祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ ようやくわかった。アベノミクスとは「社会主義化」のことだった

2017-11-24 01:12:17 | 政治


宿輪 純一博士がアベノミクスは社会主義化だと言っています。今の現象面だけをとればその通りでしょう。しかし、アベシも自民党もそんなレベルの事を考えられる知識も知能も持ち合わせていないでしょう。アベシの発言・行動を見ると、なんのことはない他人が言っていることの単純な模倣だけ・・・民主党から自民党に変わった際のアベシの言動は、全て橋本市長の主張をそのまま持ち込んだだけ・・・アベノミクスも薄ペラな経済学者がいった事をそのまま自分の主張のように言っているだけ・・・なんら信念も主義主張もない政治屋。

自民党が下野した際に、現在の幹部が発言していたことは「非常に反省をしています。次の政権交代する際には、同じような失敗をしないように議論している」といった内容でした。その結果、民主党が政権をとったときのように「民衆受けすることは何でもOK」で他の政党が主張していることでも、さも自分が主張しているようにすり替える。マスコミを弾圧し自民党にとって不都合な事は流させない。官僚に対し人事権を持つことにより、都合の良い人材だけを集めて好き勝手にできる組織をつくる。ネット対策で金を使って組織を作り、都合の悪い情報をつぶしまくる・・・・・。裁判官も人事権を行使し、自民党政府にとって都合の悪い裁判は、最終的に握りつぶす・・・・・これらが「反省しています、次の政権をとった際は・・・」の内容である。あきれ返るね。

基本的には、天下り先の永遠の確保の為に、自民党を都合の良いように動かしている官僚の力量が、この国の原状。官僚が天下り先を確保するために、日本の国家予算をはるかに超える金額(およそ3倍強)を自由に使い、補助金名目で湯水のごとく垂れ流している。そこに関連している人は全人口のおよそ28%あり、こどもや老人・障害者・専業主婦などが全人口のおよそ51%であるので、実質的に経済活動をしているのは、日本人口の2割程度である。しかし、この2割の経済活動をしている人たちでさえ、強力な官庁権限の下に置かれている。すなわち日本は自由経済のもとに成長しているわけでは無く、基本的には社会主義国家と同じ仕組みになっていることになる。そこに悪徳役人や政治屋が白アリのごとくたむろしていることになっている。これはほとんど共産国家の崩れたのと変わらない・・・・・

以下、現代ビジネスより転載します。





ようやくわかった。アベノミクスとは「社会主義化」のことだった


「官営」株価バブルが進む中で見えたこと
宿輪 純一博士(経済学)・帝京大学経済学部教授 慶應義塾大学経済学部非常勤講師



アベノミクスという経済政策を俯瞰的に分析してみると、一つの“性質”が見えてくる。良い悪いの問題ではなく、自由主義、資本主義というよりは、「社会主義」的政策であるという事だ。

それも、産業との関係が、政府(当局)が株式を保有し、関係強化する方向である。これはフランス型や中国型の国有企業とは違った形態である。

もちろん、経済成長、景気が第一の目的であることは言うまでもないが、最近の安倍政権の政策が、以前の自民党政権のものよりも社会主義化しているのは間違いない。


進む「生産手段の公有」


筆者の前回の記事(「株価バブル後最高値!いま知っておきたい日本株の『新しい構造』」11月7日公開)に詳しく書いたが、アベノミクスにおける量的・質的金融緩和によって、日本経済は「株式」中心の金融に変貌した。

日本銀行は毎年80兆円の国債を買い入れてきた。新発債(つまり財政赤字)は40兆円で、残りは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)年金共済などの公的年金や銀行等市場から買い上げた。

合計で資産規模が約200兆円になる公的年金は、運用比率を変更し、ざっくり言って株式と債券が半分ずつ、また国内・海外の比率も半分ずつになっている。積み立てている年金も、その割合で株式が買われることになる。

