祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ GPIFで株運用 なぜ公務員年金だけ堅実運用なのか

2016-07-29 23:20:18 | 年金


今日のニュースでGPIFが2015年の積立年金を株式で運用した結果、5兆3098億円の損失が出たと公表した。この公表も例年とは20日ほど遅くのタイミングであり、7月10日の参議院選挙を外しての公表である。アベノミクスの失敗は明らかである上に、年金の運用実績が5兆円マイナスであることが、参議院選挙の前に出ないようにずらしたのでしょう。相と変わらずせこいですね・・・・
株の世界ではGPIFはただのカモ・・・・・このギャンブルをGPIFの素人にさせると云うことは、日本政府は強盗詐欺集団だね・・・

過去8年間の運用実績公表日は下記の通り。
6月30日 2010年
7月1日  2009年
7月2日  2013年
7月4日  2008年 2014年
7月6日  2011年 2012年
7月10日 2015年

以下、日刊ゲンダイより転載します。





GPIFで株運用 なぜ公務員年金だけ堅実運用なのか

2014年11月11日


約130兆円の年金資産を持つ「GPIF」が運用比率の見直しを公表。「国内債券」を60%から35%に引き下げる一方、「国内株式」への投資を12%から25%に引き上げる。いよいよ将来の蓄えが“ギャンブル”に投入されることになる庶民はタマったもんじゃないが、見逃せないのは、国家公務員が対象の「国家公務員共済年金」は、「国内債券」への投資が74%と安全運用に徹していることだ。なぜ、庶民の年金だけリスクの高い運用なのか。

 過去13年間のGPIFの運用状況をみると、01、02、07、08、10年度の5回が単年度収支でマイナスだった。元本の確実性が高いローリスクの国内債券を中心に運用しても「勝率」は6割に過ぎないのだ。ハイリスクの国内株式の比率を引き上げ、もし、運用に失敗すれば老後の蓄えが一気に吹き飛ぶことになる。
 実際、01、02年度、運用額の25%を国内株式、14%を外国株式に投じた結果、両年度で計3兆円もの損失を出している。



■運用方針は正反対
 一方で、チャッカリしているのが、約7・3兆円の資産を運用する「国家公務員共済年金」だ。国内株式の比率は昨年12月に5%から8%へ引き上げただけ。今も資産の74%を安心安全な国内債券で運用している。運用方針はGPIFと正反対だ。庶民の年金は“ギャンブル”で運用しながら、国家公務員は「堅実運用」なんて、どう考えてもおかしい。

 年金問題に詳しいジャーナリストの岩瀬達哉氏はこう言う。
「国民からの預かり金である年金資金を株式運用するなら、国会できちんと審議し、承認を得るべきで、厚労省が勝手に運用を判断するべきではありません。それにGPIFのような大手(機関投資家)は、たとえ株が上がっても売るに売れない。売り始めた途端、相場が大きく下落するからです。となれば、株を保有し続けなければならず、キャッシュを得るのは難しいでしょう」

 なにより、GPIFが国内株式を大量に保有して大株主になることは、年金資金を積み立てている労働者にとってもマイナスの方が大きい。GPIFは株主として経営サイドに業績アップを求めることになるが、その結果、サラリーマンはリストラの対象になりかねない。自分たちの老後のための組織が、自分たちを脅かす大矛盾が起きる。

 それなのに塩崎厚労相は、ハイリスクのベンチャー企業への投資についても「ベンチャー投資が危ないという既成概念で投資しているプロは世界にいない」と意欲マンマン。本気でそう思っているなら、国家公務員共済年金の運用資金を全額ベンチャーに投じるべきだ。






・ インドネシア女性大臣 中国の違法船をだ捕し150隻を爆破

2016-07-19 23:47:24 | 国際


インドネシアのスシ大臣は、自国に違法で入り込んで漁をしている船を見つけては爆破しています。明確に自国の意思表示をしていて素晴らしいですね。日本ではそこまでの意識もなければ、責任感も無い大臣ばかりなので出来ないでしょうね。特に官僚は利得の事しか頭になく、問題は起こさないで逃げることばかりに長けているので絶対にあり得ないでしょう。

2014年に就任してから150隻以上の中国違法漁船を爆破しています。発言していることがいい・・・
  遊びでやっている訳じゃない



インドネシア女性大臣 中国の違法船をだ捕し150隻を爆破「遊びでやってる訳じゃない」








・ 東京選挙区開票立会人から重要報告

2016-07-19 02:51:48 | 選挙


参議員選挙の東京地区で戦っていた三宅洋平氏の開票結果は、多くの人達が予想していたものより低かった。選挙管理の在り方が疑われている。ムサシの開票はデーターを操作されるので、東京都小笠原村での手作業による開票結果では三宅氏がダントツ一位だった。有権者も意識が上がっており、備え付けの鉛筆は使わず、自前のボールペンあるいはマジック等で記名する人が増えている。しかし、それを無効にする判断がまかり通るならば、どこかの無法国家と同じである。民意が正しく伝わる仕組みを確立せねば・・・・・
以下、SHANTI PHULAより転載します。





