祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ ジョンレノン 「私たち自身が政府である」

2015-09-30 17:23:41 | 政治


いつの時代でも、どこの国でも、政治に結びついて私腹を肥やすものは後を絶たない。今の自民党は有権者の2割強の支持しかないが、一番の国会議員を抱えている。この国会議員を当選させるのも、落選させるのも私たちの意識も持ち方次第である。大学生を中心としたSEALSや高校生などの若者たちも、政治に関心を持ち始めている。戦争法案のみならず、いかにデタラメな仕組みを作り、責任を負うものがいない現在の政治システムは、官僚と自民党が長い間かけて作ってきたものである。これを作り直せるのは、私たち国民一人一人の意識の持ち方を変えるだけで実現する。

兼井 浩さんのFace Bookより転載します。




ジョンレノン 「私たち自身が政府である」



兼井 浩
■私たち自身が政府である:ジョン・レノン

全ての国で、暴力的な革命がいろいろな理由で起きているけど、
私たちが話している自由についての革命じゃないんだ。

平和にチャンスを与えろって主張します。
誰も言いませんでした、10年後とかそういう話をしていません。
平和を永遠にです。

みんな現在について話しています。 私は今、平和を望みます。
今、望めば、今、平和が得られるのです。

左翼は人々にパワーを与えろと言います。
皆、人々がパワーを持っていることは知っているのです。
するべきことは人々の中のパワーを目覚めさせることです。

人々は気がついていません。
自分たちのパワーに気がつくようには教育されてませんからね。

彼らが政治家にパワーを与えて、彼らが地域の市長を投票します。
人々はそうしているのです。

制度が複雑で(ギアがかかっていて)、ファーザーがすべて直してくれると、みんなが信じています。
ファーザーが政府になって、政府がすべて直してくれるってね。
悪いはみな政府のせいだ! 政府に向けてこぶしを上げてね。

私たち自身が政府なのです
人々が政府なのだし、人々はパワーを持っているのです。

このことに気がつかさないとね。

***



いとうせいこう氏が同じことを書いてます。

■一羽の鳥について ~あらゆる選挙に寄せて~

自分一人が投票したところで何も変わらない、と多くの人は思う。
選挙を前にして自分が無力であると感じる。
その感覚に傷ついて無関心になる人もいる。
だが、「自分一人が投票したところで何も変わらないと思う一人」が投票すると社会が変わる。私は何度かそういう選挙を見てきた。デモも同様である。

もしもあなたが「私たちが変わったところで政治家が変わらないのだから意味がない」と思うなら、それはそれである種の「政治不信というキャンペーン」によって「無力」さを刷り込まれているのだと私は考える。

国民が「政治不信」になればなるほど、組織票を持つ者が好き勝手にふるまえる。むしろ無力なのは選挙に落ちるかもしれない政治家の方だということを思い出して欲しい。

選挙期間というのは「無力」さの逆転が起きる時間なのであり、
結果を決めるのは例の「私たち」以外にない

つまり「私」以外に。

その時「力」はどちらにあるか。 あなたにある。
これが選挙というものの恐るべき、スリリングな本質だ。

***



パワー・トゥ・ザ・ピープル(Power to the People)
1971年に発表されたジョン・レノンの楽曲。
革命をテーマにした非常にシンプルな曲。労働環境の改善を求めるのならば、それを実際に行動に移せという強いメッセージが込められている。

John Lennon-Power To The People-Offical Video-HQ
https://www.youtube.com/watch?v=RtvlBS4PMF0

人々に勇気を。
民衆に力を。
人々に勇気を。
民衆に力を。
人々に勇気を。
民衆に力を。
人々に勇気を。
民衆に力を、いますぐに。

革命が必要だと言おう。
すぐに始めたほうがいい。
さぁ、自立するんだよ。
街に飛び出すんだ。

歌おう!民衆に力を。
民衆に力を。
民衆に力を。
民衆に力を、いますぐに。

何の糧も与えられない何百人の労働者。
彼らに本当の自分らしさを与えるべきだ。
俺らが黙らせてやるぜ。
俺らが街に入ったらな。

歌おう!民衆に力を。
民衆に力を。
民衆に力を。
民衆に力を、いますぐに。

同僚のみんな、兄弟、聞かせてくれよ。
家で君のカノジョにどう接してるんだい?
カノジョがカノジョらしくあるために、
カノジョが自分自身を解放できるようにさ。

歌おう!民衆に力を。
民衆に力を。
民衆に力を。
民衆に力を、いますぐに。

John Lennon / Power To The People

Power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people, right on

Say you want a revolution
We better get on right away
Well you get on your feet
And out on the street

Singing power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people, right on

A million workers working for nothing
You better give 'em what they really own
We got to put you down
When we come into town

Singing power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people, right on

I gotta ask you comrades and brothers
How do you treat you own woman back home
She got to be herself
So she can free herself

Singing power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people, right on
Now, now, now, now

・ 自然栽培 平成27年7月29日~

2015-09-28 00:25:41 | 自然栽培
種取用ミニトマト
ミニトマト

9月27日。
収穫後しばらく熟成させておいたミニトマトが柔らかくなり始めていたので、タッパーに種を取り出しました。3日間ほど発酵させてから種だけを取り出します。この発酵で病原菌を殺菌するそうです。その後、水洗いして水に沈むものを取り出し、1日日干しにしてから1週間ほど陰干しにすれば出来上がり・・・・・これでやっと一仕事が終わります。同じように胡瓜も熟成しているので、終わり次第種取をせねば・・・・

人参
人参

9月21日。
人参に割れの入ったものが、3分の1ほどあります。収穫が遅すぎたからだと云われましたが、「黒田5寸人参」なので大きさは15センチくらいになるはずです。大きさから見て大きくなりすぎたとも思えないし、まだ小さいものや細いものでも割れているものがあります・・・・素人考えでは、周りの実が成長する前に内部が成長しすぎてしまったのではないかと考えています。おそらく、白マルチをかけていたので、発芽後の成長に温度が高過ぎたことが原因ではないだろうか? もしそうであるならば、来年は発芽させ、少し成長するまではマルチをかけておき、その後マルチを外せばよいことになります。これはトライしてみる価値はあるかもしれないですね。

種取用インゲン
インゲン

9月20日。
種取り用のインゲンをより分け、天日で乾燥させました。明らかにまだ緑のほうが粒が大きいので、数日乾燥させてから、種を取ります。トウモロコシも4本ほど種用に採ってきたので、皮を剥いて2本を1組にして物干し竿にぶら下げました。このトウモロコシは、来年は使わないと思いますが、種を取る練習に試しています。スイートコーンを食べると、札幌八行はおいしさが半減した感じです。個人的には子供のころ食べた味があり懐かしいのですが、家族には人気がありません・・・・・しかし、スィートコーンの固定種が見つからない。来年は、新しくかぼちゃ・パブリカ・ロメインレタスに挑戦しようと考えています。固定種の種を探さねば・・・・・

種取用ミニトマト
ミニトマト

9月18日。
種取用にミニトマトを採ってきました。しかし、赤くて身割れのないものは右側のトレイにあるだけ・・・・左側のトレイにあるミニトマトは手前右が赤いけれど身割れしているもの。手前左は少し色づき始めているもの。トレイ上段は、まだ青く収穫途中で枝から落ちたもの・・・・赤く熟していて、身割れのないものはかなり数が少ない。来年の種取用には、身割れしていないものから半分と、身割れはしているが熟しているものを半分揃えることにしました。それは、割れているものが結構甘くておいしいからです。来年植える時には、場所を分けて植え、出来上がり状態を確認することで、丸のミニトマトと身割れミニトマトのでき方と、甘さの違いを調べられます。数日は熟成させ、その後に中にある種を取り出し3日間ほど発酵させます。それからきれいに洗って、日光で乾燥させたあと1週間ほど陰干しで完了です。

