祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

大衆心理の誘導

2011-11-27 23:52:45 | 社会・経済・政治
大衆心理の誘導
2011年11月27日。
「新報道2001」を見ていて、問題と思えることがありますね。
話の内容は国の財政が悪くなり、それを解決するためにディスカッションをするものです。この番組は、大衆を変な方向に誘導していますね?・・・・・政治家4名と大学教授・TV解説委員3名などで、それぞれの立場から意見を言っている形をとっています。一見まともそうですが、大衆心理を不安に導く方法で、社会保障を削減するのが当然と思える方向にまとめていました。海外の著名な評論家が、世界で財政を立て直すことができた国(16か国)と失敗した国(46か国)を調査した結果、こうすれば良いとする方法を放映しています。内容は、「社会保障の削減」と「増税」がごく当たり前という雰囲気つくりをし、削減を恐れずに進めねばならないと方向付けをしています。
心の優しい民衆は、そうせねばならないと思わせることを狙っています。
本来であれば、もっと大きな視野で情報を流し(正しいデーターを含め)、判断は民衆一人一人にさせるべきです。部分的なものの見方で、善悪を判断すると大局を見失い、泥沼にはまっていきます。

今の政党では、この雰囲気のまま進ませると基本的な削減はほったらかしで、社会保障を削減しやすい、年寄りの年金額削減、現役世代の受給時期の引き伸ばし、健康保険料の自己負担増額等のいによる歳出の削減だけを実施し、さらに増税ありきで進みますよ。民主党も話にならないけど、自民党もそれに乗っかって増税を進めます。本質的なところの、財政の在り方や国全体を見通したシステムは確立できません。それこそ、官僚の都合のいいように手玉に取られることだけです。民主党が政権を取ってから2年が過ぎても、こうしますと言ったことが形として残らないじゃないですか・・・特に、今の野田首相や小宮山厚生大臣を見ていて、全く国の未来に対するロマンもビジョンもなく、官僚の言いなりですものね!・・・安曇財務大臣をただのアンちゃんでしょう。ちょっと官僚から知恵をつけられただけで、分かったような口をきいていますが、勉強不足で役不足ですよね。この前のEUの危機のとき、1日で7兆円の介入をしていますが、どうも世界の笑いものになっていますものね。ただただ・・金をドブに捨てたようなものですものね。それで復興増税(10.5兆円)は無いでしょう・・・・・
野田は、前の自民党時代のレベルの低い政治家と同じですね。ずるっこく政治生命を引き延ばすことに長けているだけでしょ・・・民主党の内部で、早く浄化しないと大きな問題になりますね。

社会保障を削減するには、前提条件があります。下記のような、無駄な支払を徹底して削減を実施することが最低限の条件でしょう。
1: 徹底した基本ベースの支払を削減
  全体の数字を明示して、期間を限定し実施すること。実際の結果が出なければ、認めないこと
 ・天下り先を生んでいる外部団体の補助金・交付金等ををすべてカット。
  過去に支払った、退職金等は一般企業の実態に合わせ、渡りによる余剰分はすべて回収。
  各団体にある余剰金は、すべて国に返却。
  権限も与えない。国と民間の間に入り、時間的にも費用的にも無駄となり、天下り先になっているため。 
 ・公務員の全体の給与額の削減。人員の3割カット、及び一人当たり年収の削減(正しい民間給与に合わせること:おそらく4~5割カットになるはず。)
 ・公務員、国会議員の退職金はすべてカット。
 ・共済年金は、過去の国鉄・電電公社・林野業等の年金合体で、厚生年金が持ち出しした支払い分を厚生年金に支払すること。(約6兆円)
  職務加算は税金の無駄使いのため、即禁止。いままでの支払い分は国に返却。
 ・国が持っている株式・土地等は売却。
 ・人事院の解体。(自分たちの都合の良いようにデーターを作り、改悪の連続のため)(これについては、近々「祐さんの散歩路 独り言編」に記載します。)
 ・国会議員の削減。議員給与の削減(50%カット)。調査費用は、その都度申請し限度なしで支払。
 ・地方公務員の給与、退職金も上記の国家公務員に準じる。
 ・官舎等の全廃。(国家公務員、地方公務員とも同じ)
上記に類するものは、用語の違いあってもすべて対象とすること。