東京選挙区開票立会人から重要報告:区の職員が「精査」と称して三宅票に ケチをつけ「問題票」や「疑問票」に
2016/07/13 9:00 PM


竹下雅敏氏からの情報です。
 今回の選挙も不正選挙であったらしく、様々な情報が上って来ています。三宅洋平候補の票の入り方がおかしいということは、一昨日、編集長が取り上げた記事でも触れていました。 このコメントは、開票立会人をしていたという人からのもので、かなり重要な報告ではないかと思います。この報告通りだとすれば、区の職員の取った行動は、異様です。

 この報告に対して、次のようなコメントが入っていました。
「猫麻呂様へ (慈黄)2016-07-12 21:56:29
私は東京某市で三宅洋平陣営からの投票立会人をしたものです。ここに書かれていることが事実なら公選法違反です。私の市では無効票判断の説明でマジックやボールペンなど備え付けの鉛筆以外での記入は無効にはならず有効ということでしたし、総務省の見解も同じですのでこれは犯罪になります。三宅候補選対には連絡はしましたでしょうか?」

 今後、こうした報告が続々と上がって来るものと思います。不正選挙で権力を掌握し、ほとんどの憲法学者が違憲だと断定する法律を、有り得ない方法で無理やり成立させ、“戦争が出来る国”にしてしまう。しかも、多くの日本人はまだこのことに気付いていない。非常に危うい状況になっています。
(竹下雅敏)



重要なコメント

不正選挙 (猫麻呂)
2016-07-11 23:07:34 

開票立会人をしていたから、その状況よくわかります。
8時45分に開票作業が開始し、9時の時点で三宅候補ははすでに百票のたばが、
5つあり、5百票
でしたので、上位6位になっていました。

9時半の最初の速報が楽しみだと、にんまりしていたら、
なんと、速報では三宅候補ゼロ票と書かれていました。
え、たった今、私が候補者別に並べられた三宅候補の箱の中で見たものは、
何だったのかと、強い怒りを覚えました。

その箱から、職員がどんどん票の束を取って行き、精査と称して、三宅票をためつながめつ、あ、これはマジックインクだから、あ、これはボールペンだからと、
ケチをつけながら、「問題票」や「疑問票」
のところへ入れて行くのです。

ちょっと待った!
マジックインクで書いても、有効票だよ、キミ!
私は区の職員に注意しました。

その途端に、選管三名に囲まれ
開票立会人は、区の職員と口をきいてはいけない、壇上の開票立会人席に戻れと言われて
その場を離れざるを得なかったけれど、非常によい場面に出くわしたと思う。

5百票あったのに、そうやって箱から出してしまったから、
箱には百票の束ひとつしか残っていなかった。

5百票以下はゼロと見なすから、これでは、三宅さんがかわいそう。

どうして、そういうことをするのかというと、
速報を出す直前に、箱を空にしておいて、ゼロ速報を出すことで、
三宅人気に復讐したという感じかも。

三宅票は、マジック書きが多かった。
意識が高い証拠
それに、くしゃくしゃに折り畳んで投票した人も何人かいたのがわかり、
お仲間がいて、嬉しい。

ユポ紙は、鉛筆書きの字を消して、別の候補者の名前と書き換えるから、
くしゃくしゃにしておけば、表面が平らでないから、もうできない。
いい気味だ。
ーーーー
やはり・・
これは、大問題に発展する気配




・ 手作業による開票結果 三宅洋平氏ダントツ1位

2016-07-19 02:44:51 | 選挙


選挙の不正が騒がれている。とくにムサシの開票マシーンでは数字を操作できることが知られている。東京都小笠原村ではムサシを使わず手作業で開票した。その結果は、三宅洋平氏がダントツ一番である。アベシの嘘だらけの数字で騙され、マスゴミを権力で抑え込み、選挙では開票結果を操作・・・・・これが民主国家なんでしょうか? どこかの独裁国家と変わらない・・・ しかし、これが事実ならば突破口はあることになる。





・ 大阪における「不正選挙」疑惑追及者Aさんインタビューダイジェスト版

2016-07-18 02:45:39 | 選挙


7月10日の参議院選挙では、三宅洋平氏が約25万票と基準ラインの半分ほどの票のため落選にとなりました。開票前の予測では6位には入っているとされていました・・・。と云うことはおよそ50~60万票が読めていたことになります。しかし、結果は約25万票と予想の半分くらいとなり落選しましたが、その票の中身を見ると明らかに操作したとしか思えないことが分かってきています。以前より集計マシンのムサシの集計に疑問が多くあることは良く知られていますが、今回の手法は投票箱毎すり替えの可能性が考えられます。

以下、Shanti Phula さんより転載します。





最強の不正選挙追及者が現れる!?ムサシの不正票集計改竄を暴けば、安倍自民党は完全崩壊
2016/07/11 3:20 PM

この動画は必見。最強の不正選挙追及者だと思います。全部見ることをお勧めしますが、時間のない方は44分23秒〜54分40秒をご覧ください。開票中にムサシの下請け会社が投開票システムにバックドア(裏口)から侵入し、遠隔操作していたという証拠付きの事実。これは選挙結果を好きなように改竄できる決定的な証拠ではないでしょうか。是非、徹底追及して、全貌を明らかにして欲しいです。

