核大国の米国とロシアです。表向きは北朝鮮を非難し続けてもいい。何らかの理由をつけてドイツとともにトランプとプーチン両大統領と会談し、水面下で2年間の核兵器凍結を提案する。1年は短いし、3年は長すぎます。簡単ではないのは百も承知です。それでもケンカは最後に強い者が一歩、引くものです。解除すれば再び核戦争の危機ですから、2年間の凍結は自動延長されます。ここまで深謀遠慮を巡らせて実現させれば、安倍首相はノーベル平和賞ものです。


  ――歴史に名を残したがる首相ですから、ぜひ動いて欲しいものです。

 核戦争回避にはこの道しかない。安倍首相はこの国を放射能の渦に巻き込み、滅ぼしていいのですか。日本には何ら得はないのに、米国と一蓮托生の北朝鮮への強烈非難には中国もおかしいと感じています。あそこまで日米同盟に懸命なのは、北朝鮮ではなく、中国が攻撃対象の「本命」なのかと。


  ――今度の総選挙は、敵ばかり増やした安倍首相の外交姿勢が問われるべきです。

 安倍首相にはひとこと言いたい。「あなたの民主主義とは何ですか」と。今の政治は「民の声」が反映されていません。日本は議会制民主主義の国とはいえ、選挙に勝てば何でも許されるわけではない。民主主義とはオールウェイズ(常に)民が主です。「力対力」では民が犠牲となる戦争を近づけるだけです。野党が今、手を結ぶべきは戦争を遠ざけること。民が主なら、最後まで対話をあきらめてはいけません。「戦争の大問題」に比べれば、小池都知事がどうこう言ったなんて、非常に些末な話です。そういう意味で今度の選挙は民主主義の根幹が問われているのです。

(聞き手=本紙・今泉恵孝)

▽にわ・ういちろう 1939年、名古屋市生まれ。名大法学部卒業後、伊藤忠商事に入社。98年社長に就任。99年に不良債権約4000億円の一括処理を断行し、翌年度決算で同社史上最高益(当時)を記録。2010年、豊富な中国人脈が注目され、民間出身として初の中国大使に就任した。