上記の基本的の無駄が発生している支払いを止めることや過去に役人が勝手に食い散らかした積立金等をすべて回収し、2度と同じことが発生しない仕組みを作り、実績を上げ国民に明示し続けることが、最低条件でしょうね。

2:上記の数字を組み入れても不足する部分は、初めて一般の社会保障に調整が入っても、納得できるでしょう。ただし、共産主義みたいな補償はなくすことですね。

生活保護の人と、国民年金を正しく収めている人との不公平なシステムを改善することですね。
生活保護者は、7万円の生活費のほか住宅手当がでて、地方によって違うものの、川崎市などは13万円の支給になっている。北海道は10.5万円であるが、その他冬季の灯油代が支給?・・・・
尚且つ、病院代はすべて無料である。癌の手術を受けてもである

一方、国民年金の人は、40年間すべて納め続けても(実際はすべて払えない)、月6.6万円であり、そこから健康保険料や住民税、固定資産税、等を支払い尚かつ病院との支払いは個人払いである。
どう考えても、共産主義社会より悪いね。共産主義社会は、全員が同じレベルなのだが、日本にいれば、全く保険料を納めない人間より、まじめに支払った人間のほうが低い生活レベルを強いられている。・・・・・どっか狂っていますね・・・
最低保障として7万円支給するなら、国民年金を払った人はその上に、自分が積んできた金額を上乗せすべきでしょう。
平等とは、努力をした人にはそれなりに報いることを言うのである。努力した人もしない人も同じ待遇ならば、それこそ不平等ですね。過去の共産圏が崩壊したように、何にもしないほうが楽して過ごせるので、生産性が極端に落ち崩壊しますね。

年金の削減は、実質的には無理でしょう。物価が下がっているというが、増税、支払区分の負担増などがあり、可処分所得は減っているので、理屈は合いません。ましてや、年金を受給している人は、その金額で生活設計をしているので、住宅ローンなどを組んでいる人は、対処の方法がありません。40代50代の人も同じでしょう。もう少しで年金を受け取る時期に入っている人は、もうこれから生活設計の変更は無理ですね。
ましてや、年金崩壊については、疑問符がありますね。単純に計算しても不足するはずがないのに、なぜ、持続ができないのでしょうか?・・・積立金を何かおかしなことに使わない限り不足はあり得ません。(「祐さんの散歩路 独り言編」の年金積立方式の実態賦課方式に書いてあります。)もし、不足するなら明確にすべきですが、誰もそれについて資料を出している人を見ていません?・・・・本当に手を付けるなら、20歳代の人が65歳以降の生活設計のため、道を選び40年以上もかけて移行するくらいの手順を踏まないと、現実的ではありませんね・・・

いっそのこと、国ではなく個人年金を掛けられるようなシステムを作れれば、長期間かけて制度の移行ができますね。そうすれば、基本ベースの誰でも7万円/月を国からもらい、残りは個人年金で賄えるでしょう。まさに、個人の努力次第となります。ただし、これでも、現在の年金受給者は、生活設計を変更できないので、現状の継続か、過去積み上げた年金保険料を金利込みで現金返却という方法はありますね。そうすれば、その現金を自分で増殖させれますからね・・・

3:ここまで来て、増税となるでしょう。
前項の社会保障と増税は、ほぼ同時かもしれないですね。これなら、国民も納得するでしょう。
しかも、無駄を相当省けるので増税でなく減税になるかもしれませんね。・・・・