現在は公的年金の日本株式の保有は40兆円弱とみられる。公的部門の株式の大量購入は、事実上の公的介入であり、このことは市場機能を低下させている。

さらにこれも前回の原稿にも書いたが、日本銀行が株式を毎年約六兆円購入している。実質的に中央銀行が企業の信用リスクを取っているのである。このような中央銀行は少なくとも世界の先進国にはない

さすがに、個別企業の株式を購入すると、その企業の信用リスクが、ストレートに日本銀行の信用に跳ね返るため、上場投資信託 (ETF:インデックス)で購入している。残高は20兆円を超えた。これも株式市場の買い支えになっている。


大株主が企業経営を判断しないことの意味


繰り返しの指摘になるが、このインデックス(平均)で大量に株式を購入する手法は海外の投資家に頗る評判が悪い。要は個別の企業の経営を見ない、つまりガバナンスを重視しないということなのである。大株主がこれでは経営者が経営努力をしなくなる

これこそが、アベノミクスによる社会主義化を問題にするときの焦点なのである。今はなきソ連において、社会主義が競争原理を押しつぶしていったのと同じようなメカニズムが危惧されるからである。

GPIF(保有額1位)と日銀(同3位)といった公的マネーが、日本の上場企業の“実質的”に大株主としてなっている。筆頭株主にもなっている場合も多い。公的マネーによる企業・産業所有が進んでいるのである。


奇しくも、共産主義の中国の公的マネーも上海市場で持ち株が増えており、中国政府による株式保有が膨らみ、過去最高を更新した。共産党大会を前に、金融市場の安定を演出しようと買い支えに動いた結果でもある。社会主義から資本主義に向かう中国と、資本主義から社会主義化しつつある日本が、同じような形態をとったことになる。

ちなみに、西側先進国で、公的な株式運用で有名なノルウェー政府年金基金(SWF)は、ノルウェー財務省の管轄下ではあるが、自国および世界各国の株式を保有し、運用を目的として機関投資家として議決権行使、つまり発言をしている

一方、日本の日本銀行などの公的マネーは“現在は”「沈黙する株主」である。株主としての経営に対しての発言がないことが、企業ガバナンスに問題を生じさせると先に指摘したが、それではこれまで機関投資家としての経験がない日銀やGPIFにそれが可能なのだろうか。経営への発言には、十分な注意が必要なのである。


株式と一蓮托生の日本経済へ


GPIF等の年金は国民の資産であるが、運用のコントロールは公的に行われている。つまり、民間の資金であるが、実質的な公的なマネーとなっている。

“株式”が民間でも、公的にも経済のエンジンとなってきた。いいかえれば、日本経済全体が株価と一蓮托生となっているのである。これはこのエンジンが回っている内はいいのだか、エンジンが止まる、あるいは逆回転すると危険なシステムである。

「バブル」の判断は難しいが、一つの指標が借金で資産に投資しているかどうかということがある。たとえば個人で借金して、その資金で株を買っているということである。今回は個人も企業もその傾向は低く、逆にカネ余り現象となっている。

しかし、公的部門(政府)が多額の借金をしている。つまり、直接にその資金が株式に向かったわけではないが、間接的に、政府の「借金」が作った株高ということができる。そういった面で「バブル」なのである。


労働者の味方、自民党政権


安倍政権の社会主義的行動は、株式市場を通した「企業公有」以外にも広くみられる。近年の日本政府は、春闘での経営者側への働きかけを始めとして、「賃上げ」を積極的に促している。特に安倍政権になってからこの動きが目立つ。来年の春闘でも、3%の賃上げをした企業に税制の面で優遇する方針だ。

ただこれは、日本だけではなく世界的な傾向ではある。実は、米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会のイエレン議長は、もちろん経済学博士であるが、その専門は金融ではなく、なんと労働経済学である。そして、最近、最も注目している指標は賃金上昇率である。

以前の自民党のイメージは、経営者の利害の代弁者で、労働者の賃金の上昇を抑える側であった。一方、それに対し、社会主義的な政党がメーデーなどを主催し、春闘でも賃上げを要求していた。

