祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ GPIFで株運用 なぜ公務員年金だけ堅実運用なのか

2016-07-29 23:20:18 | 年金


今日のニュースでGPIFが2015年の積立年金を株式で運用した結果、5兆3098億円の損失が出たと公表した。この公表も例年とは20日ほど遅くのタイミングであり、7月10日の参議院選挙を外しての公表である。アベノミクスの失敗は明らかである上に、年金の運用実績が5兆円マイナスであることが、参議院選挙の前に出ないようにずらしたのでしょう。相と変わらずせこいですね・・・・
株の世界ではGPIFはただのカモ・・・・・このギャンブルをGPIFの素人にさせると云うことは、日本政府は強盗詐欺集団だね・・・

過去8年間の運用実績公表日は下記の通り。
6月30日 2010年
7月1日  2009年
7月2日  2013年
7月4日  2008年 2014年
7月6日  2011年 2012年
7月10日 2015年

以下、日刊ゲンダイより転載します。





GPIFで株運用 なぜ公務員年金だけ堅実運用なのか

2014年11月11日


約130兆円の年金資産を持つ「GPIF」が運用比率の見直しを公表。「国内債券」を60%から35%に引き下げる一方、「国内株式」への投資を12%から25%に引き上げる。いよいよ将来の蓄えが“ギャンブル”に投入されることになる庶民はタマったもんじゃないが、見逃せないのは、国家公務員が対象の「国家公務員共済年金」は、「国内債券」への投資が74%と安全運用に徹していることだ。なぜ、庶民の年金だけリスクの高い運用なのか。

 過去13年間のGPIFの運用状況をみると、01、02、07、08、10年度の5回が単年度収支でマイナスだった。元本の確実性が高いローリスクの国内債券を中心に運用しても「勝率」は6割に過ぎないのだ。ハイリスクの国内株式の比率を引き上げ、もし、運用に失敗すれば老後の蓄えが一気に吹き飛ぶことになる。
 実際、01、02年度、運用額の25%を国内株式、14%を外国株式に投じた結果、両年度で計3兆円もの損失を出している。



■運用方針は正反対
 一方で、チャッカリしているのが、約7・3兆円の資産を運用する「国家公務員共済年金」だ。国内株式の比率は昨年12月に5%から8%へ引き上げただけ。今も資産の74%を安心安全な国内債券で運用している。運用方針はGPIFと正反対だ。庶民の年金は“ギャンブル”で運用しながら、国家公務員は「堅実運用」なんて、どう考えてもおかしい。

 年金問題に詳しいジャーナリストの岩瀬達哉氏はこう言う。
「国民からの預かり金である年金資金を株式運用するなら、国会できちんと審議し、承認を得るべきで、厚労省が勝手に運用を判断するべきではありません。それにGPIFのような大手(機関投資家)は、たとえ株が上がっても売るに売れない。売り始めた途端、相場が大きく下落するからです。となれば、株を保有し続けなければならず、キャッシュを得るのは難しいでしょう」

 なにより、GPIFが国内株式を大量に保有して大株主になることは、年金資金を積み立てている労働者にとってもマイナスの方が大きい。GPIFは株主として経営サイドに業績アップを求めることになるが、その結果、サラリーマンはリストラの対象になりかねない。自分たちの老後のための組織が、自分たちを脅かす大矛盾が起きる。

 それなのに塩崎厚労相は、ハイリスクのベンチャー企業への投資についても「ベンチャー投資が危ないという既成概念で投資しているプロは世界にいない」と意欲マンマン。本気でそう思っているなら、国家公務員共済年金の運用資金を全額ベンチャーに投じるべきだ。