キャベツ
キャベツ

9月16日。
キャベツの初収穫!
キャベツがしっかりしてきたので、一つ収穫してきました。それは以前、葉に砂をかけたような斑点が出ていたものを採りました。きっとダメだろうと思っていましたが、採る際に気づいたことがあります。葉が巻きついているのですが、葉と葉の重なっているところは、きれいな状態なのです・・・・ということは、病気で葉が侵させたわけではなく、なんらかの外的要因で変色していたことになります。2-3枚葉をはがすと、中からきれいなキャベツが出てきました。これはラッキー・・・・

ネズミ
枝豆

9月15日。
そろそろ枝豆の葉が枯れ始めたので、種とりのために枝豆を抜こうとして気づきました。枝豆が無い!・・・・どうもネズミに持って行かれたのでしょうか?しかし不思議なことに、根元には食い散らかした跡も無い・・・・・ネズミではないのだろうか? トウモロコシも種用に残しておいたものが鳥に食べられていました。上の方から順序良く皮を剥く様に食べています。トウモロコシの周りには動物除けのネットを張ってあり、上の方はカラス除けに糸を回しています。これで入れるとしたら雀くらいの大きさの鳥でしょう・・・・・来年は、何か工夫をしないと種が取れない。種を取ることが一番の目的なので、これができないと自然栽培をしている意味がなくなります。

色づくトマト
ミニトマト

9月13日。
ミニトマトは赤くなってから採っていましたが、身割れするものが結構あります。先日、間違って枝ごと折った青い実のトマトを自宅に持ってきて、洗濯竿にぶら下げておいたら写真のように色が付き始めています。この方法なら実が割れずに赤くすることができます。この次に畑に行ったら、少し色づき始めた段階で収穫してしまいましょう。
九条葱

九条ネギがだいぶ大きくなってきました。地上部で30-40センチほどになっています。本によれば移し替えとなっていますが、このままでもいいような気がします。移し替える理由が書かれていないので、なぜ移すかが分かりません・・・・・ただ大根は畝の下に固い地層があったので、曲がってしまったものが数多くありました。それを考えると畝の下を深く掘って柔らかくした所に移し替えたほうがいいかもしれないですね。ちょっと検討しなければ・・・・・

収穫
ミニトマト

9月6日。
孫の家族が収穫に来ました。6歳と2歳の孫も手伝ってくれます。ミニトマトは割れているものが多いのですが、それでも赤くなっているものを全て取りました。これは小さい二人にも簡単に取ることが出来ました。
雨が降ると割れると教えられました。しかし、取るタイミングに何かコツがあるのでしょう。それでなければ、これだけ割れるのあるミニトマトがあることがおかしい・・・・・

ナス・きゅうり・トウモロコシ

次にナスを取りました。数が限られているので2個~3個しか採れないと思っていましたが、孫にとって面白いらしく、残しておきたいナスも採らせてしまいました。おじいちゃんは少し甘いかも・・・・

そしてキュウリを取りました。二つの畝を竹で合掌つくりにしているので丁度トンネルのようになっています。孫は二人とも面白いらしく行ったり来たり・・・・・これはハサミを使うので上の6歳の子にカットさせました。上手にハサミを使えないのでキュウリ以外にツルまでも切ってしまいます。しょうがないでしょう・・・・・

枝豆

枝豆は抜くだけなので、両手で引き上げて頑張ってくれました。下の孫もさせましたがまだ力が無く少し援助を・・・・自分でも出来ないことが分かったのか違う方に遊びに行きます。枝豆はちょっと限界くらいにまで大きくなっています。好き好きでしょうけれど、もう少し若い方が柔かいかもしれませんね。しかし、味は最高です。

トウモロコシを種取用以外を全て取りました。中を開けてみると受粉が出来ていないものがたくさんあります。来年からは畝を数列並べて作らねばならないです。また、太くなるように時期を遅らせていたため、固くなりすぎて食べられないものがたくさんあります。今年のトウモロコシは失敗ですね。

人参

人参は少し葉が枯れ始めているものを抜いてみました。最初は形の良いものが採れました。次のものは少し小さい・・・・まったく抜き取る基準が分かりません。人参は4回に分けて種まきをしたので、1回目の物を全て抜いてみました。まともな人参が4割くらい。あとは小さいか変形しているものでした。これも採るタイミングを勉強しなければなりません。

トウモロコシ
トウモロコシ

受粉に失敗したトウモロコシ

トウモロコシ

上の太い方が他の畑で作られたもので、下が私の畑のトウモロコシ


9月5日。
2-3週間前からトウモロコシの雌穂が茶色くなっていました。本によれば茶色くなって来れば収穫時期だと書かれています。しかし、どう見ても細いのでもっと太くなるのだろうと待っていました。今日は畑で詳しい方と話す機会があり、いろいろ話しているとトウモロコシにも種類がある・・・と言われ、私の畑のトウモロコシは「札幌黄八行玉蜀黍」だと話すと、それは昔からあるトウモロコシで縦に八列しかなく細いタイプだと教えてくれました。

失敗しましたね。元々太くならないのに、収穫せずに太くなるのを待っていました・・・・・話を聞いて今日は、急いで先が虫で食べられているものを4本ほど収穫し、持ち帰り茹でてみました・・・・ガーン!固くなりすぎて食べられません・・・・・それに、やはり種まきを1列で植えたので、上手に受粉できていなく、コーンがあちらこちら抜けた形になっています。種取の受粉もできなかったし、トウモロコシは失敗ですね。明日は全てのトウモロコシを抜いてみましょう・・・・・

ミニトマト

明日は孫が収穫のために畑に来ます。ミニトマトを収穫できると思っていましたが、よく見ると身が割れているものが結構あります。これも収穫時期が遅れたのですね。雨が降ると水分を吸収し割れやすいと畑の知人が言っていました。これも一個づつ割れる前にとるべきなんですね。
知らないことだらけで、一つ一つ勉強になります。本には決して書いていないことが、実践では分かってくる。これが大切なんでしょうね。

キャベツンの変色
キャベツ

8月30日。
いつもキャベツは寒冷紗を通して見ていました。虫が葉を食べると分かるのでそれで十分かと・・・・しかし、今日は直に見ようと寒冷紗を開けてみました。5個あるキャベツのうち1個に写真のような状態を見つけました。初めは土が何かの加減で着いたのかと思い、手で払いのけようとしましたができません・・・・よく見ると葉そのものに薄灰色?のものがついています。虫にしても違うようだし、糞でもないようですし、よく分かりません。先ほどネットで調べましたが、それらしきものは黒斑点病に似ていますが、それとも違うようです・・・・・困りました。いつも畑で教えてくれる方に聞いてみなければ・・・・・

トウモロコシの変形成長
トウモロコシ

8月27日。
昨日の畑で見たトウモロコシ・・・・・先の方からグロテスクな形のものが飛び出ていました。なんなのかは見当もつかないので、取りあえず1本ごともぎ取って廃棄しました。こういう時に相談できる方が欲しくなりますね。

今、ネットで調べた所、黒穂病のようです。伝染すると書かれており、対策としては見つけ次第「焼却処分」することとなっています。昨日の廃棄したトウモロコシを拾って焼却せねばならないですね。昨日見つけたのは一つですが他にも無いか探さねば・・・・

茄子の葉
茄子

8月25日
昨日気づいたのですが、茄子の葉がしなびて枯れかかっています。ネットで調べてみると茄子は病気にかかり易いそうです。しかし、これは何が原因かは分かりません。枯れたような状態なので、とりあえず水を与えました。今日行ってみると少し元気が戻ったような気がします・・・・・今日は2回水をあげました。これで、新しい葉が出てきてくれて元気に育ってくれればうれしいですね。

とうもろこし

ミニトマト

友達からカラスは歩いてくると聞いたので、足元をネットで被いました。囲っただけなのでネットの下側を固定していません。カラスは頭がいいのでめくって入ると困るので、明日は、金具でネット下を固定させねば・・・・・ネットを設置して、これで今日は帰ろうとしたとき、足元をネズミが通っていきました。話には聞いていたのですが、実際に出てこられると困りました。畑全体を防風ネットで囲っているので、下側を金具で土に固定させねばなりません。明日の仕事が増えました・・・・・