 今回の参院選で「三宅洋平が6位争いに確実に食い込んで来た」と言われていましたが、9位に終わってしまいました。これは本当の結果なのでしょうか。下の記事では、昨夜の0:00の段階でも三宅洋平氏の票がゼロの区がかなりありますが、21時30分の段階では東京23区では全てゼロだったようです。

 そして22時30分の段階になっても、大田区、墨田区、江東区、中央区、練馬区、中央区、世田谷区、渋谷区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、葛飾区、江戸川区、八王子市、三鷹市でゼロになっています。著者の方が、「箱ごと中身をすりかえている投票箱」がある場合にこういうことが起きると仮説を立てています。また、比例代表の開票は、開票参観者が帰ったあとに行われることから最も不正がやりやすいことが指摘されています。是非、引用元をご覧ください。
最後のツイートにあるように「電通による情報操作とムサシの不正票集計改竄を暴くこと」が大切ではないかと思います。
(編集長)



160709 【ダイジェスト版】大阪における「不正選挙」疑惑追及者Aさんインタビューダイジェスト版(聞き手:IWJ記者)
配信元) YouTube 16/7/9


引用元) 阿修羅 16/7/10
(前略) 

http://sokuho.h28sangiinsen.metro.tokyo.jp/h28san_skai.html

(注)このURLは、時間ごとに上書きをされて表示されていったので21時半時点のデータ、22時半時点のデータ、23時半のデータ0時00分のデータ 最終結果と時間ごとに表示が変化している。

平成28年 参議院(東京都選出)議員選挙開票結果

21時30分でなんと三宅洋平氏の票が都計では103票 東京23区ではゼロ。奥多摩町では88 島部で15 大島で10だけなんだ。じゃあ、あれだけ多くの人が三宅洋平の選挙フェスに集まって、一生懸命票を投じたのはどこにいったのだろう?この史上最多の人数が品川に集まったこの人たちの票はどこにいったのか?

(中略) 

三宅洋平氏の票だが22時 30分 現在でhttp://sokuho.h28sangiinsen.metro.tokyo.jp/h28san_skai.html
都内で30245票である。

実は、非常に奇異な点があるのだ。それは、区によって、「票があるところ」と「まったくゼロな区」があるのだ。通常、こんなことは考えられない。たとえば杉並区は5千500だ。台東区3千。目黒区が2500。その一方で大田区ゼロ 墨田区ゼロ 江東区ゼロ 中央区ゼロ 練馬区はゼロ

これは一体なんなんだ!ちょっと抜粋してみよう。
千代田区が800 中央区がゼロ 港区がゼロ。新宿区3千 文京区500 台東区3千 墨田区ゼロ 江東区ゼロ 品川区5千 目黒区2500 大田区ゼロ 世田谷区ゼロ なんと渋谷区もゼロ 中野区は1千 杉並区は5500 豊島区はゼロ 北区はゼロ 荒川区はゼロ 板橋区はゼロ 練馬区はゼロ 葛飾区がゼロ 江戸川区がゼロ あとは八王子市がゼロ 立川市が500 武蔵野市が3千 三鷹市がゼロ 青梅市が500

(中略) 

そして
今回の三宅洋平の得票に戻るが0時00分現在で東京都合計で18万8千票である。区部合計では、13万票 そのうち千代田区では、たったの1千票。
中央区ではゼロ票。港区では5千500票 新宿区では6千500票 文京区では4千票 台東区では3,500票 墨田区では4千票 江東区ではゼロ票 品川区では7,569票 目黒区では10,000票 大田区では12,000票  世田谷区では20,000票 渋谷区では8,000票 中野区では8千票 杉並区では1万7千票 豊島区ではなんとゼロ票 北区では4,500票 荒川区ではゼロ票 板橋区では1500票 練馬区では1万2千票 足立区ではゼロ票 葛飾区では500票 江戸川区では5,000票 八王子市では6,000票 立川市では2500票 武蔵野市では3,500票 三鷹市では4,500票 と続く。

(以下略)





・ <社説>空調補助廃止 ならば米軍機飛行停止に

2016-07-17 01:29:54 | アベシ政府


アベシのやることは小汚いことが多い。
俗に言う「金で人を釣る」ことを政治の当たり前の手段として行っている。アベシに都合の良い知事には、手厚く補助を出すけれど、沖縄の知事のように自民党に対してきちんと意見を言える人には、嫌がらせの一つとして補助金をカットする・・・。なんて肝っ玉が小さいんだ・・・これなどは、いかに国民の事を自民党は考えていないかを示す良い事例だ。子供たちの勉学に集中できる環境をどう作るかがポイントなのに、そこを無視して沖縄知事いじめ・・・・・過去70年間も、こんなレベルの姑息な手段で物事の対応をしてきたんでしょう。それだもの社会の仕組みがおかしくなるのは当然ですね。