・ 公的年金の損失額21.5兆円

2015-01-16 02:14:47 | 年金
年金はもともと積立方式でスタートし、集まった金を官僚が好き放題に使い、不足してくると賦課方式に切り替え国民にそのしわ寄せを持ってきている。更に、支給開始年齢を引下げたり、物価上昇には連動せず少なく支給される仕組みも作った上に、昨年は年金の運用比率を、危険極まりない株式に比重を多くした。過去の実績を見る限りは、政府に運用能力は無いにもかかわらず、国内・海外の株式運用に50%ほどの年金を運用しています。このことに関して、今後の運用損失額を問いただした結果、政府からとんでもない額の損失額の予想が出されました。
以下、日刊ゲンダイより転載します。


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損失額は21兆円に倍増…年金資産の運用見直しは大失敗
2015.01.15

 年明けから低迷しっ放しの東京株式市場。巷に流れる「株価2万円台回復」どころか、14日の日経平均株価は前日比291安の1万6795円と、1万7000円を割り込んだ。こうなると、不安になるのが、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用比率の見直しを決めた年金資産だ。

 約130兆円の年金資産を運用するGPIFは昨年10月、「国内株式」の投資比率を12%から25%に引き上げることを決めた。そこで民主党の長妻昭衆院議員が、運用見直しで想定される今後の損失額を質問主意書で問いただし、9日付で政府答弁書が閣議決定したのだが、その中身にビックリ仰天だ。経済「中位」のケースで、「確率95%で予想される最大損失額」は約21・5兆円となり、見直し前の損失額(約10・4兆円)と比べて2倍に膨らんだからだ。

 答弁書によると、仮に「リーマン・ショック」が起きた2008年度に当てはめた場合、損失(想定)額は約26・2兆円で、当時の損失額(約9・3兆円)の3倍近くになる。

 今の国内相場は日銀が上場投資信託(ETF)を通じて株式を買い支えている「官製相場」だ。日銀が金融緩和策のブレーキを少しでも踏めば、あっと言う間に下落する。原油安や米国、欧州景気の先行き懸念など海外の不安材料もワンサカだから、リーマン・ショック以上の衝撃が市場を襲っても不思議じゃない。

 株式評論家の杉村富生氏がこう言う。

「今の市場の大きな懸念材料は2つです。1つはギリシャのユーロ離脱。仮に離脱となれば、IMF(国際通貨基金)やEUなどの財政支援は打ち切られ、ギリシャは約40兆円の借金を抱えてデフォルト(債務不履行)になる。リーマン・ショックどころの騒ぎじゃ済みません。2つ目のリスクはロシアです。今の状況は、79年に旧ソ連がアフガニスタンに侵攻し、その後、原油安で旧ソ連が崩壊した当時の状況と似ています。つまり、昨年のクリミア侵攻が引き金となり、原油安が起きている。仮にプーチン政権が崩壊となれば、世界経済に与える影響は計り知れないでしょう」

 リーマン・ショックでもみられたが、日本市場は「海外発ショック」に脆弱だ。失う年金資産は20兆円や30兆円じゃ済まないだろう。年金資産の“ギャンブル運用”はホント、やめてほしい。

雑感 厚生年金保険制度回顧録

2012-02-15 01:07:56 | 年金
ウエークアップ(2012年2月11日放映)に出演していた 桜井 充 さん(民主党政調会長代理)が、話した内容が気になったので、インターネットで調べてみて驚いた。これは本当なのか?・・・・・・

司会している辛坊さんが、年金制度の始まりについて話した。
そもそも厚生年金とは、国民には「 積立方式 」で、自分が掛けたものは、将来戻ってくるという約束で始まったものが、いつの間にか、「 賦課方式 」にという方向に塗り替えられて来た。」
これを聞いてびっくり・・・・・世間では、積立方式が基本であることを知っていたという事である。その積立方式を知らない間に勝手に変更されていることも知っている・・・・・これは、一部の人たちには公然とした秘密なのだろうか? もし、そうであるとすれば、どこのテレビ番組でも、どの新聞でも、国会議員でさえ、なぜ賦課方式であることが前提で話がなされるのであろうか?・・・・・・