いまは逆に、保守を標榜する政権が、春闘の賃上げの後押しを行っているのである。また、社会主義では「労働に応じた分配」という平等が実現されている社会を目指す。これも「働き方改革」に通じるものがある。

マクロ経済学的に考えても景気浮揚効果が期待できる。日本が伝統的に使ってきたインフラへの公共投資は、現在、労働力が不足しているために、効き目が薄くなっている。むしろ、日本の経済成長の6割を占める家計の収入が増えることを起点にした方が、効き目があると判断できる。


財政再建に逆行する大きな政府


安倍政権は発足当初、消費税引き上げによる財政再建を政策に挙げていた。しかし、最近、財政赤字の改善に使う予算を、気前よく幼稚園等の無償化や大学教育の支援など、社会的に手厚い支援を推進することに回してしまった。終戦直後、かつての英国労働党が打ち出した「ゆりかごから墓場まで」といった政策に近くなってきている。

米国との比較では、安倍政権は、トランプ政権や、歴代の共和党政権のような位置付けで小さな政府を目指すものと考えていた。が、まったく逆で米国の民主党の様に大きな政府を目指しているようである。

もっとも、その政策を行うには、政府の借金が持続可能か問題になってくる。ちなみに、現在、金融庁が「金融行政方針」を発表し、すべての地方銀行が生き残ることはないとして、金融機関に「持続可能性」による選別を求めている。しかし、そう言っている政府自身の持続可能性はどうなのであろうか

経済学者マルクスが言っていたのは私有財産制をとると資本が集中したところに独占が生じてしまうので、私有財産制と利潤の追求をやめ、個人や企業にではなく、国や地方公共団体・協同組合などに生産手段を公有(社会的所有)させることであった。

社会主義経済においては、工場・生産用機械などは全て国が管理し、国全体の経済活動を政府が管理する。国民は全員、国営企業で働き、給料を国が国民に平等に分配することにより、貧富の差、つまり格差を無くしていくものである。

逆にこれだけ社会主義的な経済政策を取れば、左派政党はお株を奪われた形になり、弱体化するのも分かる。今後も、アベノミクスはより社会主義的な政策を進めるのであろうか。



・  欧米で安倍と訪日トランプに嘲笑の嵐 .

2017-11-14 01:48:14 | アベシ政府


トランプ大統領が来日していた。日本の報道では、素晴らしい接待だとしているが、世界の報道では笑いものになっている。アベシのレベルの低さは改めて言うほどの事ではないが、問題は報道機関のレベルの低さでしょう。まともに、本質的な問題を報道しようとはしていない・・・そのことになんとも思わない茹でガエルの多さにも驚き・・・・・

以下、リテラより転載します。



安倍首相の“トランプ接待”が欧米メディアで嘲笑のネタに! コルベアも「アベがトランプにBFFメッセージ」と皮肉

2017.11.12.


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abeTrump_170124.jpg首相官邸HPより
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 ようやくトランプ米大統領のアジア歴訪が終わるが、この間、日本のマスコミは日本政府の“おべっか外交”を持ち上げまくり、韓国や中国と比べてどれだけ安倍首相による“おもてなし”が素晴らしかったかばかりを強調してきた。

 しかし、今回のトランプの訪日での安倍首相がやったことといえば、むしろ世界に恥をさらすようなものだった。世界中で批判され、軽蔑されているトランプ大統領にしっぽをふり、「武器を買え」と迫られれば「買います」と丸呑み、接待では、トランプとそっくりな反知性。無教養ぶりを見せつけた。

 だが、日本のマスコミはそうした安倍首相のとほほな失態を全く報道しない。たとえば、本サイトでも紹介した安倍首相の“バンカー転倒事件”についてもそうだ。5日のトランプとのゴルフで、安倍首相がスタスタと先へ行くトランプを見て焦り、駆け足で追いつこうとしたところバランスを崩し、一回転しながらバンカーに転落。ところが、トランプは安倍首相の転倒を気遣うどころか、完全に無視して歩いて行ってしまったのだ。