以下、琉球新報より転載します。



<社説>空調補助廃止 ならば米軍機飛行停止に
2016年5月14日 06:01


なぜ基地周辺の学校で防音事業の空調(エアコン)維持費補助を一部廃止するのか。さっぱり分からない。
 中谷元・防衛相は「騒音が発生していなくても空調機を設置して維持費等を負担している公立学校との公平性を考慮した」という見解を示した。 補助のない他の公立校と不公平だというが、米軍機が飛ぶことこそが不公平だ。補助を廃止するなら全米軍機の沖縄上空飛行を停止すべきだ。

 防音工事は防衛施設周辺整備法に基づく。「防衛という国民全体の利益のために特定の地域の住民が受けている不利益を公平の観点から是正する措置」である。防衛省はうるささの度合いに応じて4等級に分け、不公平な状態を補償している。

 防衛相の言う、騒音が発生していなくてもエアコン維持費を負担している公立学校と、騒音にさらされている学校を同列に扱って比較するのは無理がある。本来は比較対象にならないはずだ。沖縄ではあらゆる場所で米軍機による騒音が発生している。全国に比べて沖縄の学校の音環境こそ不公平なのだ。

 今回補助が廃止されるのは3、4級。県内に4級該当はなく、3級が廃止対象になる。では3級はうるさくないのか。3級のうるささの基準は50分の授業中に75デシベル以上の騒音が10回または80デシベル以上が5回以上である。環境省によると、70~80デシベルの騒音は主要幹線道路周辺(昼)や地下鉄車内、航空機の機内、セミの声に相当する。

 一方、文部科学省の基準は教室内が窓を閉めた状態で50デシベル以下、窓を開けた場合でも55デシベル以下が望ましいとしている。3級は明らかに文科省の基準を超えている。防衛省は文科省基準を満たさなければならないはずだ。

 財政難も説得力がない。垂直離着陸輸送機オスプレイ、無人機グローバルホーク、イージス艦など、安倍政権下で防衛予算は増え続け、自衛隊の装備品も強化の一途をたどっている。2016年度は史上初めて5兆円を突破した。これに対し今回廃止する県内の空調補助は2億1800万円。5兆円の中から捻出できないはずがない。
 学校の音環境の不平等を放置することは、憲法の理念に反する。補助金廃止を撤回できないなら、騒音発生源を除去するしかない













・ 安倍政権の疑惑を追及していた「週刊ポスト」編集長が突如の更迭!

2016-07-15 22:12:09 | 政治 三宅洋平


アベシの肝っ玉の小ささには驚きですね。嘘は平気でつくし、都合の良い数字のみを部分的に見せ、誤解のある言葉で国民を騙しまくる・・・・その上、まともな記事を書く報道機関を、あの手この手でつぶすことに必死となっている。しかもそれに使われる金はすべて国民の税金である。こんなことの為に政党交付金を回すなら、全て廃止してしまえばよい。金を使って裁判に持ち込むことにより、資金のない一般市民なり小さな企業はみんな退散するのは、アメリカのモンサントと同じ手法・・・・・自民党の金は、全て国民からの政党資金の他、企業を回遊した税金なり保険料などの政治献金である。すなわち全て国民からの金・・・・・まともな政治活動に使うことがない政治屋は排除せねば・・・・・

以下、LITERAより転載します




「ポスト」編集長更迭は官邸の圧力!?
安倍政権の疑惑を追及していた「週刊ポスト」編集長が突如の更迭! 背後に官邸の圧力

2015.07.13


マスコミを懲らしめる」「沖縄の2紙をつぶす」発言であらためて露わになった安倍政権の言論弾圧体質。実際、安倍政権はこの間、ずっと自分たちを批判する新聞・テレビに対して徹底的に圧力をかけてきた。一連の朝日新聞バッシング、『報道ステーション』(テレビ朝日)への圧力、『NEWS23』(TBS)への安倍首相自らの恫喝、選挙直前のテレビ局へ圧力文書送りつけ……。

 しかし、そのターゲットは、新聞とテレビだけではなく、週刊誌にまで及んでいたらしい。
 この7月、「週刊ポスト」(小学館)で、三井直也編集長が就任わずか1年で更迭され、代わりに前編集長の飯田昌宏氏が返り咲くという前代未聞の人事が発令されたのだが、この人事の背後に官邸の圧力があったという仰天情報が飛び込んできた。

 あまり週刊誌を読まない読者は、なぜ「週刊ポスト」のような軟派週刊誌に?と思うかもしれないが、三井編集長が就任してからの「ポスト」は、それまでの軟派路線とはうって変わって、反安倍政権の姿勢を鮮明にしていた。毎号のように政権批判が特集され、今年4月には、高市早苗総務相の大臣秘書官をつとめる実弟が関わったとされる「高市後援会企業の不透明融資」問題をトップページで報道。

 続いて5月には、東京地検特捜部が捜査を始めた日本歯科医師連盟(日歯連)から、菅義偉官房長官が代表をしていた自民党神奈川県連に3000万円が迂回献金されていたとすっぱ抜いた。大手紙の政治部記者が言う。
「高市さんのスキャンダルは3月くらいから官邸内でも頭痛のタネになっていたね。もみ消しに動いたのが、菅さんだと言われている。高市さんの実弟に問題融資の回収を速やかに処理するよう指示したと言われたし、『ポスト』の報道後、高市さんの実弟が名誉毀損で訴えたのも、菅さんの指示らしい。ところが、その菅さんを今度は日歯連との関係で追及した。官邸の『ポスト』憎しは相当なものだった」
 