その後、桜井充さんが言います。(民社党 政調会長代理)
この歴史は本当に重いと思っています。
 私も 
厚生年金保険制度回顧録 をすべて読みましたが、その当時の年金官僚の反省はかけらもないんですね。
 自慢話ばかりでして、えー、たとえば今、年金統合が出来ていませんけど、その統合できないことも予想されていて、それでもやらなければならないと思ってやってきた・・・・ですから、過去のところに大きな問題があるのは間違いがない
。」

今、どこの番組でも年金問題としているのは、今の年金は「賦課方式」であるため、昔は現役世代が10人で1人の年金者を面倒見ればよかったが、今後は現役世代が減り現役1人で年金者1人の面倒を見ねばならないため、負担が重くなる・・・という論理展開である。(Ex. 年金者が15万円受け取るとすれば、現役10人で面倒を見れば一人当たり保険料は1万5千円で済むが、現役一人で見るとなると保険料は15万円になる・・・と言う論理である。)
賦課方式であれば、その通りであるが、積立方式であれば、その問題は絶対に発生しない。賦課方式の嘘に書いたように、積立方式であれば、自分の積んだ保険料を将来に自分で受け取るわけであるため、他の世代が多くなろうが、少なくなろうが何の影響も受けないのである。(小宮山厚生労働大臣は、積立方式さえ知らずに国会で答えられなかった????? レベル低いねー?????)
積立て方式で、問題となるのは想定した死亡年齢が延びた場合に不足することであるが、それも、60歳受け取りを65歳に遅らせたことにより対応されている。(詳細は賦課方式の嘘に記載)。

インターネットで厚生年金保険制度回顧録を探すと、その中身は驚愕するものであった。その内容は次のとおりである。
国民皆年金制度の創設者 元厚生省年金課長 花沢武夫が話した内容は次のものである。
この資金があれば一流の銀行だってかなわない。 厚生年金保険基金とか財団とかいうものを作って、その理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると、厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。年金を支給するのは二十年も先のことだから、今のうちに使っても構わない。先行き困るという声もあったが、そんなことは問題ではない将来みんなに支払うときに金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから
(「厚生年金保険制度回顧録」(厚生団編、1988年)より)

これは、国民を騙している訳であり、完全な犯罪である
最初から、騙すことを目的として、飴玉をぶら下げて保険料を絞るだけ搾り取り、自分たちの天下り先を作り、官僚皆んなで使ってしまっても何とかなるさ・・・・最後は、賦課方式に切り替えて、国民に負担をかければいいという事だろう・・・・・

これを犯罪と言わなければ、おかしいだろう・・・・
桜井充さんが、国会で初めて問題としたらしいが、それもその後どうなっているんだろうか?
政権は自由民主党の時であり、安部首相の時らしい・・・・国会で問題としてあげていながら、誰も問題とせず、今は賦課方式が当たり前になっているのはどういうことだ??????????????????
年金のシステムが精巧でないのは、最初から保険料回収も適当でも、官僚たちは膨大な金を湯水のごとく使えるので、細かいことはどうでもよかったのだ。これだけの犯罪を平気でするくらいであるから、回収が適当でもなんとも思わない感覚なんだろう・・・
税務署が抑えている企業数より、社会保険事務所が抑えている企業数が80万社ほど少ないのは、まさに細かいことはどうでもいいからである。消えた年金にしても、最初から払うつもりはないので、組織やシステムがアバウトでも誰も問題としなかったのである。・・・・・・・
想像するに、自民党の古株たちは知っていたとみるのが妥当ではないか?
しかも、自分たちも族議員で官僚とつるんで、甘い汁を吸っているため本格的な追及が出来ないと見ることができる・・・・・
しかし、これは徹底的に追及すべきである。その者達の全財産を没収すべきだ。尚且つ、刑務所に入れなければ・・・・・