 前回記事では、こうした二人の関係性は日米外交にもそのまま反映されていると論評した。だが、ゴルフ当日、テレビ各局はヘリを飛ばしてその模様を収めていたはずなのに、本サイトが確認した範囲では“バンカー転倒事件”を放送したのはテレビ東京だけ。安倍首相のミスは放送してはならぬとばかりに、他局は沈黙を守っている。

 だが、そんな忖度をしているのは国内マスコミだけ。実は海外メディアはこの転倒事件をまさに、日米関係を象徴するシーンとして、こぞって報道していた。たとえば、米NBCはどこから入手したのか、転倒事件を映像付きで報道していたし、英BBCは「Trump carries on golfing as Japan's Shinzo Abe falls into bunker」(安倍がバンカーに落っこちる一方、トランプはゴルフを続ける)と題して、転倒シーンをスローモーションで何度も放送。その後にトランプが落っこちた安倍首相を気にせずどんどん歩いていったことにもコメントしていた。


安倍首相の“偉大な同盟”の帽子プレゼントに欧米メディアが唖然



 いや、それだけではない。アメリカのニュースショーなどはもっと強烈で、多くがトランプ訪日に対する安倍外交のお粗末さを、皮肉たっぷりの論調で話題にしていた。そのひとつが、アメリカ三大放送ネットのひとつであるCBSの番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』だ。

 MCのスティーブン・コルベアは、トランプに対して連日のように苛烈なジョークやツッコミを浴びせて人気を博しているコメディアン。トランプ訪日を報じた放送のなかで、トランプとともに安倍首相もいじりまくったのである。

 たとえばコルベアは、安倍首相が北朝鮮問題でアメリカの支持を熱望していると解説したうえで、ゴルフ前の昼食会の場面についてこう述べる。

「まずアベは、ふたりのBFF(best friend forever)な関係をオフィシャルなものにしたのです。トランプにもわかるように英語を使って……といっても帽子でね!

 画面に安倍首相がトランプに金の刺繍入りの白い帽子を“サプライズプレゼント”した場面が映されると、スタジオは大爆笑。ちなみに、BFFはアメリカのティーンズが使う言葉で、日本風にいうと“ズッ友”(=ずっと友だちだよ)という意味なのだが、続いてコルベアが「DONALD & SHINZO MAKE ALLIANCE EVEN GREATER」(ドナルドとシンゾーでもっと偉大な同盟にしよう)という帽子のメッセージを読み上げると、さらに大きな笑いが巻き起こった。

 当然だろう。国家のトップが「偉大な同盟」などという政治的メッセージを帽子につけてプレゼントするなんて、普通の知性とセンスを持ち合わせている人間からしたら、何かのギャグとしか思えない。案の定、これはコルベアの格好の餌食となった。コルベアはポケットに手を入れ、大真面目な顔をしながらこう続けたのである。

「完璧です! みなさんもご存知でしょう、歴史家の『すべての最良の外交は、帽子によって成立する』という言葉を。1945年のヤルタ会談で、ルーズベルトが配った帽子を思い出してください」

 もちろん、そんな言葉も史実も存在しないのだが、画面が切り替わると、そこには「HITLER SUX」(ヒトラーってサイテー)と書かれたベースボールキャップをかぶるルーズベルトとチャーチル、スターリンの雑なコラージュ(いわゆる“雑コラ”)が。スタジオは大爆笑。野暮なので多くは解説しないが、ようするに、逆説的に安倍首相がトランプに送った帽子の幼稚さを揶揄したのである。


「2度のゴルフは好きなやつとしか」発言を下ネタにしたコルベア



 その後もコルベアは止まらない。赤坂の迎賓館で安倍首相とトランプが鯉に餌をやっている場面にかぶせて、「鯉の餌やりというのは日本の伝統的な茶道のようなもので、その作法は瞑想的な……」などと文化背景を解説してみせるのだが、周知のとおり映像では肝心の日本首相が升をひっくり返して餌をドバー。続けてトランプもドバー。