枝豆
枝豆

昨日の「カラス除け」の写真を見た友達から、今朝、連絡がありました。彼も畑をしており、事あるごとにいろいろと教えてくれます。今回の写真を見て抜けていることに気づいたようです。私が糸を張ったのは、飛んできたカラスがトウモロコシに止まって突いてて食べることを想定しました。しかし、実際に対策をしている彼から見ると、カラスは歩いて来て下の方を突くと云います。それだと、下の方を網で囲む方法が必要ですね。明日にでも網を買ってきて囲わなければ・・・・

昨日、枝豆をいくつか採ってきました。収穫時期を確認するために採ったものですが、少し形は小さめですが、とてもおいしい・・・・・味がはっきりしていて、市販されているF1ものとは雲泥の差! ビールが無かったので友達からもらった日本酒といただきました。これからが、しばらく楽しみですね・・・・

カラス除け
鳥よけネット

ネット

8月23日。
先日から悩んでいたトウモロコシ・胡瓜・大根・人参の自家採取について少しわかってきました。同じ畑で詳しい人に久しぶりに会うことができ、いろいろ聞いてみました。さすが経験が長い人は良く知っています。以前に胡瓜の受粉は朝早くでないとダメだといわれていたことがあり、その理由を聞いて納得。昼近くになると雌花の方が乾いてきて、雄花をつけても受粉しないそうです。また、雄花も蜂などが来てすべての受粉を体につけて持って行き、無くなっていると云います。朝6時ころまでにしたほうがいいとのことでした。

トウモロコシの雄穂から出る花粉についても知ることができました。葯という小さな袋が雄穂から垂れ下がってきて、そこから花粉が飛び出るようです。私の畑のトウモロコシは、もう既に花粉は飛び出してしまっており、今から受粉させようとしても無理なようです。来年トライしなければならないですね。

話の中でカラスの被害の話があり、トウモロコシやミニトマトなどに被害があるとのことです。作物の実が大きくなってくると、たくさんのカラスが飛んでくると云います。そのために、カラスが近づけないように紐を張りました。カラスの羽が邪魔になるので、近づかないそうです。


巨大きゅうり
胡瓜

8月22日。
昨日は用事があって畑に行けませんでした。1日間をあけただけですが巨大な胡瓜に成長しています。写真の下の胡瓜が普通サイズですが、上の胡瓜は大きすぎ・・・・胡瓜の成長はおどろくほど早い。畑は毎日のように見ていないと、変化したことに気づかないことがよくあります。

自宅で種から苗まで育てたミニトマトと茄子の予備がいくつかありました。初めは必要ないと思っていましたが、なんとなくかわいそうで自宅のポットで育てていました。しかし、ポットでは狭すぎるので、少しタイミングは遅くなりましたが畑に植え替えたものがあります。まだ、それほど伸びていないだろうと思っていましたが、よく見ると下の方から根が出ていたり、上の方で側枝が太くなっていたりとタイミングミスが結構あります。毎日少しづつの変化をとらえないとダメですね。

初 なすび
なすび

8月20日。
やっと、なすびの収穫がありました。15センチくらいの大きさになったので収穫・・・・しかし、これを採っていいものかどうか悩みました。大きさ的には収穫してよいのですが、自家採種するのが目的なのでこれは採っていいなすびか、種用に残しておいた方がいいのか迷いました。本によれば、2番果か3番果を種用に採るといいと書いてます。株としては一番しっかりした株なのでこれに決めていました。しかし、最初に大きくなった茄子ですが、これを1番果と考えるのか、2番果と考えるのかが迷いどころ・・・・

剪定のやり方では、1番花は取り除きその下の2つ目までの側枝を伸ばし、三叉にするとあります。1番花は摘花したので次に咲いている花は2番花です。2番花が実になって取れたものが最初のものですが、これを最初にできたものなので「1番果」と呼ぶのか、2番花からできたので「2番果」というのか分かりません。もし2番果なら採種用に残しておきたい・・・・・1番果なら収穫して食べてみたい・・・・・
どちらと判断すべきでしょうね?

自家採取
とんぼ

8月15日。
北海道もここ数日は風が冷たくなっています。畑にもトンボがたくさん・・・・・・バッタやコオロギも見かけます。収穫も最盛期になりますね。私が畑を初めてきっかけは、TPPによって遺伝子組み換え食品表示が消されることへの危惧からでした。

そのためには、無肥料・無農薬でするのは当然のこととして、大事なポイントは「自家採取」することです。自分で安全な種を持つことと栽培ができることを望んでの事です。アメリカでのモンサントは、自分が作った遺伝子組み換えの種が隣の農地に風で飛ばされて育ったものでも、裁判に持ち込み隣地の農家を破滅させています。大企業が一個人を裁判に持ち込み、金を使って勝訴すると云うやり方です。また、今までは家庭菜園での自家採取は問題にならなかったのが、モンサントは法律を変え、家庭菜園での自家採取も禁止に持ち込みました。何が何でも、モンサントの遺伝子組み換えの種を購入させ、それに伴う肥料や農薬を強制的に販売するつもりです。

モンサントの日本代理店が住友化学・・・・そこの会長・米倉は経団連の会長を務めていたときにTPPを強力に推し進めています。何のことは無い、国民の生命・健康を犠牲にしてでも、遺伝子組み換え関連の種子や肥料・農薬を売って儲ける算段・・・・・これに乗った民主党の野田や枝野も狂っているが、いまそれを強引に推し進めているアベシ政権も日本を壊滅に持ち込みたいようですね。

トウモロコシの受粉
雄穂

8月14日。
昨日トウモロコシにかけた袋を外し、受粉させようと雄穂に手を伸ばしましたが、果たしてどれが受粉させることのできるものかが分かりません。写真のものは少し青みがかっており、これを振っても粉が出てきそうにありません。
雄穂

この写真では茶色に変色をはじてい居ますが、その中で2つに開いたものがります。でもその中は何もありません。この開くときに花粉を飛ばすのでしょうかね? そうだとすると、そのタイミングは全くわからない・・・・・本に書いてある、「振りかける」は簡単には出来ない。
雄穂

この写真は茶色くなったものがぶら下がっています。これが花粉を飛ばすとしたら、おそらくもうタイミングは過ぎているような気がします。花粉をばら撒いて枯れ始めているように見えます。

いろいろな人に聞いてみますが、受粉させたことにある人に会いません・・・・・困りましたね。もしかするともう受粉のタイミングは終わってしまったのかもしれませんね。ただ、まだ雌穂が出ていないトウモロコシが1本あります。これ観察してみるしかないのでしょうね。

交配を防ぐ袋
袋

8月13日。
胡瓜ようにパラフィン紙を使って交配を避けるための袋を作りました。また、トウモロコシ用にも少し厚いクラフト紙で作りました。畑に行きトウモロコシに袋を掛けようとしましたが、どのレベルの雌穂に掛けたらよいのかが分かりません。

本によれば「雌穂の成熟が始まる前に袋をかけておき、雌しべの抽出が始まったら早朝に袋を外し、雄穂をたたいて受粉する。」とあります。しかし、どれを見てもほとんど雌穂が出ています。そこで少し探すと、まだ雌穂が出始めているものと、全く雌穂が出ていないものが1本ずつあったのですが、どちらに袋を掛け足ら良いか分かりません。
雌穂

雌穂

上の写真が雌穂が出始めたところで、下の写真はまだ全く出ていない状態です。とりあえず、両方に袋をかけてきました。明日の朝から受粉を試してみましょう。

胡瓜の雌花
雌花

8月12日。
胡瓜の花には雄花と雌花があることを、今日初めて知りました。小学校の授業でひとつの花には「おしべ」と「めしべ」があると教えられ、それだけと思っていましたが、胡瓜は雄花と雌花は別々に咲くことを知りました。先日から悩んでいた「つぼみの内に先端をクリップし、翌朝パンパンになっているので雄花だけを回収し、花びらをバナナの皮を剥く様にめくって持ち、雄花を開いて花粉をつけます。」・・・雄花と雌花が別々であると分かれば、本に書いてある意味が理解できます。