いま、大阪維新の会が船中八策を検討している。その中の年金は、積立方式をベースとして考えているようである。また、みんなの党も、積立方式を押している。これらの政党が、大勢ををとれれば年金も変わってくるだろう。
ここに書くのも嫌だが、民主党の年金改革案はでたらめだ! 1人当たり7万円と言っているのは、今ではなく60年後の事である。60年後の7万円は、貨幣価値が変わっているので、これも国民を騙していることになる。ましてや、社会主義に近い発想であるため、国民のモラルがどんどん下がっていくだろう。そうすれば、完全に崩壊である・・・・・・

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年金 積立方式の実態

2011-11-24 18:10:39 | 年金

年金積立方式の実態

富良野

2011年11月24日。
猿芝居ですね!! 政府の事業仕分けで、「年金が7兆円も多く支払われていたので、それを早く回収するように提案する」と玉置議員がまとめると、間髪入れず、小宮山厚生労働大臣が記者会見をし「来年からすぐ実施します。」と発表・・・・????? 出来レースもいいとこだ!・・・・本当に情けないですよね。官僚の言いなりだものな・・・・どうしてこんなレベルの低い政治家を出してくるんだ・・・・・
いままでも、官僚の言いなりで改悪の連続だろう! 今回の問題も、改悪の影響が大きすぎるので、特例措置として3年間ずらしただけだろう。それを決めたのは、政府じゃないのか???それをいまさら、回収とはどういうことだ・・・・回収しなければならないのは、「失った年金」「公務員の無駄な給与」「公務員の無駄な退職金」「公務員宿舎」「天下り先への補助金」「天下り役人の退職金の回収」「無駄な行政機関」・・・・・やらなきゃならないことは山とあるだろう・・・何十兆と財源は出てくるだろう・・・・
その辺は、見て見ぬふりをして、国民へジワジワと増税と給付の減少とはおかしくないか?

年金については、11月1日に賦課方式の嘘について書いた。年金はもともと積立方式で計画されていた。それを官僚が好き勝手に積立金を使い果たし、足りなくなった分を変な名目でルールを改悪し、国民から不足を保険料を増加させるか、給付を減らせるかで穴埋めするために、論理の整合性をつける目的で「賦課方式」と言っているだけです。積立方式である以上、世代間の人数が減っても、何の影響も出ません。(詳しくは、11月1日の「賦課方式の嘘」に書いてます。)

では、実際の積み上げ方式で、年金は成り立つのか検証してみましょう。
40年間厚生年金を積立てし、その総額を1350万円とします。企業からも同額保険料が支払われ、その合計金額(2700万円)を年2%で回したとすれば、40年後には3,798万円になります。その人が受取れる年金は年間218万円です。この218万円を給付する際、3分の1を税金で賄いますので、積立金(3,798万円)からの目減り額は145万円(218万円×3分の2)ですが、積立金残高に2%の金利が付きますので、実際の目減りは約72万円(145-(3,798-145)×2%)となります。この計算を続けていくと、男性の平均寿命80歳までとすれば、残高が2534万円もあります。85歳までの寿命としても残高は2022万円もあり、もらい切れていません。全て自分の積立金をもらい切るには、35年かかりますので、丁度100歳まで生きねばなりません。・・・・・???
逆に65歳から85歳までに、自分の積立金をすべて受け取ろうとしたら、給付額218万円を350万円まで160%もアップし修正しないとなりません?????  どうなっているんですかね???
もし本当にお金が無いとしたら、それは明らかに犯罪ですね・・・・詐欺ですね・・・
公的年金を違う目的で使ったとすれば横領ですね・・・・・・
正しく金利で増殖できていないとすれば、能力不足で解任・減俸ですよ・・・