 さらに、例の“ゴルフ外交”のあと安倍首相が、アイゼンハワーの言葉をもじって「さらに2度もゴルフをするのはよほど好きなやつとしかできない」とおもねったのを紹介して、こんなことまで言って爆笑を誘ったのだ。

「Alright, Shinzo, leave a few of the strokes on the golf course.」

 実はこれ、ダブルミーニングを使った極めて痛烈なジョーク。というのも、ゴルフのストロークはクラブを握って降る動作のことだが、英語のstrokeは撫でたりしごいたりする、すなわち卑猥な行為の意味もある。ひっきょう意訳すれば「シンゾーは昼にトランプとゴルフしたけれど、夜はまだまだ“握り足りない”みたいですね」というふうな揶揄なのだ。

 こうしたアメリカンジョークがお笑いとして面白いかどうかは別にして、欧米の報道やニュースショーを見てわかるのは、安倍首相のトランプに対するおもねりの言動が、普通の市民感覚で滑稽きわまりないという事実だ。実際、『ザ・レイト・ショー』でも、コルベアが何か突っ込む前に、安倍首相の言動が普通に紹介された時点で、スタジオでは、笑い声が起こっていた。

 翻って、日本のマスコミはどうだろう。安倍首相の失態はほとんど報道されず、みっともないやりとりもまったく批判されなかった。


帽子プレゼント、安倍とトランプの仲良し関係をほめそやす日本のテレビ



“バンカー転倒事件”の映像を封印したのは前述したとおり、テレビ東京だけしか放送しなかったし、“鯉の餌ドバー”の映像も放送したテレビはほとんどなかった。それどころか、『ザ・レイト・ショー』で散々馬鹿にされた、「偉大な同盟」帽子や「2度もゴルフするのはよっぽど好きなやつとしかできない」発言について、日本のワイドショーは、“手の込んだ素晴らしいおもてなし”“ウイットにとんだ挨拶!”であるかのように解説していたのだ。

 自国のトップの言動が海外では散々批判され、馬鹿にされているのに、国内のメディアでは都合の悪い映像はカットされ、逆にその言動がほめそやされている。これじゃ、ほとんど北朝鮮と変わらないような気がするのだが……。

 そう考えると、トランプの来日は改めて、欧米と日本のメディアの意識の差、「報道の自由」をめぐる開きを痛感させてくれたとも言えるだろう。繰り返すが、一国の最高権力者に対する揶揄、あるいは自由な批判ができることは、民主主義国家にとっての絶対条件である。しかし、日本のメディアは政権からの圧力とネトウヨからの攻撃に怯えて、その民主主義の絶対条件を完全に手放そうとしている。私たちは、そのことへの危機感をもっと持つべきなのではないか

(編集部)









・ 自然栽培 平成29年8月8日~

2017-11-08 02:28:19 | 日記
人参
人参

11月7日(火)
畑の後かたずけがなかなか進みません・・・今日は、来春用に越冬させる人参の土寄せをしておきました。2畝あるので200本以上はあることになります。雪ノ下で一冬すごすと、味がまろやかになるので来春が楽しみですね。土寄せをしていると、知り合いの方が来ました。農家さんの娘さんなので、いろいろ教えてもらえます。彼女に言わせると、土をよせずにそのままでも大丈夫だよ・・・と云ってくれました。少しおしゃべりをしている時に、熊本から無農薬無肥料のみかんを買う予定なので「少し分けましょうか」と云ってくれます。柑橘系は大好きなので、すぐにお願い・・・届くのが楽しみです。

今年の人参は6畝作っています。人参は、朝晩とジュースにして飲むので結構な本数を使います。また、孫たちにも分けるのですぐに無くなります。いろいろ考えると、いまの作付け面積を2倍から3倍くらいに増やすことが必要です。そうすると種まきに時間がとられます。1畝を植えるのに丸一日かかるので、20本ほどの畝を植えるとなると、1月以上かかることになるのでこれは問題です・・・・・これは何か方法を考えないと、何もできなくなる。