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年金 積立方式の実態

2011-11-24 18:10:39 | 年金

年金積立方式の実態

富良野

2011年11月24日。
猿芝居ですね!! 政府の事業仕分けで、「年金が7兆円も多く支払われていたので、それを早く回収するように提案する」と玉置議員がまとめると、間髪入れず、小宮山厚生労働大臣が記者会見をし「来年からすぐ実施します。」と発表・・・・????? 出来レースもいいとこだ!・・・・本当に情けないですよね。官僚の言いなりだものな・・・・どうしてこんなレベルの低い政治家を出してくるんだ・・・・・
いままでも、官僚の言いなりで改悪の連続だろう! 今回の問題も、改悪の影響が大きすぎるので、特例措置として3年間ずらしただけだろう。それを決めたのは、政府じゃないのか???それをいまさら、回収とはどういうことだ・・・・回収しなければならないのは、「失った年金」「公務員の無駄な給与」「公務員の無駄な退職金」「公務員宿舎」「天下り先への補助金」「天下り役人の退職金の回収」「無駄な行政機関」・・・・・やらなきゃならないことは山とあるだろう・・・何十兆と財源は出てくるだろう・・・・
その辺は、見て見ぬふりをして、国民へジワジワと増税と給付の減少とはおかしくないか?

年金については、11月1日に賦課方式の嘘について書いた。年金はもともと積立方式で計画されていた。それを官僚が好き勝手に積立金を使い果たし、足りなくなった分を変な名目でルールを改悪し、国民から不足を保険料を増加させるか、給付を減らせるかで穴埋めするために、論理の整合性をつける目的で「賦課方式」と言っているだけです。積立方式である以上、世代間の人数が減っても、何の影響も出ません。(詳しくは、11月1日の「賦課方式の嘘」に書いてます。)

では、実際の積み上げ方式で、年金は成り立つのか検証してみましょう。
40年間厚生年金を積立てし、その総額を1350万円とします。企業からも同額保険料が支払われ、その合計金額(2700万円)を年2%で回したとすれば、40年後には3,798万円になります。その人が受取れる年金は年間218万円です。この218万円を給付する際、3分の1を税金で賄いますので、積立金(3,798万円)からの目減り額は145万円(218万円×3分の2)ですが、積立金残高に2%の金利が付きますので、実際の目減りは約72万円(145-(3,798-145)×2%)となります。この計算を続けていくと、男性の平均寿命80歳までとすれば、残高が2534万円もあります。85歳までの寿命としても残高は2022万円もあり、もらい切れていません。全て自分の積立金をもらい切るには、35年かかりますので、丁度100歳まで生きねばなりません。・・・・・???
逆に65歳から85歳までに、自分の積立金をすべて受け取ろうとしたら、給付額218万円を350万円まで160%もアップし修正しないとなりません?????  どうなっているんですかね???
もし本当にお金が無いとしたら、それは明らかに犯罪ですね・・・・詐欺ですね・・・
公的年金を違う目的で使ったとすれば横領ですね・・・・・・
正しく金利で増殖できていないとすれば、能力不足で解任・減俸ですよ・・・

相当デタラメな、データーを作らないと、今、国会等で言われている論理は成り立ちません。官僚は都合の良い数字だけを並べるので、まずは信用できませんよね! そして、政治家もバカが多いから実態が分からないし、官僚になびくバカも多いですね???  本当にこの国は狂っているよ・・・・

上記の検証より、積立て方式では「収めた保険料」より「受取る額」が少なすぎます。すなわち、年金額が不足する訳がないのです。また、賦課方式でないことは、「11月1日 賦課方式の嘘」に書いた通りです。結論としては、厚生年金は崩壊していないことになります。それでは、よくテレビで言われている、年金額を減らすだの、年齢を引き上げるだの・・・と言われていることは、何なのでしょうかね?・・・また、厚生労働省の悪官僚とデタラメ属議員が国民をたぶらかして、積立金を使おうという魂胆ではないでしょうかね???