今日は畑でじっくりと胡瓜の花を見続けました。そして見つけました・・・・写真の花が雌花です。雌花のもとに胡瓜のカタチが見えます。これで種取のための基礎知識が増えました。種取用の雌花にかけるパラフィン紙を買ってきましたので、袋を作り被せることにしましょう。


ヤングコーン
トウモロコシ

8月11日。
作物つくりは知らない事ばかりですね。胡瓜がすぐに成長するので、毎日採りに行かねばなりません。帰りに他の畑のご夫婦と話をしました。その時、トウモロコシは1つの株に2本のトウモロコシしかできないことを聞きました。ちょっと新発見・・・・・おそらく、作物を作っている人たちにとっては当たり前のことで、別に驚くほどの事でもないのでしょう。そして上段のを残して下段のトウモロコシを取ってしまうようです。その時に下段のコーンをヤングコーンの大きさで採れれば、それは柔らかくておいしいと・・・・・

以前に友達からもヤングコーンはおいしいよ・・・と教えられていましたが、1株に1本のトウモロコシだと思っていたので、それを若いうちに採ってしまうと、普通のトウモロコシが採れないので悩んでいました。今日聞いてすっきり・・・・上段のトウモロコシを大きく育てるためにも、下段のトウモロコシは外さねばならないとすると、悩むことは無いですね。どんどん下段のトウモロコシを採ってしまいましょう・・・


感知器の設置
動物除け

8月9日。
昨日製作した感知器収納箱を設置しました。とうもろこしが畑のはずれにあるのでその前の通路に感知器を設置しました。これで、小動物が夜中に来てもライトの点滅と犬の鳴き声で追い返すことができるでしょう・・・・・また、先日ミントがあるとネズミが近づかないと聞き、有り余っているミントを分けてもらいました。ミントはどんどん増加するそうなので、畑の周りに廻らせれば効果はあるかもしれません。ただ今年はまだ3本だけなので、よけて通ればネズミも通れる・・・・

きゅうり

ぶら下がっている胡瓜と初めてご対面! 先日まで5節まで摘花することをせずにいたため、今までとれた胡瓜は地面に着いていました。そのため、曲がったり、一部の色が白っぽかったりしていました。摘花してからのぶら下がっている胡瓜は初めてです。これからは、こんな胡瓜がたくさん取れるでしょう。明日、雨が降らなければ、ヤングコーンを取りましょう。

感知器の収納箱
動物除け

8月8日。
畑のトウモロコシが実をつけ始めています。気になるのが、キツネなど動物がトウモロコシを食べてしまうと聞いていることです。畑全体に防風ネットを回してありますが、動物は土を掘ってでも入ってくると聞きました。そのため、何か所かには3色のミニライトが光るようにしていますが、それでも心配です。思いついたのが、自宅で使っている熱感知機付の防犯ライト・・・・・これを畑に設置すれば、動物が来ると大きなライトが点滅し、受信機からは犬の吠え声を鳴らすことができます。

昨日簡単な図面をつくり、今朝はホームセンターに直行。板は17ミリのものを選択し、お客様工房を借ります。無料で工具を使えるので便利ですね。
収納箱

自宅で使用している機器を1個だけ外して使用します。作物ができてから収穫までの期間なので、おそらく2ヶ月ほど畑で使用することになるでしょう。これは、電池式なので電線がいらない分だけ助かります。
3時間ほどかかりましたが、一応出来上がりました。真ん中に通す支柱も作り、それに感知式ライトをステイで固定します。上段の受信機は犬の鳴き声を設定しました。あとは使えなくなった傘の布地を使って、受信機のところに直接水が入らないようにすればOK・・・・明日設置ですね。

枝豆・ミニトマト
大豆

ミニトマト

なす

8月7日。
昨日は雨のため畑に行けず、今日は午前中仕事に行き、夕方お坊さんが来られるので自宅で待機しており、その後畑に行ったので、実質的には2日ぶりに行ったような状態です。すると、巨大なきゅうりが3本ほどできていました・・・・・今の時期は、毎日いかないととんでもないことになりますね。

しかし、トウモロコシは2メートルくらいまで伸び、実もでき始めていました。そして枝豆やミニトマトも実ができてきています。枝豆は数日中には食べられそうです。茄子は先日1番花を摘花し、その下の2本の側枝を残して摘心しました。今日見ると花が咲いています・・・・・後は茄子に変身するのを待つばかりです。

きゅうりの摘花
摘花

8月5日。
胡瓜のツルが伸び始め、実が付き始めて喜んでいましたが、本を読むと下から5節あたりまでの摘花をすると書いてあります・・・・・選定の所は読んでいなかったので気づかず、下の所に実がなるので仕方ないと思っていました。そのうちにツルに絡み付いて実がぶら下がってくるだろうと思っていましたが、選定をしていないことが問題でしたね。早速下の方の花を取り除きました。

選定の後に肝心な種取があります。読んでいて分からないのが「つぼみに内に先端をクリップし、翌朝パンパンになっているので雄花だけを回収し、花びらをバナナの皮を剥く様にめくって持ち、雄花を開いて花粉をつけます。」というところ・・・・クリップまでは分るが、その次の「雄花だけを回収」の具体的な作業が分からない。

胡瓜に咲く花は、雄花と雌花があるのでしょうか? それともつぼみの中の雄花だけを抜きとるのでしょうか? どうすればいいかが分かりません。誰かに問い合わせをしなくちゃ・・・・

8月の原状写真
8月4日。
自然栽培を始めておよそ2ヶ月。きゅうりやインゲン、大根などができ始めています。8月4日現在の作物状況の写真です。
1:キャベツ(中生成功甘藍)採取地:岐阜
キャベツ

2:茄子(早生真黒茄子) 採取地:インド
茄子

3:人参(黒田五寸人参) 採取地:長崎県大村市
人参

4:とうもろこし(札幌黄八行玉蜀黍) 採取地:北海道
  枝豆 (早生枝豆) 採取地:北海道
とうもろこしえだまめ

5:きゅうり(夏節成胡瓜) 採取地:岐阜県
きゅうり

6:だいこん(白首夏) 採取地:イタリア
だいこん

7:インゲン(本金時) 採取地:北海道
インゲン

8:ミニトマト(ステラトマト) 採取地:中国
ミニトマト

9:ネギ(九条葱) 採取地:南アフリカ
  写真なし

炒め物
インゲン

きゅうり


8月4日。
畑でとれたインゲンは少し大きくなり過ぎました。炒め物にして食べましたが、少し硬いかな・・・・しかし安心して食べられるのがいいですね。胡瓜も取れ始めたので浅漬けにしたり、酢であえたりしています。夏なのでビールのお供に枝豆があるといいですね。冷凍物と違って生はおいしい・・・・それに自分で作っているので無肥料・無農薬! 楽しみですね。ただ、畑ではまだ形を成していません・・・いつ頃になるのでしょうね。

摘心
きゅうり

7月30日。
一昨日にもう少し大きくなったらと思い採らなかった胡瓜が、少し大きくなりすぎました。インゲンもそうでしたが、1日2日収穫を遅らせるだけで、大きくなりすぎます。2日前に採ったインゲンの枝にも、新しいインゲンがたくさんできており、もう豆のカタチがはっきりしているものがあります。気づいたらすぐに収穫しないと、あっという間に大きくなりすぎます。
茄子

茄子の花が咲き始めました。1番花は摘花しその下の側枝と次の側枝を育て三叉にすると本に書かれています。せっかく咲いた花ですが摘花して、2つの即枝を残し残りを摘心しました。茄子は早めに摘心しているからいいのですが、問題はミニトマト・・・・・