洗濯
洗濯

10月18日(水)
畑のかたずけが進んでいます。トンネルに使っていた寒冷紗や不織布を洗濯して、綺麗にしてしまわねばなりません。1枚の長さが10メートルあり、それが20枚ほどあるので大変な作業になります。腰が痛くなるし、干す場所も無いので、1日5~6枚が限度です。畑にはネットを使って防風対策をしているので、それも外さねばなりません。それは2か所あり、40メートルと80メートルの網を回収です。1メートルごとにある支柱にくくりつけてあるので、それを一つづつ外しながらネットを巻き上げます。これらが終わると、雑草を取り除いてから畝を解体し、ある程度平らな状態にします。その方が来春に耕うん機を使う際、楽に作業が進めらるためです。

ポールやトンネル用の支柱、畝のマルチのストッパー回収など、することが山積み・・・・回収した竹やポールなどもきれいにして10本単位でまとめて紐で縛ります。そして、竹は付いている土を水洗いしてきれいに取り除き、土に付かないようにして保管します。雪が降るまでに終わるのだろうか・・・・・

大根の種
大根

大根

10月14日(土)
家の中には、畑で採取したいろいろな種が置かれたままです。先週は雨の日が続いたので畑には行けず、その時間を利用して大根の種をとりだしました。大根の殻は固いのでペンチで軽く割れ目を入れ、それを指で開いて種をとりだします。しかし、虫に食べられているものが多いため、半分以上は空っぽ!それでも来年用には十分の種が採れました。今年からは種の交換を考えています。同じ自然栽培をしている人たちで種を交換することによって、この地域で育つ種子を育てることもできるし、お互いに情報交換もできます。自然栽培は、農薬も化学肥料も一切使わず、太陽と水と土の力だけを借りて育てます。そのため、そこに人の力をどのように加えるかによって、生育が違ってきます。

土を耕すにも、微生物を育てることが重要なので表面の15~20センチほどを耕し、その下は虫たちが生活できる状態を保ちます。したがって大きなトラクターなどが入ると、土が深くひっくり返され微生物は絶滅するし、重機の重さによって土の奥の方は固くしまり生育には不向きになります。また、畝の高さを変えることにより、空気や水の調整ができます。さらに北海道では、土の温度に気を使うことが大切ですね。

化学肥料によって成長させるわけでは無く、あくまで種が持っている力を最大限に生かして育てる為、人の力を貸してやる事が大切です。直播する方が良い場合と自宅で苗を育てたほうが良い場合があります。自宅で育てるにも、日の当て方や風の当て方なども日々手を加えます。それは、過保護に育てないことによって、畑に移植しても元気に育ってもらうためです。雑草についても同じ考えです。苗の幼い時期には、雑草によって生育が邪魔されないように手を加えますが、ある程度育つと雑草と一緒でも元気に育ってくれます。

自然栽培は、化学肥料などを使っているものより、生育が遅く始まります。化学肥料を使うと根が発達しないうちに薬で強制的に生育させます。しかし、自然栽培は根がしっかり育ってから地上部が成長します。ですので、一見遅く見えますが、育ち始めるとその違いは明白です。化学肥料でひょろひょろに育ったものと違い、あきらかに丈夫な枝が育ちます。できる作物もしっかりしており、味は抜群。幹を伸ばし始めてからの剪定も重要な仕事です。自然栽培の剪定は、化学肥料を使ったものと少し違います。それは薬によって強制的に生育させているわけでは無いからです。

そして一番重要なのが「種採り」と「連作」。日本の農地はここ70年ほどの間に農薬や化学肥料・生堆肥などを蒔き続けた結果、死んだ土になってしまいました。この毒肥を抜くのに5年とか7年とか言われています。この毒肥を抜きながら、その土地の変化に合わせて育つ種を作ることが大切なため、種取りと連作が重要なポイントになります。窒素が通常の畑の10分の一まで下がっても、自然栽培は十分に成長するようです。