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修正追加(2012年2月15日
上記の計算のうち、私の知識不足により一部計算が間違っておりました。修正して、追加をします。
間違いの部分は、年金支給時に支給額の3分の1が税金で支払われると書き、その計算をしましたが実際は「基礎年金の2分の1が税金で賄われる」ことが正解でした。よって、計算しなおしたものを下記に掲載します。

年2%で回したとして、40年後には3,798万円になります。その人が受け取れる年金は年間218万円です。この218万円を給付する際、基礎年金の2分の1を税金で賄いますので、積立金(3,798万円)からの目減り額は178.5万円(218万円ー79.2万円×2分の1)ですが、積立金残高に2%の金利が付きますので、実際の目減りは約106.1万円(178.5-(3,798-178.5)×2%)となります。この計算を続けていくと、男性の平均寿命80歳までとすれば、残高が1961万円もあります。85歳までの寿命としても残高は1217万円もあり、もらい切れていません。全て自分の積立金をもらい切るには、27年かかりますので、丁度92歳まで生きねばなりません。・・・・・???
80歳までに全て受け取ろうとするれば、年間260万円の支給にすればいいことになり、現在の119%アップとなります。

国会版 事業仕分け

2011-11-18 18:56:31 | 社会・経済・政治

国会版 事業仕分け


札幌の初雪

2011年11月18日。
国会版の事業仕分けがスタートしましたね。今回のニュースを聞いていると、前回実施した政府の事業仕分けはただの茶番劇で何の意味もないそうですね・・・・驚きですね・・・・!!テレビで激しく各省庁とやり取りしていたものの、ただそれだけで何の拘束力もないとのこと・・・前回の政府がした事業仕分けは「法的権限なし」「強制力なし」ですって???ただただ あきれるばかりですね・・・
今回の「国会版事業仕分け」はどうなんでしょうかね?ニュースによると、「法的に勧告権がある」すなわち、勧告を受け、どのように対応したか政府が委員会に報告する義務があるそうです。ただし「強制力はなし」ですって・・・ということは、前回と同じようなものかな???  誰かがしつこくチェックしていないと、また、ずるい官僚に、無責任な政治家が群れて、あやふやになってしまいませんかね??

今回の国会版事業仕分けのメンバーは、「与野党議員」と「有識者」が入っているので、かなりおもしろいですね。いままでの、無駄が良く見えてきますものね?ニュースを見ていて、思い出したのですが、日本は3権分立であると教えられましたね。法律を作る(国会)、それを施行する(政府)、ルールをチェックする(司法)と覚えていますが、間違いでしょうかね? 今回の仕分けは、本来であれば3権分立のどこかで行われていて当然の内容ではないですか? 実施した結果がどうであるか、全く検証することが無いなんて・・・驚きのシステムですね!!! これだもの、いくらでも官僚が税金の無駄遣いができるわ! 次から次へと天下り先の組織を作って、税金を垂れ流しですよね。みのもんたさんが言っていた、ある組織では助成金の90%が人件費に支払われていたと云っていました。どこもここも50歩100歩の世界なんでしょうね・・・ 

仕分けの中で、公務員宿舎の問題が出ていました。有識者として参加していた元経済産業相の古賀茂明さんがズバリ核心をついていましたね。
  国家財政が破綻するかもしれない。だから、増税をお願いしますと言っているときに、
  我々の福利厚生をどうしようという議論が出てくることが非常に不思議である。

そして古賀さんは、結論から言うと公務員宿舎は全廃すべきだと言っていました。国家公務員は緊急のとき歩いて3時間以内に出勤できるところに住まねばならないとされているが、一般企業でも同じであり、遠いところに住んでいるから行けないとは言えない。そういう人はクビになるだろう。民間企業の人は、自分の給料でそのような場所に賃貸している。公務員の上級クラスは、民間以上の給与をもらっているので、官舎に住まねばならに理由がない。・・と

質問の中に、運用コストと収入の賃料との差はどうであるかと聞いていましたが、担当者は、赤字です。と答えていました。ユートピアのときと同じですね。あの時は、年金から1300億円もの金を使い、毎年の運営は大赤字で、それも年金からのたれながしでしたよね・・・今回の公務員宿舎も、税金で建物を建て、運営コストをでたらめにするために赤字となり、結局税金からの穴埋めですよね?・・・それでいながら、増税ですか???????