ミニトマトは3節伸びては花芽、3節伸びては花芽・・・1番目と2番目の花芽の下の側芽を2又に伸ばすとあります。しかし、気づいた時には根元から枝が出ており、それが大きく伸びて花を咲かせています。この大きくなった枝はどう対処するんでしょう? かなり太いので手で採れるレベルではありません。とりあえず、その枝の先端を摘心しておきましたが、この枝によって栄養分が分散され、上に伸びる枝に栄養分が行き渡らないのか心配です。かと言ってその太くなった枝を切っていいものかどうかも分かりません・・・

初収穫
インゲン

大根

7月28日。
5月下旬に自然栽培を始めて、何がなんだか分からないまま夢中できましたが、見るとインゲンが大きくなっています。どれが採り頃なのか分からず、近くの畑仕事をしている人に聞いてみました。話しているうちに「見に行ってあげよう」と私の畑まで来てくれました。インゲンを見て、これは中の豆ができているので固いかもしれないよ・・と教えてくれました。どうも収穫が遅すぎたようです。それで、大きくなっているインゲンを全て収穫・・・・・

その人は大根を見て、割れがあるのは腐るから抜いたほうがいい・・・と教えてくれましたので、割れのある大根を6本ほど抜きました。最初は知らずに力任せに抜こうとしましたが、大根の下の方が折れてしまいます。そこで、小さなシャベルである程度まで土を掘り起し抜いてみました。これが正解・・・・・
大根を生でかじってみましたが、結構辛い・・・・・いいですね。大根おろしを作ってそばつゆに入れ、おそばを食べましょう。東京の目白にあった「つづらそば」を思い出します。とても辛いそばつゆで、時間があるとよく食べに行きました。

きゅうり

胡瓜も一番大きいものが15センチくらいなので、次に行くときには収穫できそうです。

・ 「闘いはこれから」学者ら171人が抗議

2015-09-24 23:57:19 | アベシ政府


自民党の体質として「どれだけデタラメをしても責任は取らないで済む」と考えているのでしょう。そして、国民から集めた税金・保険料・年金・あらゆる公共施設の利用料など、ほとんど自分の懐にあるものだと考え好き放題に使かい、足りなければ国債を発行して未来の日本には莫大な借金だらけ・・・・その集めた金をばら撒いて、補助金が無ければ地域経済が成り立ちにくくしておいたうえで、自民党の意見を地方政治にも押し通す。

こんなことを戦後半世紀以上も繰り返してきていれば、感覚的にバカ殿様が出てきておかしくない。自民党の国会議員の多くは2世・3世議員。自分で苦労を知らず、親や爺さんからの票田を受け継いだ上に、いかに国民をたぶらかすかの術まで教えられて育っている。そんな奴らがゲーム感覚で戦争を始めてもらっても困ります。

ここは、憲法や法律を使って、現政府・官僚に立ち向かわねばなりません。今、戦える道具は六法全書!良識のある専門家の方たちに頑張ってもらうのが一番です。その間に、いかに官僚・自民党が利権にありつく仕組みを作ってきたかを多くの国民が知り、次の選挙では、官僚・自民党が二度と立ち上がれないほどの痛手を負わすことが大切です。日本の未来を背負って立つ子供たちに、生きがいのある日本を残していかねば・・・・
以下、毎日新聞より転載します。



「闘いはこれから」学者ら171人が抗議
毎日新聞 2015年09月20日 21時38分(最終更新 09月20日 22時55分)


 分野を超えた有識者でつくる「安全保障関連法に反対する学者の会」の171人が20日、東京都千代田区の学士会館で記者会見した。参院での採決強行について「立憲主義への冒とくに他ならず、平和主義を捨て去る暴挙」との抗議声明を発表した。

 発起人の広渡清吾・専修大教授(法学)は「闘いはこれから始まる。世論を維持し、違憲立法審査制度を活用して無効にする運動を強める」と話した。同じく発起人の佐藤学・学習院大教授(教育学)は「知性と理性に反する現政権の政策は認められない」と指摘。「違憲立法の適用を許さず、廃止へと追い込む」と決意を述べた。

 他の参加者からも「集団的自衛権を行使できないように声を上げ続ける」「今の民主主義の手段は選挙と国会デモしかなく、不正に勝てない。政治学者が民主主義の(新たな)制度を発掘したり構築したりする必要がある」などの発言が続いた。

 同会によると、会に賛同している学者は1万4120人に上っているという。
【高木香奈】





・ 「日本会議」と安倍の関係を世界が危険視!

2015-09-24 01:25:55 | アベシ政府


日本会議は神社・仏閣に関係するものが多い。政治では国会議員の289名(平成14年)が参加している。ほとんどは自民党であるが、維新の党や民主党の一部、次世代の党の議員もいる。日本会議国会議員懇談会の特別顧問(麻生太郎)、相談役(谷垣禎一)、会長(平沼赳夫)、会長代行(額賀福志郎)、副会長(安倍晋三・石破茂・小池百合子・菅義偉・中谷元・古屋圭司・山崎正昭)、幹事長(下村博文)などが顔を並べている。

神社本庁、解脱会、国柱会、霊友会、崇教真光、モラロジー研究所、倫理研究所、キリストの幕屋、仏所護念会、念法真教、新生佛教教団、オイスカ・インターナショナル、三五教等、宗教団体や宗教系財団法人等が多数参加している。2015年の時点で、日本会議の役員62名のうち24名が宗教関係者となっている。日本人の心のよりどころである神社関係者が、日本憲法の9条(平和主義を規定)を破壊しようと政治活動をしている・・・・・もう、神社には行かないようにボイコットせねば・・・・
以下LITERAより転載します。




安倍首相は今も狂信的右派団体「日本会議」に操られている!(前)
仏「ロブス」誌も英「エコノミスト」誌も…「日本会議」と安倍の関係を世界が危険視!
2015.06.30

第3次アベシ内閣

首相官邸ホームページ「第3次安倍内閣 閣僚等名簿」より


安全保障法制を合憲としている3人の学者は、皆「日本会議」に所属している。その意味と「日本会議」の影響力をどう見るか?〉
 先日、6月15日。日本外国特派員協会で、憲法学者の小林節と長谷部恭男が会見を開いた。両氏は、先日の衆院憲法審査会で、同じく憲法学者の笹田栄司と共に「新安保法制は違憲」と証言したことで話題となったばかりだ。

 冒頭の質問は、この会見に参加した外国特派員から飛び出たものである。ちなみに、「安全保障法制」の合憲論者で「日本会議」に関係している3人の憲法学者とは、日本大学教授の百地章、駒澤大学名誉教授の西修、中央大学名誉教授の長尾一紘だ。この質問に対して、小林節は次のように答えた。
〈日本会議の人々に共通する思いは、……日本が明治憲法下で軍事五大国だったときのように、世界に進軍したいという、そういう思いを共有する人々が集まっていて、かつそれは、自民党の中に広く根を張っていて……〉

 国会で新安保法制の審議が紛糾する中、安倍政権の後ろに見え隠れする「日本会議」の存在に国際社会の目が集まっている。 今年の4月に安倍首相が米国議会で演説した後、国際的に強い発信力を持つ海外メディアが相次いで「日本会議」を取り上げて報道した。
経済的改革者のイメージとは程遠く、日本の総理大臣は大日本帝国への回帰を目指す極右、歴史捏造主義団体と一心同体である〉
〈地方周辺で活動していると思われていた極右団体が、日本の政治活動の中心にやってきた〉

 これは今年5月、国際的な影響力を持つフランスの高級週刊誌「L’Obs」に掲載された記事、「la face cachée de Shinzo Abe(安倍晋三の隠された顔)」からの引用だ。〈大日本帝国への回帰を目指す極右、歴史捏造主義団体〉というのはもちろん「日本会議」のことである。

 同記事では安倍政権と日本会議の関係について、政治学者、中野晃一による次のような分析も紹介している。
〈(安倍晋三は)日本人に戦後の平和主義的で自由で民主的な憲法の根本的な改変を日本人に売り込む、そのことだけを目的にアベノミクスの成功を求めているのではないかと疑われている。そして、彼が1997年の創設時から参加している日本会議が憧れてやまない大日本帝国の秩序を(日本人全体へ)押し付けるために〉
 現在の安倍政権は、日本会議が掲げる「大日本帝国への回帰」という理想に突き動かされて暴走しているのではないか? 同記事が伝えるのは、こうした懸念だ。そして同記事が特に懸念を示すのは、日本会議が「愛国教育の復活」と「憲法改正」を掲げて精力的な活動を展開していることである。
 