いかに農協や政府、はたまた住友商事が代理店のモンサントなどの戦略に騙されている人たちが多いのかが分かりますね。種(F1種)を買わされ、農薬を買わされ、化学肥料を買わされ・・・そして遺伝子組換えによる健康被害が増え、世界的に大問題となっているにもかかわらず、日本政府(自民党)・官僚はTPPを推し進め、利権のためなら国民の健康被害や農業の崩壊などには見向きもしない・・・

今、全国の農家さんの0.2%が自然栽培に取り組み始めています。確かに手間暇はかかります。しかし、安心して食べられ、野菜の持つ本来の美味しさを楽しめることを考えれば、この手間暇は惜しむべきではないでしょう。

味噌作り
大豆

10月4日(水)
今年は枝豆の畝の一部を、大豆になるよう畑に残しておきました。先日、それらを全て収穫し、自宅に持ち帰り物干しざおにぶら下げて乾燥・・・。そして大豆だけを取り出したところ1.65キロあります。今年は味噌作りに挑戦するつもりです。無農薬・無肥料で作った大豆を使い、添加物や保存料を入れずに味噌を作ります。作っている人に聞くと、手作りの味噌を食べると市販のものは食べられない・・・と云っていました。これは楽しみですね。大体原料の4倍くらいになるそうなので、6.6キロほどできることになります。これでは少し多いので、3~4キロくらいにしておいて、残りは納豆を作ってみましょうかね。調べてみないと分かりませんが、それほど難しくは無いでしょう。今年の冬は、楽しみが増えました。

食卓
野菜

10月3日(火)
食卓に自分で作った野菜が並んでいます。胡瓜・人参・ジャガイモ・レタス・パブリカ・・・・・そして食後に自分で作った西瓜! これで来年は玉ねぎを作れば、野菜はほとんど無農薬・無肥料のものばかりになります。一つ一つの野菜の味が良くて、安心できることが嬉しいですね。この胡瓜を食べると市販の胡瓜のまずさに驚きます。すっきりしていて、キュウリの味がハッキリとしてます。人参は色から違いますが、味はとても強いものの変な味ではありません。甘みのあるおいしい人参です。ジャガイモは、まさに幼いころに食べた「ジャガイモ」の香りと味を思い出させます。レタスもしゃきっとしており、パブリカは触感もいいうえに、甘みも香りも最高! 自然栽培で野菜を作っていて、よかったと思うひと時ですね。

パブリカ
パブリカ

パブリカ

9月30日(土)
今日は仕事も無いので畑に行こうと考えていましたが、雨が降ってきたのであきらめていました。昼ご飯を食べているころから晴れ間が出てきたので、急いで支度をし畑へ・・・・・最初に目に入ってきたのが、赤いパブリカと黄色のパブリカです。やっと色づいてくれました。これからが楽しみです。まだ、色づいたのはごく一部なので、どんどん増えていくでしょう。
大根

パブリカを見て回り、食べごろを収穫した後、隣を見ると大根の種ができ始めています。まだ、青い種が多い中にも、もう採り頃になった種もあるので回収していたところ、虫が目に付きだします。かなりの数の種が虫に食べられているので、捕まえては除去しますが、きりがない程見つかります。おそらく30匹以上を捕まえたでしょう。目に付く虫がいなくなりましたが、今度はキャベツが気になります。前回もかなり取り除きましたが、気になるので寒冷紗を開いてキャベツをのぞくと糞だらけの中に横たわっていました。今回も一個一個のキャベツごとに探して6匹ほど捕まえました。明日も、チェックしなければならないですね。

キャベツ
キャベツ

9月26日(火)
1週間ぶりに畑に行くと、キャベツが見事に食い荒らされています。9個ほどあるキャベツの内、まともなのが1個だけ・・・・・とりあえず、一つのキャベツごとに丁寧に探し、虫を見つけては除去していきます。キャベツは丸まってきているのでその中に入り込んでいるため、少しづつ葉を広げ探します。ほとんどが、糞が大量にあるあたりにいるので見つけやすい・・・・・見るとコロコロと太っています。全部で7~8匹を取り除きました。これほど急に増加するとは思いもしませんでしたね。しかも、私が畑に行けない時に・・・
カボチャ