相当デタラメな、データーを作らないと、今、国会等で言われている論理は成り立ちません。官僚は都合の良い数字だけを並べるので、まずは信用できませんよね! そして、政治家もバカが多いから実態が分からないし、官僚になびくバカも多いですね???  本当にこの国は狂っているよ・・・・

上記の検証より、積立て方式では「収めた保険料」より「受取る額」が少なすぎます。すなわち、年金額が不足する訳がないのです。また、賦課方式でないことは、「11月1日 賦課方式の嘘」に書いた通りです。結論としては、厚生年金は崩壊していないことになります。それでは、よくテレビで言われている、年金額を減らすだの、年齢を引き上げるだの・・・と言われていることは、何なのでしょうかね?・・・また、厚生労働省の悪官僚とデタラメ属議員が国民をたぶらかして、積立金を使おうという魂胆ではないでしょうかね???


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修正追加(2012年2月15日
上記の計算のうち、私の知識不足により一部計算が間違っておりました。修正して、追加をします。
間違いの部分は、年金支給時に支給額の3分の1が税金で支払われると書き、その計算をしましたが実際は「基礎年金の2分の1が税金で賄われる」ことが正解でした。よって、計算しなおしたものを下記に掲載します。

年2%で回したとして、40年後には3,798万円になります。その人が受け取れる年金は年間218万円です。この218万円を給付する際、基礎年金の2分の1を税金で賄いますので、積立金(3,798万円)からの目減り額は178.5万円(218万円ー79.2万円×2分の1)ですが、積立金残高に2%の金利が付きますので、実際の目減りは約106.1万円(178.5-(3,798-178.5)×2%)となります。この計算を続けていくと、男性の平均寿命80歳までとすれば、残高が1961万円もあります。85歳までの寿命としても残高は1217万円もあり、もらい切れていません。全て自分の積立金をもらい切るには、27年かかりますので、丁度92歳まで生きねばなりません。・・・・・???
80歳までに全て受け取ろうとするれば、年間260万円の支給にすればいいことになり、現在の119%アップとなります。

年金 賦課方式の嘘

2011-11-01 18:16:51 | 年金

年金の賦課方式の嘘

(2011年11月1日)
三輪車

今日の「朝ズバ」で、みのもんたが怒り狂っていました。内容は、朝霞宿舎の再開発を財務省が画策しているという内容です。役人のでたらめぶりが、よく出ていましたね。古い官舎を写したり、福島で被災者が官舎を利用していて、そのお礼を言っているところなど・・・本当にわざとらしい撮影ですね。何が何でも立ててしまおうという魂胆ですね? 原発のやらせ問題も同じですね。・・・
もう狂っているとしか言いようがありませんね。国民に対するロイヤリティや職務に対する遂行能力または修正能力の無さ、そして、最も欠けているのが「責任感」の無さ!!ひどいものですね。
今日の放映の中でみのもんたさんが一番怒り狂っていた所は、官舎に入る幹部の年収。見てびっくり・・審査官・部長クラスで年収15、845千円ですって?・・・上場会社の平取締役では、到底受け取ることができない金額です。ましてや中小企業の社長でも、数少ない人しか、取っていない金額です。国家公務員の幹部クラスというのは、民間企業(優良の企業のみ)の常務・専務または副社長クラスなのですかね・・・・どう考えても異常ですね??  たかだかペーパーテストが良かっただけでしょ! 暗記力がいいのと、頭がいいのとは全く違うし、ビジネスの世界では、職務の遂行能力や成果が問題にされますが、国家公務員は全く問題にもならないのでしょう?そんな低いレベルの人間が、どうしてこんな給料が受け取れるんですかね??