 実際、この間、「ポスト」には、官邸から様々な方法での圧力がかけられていたという。

 最初に行われたのは、安倍首相との蜜月ぶりがすっかり有名になった幻冬舎の見城徹社長から「ポスト」発行人・森万紀子氏へのプレッシャーだった。「森さんは同じく小学館の『女性セブン』編集長を務めていた人物ですが、夫がバーニング系の事務所の社長を務めていることもあり、バーニングべったりで知られています。もちろん見城社長とも昔から仲がよく、『セブン』時代には見城社長をネタ元にしていた」(小学館関係者)

「ポスト」は今年2月に、テレビ朝日の放送番組審議会会長である見城社長が審議会で『報道ステーション』は政権擁護もすべきと発言していたことを暴露。それに怒った見城社長が旧知の森氏に裏で執拗な抗議を行っていたという。「すでにこの時点で、森さんは三井編集長の更迭を考えていたようです。ただ、1年で交代させるのはさすがに難しいということで、時期はもう少し先を考えていた」(同前)

 しかし、そこに加わったのが官邸からの訴訟攻撃だった。前述した高市総務相の実弟が関わったとされる「後援会企業への不透明融資」報道をめぐって、高市氏の実弟がすぐさま「ポスト」を名誉毀損で訴えたのである。しかも、三井編集長だけでなく、発行人の森氏に、担当編集者、ライターまでを被告にするもので、さらに、高市氏の実弟は警視庁への刑事告訴まで行っていた。

「『ポスト』の記事は非常に慎重で、高市総務相が会見で否定した『日本政策金融公庫の不正融資に関与していた』というような話はそもそも書いていない。その不正融資が焦げ付いた後に、別の融資会社に口利きをしたという事実だけです。それなのに、民事、刑事両方で、発行人やライターまで訴えた。SLAPP訴訟の典型です」(前出・大手紙政治部記者)

 さらに5月、前述した東京地検特捜部が捜査を始めた、菅官房長官の日歯連3000万円迂回献金疑惑の記事に対しても、「ポスト」は菅官房長官から訴訟を起こされたという。「菅官房長官は報道直後、囲みの取材で『弁護士と相談して、法的措置も含めて、いま、検討している』と答えたきり、一切会見はしていませんが、すでに東京地裁に提訴ずみと聞いています」(同前)

 とにかく、この訴訟で発行人の森氏をはじめ、小学館の幹部は震え上がった。そして、慌てて三井編集長の更迭を決めたのだという。後任の飯田編集長は、前述の軟派路線の上、政治的には保守で、むしろ中国や韓国叩きに熱心だった人物。同誌から安倍批判が消えるのは確実と言われている。「一説には、名誉毀損裁判と編集長人事をめぐって、官邸と小学館の間で、何らかの裏取引があったのではないか、とも言われています」(小学館関係者)

 まあ、裏取引はともかくとして、安倍政権と自民党がいま、訴訟に出るという手を使って週刊誌を押さえ込もうとしているのは事実だ。「高市総務相のケースもそうでしたが、自民党は閣僚や幹部のスキャンダルを週刊誌がやろうとすると、すぐに党の顧問弁護士をたてて、『訴訟するぞ』とプレッシャーをかける作戦をとっています。新聞とテレビは抗議だけで黙らせることができるが、週刊誌はそうはいかない。それで、週刊誌がいま、いちばん恐れる訴訟をもち出して、圧力をかけるわけです。週刊誌もよほどの鉄板の事実がない限り、スキャンダル追及なんてできなくなってしまいました」(週刊誌編集幹部)
 安倍政権によって脅かされているのは憲法9条だけではない。「言論の自由」がいま、危機に陥っているのだ。
(田部祥太)




・  石田純一の都知事選会見に震えた!

2016-07-10 01:17:43 | 政治


よくあれだけ口から出まかせが言えるものだと驚かされるアベシ。しかし、もっと驚くのはあんな低いレベルの嘘に簡単に騙される国民が多いことである。それと、政治レベルが低すぎるので、あきれ果てて選挙に行かないことが最適な判断だと思っていることである。わずか2割ほどの支持者しかいない自民党が、国民を欺き法案を好き放題に作り変え白アリ状態であるのは、まともな判断力を持っていればすぐに分かる。それを拒否できる権利まで放棄して、自分はまともであると考えている茹でガエルの多い中、石田純一氏がメディアで立派な発言をしてる。ただ見れば、チャラ男かと思っていたら、意外としっかりした意思を持っているようです。芸能界では自民党批判は厳禁なんでしょうけれど、堂々とものが言えるところを見ると、見た目とは違い男らしいですね。
以下、リテラより転載します。




