祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 見事なまでに口先だけの人間

2014-04-30 23:08:56 | 原発事故
北川 高嗣さんのフェイスブックから転載しました。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4月27日 23:39 編集済み


「21世紀は、人権侵害を起こさない世紀に」安倍首相

言いたくないが,言っておくと・・・
「重大な人権侵害」とオバマさんに言ってもらうと認めるのか?


「筆舌に尽くしがたい思いをされた慰安婦の方々を思うと、本当に胸が痛む思いだ」(安倍総理)と述べたと言う。
今も、国連人権理事会から一貫して、福島の子どもへの対応について、勧告を受け続けているが・・・

「20世紀は女性をはじめ、多くの人権が侵害された世紀だったが、21世紀はそうしたことが起こらない世紀にするため、日本も大きな貢献をしていきたい」
安倍総理)見事なまでに口先だけの人間である

さすがに、全世代の女性から最も嫌われているオトコだけある。

以下、詳細引用。


安倍首相:「慰安婦の方々を思うと本当に胸が痛む思いだ」
毎日新聞 2014年04月27日 19時28分

 安倍晋三首相は27日、オバマ米大統領が韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領との会談後の共同記者会見で、旧日本軍の従軍慰安婦問題を「重大な人権侵害」と批判したことに関し「筆舌に尽くしがたい思いをされた慰安婦の方々を思うと、本当に胸が痛む思いだ」と述べた。視察先の岩手県岩泉町で記者団の質問に答えた。

 首相は「20世紀は女性をはじめ、多くの人権が侵害された世紀だったが、21世紀はそうしたことが起こらない世紀にするため、日本も大きな貢献をしていきたい」と強調。今後の具体的な対応については「今後とも日本の考え方、日本の方針について説明をしたいと思う」と述べるにとどめた。【田中裕之】

Source: 「21世紀は、人権侵害を起こさない世紀に」安倍首相
http://mainichi.jp/select/news/20140428k0000m010027000c.html


・もう忘れたろうか:
■小佐古官房参与、涙の辞任

「当時の小佐古官房参与は

「年間20mSv近い被ばくをする人は、約84000人の原子力発電所の放射線業務従事者でも、極めて少ないのです。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは、学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたいものです

と抗議して職を辞した。
しかし政府はその後も、20mSvの基準を維持し続け、この基準を下回る地域住民に対する避難・移住への公的支援もほぼないに等しい。


・もう忘れたろうか:
これについて、国連人権理事会は、重篤な人権侵害として、繰り返し日本に対し勧告を行っている。

■ 国連グローバー勧告
こうしたなか、2012年秋に、国連「健康に対する権利」特別報告者のアナンド・グローバー氏が日本に国連としての正式な事実調査ミッションに訪れ、2013年5月に調査報告書を国連に提出、日本政府に対して、抜本的な政策の改善を求める勧告を行った。

国連勧告の主な具体的内容:
・公衆の【被ばく限度を年間1ミリシーベルト以下】にすること
・避難者は、【1ミリシーベルト以下に線量が低減しない限り、帰還を推奨されるべきでない】。
・子どもの検査は甲状腺に限らず、【尿や血液検査】もすること
・子ども被災者支援法の【支援対象地域は年間1ミリシーベルトを超えるすべての地域】とすること
・施策の【意思決定プロセスに住民、特に女性や子どもなど社会的弱者を効果的に参加】させること

人間として、当然の基本的人権であろう。(健康、生存、未来を担う子どもの保全。これは、「未来の人権問題」でもある。)
この3年、何一つ改善・実施されていない。

今、棄却されようとしているのは、福島の子どもたちだけでは無い。
何の国民的コンセンサスも得ず、秘密保護法、共謀法、原発再稼働を含む新エネ基本法、集団自衛権、果ては、徴兵制、国防軍、などが、次々と国会議決されつつある。憲法改正案件の中には、分かりやすく、国民の基本的人権を外そうという動きすらある。(詳細紹介済)

今棄却されようとしているのは、日本国民の基本的人権、その「国民のコンセンサスに基づく、社会的意思決定の仕組み」そのものである。

これ以上重要な課題は、日本において存在していない。
これは、日本学術会議の、福島の総括の最終結論である。(詳細紹介済)

日本は、国連人権理事会から、繰り返し、勧告を受け続けている
現政権は、一貫して、それを無視し続けている。

日本の対応は、大量の健康被害を出してしまったチェルノブイリよりも遥かに悪い

これは、別に国連理事会でなくとも、世界中の誰もが、そう思っており、
指摘し続けていることである。