また、公務員宿舎を全部売却しても、「簿価が1兆7000億円」にしかならず、恒久的な財源にはならない・・・?と言っていましたね???? こいつらバカか・・・今回の復興増税で11.2兆円を、国民から取る前に、公務員宿舎を売るだけで、随分と増税が減額されるだろう・・ましてや、「簿価」なのだから、実勢価格はそれの何十倍か何百倍のはずである。・・・さっさと売却すれよ!!!!!
おそらく、増税なしで済むのではないでしょうかね。

河野太郎議員が熱くなっていましたね。いいですね!! 「原子力安全保安院」を「経済産業省」から独立させないとチェック機能が働かないと問題されているときに、原子力安全基準機構にいる3人の理事は、すべて経済産業省のOB1名と現役出向の2名ということは、おかしいのではないかとの質問でした。・・これは、小学生でも分る理屈ですよね。前回11月6日「悪代官」に書いた「東京都の固定資産税評価員会の委員長」は「東京都の主税局のOB」だった・・という内容と全く同じですね。監視する人間が、監視される部署から来ていて、問題の指摘はしないでしょう・・・指摘がないところか、単に「天下り先」を作って税金を垂れ流ししているだけですね・・
この指摘に対して、北神圭朗(民主党:経済産業省政務官)は、適正な人事だったと答えています。・・・ここまで平気で言えるとは凄いですね・・・「OBについては、公募であり適正な判断である」と・・河野さんは怒り狂って「公募公募と言っているが公募になってない!」と言われたことに対して、北神政務官は「公募について詳しくは分からないので、事務方から説明させる・・・」と逃げていました。
また、「現役2名の出向は大臣の人事権で行っているが、必ずしも経済産業省の言いなりではない」との返答ですが、これを聞いている人間は、どう考えてもデタラメとしか見えませんよね!!・・・・


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独り言 悪代官

2011-11-06 13:50:38 | 社会・経済・政治

悪代官


か神威岬

2011年11月6日。
報道特集(TBS)で固定資産税について放映していました。国の役人もでたらめだが、地方の役人も負けず劣らずでたらめだね!放映の内容は「名古屋のある会社が余計に固定資産税を取られていた!」という内容です。
問題は2つあり、その一つは税額の算出!資産の評価担当者が、建設当時につけた建物の認定が間違いで、それを誰も気づかずに20年も放たらかしであったこと。認定は、担当者が現況を見て実施するのであるが、「冷凍倉庫」を「一般倉庫」と評価し、20年間で約4000万円も多く徴収していたことです。評価するレベルの人が、一般倉庫と冷凍倉庫の見極めができないとは、どう考えても理解できないですね???二つ目は、おかしいと気づいた会社が名古屋市役所に苦情を言ったところ、法的な根拠を元に、5年分しか返却できないとのことです??おかしいですよね・・自分たちが間違って余計に税金を取っていながら、返却は5年だけとは・・あり得ないでしょう!! その会社は裁判を起し、名古屋高裁での裁定で約4000万円の全額を返済させたようです。

対外的な事であるにもかかわらず、評価担当者の報告書を誰もチェックできない仕組みのでたらめさ!!普通の企業では、絶対にありえないですね???
日本冷蔵倉庫協会が調べたところ、415の自治体で3000件の建物で評価ミスがあり、約200億円の金額になったと報道してました。凄い数字ですね。これは、日本冷蔵倉庫協会だけの調査ですので、他の産業もしくは企業で詳しく調べると、とんでもない件数が出てくるのではないでしょうか? そう言えば年金問題もデタラメでしたね!そして、固定資産税も・・このパターンで考えると、役所のしていることはほとんどデタラメがまかり通るシステムになっているんでしょうね。そして、そのデタラメな役人の人件費は国民が払っているんだ・・・・ばかばかしいですね・・・無駄な人件費を払って、こんな仕事もまともにできないなんて・・・今回のニュースに出ていたある不動産会社の社長(この固定資産税のミスを見つけ返却のコンサルタントをしている)は、ここ5年間で1000件以上の固定資産税返却をしたそうです。