〈日本会議は「愛国」教育への回帰を熱望している。彼らの夢は、1890年代の大日本帝国時代の法を可能な限り現実化することだ。幾重もの世代を神風特攻に仕立て上げた、天皇を頂点とする支配制度を個人に強制した法に〉
日本会議は……平和憲法を根本的に変えることを望んでいる。最初の標的は日本が「戦争の永久放棄」をしている第9条だ。国粋主義はどこにでも介入できる「自衛力」以上の軍隊を欲しがっている〉
〈大日本帝国時代の法〉の復活と〈どこにでも介入できる「自衛力」以上の軍隊〉。まさに、日本会議の本質を言い表した指摘だが、同記事はその危険な思想が日本会議の実働部隊と化した安倍政権によって現実化しつつあるのではないか、と懸念を表明するのだ。
 
 そして、安倍政権の今後を占うメルクマールとして「終戦70周年の首相談話」と「2016年の参議院選挙」をあげる。
〈安倍と歴史捏造主義者はどこまで行けるだろうか? 日本中の誰もが、終戦70周年を迎える今年の8月15日に安倍首相が発するだろう声明を待ちわびている。これまでの政府見解(村山談話、河野談話)をどこまで覆してしまうだろうか?〉
〈安倍の目的は、2016年7月の参院選で圧倒的多数を得て、憲法を変えるために必要な多数を手にすることだ。それが実現してしまうだろうか?〉

こうした懸念を表明したのは「L’Obs」だけではない。今年6月、これまた国際的な影響力を持つ英国の経済誌「The Economist」も日本会議と安倍政権の危険な関係を報じた。記事のタイトルは、「Right side up」。
 同記事では「L’Obs」の記事と同じく、「日本会議」を〈戦時下日本を理想化〉し、〈戦前の天皇崇拝の復活〉や〈日本の再軍備〉を目指して活動する“困った人たち”の集まりだと解説している。

 また、日本会議は〈戦時下日本の侵略行為を示すものに対して、嘆願書やクレームの電話などで反対キャンペーンを行い〉、それが〈中国や韓国のナショナリストに、日本の軍国主義が復活しつつあると主張する口実を与えている〉とも指摘する。 しかし、同記事が特に問題視するのは、日本会議の持つ〈驚くべき動員力〉だ。
 
〈10年ほど前、子供達に愛国心を教育することを強制する教育基本法改正を要求し、360万もの署名を集めた。その要求どおり、第一次安倍政権で教育基本法改正が実行されたのである〉
 06年の教育基本法改正といえば、短命に終わった第一次安倍政権の数少ない〈成果〉だ。当時、日本会議は「教育基本法改正」を実現するために、〈360万もの署名〉を集めるほかにも、「教育基本法改正を訴える全国縦断キャラバン」などといった取り組みもしていた。
 そして現在、日本会議は新たな活動を始めつつあると同記事は指摘する。
〈(日本会議は)憲法改正に必要な国民投票の実施を目指し、100万人の署名を集めている。憲法9条を撤廃し、伝統的な家族観を大事にするような憲法を求めている。2012年に作成された自民党改憲草案は、こうした日本会議の主張をいくつも採用している〉 06年の「教育基本法改正」の時のように、現在進行中の日本会議の「憲法改正」を求める活動は、今後の安倍政権に大きな力を与えるのではないか?という不安を同記事は示唆している。

 はたして、日本は安倍首相と日本会議の思惑通り、「安倍談話」「参議院選挙」を経て、なし崩し的に「大日本帝國」の時代に突入してしまうのか?
 先の「L’Obs」は一人だけ、それを押し止めることのできる存在について触れている。それは……。
〈81歳の天皇、明仁だ。……新年の祝辞で、天皇は歴史捏造主義的な歴史解釈に反対であると述べた。……逆説的に皇室は、今や、日本の自由民主主義の最も優れた盾となっている〉

 しかし、残念ながらこれは希望的観測と言わざるを得ない。日本の右派勢力、日本会議が崇拝する天皇とは、リベラルな今上天皇ではなく、「理想化された大日本帝国の頂点に君臨する現人神」だ。「大日本帝国」を否定する者が現れれば、たとえ天皇だろうと、彼らは排除してしまうだろう(本サイトが以前記事にした八木秀次のように)。

 すでに安倍政権を動かす「日本会議」は新たな動きを見せ始めている。昨年の10月1日。日本会議と密接に関係する団体が設立された。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」である。本稿の冒頭に名をあげた新安保法制を合憲だと主張する3人の憲法学者、百地章、西修、長尾一紘も役員として参加している。
 興味深いのは、同組織の共同代表に、日本会議代表委員の田久保忠衛が就任していることだ。
 田久保といえば、以前から安倍晋三と深い関係にある人物で、第二次安倍政権が始まってからは、さらにその距離を近づけている。次回は、この田久保の存在を中心に、安倍政権を突き動かす力がどのような方向へ行こうとしているのかを見ていきたい。
(森高 翔)



・ 戦争に行ったアメリカ兵の告発!「本当の敵はアメリカ国内にいた!」 

2015-09-22 00:18:31 | 政治の裏側


以前にも掲載しましたが、再度掲載します。
アメリカは、もう昔のアメリカとは全く違う国になっている。自由と正義とアメリカンドリームがあったのは遠い昔・・・・今は大企業が金の力で政治家を買収し、自分の企業に都合の良い法案を通し、悪どい利益の上げ方を平気でする。軍産複合体(企業・大学・政府)には、アメリカの安全保障のために、アメリカの全企業の年間純利益より多く金額を支出させている。

戦争をすることによって経済が成り立っているのがアメリカである。膨大な軍事費を使っているが、反面プアな生活をしている人たちが大勢いる。よく「1%の富裕層と99%貧困層」と云われるが、まさにその通りである。当然、国が使える金は限度があるので安全保障関係に多額の税金を使えば、自ずと国民のための経費は削減され苦しむのは一般市民となる。

多くの兵士は、「国のために戦争に行くんだ」とか「テロを撲滅するために戦うんだ」とか信じ込まされて戦争に行くけれど、行った先で殺す相手はテロリストではないことに気づく・・・・そして本当の敵がどこにいるのかが分かってくる・・・・・

日本も同じ道を歩もうとしている。軍産複合体の頂点は「ペンタゴン」と「CIA」である。そのCIAにA級戦犯を免除されCIA工作員になり、CIAから資金援助をされて自民党を作ったのが岸信介(元総理)・・・・アベシの爺ちゃんだ! CIAの資金援助で出来た自民党を使って、「日米安保条約」や「日米地位協定」を結ばせ、法律的にも自在に日本を操っている。自民党を失脚させ、新しい日本を作らないとビデオと同じことになるでしょう・・・・・






戦争に行ったアメリカ兵の告発!「本当の敵はアメリカ国内にいた!」 (「戦争は儲かる!」by アメリカ)

・ 危険な合成ホルモン剤残留牛肉、日本は大量輸入

2015-09-21 00:54:19 | 健康


官僚および自民党政府は、国民の健康は2の次にして、世界中で輸入禁止をしている牛肉を大量に輸入してアメリカに貢献しています。TPPでもアメリカの企業のために日本そのものを売りとばす算段・・・・モンサントの遺伝子組換種子が入ってくると、TPPの条項を活用して日本国内の「遺伝子組換えでない」という表示が消され、大量に遺伝子組み変え食品が出回るでしょう。世界で最高の農薬使用量を誇る農産物を食べさせ、放射能汚染された作物を食べさせ、世界で一番多く添加物を食べさせ、今度は合成ホルモンづけの牛肉を食べさせる・・・・・儲かるのは企業と医療関係。そこに天下る官僚と政治献金で金をかき集める自民党が陰でホクホク顔だが、国民の健康は全て無視・・・・
Business Journalより転載します。




危険な合成ホルモン剤残留牛肉、日本は大量輸入で野放し 発がんリスク、世界中で禁止
文=小倉正行/ライター.