石田純一の都知事選会見に震えた! CM打切り覚悟で、野党共闘を呼びかけ、安倍の参院選“改憲隠し”を痛烈批判
2016.07.08

「(与党が強いなか)野党が集結しないと、いまの現状では思いを力に変換できていけない
 きょう、都知事選への出馬が取り沙汰されている石田純一が会見を開いた。「野党統一候補であるならば、ぜひ出させていただきたい」と出馬に意欲を示したが、同時に「野党統一候補がほかの方に決まったら、もちろん喜んで応援させていただきたい」「(統一候補が)割れちゃった場合は自分が降りて、力を結集したほうがいい」と語り、あくまで野党共闘が第一優先だとした。

 しかも、きょうの石田の会見は、都知事選というよりも、明後日に控えた参院選を強く意識したものだった。
「今回の参院選挙を見てもわかるように、憲法改正とか、そういう話っていうのはまったく聞こえてきません。でも、年初には『参院選は憲法改正というものを争点にして戦う』と総裁はおっしゃっておりましたけれども」
争点を隠すことで、そのあとに数さえ、多数決さえとれば、あとはバババとやっちゃう。そういうことをすごく感じる」
「市民目線では、憲法改正とか集団的自衛権について、話し合ったほうがいいんじゃないのか。憲法のどういうところを変えていくのか、新しい日本にするのは結構だけど、どういう日本に変えていくのか。文言とか改正すべき点とか、そういうものがまったく論議が行われていない

「憲法というのは国民を縛るものではなく、権力者を縛る。それを(自民党の憲法改正草案は)国民を縛るように変えていっている。(中略)笑われ、バカにされ、生活も厳しくなるかもしれないが、立ち上がったほうがいいと思った」
 このように、石田は都知事選というよりも、安倍自民党がこの選挙戦で徹底して「憲法改正」という争点を隠していること、そして参院選においてメディアがちっとも取り上げない「安保法制の廃止」というもうひとつの争点を明らかにしたのだ。
 いま、なぜ石田が会見を開いたのか。その理由が参院選にあることは明らかだ。
 自民党による憲法改正の争点隠しをメディアは追及せずNHKは参院選の報道さえ消極的。当然、改憲勢力3分の2を阻止するための「野党共闘」という大きなうねりの意味さえ伝えず、「野党は与党の批判ばかり」「選挙の争点がはっきりしない」などと話を逸らしつづけている。


それはまるで、無党派層が動くと与党の不利になることを見越して、「寝た子は起こすな」と言わんばかりだ。挙げ句、参院選の争点をじっくり問うこともなく、「都知事選に誰が出馬するか?」という報道で参院選の存在をうやむやにしようとしている。「憲法改正」という争点を隠している自民党に対し、メディアもグルになっている状態なのだ。

 そんななかで石田は、都知事選出馬の話題でマスコミを惹き付け、参院選直前の最後の平日、つまりもっともテレビメディアが食いつくタイミングで会見を開いた。そこで石田が訴えたのは、冒頭に記したように“いまの与党に対抗するためには野党の集結”だった。──これは、都知事選と同時に、参院選における野党共闘の大きなアピールにほかならない。そして、今回の参院選は「憲法改正」である、と言い切ったのだ。

 なんと石田は自覚的な人なのだろう、と感嘆せずにはいられない。マスコミがまやかしの参院選報道を行い、争点隠しに与するなかで、芸能人である自分が“客寄せパンダ”になって参院選を、野党の団結をアピールしよう。そう考えて石田が行動したとしか思えないからだ。
 その石田の“自覚”は、質疑応答にも表れていた。日刊スポーツの記者から「靴下を履かないスタンスは都知事になっても続けるか?」というじつにくだらない質問を受けても、石田はにこやかに「(素足に靴は)しばらくは続けます」と答えた。これはマスコミが石田純一というキャラに何を求めているのか、それに応えることによってマスコミは大きく扱ってくれるということがわかっているのだろう。
 実際、国会前の安保法制反対デモでのスピーチでも、「戦争は文化ではありません!」と自身の過去の“失言”である「不倫は文化」をもじったり、さらにはジャケットの上からセーターを肩がけするという珍妙なファッションでカメラの前に立った。そう、バブル期のトレンディ俳優時代、石田が流行らせた“プロデューサー巻き”を、わざわざ仕込んできたのである。

 もともと石田は安倍首相と食事をともにする“仲間”だった。だが、集団的自衛権の行使容認をきっかけに、石田は“間違っていることには間違っていると言わないと”と安倍首相とは距離を置き、国会前で反対を叫んだ。そしていま、芸能人という自分の立場を最大限に使い、安倍自民党とメディアがひた隠す「憲法改正」が参院選の争点なのだと訴え、なぜ野党が力を合わせて選挙に挑んでいるのか、その意味を伝えた。
 それだけではない。石田がメディアの注目を集めたことによって、安保法制における国会前反対デモの映像がワイドショーで久々に流された「安保法制の廃止」も重要なイシューであると、石田の存在が伝えたのだ。

だが、肝心のテレビは、“安倍応援団”の自称ジャーナリストたちが、そんな石田の強い思いを踏みにじることに必死だ。
 たとえば、会見の生中継を行った『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)は、司会の安藤優子が「都知事選の争点はという質問だったんですけれども、国政に関わる、憲法改正や安保法案のほうにいってしまったんですけど、これどうしてもズレを感じるんですけど……」と言い、御用ジャーナリストの田崎史朗時事通信特別解説委員は「国政の問題と都政の問題がごっちゃ」「具体論がない」と切り捨てた。
 また、同じく生中継した『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)でも、“安倍首相の腹話術人形”である日本テレビ官邸キャップの青山和弘が「東京都政に思い入れがあるからという会見ではなかった」と否定的な見解を示した。