次に、群馬県富岡市の件では、20年間で3億5千万円多く徴収されたとのことです。こちらは、補正率が違っていたためです。評価の内容を調べたら、装飾品が多い場合「1.5倍」の評価をするところ、「55倍」の評価になっていたため、上記の納めすぎが発生。返却は5年の9000万円のみ。
この件に関して、高岡市役所は、「申し出がないので、気づかなかった。」と言っているんですね。・・・・・
驚きの言葉ですね! 地方税法によれば 「年に1回、固定資産税を課している建物の状況を確認することを義務づける。」としているんですよね。ましてや、普通の民間人が「建物の評価」について知識などは無いでしょう。役所がきちんと仕事をしていると思うから、税金を払っているのに、これじゃ「やらずぼったくりの世界」だね!!・・

最後がすごい!!!
東京都文京区のビルオーナーが20年間で1300万円も多く徴収されていたことです。中身は最初と同じで「鉄骨造り」を「鉄骨コンクリート造り」と評価したために、多額の税金を払わされていることでした。
凄いのは、ここから・・・・
ビルオーナーは東京都に指摘をしました。都の職員が来たのが半年後・・・現場を確認したが、評価は変わらず・・・・
ニュースでは、1級建築士が来て、都の職員が調査した個所をチェックしていました。内容は、地下を抜かして、ビルそのものは鉄骨造りだとの判断です。
そこで、都の「固定資産評価審査会」に申し出て、再度調べてもらうよう申請したが、結論としては評価の変更は認められていませんでした
その理由は「一度確定した評価を蒸し返すのは、法的安定性を著しく阻害する」ということだそうです。明らかに、間違いがあるのにそれを認めて、謝るわけでもなく、修正するのでもなく、ましてやそれを肯定するなんてどういうことなんでしょうかね? 日本は法治国家じゃないんでしょうか? こんなことが、平然とまかり通る時代なんですかね? 悲しくなりますね・・・全員がそうではないんでしょうが、こんな役人たちが、国民の税金を好き放題に使っていると思うと腹が立ちますね・・・・・・・

固定資産評価委員会は、東京都と民間の間に入り、申告された建物を調査し間違いを修正するのが仕事のはずが、全く機能していないみたいです。過去5年間に、225件の申告があったものの1件も修正されたものはないとのことでした。それもそのはずですよ・・・固定資産評価委員会の委員長には、元主税局のOBがなっているんですね?????元の部下の仕事を、チェックすることになるが、そこはお役所・・・何でもかんでも蓋をしてしまうんでしょ・・・・凄い仕組みですね???都民の税金を使って、天下り用の無駄な組織を作り、民間から申告があると適当に処理してしまう??・・これは悪代官なんてものじゃないですね!!!!!!


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年金 賦課方式の嘘

2011-11-01 18:16:51 | 年金

年金の賦課方式の嘘

(2011年11月1日)
三輪車

今日の「朝ズバ」で、みのもんたが怒り狂っていました。内容は、朝霞宿舎の再開発を財務省が画策しているという内容です。役人のでたらめぶりが、よく出ていましたね。古い官舎を写したり、福島で被災者が官舎を利用していて、そのお礼を言っているところなど・・・本当にわざとらしい撮影ですね。何が何でも立ててしまおうという魂胆ですね? 原発のやらせ問題も同じですね。・・・
もう狂っているとしか言いようがありませんね。国民に対するロイヤリティや職務に対する遂行能力または修正能力の無さ、そして、最も欠けているのが「責任感」の無さ!!ひどいものですね。
今日の放映の中でみのもんたさんが一番怒り狂っていた所は、官舎に入る幹部の年収。見てびっくり・・審査官・部長クラスで年収15、845千円ですって?・・・上場会社の平取締役では、到底受け取ることができない金額です。ましてや中小企業の社長でも、数少ない人しか、取っていない金額です。国家公務員の幹部クラスというのは、民間企業(優良の企業のみ)の常務・専務または副社長クラスなのですかね・・・・どう考えても異常ですね??  たかだかペーパーテストが良かっただけでしょ! 暗記力がいいのと、頭がいいのとは全く違うし、ビジネスの世界では、職務の遂行能力や成果が問題にされますが、国家公務員は全く問題にもならないのでしょう?そんな低いレベルの人間が、どうしてこんな給料が受け取れるんですかね??