「Thinkstock」より

 今、世界的に合成ホルモン剤が残留している牛肉に対する輸入禁止措置が広がっている

 EC(欧州共同体)1989年からホルモン剤の残留している牛肉の輸入を禁止し、米国政府といわゆる「ホルモン戦争」を継続している。ロシアは昨年、合成ホルモン剤が残留しているオーストラリア産牛肉の輸入を禁止した。また、中国政府は香港経由の合成ホルモン剤残留米国産牛肉の輸入を禁止し、それによって米国産牛肉の国際価格低下を招いていると報道されている。牛肉を宗教上の理由で輸入禁止しているインドを加えると、合成ホルモン剤残留牛肉が国内に流通していない国の人口合計は32億7942万人に上り、世界人口の45%にも及んでいる。
 
 こうした状況のなかで、先進国で最大の残留ホルモン剤汚染牛肉の輸入国が、日本になっている。昨年の日豪FTA合意で合成ホルモン剤汚染オーストラリア産牛肉の輸入量も増加している。さらに、TPP交渉では、牛肉関税の一層の引き下げも報道され、日本国民は否応なしに、合成ホルモン剤汚染牛肉の消費を押し付けられているのである。

 輸入牛肉の残留ホルモン剤問題は深刻である。2009年10月24日に開催された第47回日本癌治療学会学術集会で北海道大学の半田康医師は、「牛肉中のエストロゲン濃度とホルモン依存性癌発生増加の関連」を発表した。この研究目的は以下の通りである。

「わが国において乳癌、前立腺癌を含むホルモン依存性癌は急速に増加しているが、これに並行するように牛肉消費量も増加している。国内消費量の25%を占める米国産牛肉では、肉牛の飼育時に成長促進目的にエストラジオールを含むホルモン剤の投与が行われる。米国の牛肉消費量は先進諸国で最多で増加傾向にあるが、癌発生数は乳癌、前立腺癌が極めて高い。このため、牛肉に含まれるエストロゲン濃度を検討した」

 半田氏は「わが国とアメリカの牛肉消費傾向から、エストロゲン高濃度の牛肉摂取とホルモン依存性癌発生増加の関連性が考えられる」と結論付けている。


食品安全委員会のリスク評価作業が頓挫

 では、日本の食品安全委員会は、合成ホルモン剤の安全性とリスク評価をどのように検討しているのであろうか。

 実は、食品安全委員会は07年1月に厚生労働省から合成ホルモン剤(酢酸メレンゲステロール)のリスク評価依頼を受け、それから3年11カ月経った10年12月になって、やっと食品安全委員会動物用医薬品専門調査会(第129回会合)でリスク評価作業を開始した。

 ところが、11年2月の同調査会(第130回会合)で引き続いて2回目のリスク評価作業を行っていたが、結論を出さないまま終了し、それから4年7カ月が経過した現在に至るまで作業を再開することなく、頓挫したままの状態になっているのである。

 一体何が起こったのであろうか。 それを読み解く鍵が、同調査会(第130回会合)議事録に記載されていた。それを見てみよう。議論は終盤になっていた。そこで、座長が次のように提案した。

「国際評価機関としてはADI(一日許容摂取量)を設定していますが、EUは依然としてADIを設定しないというところに現在いるということです。それを踏まえた上で食品安全委員会としてはメレンゲステロールに対してADI設定をするかどうか、そこをご議論いただかなければいけないということです」

 この座長の提案を受けて、出席専門委員から次のような発言が出た。

「EUがADIを設定できないということの根拠の中に、ホルモンの恒常性を調節する複雑なゲノム及び非ゲノム機構への新しい知見など、あるいはこのRED MEATを食べたヒトと、前立腺がんあるいは乳がんとの関連を示す疫学データや文献が出ていると書いてあるのですが、現段階で私達がこれを評価する上で、こういう情報を得て評価しないといけないのではないかと思うのです」
 
 要するに、EUが合成ホルモン剤残留牛肉の輸入を認めない根拠情報を入手して評価すべき、という提案であった。座長も「EUで問題になっているようなDNAのメチル化など、非ゲノムの情報は一切本調査会では調査していないので、その辺を見てから、議論をしたほうがよろしいのではないですか」を提案に応じたのである。

 結局、同調査会は、次回にEUが合成ホルモン剤の使用も残留も認めない科学的根拠の情報を入手し、評価することを決めて、その後4年7カ月も合成ホルモン剤の審議をしないまま頓挫しているのである。


求められる合理的な説明

 食品安全委員会は、資料が揃わないことを再開できない理由として説明しているが、まったく説得力がない。同委員会の議事録はオープンであり、最大の関心を寄せている米国政府も在日米国大使館も当然チェックしている。BSE問題では、オーストラリア大使館員も食品安全委員会を傍聴していたぐらいであるから、米国大使館が監視していたとしてもおかしくはない。

 いうまでもなく、食品安全委員会で合成ホルモン剤の危険性が認められれば、米国からの牛肉輸入は全面禁止になり、米国の畜産業界に大打撃となる。米国政府は、食品安全問題でも日米2国間協議を行っており、TPPでも食品安全問題が議論になっている。それだけに、食品安全委員会がEUの合成ホルモン剤禁止の科学的根拠情報入手と評価作業を行うことを決めたことを、米国政府が、憂慮したことは想像に難くない。

 食品安全委員会は、米国政府からの要請はないと説明しているが、水面下での話し合いはなかったのか。そうでなければ、なぜ4年7カ月も審議が再開されないのか、合理的な説明が求められているといえよう。
(文=小倉正行/ライター)






















・ EUが使用禁止した農薬を大幅に規制緩和する暴挙

2015-09-20 18:20:45 | 健康


官僚も自民党政府も、あいと変わらず汚い手を使いますね。戦争法案の騒ぎの最中、国民の健康に関する規制をどんどん緩め、献金の多い企業や官僚の天下り先に利益のある政策を、陰で進めています。日本の農薬は1ha当り18キロ以上を使用しています。これは世界第一位の使用量です。世界第3位4位のオランダ・イタリアでも4キロです。5番目6番目のオランダ・ドイツで2キロ・・・・いかに日本の農薬が高いかが分かります。長い期間にわたって農薬だらけの食物を食べていれば、50代過ぎたころから体のあちこちで病気が発生するでしょう。現段階で二人に一人がガンで死ぬと云われていますが、100年前はがんで死ぬ人はほとんどいなかった・・・・・

以下、MAG2 Newsより転載します。




農薬


日本の野菜が危険食品に。EUが使用禁止した農薬を大幅に規制緩和する暴挙
2015年8月27日

安保法案の影に隠れて、EUでは使用禁止となっているネオニコチノイド系農薬の食品残留基準が大幅に緩和されていたのをご存知ですか? 「ホンマでっか!? TV」でもおなじみの生物学者・池田清彦先生のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』にこの農薬の恐ろしさが詳述されているのですが…、子供の発達障害を引き起こす可能性も否定できないとのことで、深刻度は大です。

ペテン国家・日本の環境行政

 近年、日本での昆虫の減少は甚だしい。梅棹忠夫が若かりし頃(1930年代の終わりだろうか)、よく虫採りに行った京都の貴船には、蝶が紙ふぶきのように飛んでいたという。今の日本にそんな場所はない。20年ほど前、ベトナムのタムダオ山に虫採りに行った。山頂で吹き上がってくる虫を待っていると、麓からナミエシロチョウの大群が吹き上がってきて、暫くの間、視界も定かならぬ蝶ふぶきの只中に立っていた事があった。タムダオの原生林も、日本の照葉樹の原生林も、見てくれはさほど変わらない。熱帯に近ければ近いほど、種多様性は高くなるという一般則はあるにしても、現在の日本各地の虫影は少なすぎる。梅棹忠夫の言を信ずれば、戦前には日本でも蝶が沢山飛んでいるところがあったはずだ。この100年足らずの間に何が起きたのだろう。