先日来、年金のことがよく出ているので読んでいると、これまた、でたらめのしほうだいじゃありませんか?
年金は、「世代間で助け合うシステム」であるといわれています。要は賦課方式ですね。現役の人から徴収し、高齢者に年給を給付すると云う訳です。大勢の若者で、少ない高齢者に給付はできても、若者が少なくなってきているので、もう払えないという論法です。
一見、黙って聞いていればなんとなくそうかなと思えますが、とんでもないカラクリがありますね。

まず、賦課方式は最初のスタートからですかね?
本当にそうであるならば、どうして高額の年金が積み立てられているんでしょうか?もし賦課方式であるならば、支払う給付額を現役世代から徴収すればいいわけですので、積立金が残るはずがないのです。下図は各年度の積立残高で、「厚生労働省の厚生年金保険および国民年金保険における積立金運用報告書」の一部です。単位は億円です。







年度厚生年金国民年金
196514,4141,946
197044,2027,271
1980211,08126,387
1990768,60536,317
20001,68,80498,208

これらを見る限りにおいては、日本の年金は積立方式を採用していたことになります。積立方式であるならば、若い人が少なくなってきても、全く年金財政が悪化する理由にはなりません。簡単な話が、個人でどこかの企業の個人年金に入っていると考えればわかります。自分の受け取る年金を自分で積み立てているのですから、他の人が多くなっても少なくなっても関係ないのです。関係するとすれば、平均寿命が延びたことが考えられますが、それは、もう対策済みです。

1969年に実施した、厚生省人口問題研究所の将来人口の推計(2005年度)を見ると、60歳以上で27,255千人と推定しています。実際は34,217千人と増えており、その数字は1.26倍です。ということは、財源が同じであれば、1.26分の1に縮小(21.7%削減)すれば事足りるわけである。実際は、支給年齢を60歳から65歳に引き上げたことによりそれを解消している。2005年の60から64歳までの人口は855万人で、65歳以上は2567万人なので、給付は25%ほど削減されたことになる。

数字的には、これで合うはずがさらに、保険料を3倍まで引き上げている。60年代末の保険料は5.5%であったが、現在は16.054%となっている。この増額した金はどこへ行ったのか?・・・不思議な世界ですなー・・・・
ましてや、今回、さらに支給年齢を70歳にあげるだとか、バカな小○○厚生大臣は言っているし?・・官僚の言いなり・・・財源が無くなっているのは、どうしてなんでしょうかね?それは、官僚が適当な数字を入れてシステムを作り、おかしくなり始めても責任ある仕事をしないので、その場当たりの改悪を約5年ごとに実施し、さらに、財源を好き放題浪費しまくった結果でしょう・・・

財源が減少した原因の一つが、国鉄、専売公社、電電公社、などが民営化されたために、多くの退職者の年金を厚生年金に合体したことがあります。林野業など年金制度が崩壊した時に、普通ならば、同じ国関連の共済組合に合体させればいいものを、厚生年金に合併し民間サラリーマンの保険料で対処しています。民営化などの結果、約1兆4千億円ほど穴埋めしていることです。無駄な人間が多く、国で運営しているときの人件費は、税金で支払っているわけですので、それは我々の税金で賄われているんでしょ。国鉄が民営化する前(昭和57年)には、38.7万人いたものが、平成6年には18.9万人に減っています。48.8%です。ということは、半分以上の人間が不必要であったということですよね?これらの年金を合体させられているんです・・・・・
浪費と言えば、年金リゾートの「グリーンピア」がありますね。年金保険料から1953億円を使って、大赤字の運営をし、最終的に48億円で売却・・・・全国に多目的ホールや豪華官舎、専用のゴルフ練習場、接待費、観光目的の海外旅行など、約6兆8000億円に上るそうですね・・・・・うひゃうひゃうひゃ・・・公務員はたまんねー・・・バカな国民と政治家をだまして、丸儲けだ!!
このように見てくると、国家公務員の質も問題だし、数も問題、平均年収も問題、退職金も問題、共済年金も問題・・・無駄の塊みたいですね。
これらの問題を解決するには、国会議員が動かねばならないものの、これも話にならないですね・・
これらを解決する方法については、次回提案します・・?


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