先日来、年金のことがよく出ているので読んでいると、これまた、でたらめのしほうだいじゃありませんか?
年金は、「世代間で助け合うシステム」であるといわれています。要は賦課方式ですね。現役の人から徴収し、高齢者に年給を給付すると云う訳です。大勢の若者で、少ない高齢者に給付はできても、若者が少なくなってきているので、もう払えないという論法です。
一見、黙って聞いていればなんとなくそうかなと思えますが、とんでもないカラクリがありますね。

まず、賦課方式は最初のスタートからですかね?
本当にそうであるならば、どうして高額の年金が積み立てられているんでしょうか?もし賦課方式であるならば、支払う給付額を現役世代から徴収すればいいわけですので、積立金が残るはずがないのです。下図は各年度の積立残高で、「厚生労働省の厚生年金保険および国民年金保険における積立金運用報告書」の一部です。単位は億円です。







年度厚生年金国民年金
196514,4141,946
197044,2027,271
1980211,08126,387
1990768,60536,317
20001,68,80498,208

これらを見る限りにおいては、日本の年金は積立方式を採用していたことになります。積立方式であるならば、若い人が少なくなってきても、全く年金財政が悪化する理由にはなりません。簡単な話が、個人でどこかの企業の個人年金に入っていると考えればわかります。自分の受け取る年金を自分で積み立てているのですから、他の人が多くなっても少なくなっても関係ないのです。関係するとすれば、平均寿命が延びたことが考えられますが、それは、もう対策済みです。

1969年に実施した、厚生省人口問題研究所の将来人口の推計(2005年度)を見ると、60歳以上で27,255千人と推定しています。実際は34,217千人と増えており、その数字は1.26倍です。ということは、財源が同じであれば、1.26分の1に縮小(21.7%削減)すれば事足りるわけである。実際は、支給年齢を60歳から65歳に引き上げたことによりそれを解消している。2005年の60から64歳までの人口は855万人で、65歳以上は2567万人なので、給付は25%ほど削減されたことになる。

数字的には、これで合うはずがさらに、保険料を3倍まで引き上げている。60年代末の保険料は5.5%であったが、現在は16.054%となっている。この増額した金はどこへ行ったのか?・・・不思議な世界ですなー・・・・
ましてや、今回、さらに支給年齢を70歳にあげるだとか、バカな小○○厚生大臣は言っているし?・・官僚の言いなり・・・財源が無くなっているのは、どうしてなんでしょうかね?それは、官僚が適当な数字を入れてシステムを作り、おかしくなり始めても責任ある仕事をしないので、その場当たりの改悪を約5年ごとに実施し、さらに、財源を好き放題浪費しまくった結果でしょう・・・

財源が減少した原因の一つが、国鉄、専売公社、電電公社、などが民営化されたために、多くの退職者の年金を厚生年金に合体したことがあります。林野業など年金制度が崩壊した時に、普通ならば、同じ国関連の共済組合に合体させればいいものを、厚生年金に合併し民間サラリーマンの保険料で対処しています。民営化などの結果、約1兆4千億円ほど穴埋めしていることです。無駄な人間が多く、国で運営しているときの人件費は、税金で支払っているわけですので、それは我々の税金で賄われているんでしょ。国鉄が民営化する前(昭和57年)には、38.7万人いたものが、平成6年には18.9万人に減っています。48.8%です。ということは、半分以上の人間が不必要であったということですよね?これらの年金を合体させられているんです・・・・・
浪費と言えば、年金リゾートの「グリーンピア」がありますね。年金保険料から1953億円を使って、大赤字の運営をし、最終的に48億円で売却・・・・全国に多目的ホールや豪華官舎、専用のゴルフ練習場、接待費、観光目的の海外旅行など、約6兆8000億円に上るそうですね・・・・・うひゃうひゃうひゃ・・・公務員はたまんねー・・・バカな国民と政治家をだまして、丸儲けだ!!
このように見てくると、国家公務員の質も問題だし、数も問題、平均年収も問題、退職金も問題、共済年金も問題・・・無駄の塊みたいですね。
これらの問題を解決するには、国会議員が動かねばならないものの、これも話にならないですね・・
これらを解決する方法については、次回提案します・・?


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