開発に伴う生息地の破壊、大気汚染など、様々な原因があったろうが、恐らく最大の原因は農薬の使いすぎである。私の大学の研究室の2年後輩の上田哲行(石川県立大学名誉教授)は、この20年間でアキアカネの個体数が1,000分の1に減ったという研究結果を報告している。すさまじい減り方だ。

その主たる原因はフィプロニルという成分を含むプリンスという製品名の農薬の使用にある。この農薬はイネの育苗箱の上から散布したり、床土に混ぜたりしてイネの苗に吸収させ、イネを食べた害虫を殺す作用を持つ。処理後長期にわたって効果が持続するので使用回数が少なくてすむことと、大気中に散布されないことからエコな農薬と謳われて広く使われているが、もちろんエコというのは真っ赤なウソで、長く効果が持続するということは、害虫にとっては猛毒ということだ。上田によればプリンスで処理した苗を植えた水田ではアキアカネのヤゴは生きていけないようだ。同じ育苗箱処理剤でも、パダンという農薬の場合はヤゴの生育に特段の害はないという。

フィプロニルと並ぶ問題の農薬は、ネオニコチノイド系の農薬だ。以前ミツバチが大量に巣から失踪する現象(蜂群崩壊症候群)が、同時多発的におきて原因が暫く不明であったが、少し前にネオニコチノイド系の農薬が蜂の神経系に作用してミツバチを殺すことが分かった。EUはこれを受けて2013年の暮れから、ネオニコチノイド系の農薬の使用禁止に踏み切った。

然るに日本では、今年の5月に厚労省がネオニコチノイド系の農薬の食品残留基準を大幅に緩和した。たとえば、クロチアニジンというネオニコチノイド系の農薬のホウレンソウの残留基準は13倍に引き上げられた。国民が戦争法案の行方をはらはらしながら見つめている間に、ドサクサにまぎれてひどいことを次々に決める安倍政権は本当に亡国政権だと思う。基準緩和の見直しに当たって、厚労省は2度にわたりパブリックコメントを求めており、2,000件のパブコメの大半は反対意見だったにもかかわらず、基準緩和を決めてしまった。 国民の意見や健康よりも農薬会社(クロチアニジンの製造元は住友化学)の儲けを優先したわけである。

大体、政府が行うパブリックコメントというのは、反対意見が絶対多数でも、政策を変更したためしはないわけで、国民の意見は聞いて参考にしました(実際には完璧に無視しました)と言っているだけで、これは完全なペテンである。パブリックコメントの実施に当たってさえ、結構な額の税金を使っているわけで、政策を見直さないつもりなら、何のためにパブリックコメントを実施するのかしら。省庁にとっては使う税金の額が省庁ならびにその配下の部署の権限の強さを測るマーカーなので、ムダでもなんでも名目をつけて税金を使いたいのだろうね。

先に述べたフィプロニルもネオニコチノイド系農薬も昆虫の神経系に作用して、昆虫を殺す。はたして、人間の神経系に対する影響はないのだろうか。脳神経科学者の黒田洋一郎は、ネオニコチノイド系農薬は、子どもの脳の発達障害(自閉症、ADHD:注意欠陥多動性障害、LD:学習障害)の原因になるとの説を唱えている。人体実験することはできないのではっきりした実験データはないが、可能性としては大いにありうる。予防原則の観点からもネオニコチノイド系やフィプロニルの使用は禁止したほうがいいと思う。国民の命や健康はどうあろうとも、戦争をしたくて仕方がない安倍政権に何を言ってもムダかもしれないけれどね。

image by: Shutterstock



『池田清彦のやせ我慢日記』より一部抜粋

著者/池田清彦(生物学者)
このメルマガを読めば、マスメディアの報道のウラに潜む、世間のからくりがわかります。というわけでこのメルマガではさまざまな情報を発信して、楽しく生きるヒントを記していきたいと思っています。




・ 米紙ニューヨーク・タイムズ、安倍首相の安保法案推進を問題視

2015-09-20 00:30:48 | アベシ政府


強引にアベシは安保法案を押し通しました。国民が今頃になって騒いでいますが、ほとんど手遅れ。本当に自民党政権が問題であると考えるなら、今後の選挙や政治に対する姿勢を変えねばならない。それを維持し持続していけるなら、日本も変わるだろうけれど、一過性のデモ騒ぎなら、今までと同じ遇民ですね。アメリカのニューヨークタイムスもアベシの政治に対して問題視しているようです。
以下、The Hankyorehより転載します。




米紙ニューヨーク・タイムズ、安倍首相の安保法案推進を問題視
登録 : 2015.07.21 23:49修正 : 2015.07.22 06:33

ハンギョレハ

「平和主義と格闘する日本」と題したニューヨーク・タイムズ社説//ハンギョレ新聞社


手続き・規定を無視したゴリ押し自己の主張の正当性を立証できず

 安倍晋三日本首相が日本の集団的自衛権行使のための安保法案を強行採決したことにより、日本が戦後の平和主義尊重に大きな不安を惹起していると米紙ニューヨーク・タイムズが批判した。
 同紙は20日(現地時間)、「平和主義と格闘する(wrestles)日本」と題した社説で「世界3位の経済大国である日本が戦後70年が過ぎた今、国際的役割を拡大しようとするのは驚くことではない」としつつも「問題はそのような目標よりは安倍首相がそれを推進する方式にある」と指摘した。

同紙は、1947年に作られた日本の憲法で日本の自衛隊の役割は日本国内の自衛権行使に限定されており、攻撃を受ける友好国を支援する集団的自衛権は行使できないよう定めていると紹介した。しかし、安倍首相は昨年から攻撃を受ける米国の艦艇防御と米国に向けて発射される北朝鮮のミサイル撃墜、そして一層積極的な国連平和維持活動など、日本自衛隊の役割拡大のために憲法の修正を推進していると明らかにした。

 同紙は安倍首相が憲法を修正する重大な試みを行い、衆議院と参議院の在籍議員の3分の2以上の賛成を得た後に国民投票を経なければならない手続きを意図的に回避し、問題になっていると指摘した。 このように手続きと規定を無視した恣意的な法案のゴリ押しがあった直後、日本国内の良心的な学者や芸術家、ノーベル賞受賞者など1万人余りが安倍首相が強行処理しようとしている法案は誤りだという嘆願書を出したと紹介した。 同時に安倍首相に対する不支持率が支持率より2倍程度高く現れたとし、日本国内の政権に対する世論が悪化したと伝えた。 このような悪化は安倍首相が日本を平和から抜け出させ、戦争に追い詰めかねないという憂慮のためだと伝えた。

 同紙は「民主的指導者は重要な政策変更に関しては有権者を説得し、その過程で誰もが認める手続きに従わなければならない」と促した。 しかし、「安倍首相は多くの日本の人々から自己の主張の正当性を立証できていないと見られており、未来に進むための正しい方向を選択したとは見られない」と指摘した。

ワシントン/パク・ヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-07-21 19:43
http://www.hani.co.kr/arti/international/america/701193.html 訳J.S(1064字)

・ 集団的自衛権に必要な費用

2015-09-19 01:49:39 | アベシ政府


FaceBookに北川さんが集団自衛権にかかる費用についてコメントしています。
こんな大金をどうやって作れるんでしょう・・・・デタラメ過ぎるアベシ・・・・困るのは国民だけ。
以下、転載します。



週間プレイボーイ


北川 高嗣

集団的自衛権のお値段がでました。

試算概要で、20兆円超。明細はコメ欄筆頭に。

原資は、だれが出してくれるんでしょう。

ジミンが、自腹を切るんでしょうかね。

業界から、1億6千万円(軍需産業からの政治資金献金
2013年度に前年度比、倍増。詳細紹介済)をもらって、20兆円を振り出す。

何を売っているのかは知らぬが、ボロい商売である。

Source:週間プレイボーイ。