安倍首相は憲法改正を隠して選挙をやっている」という石田の真っ当な批判は、安倍自民党に与した報道姿勢に徹するこうしたテレビ番組への批判でもあったはずだ。にもかかわらず、そうした石田の意志を無視して、憲法改正の問題に言及したことも矮小化して伝えているのである。
 今回の会見で石田は「メディアの言論の自主規制」にも言及し、「デモに行くと注意を受けたり」「仕事もだいぶ減った」と語り、CM契約についても「何かしらのペナルティーは発生することもある」と述べた。また、妻である東尾理子からも「生活やっていけるの?」「(税金)払えるの?」と言われたことを明かし、都知事選出馬は所属事務所からも妻からも反対されているような状況である。私利私欲のためなら、出馬も政治的発言もしないほうがいいのはたしかだ。

 それでも石田が「野党統一候補なら出馬したい」と表明したのは、暴走する与党を止めるため、それだけだ。会見で石田はこう話した。
「いろんなことがあったじゃないですか。80年、90年前に。ああいうふうにならなければいいなという、それだけです」
 この石田の行動を無駄にしてはいけない。都知事選の前には重要な参院選がある。そして参院選の争点は憲法改正であり、この国を戦前に引き戻してしまうかどうかの選挙なのだ。
(編集部)










・ 東京選挙区に異変 与党が恐れる“穴馬”三宅洋平氏の爆発力

2016-07-08 21:51:01 | 政治 三宅洋平


東京選挙区で参議院選に立候補している三宅洋平氏が注目を集めています。先日もユーチューブをアップしましたが、彼の日本の政治の問題点を正確にとらえていることや、彼の熱い情熱が伝わってきます。彼の事務所から北海道の私の所までボランティアのハガキ依頼が来ました。電話をかけてくれたのもボランティアの人達です。お金がないと戦えない現在の選挙方法に対し、真っ向から戦いを挑んだ三宅洋平氏を応援したくなるのは当然ですね。私も東京都内の住む友人に電話をし、状況を説明し、ブログのユーチューブを見てくれるようにお願いしました。すぐに賛同してくれる人や、自分で調べて検討すると返事のくれた友人もいましたが、今日は全員から三浦洋平氏を応援するとの返事をもらいました。その中の一人は自分のFaceBookにポスターを載せ、
「東京選挙区の人、参議院に誰を送り込みたい? ぼくは三宅洋平に決めた。ぼくと同じロンゲだけど、誰よりもまともなことを言っている。37歳のロック・ミュージシャン。候補者の選択肢に入れてください。」
とメッセージをつけてアップしてくれました。

誰もが、今の政治や未来の日本の不安も持っている中で、本当に未来を託せいる人を捜し求めているのでしょう。私の子供たちも、今までは全く選挙に行かなかったのに、今回は事前投票を使って参加しています。多くの人たちの意思が一つにまとまり、まともな政治ができる環境が作られればいいですね
以下、日刊ゲンダイより転載します。



東京選挙区に異変 与党が恐れる“穴馬”三宅洋平氏の爆発力
2016年7月7日


 改選6議席に31人が乱立した東京選挙区。政党やメディア各社の情勢調査では、民進・蓮舫氏、自民・中川雅治氏、共産・山添拓氏、公明・竹谷とし子氏の4人はほぼ当確。残り2議席を自民・朝日健太郎氏、民進・小川敏夫氏、おおさか維新・田中康夫氏の3人が競っている。

 だが、都内を歩き回って選挙取材している記者の多くは、この情勢に懐疑的だ。なぜ、無所属の三宅洋平氏が泡沫扱いなのか。一般紙やテレビは三宅氏を全く取り上げないが、例えば公示翌日のスポニチは〈東京選挙区“万馬券”三宅氏「フェス」で支持拡大へ〉という見出しで、次のように報じていた。

「レゲエ調の音楽に合わせて演説。脱原発や安倍政権が目指す憲法改正の阻止を訴えた。自民、民進が2議席目の決め手に欠く中、6議席目に滑り込む“穴馬”として注目されるのが三宅氏だ」

 三宅氏は3年前の参院選に緑の党から比例で出馬し、落選候補最多の17万票超を獲得した。その時と同じ、音楽と演説を融合させた「選挙フェス」は公示日初日から人だかりで、連日どんどん集客は増え、先週2日(土曜)は渋谷・ハチ公前を1万人が埋め尽くした。公明党の支持母体の創価学会の会員まで飛び入りで参加し、三宅氏支持を訴えたのだ。


■新しい政治をやってくれそうな期待感

 この盛り上がりは何なのか。選挙フェスを何度も取材しているジャーナリストの横田一氏は、三宅氏の爆発力をこう分析する。

「まず、小泉進次郎衆院議員に匹敵する演説のうまさがあります。山本太郎参院議員が全面支援していますが、三宅さんの演説を聞いていると、当選したら2人で国会で、新しい政治をやってくれるのではないかという期待感が膨らむ。選挙フェスには安保法制反対の国会前集会の時のように、識者も参加していて、政治への無関心層を取り込む吸引力もあります

 4日の立川駅には、生活の党で山本氏と共同代表を務める小沢一郎氏も応援に駆け付け、「政治のプロは必要ない。本当にみんなの気持ちが分かって、ひたむきに進んでいこうという人が必要なんです」と演説、歓声が上がった。

 三宅氏の選対チームは、ボランティア中心ながら、公示日に全ての掲示板にポスターを貼った。会場でカンパを集め、公選ハガキへの協力を呼びかけるなどして、選挙に行かない無党派層に熱伝導のように支持を広げている。

 まさに、最後の1週間で驚異的な伸びを見せ、東京選挙区で66万票を獲得した3年前の山本太郎氏の選挙とそっくりだ。政党はその再現を恐れているから、三宅氏の存在を無視し続け、一般紙やテレビも同調するのだが、三宅氏の演説の動画は、ユーチューブですでに40万回以上再生されている。あっと驚く結果が出る可能性がある。


・ 公明党・創価学会を揺さぶる 池田大作名誉会長のメッセージ

2016-07-08 21:10:06 | 政治


昨年9月3日の日刊ゲンダイにあるニュースですが気になるので転載します。自民党は公明党が補完勢力として強力に援助していますが、その公明党の支持母体である創価学会の池田大作氏が、自民党を批判しています。彼の影響力が大きいものとすれば、今回の参議院選挙では公明党の力は半減する可能性があるでしょうね。池田大作氏の言葉は全く違和感のないものです。普通の感覚であれば、彼の言葉を信じるのは当然の事でしょう。以下、日刊ゲンダイより転載します。



安保法案を「廃案」に追い込む“怒濤の国民デモ”に公明党がグラつき始めた。「60日ルール」適用前に法案を採決したい自民党とは対照的に、公明党幹部から「全国規模で反対の機運が高まっている。採決に至れば内閣支持率は落ち込み、政権へのダメージは大きい」と不安視する声が漏れだしたのだ。揺さぶりの“原動力”は、全国各地で「反対運動」が起きている支持母体「創価学会」だ。

 12万人が集まった30日の国会デモでも目立った三色旗。8月中旬に創価大の教員らが立ち上げた安保法案に反対するサイトの署名はあっという間に1600件を突破し、今も増え続けている。とりわけ学会員の間で猛烈な勢いで「拡散」しているのが、池田大作名誉会長の「言葉」だ。

 池田名誉会長は1975年、「21世紀への対話」と題した対話本を出版した。歴史学者で、ロンドン大教授などを務めた故アーノルド・J・トインビー氏との40時間に及ぶ対談をまとめた内容だ。創価学会のサイトでも閲覧できる。「軍備と戦争 “平和憲法”と自衛」という章で、池田名誉会長はこう発言していた。

国防のためだから、国民の税金を軍備の拡充のために注ぐのは当然だという、政府・権力の言い分は、まやかしにすぎません。それにもまして悪質なのは、国を防衛するためといって、青年たちに生命の犠牲を求めるペテン行為です。なぜなら政治権力の多くは、この“防衛”を口実につくりあげた軍事力によって“侵略”を行い、他国民も自国民も、ともに苦難のどん底へと叩き込んできたのですから――。本当に“防衛”のためだった例は、きわめて稀でしかなかったのではないでしょうか〉

〈問題は、あらゆる国が他国からの侵略を前提として自衛権を主張し、武力を強化しており、その結果として、現実の国際社会に人類の生存を脅かす戦争の危険が充満していることです〉

 これに対し、トインビー氏もこう応じていた。

〈もし日本がその現行憲法の第9条を破棄するとしたら――いや、さらによくないことは、破棄せずにこれに違反するとしたら――それは日本にとって破局的ともいうべき失敗になるでしょう。憲法第9条をめぐる日本の政策いかんが、中国に対する日本の意向をはかる尺度となるでしょう。日本の再軍備は、たとえそれが真に自衛を目的とし、侵略を意図するものではないにしても、中国の疑惑と敵意をかきたてることでしょう〉

いやはや、池田名誉会長もトインビー氏も、そろって今の安倍政権のような政治手法こそが「国家の破滅を招く」と言っていたのだ。さらに池田名誉会長は「池田大作全集2」でもこう断言していた。

〈“世界に貢献”するための“憲法改正”論議なども一部で浮上していますが、私は賛成できない。平和志向の国家としての国是にかかわるからです〉

 これが学会の宗旨であれば、安保法案の全力阻止は当然だ。学会執行部は今の状況をどう考えているのか。

「憲法9条の平和主義と専守防衛を踏まえた閣議決定に基づく法案の審議が、現在、進められているものと認識しています。その点の理解が進まず、反対されているのであれば残念です。当会の三色旗などが政治的に利用されるのは遺憾です」(広報室)

 池田名誉会長が同じ説明で納得するのか、ご本人に聞きたいものだ。