畑も収穫が進んできており、カボチャなども葉も枯れ始めています。いままでは、目立ちにくかったカボチャも目立ち始めたので、ネズミに見つかる前に収穫しました。今年は全部で7個のカボチャができました。これからひと月ほど置いて甘みを増した頃食べるので、10月の下旬ころが楽しみです。これが美味しければ、この種を来年蒔いて数量を増やすつもりです。

ジャガイモ
ジャガイモ

9月18日(月)
昨日、ジャガイモを地面に40センチほど穴を掘り埋めました。そしてその上にも30センチほど土を盛っています。これで来年春までおねんねしていただくことになります。40個ほどあるので、来年はかなり沢山のジャガイモが作れます。初年度は5~6個を種イモとして、今年は20個ほど植えてます。来年は50~60個くらいに増やす事が出来そうです。そうすると、来年から友達に送ってあげることができますね。

北海道へ台風が上陸するそうなので、そのための対策が大変でした。種取用のローメンレタスも倒れないように2本ほど支柱を立て補強しました。ナスも支柱を追加して補強。パブリカは横に防風ネットを立てたほかに、それぞれに補強の支柱も追加。チェリートマトは、雨避け用に張ってあるビニールが飛ばされないように紐で補強。胡瓜も周りに張ってある寒冷紗の高さを高めに調整・・・。さあ、これでどうなる事でしょうね。台風明け後に、確認しなくちゃ・・・・・

西瓜
西瓜

9月15日(金)
先日、孫たちが選んだ2つの西瓜のうち、一つは自宅で食べました。甘くておいしかったのですが、もう一つの孫の家に持たせたものは甘さが足りなかったと云っていました。その後、畑に残っていた西瓜で、一番最初に受粉したものを持ち帰りカットしました。横に割れが入っていいるもの、身は空洞も無くしっかりしています。すぐに食べてみましたが、これが旨い! この種をとっておいて来年蒔きましょう。

出来た西瓜の中で、甘さがしっかりしているものと、そうでないものがありますが、その違いがどこから来るのか分かりません。それと、外から見て分からない・・・・・育ったものを、いろいろ食べて確認し続けることで、少しづつ知識を身につけないとならないですね。それにしても、自然栽培で出来た西瓜の甘さはいいですね。異常に濃い味付けをしたような甘さだとか、明らかに自然では出てこない甘さではなく、自然の甘さだけど、しっかりした甘さがあります。自然栽培で作られる作物の味は、作った者だけが楽しめる最高の贅沢ですね。

西瓜とジャガイモ
西瓜

9月10日(日)
昨日は、孫たちが収穫のお手伝いに来ました。初めはジャガイモを掘り起こしました。盛り上がった土をシャベルで除けていくとジャガイモが顔を出します。キャーキャー言って喜んでいます。取り出して父親の所に持っていき手渡します。今年のジャガイモは、昨年よりも大きくなってきました。来年からはもう少し、量を増やして作りたいものです。

昨日は暑いせいか、下の子が途中でテントの中に入っていきます。のどが渇いたと云っていますが、風邪気味なので熱があるのでしょう。次に西瓜を選ばせました。20個ほどあるうち、大きい物を2個選んでいます。昨年は、下の子が3歳だったため、自分で選んだ西瓜を持ち上げようとして落として割ってしまいました。今年は持てるか聞くと、少しトライはしたものの、持てないと判断し私に持っていくようにいます。なんでもやりたがる子ですが、無理な事も分かってきているようです。

次に胡瓜とナス、チェリートマトを採りに行きましたが、下の子が一緒に来ません。上の子と二人で採っていましたが、下の子の方を見ると、どうやらかなり体がきついようです。急きょ作物の収穫を終了し、自宅へ・・・・・私の自宅に戻ると、少しは元気が出てきました。来年は元気に収穫できるでしょう・・・・・。

パブリカ
パブリカ

9月8日(金)
昨日、畑に行くとパブリカの赤い実が目に入りました。1個だけですが、やっと色づき始めています。今年のパブリカは昨年のものよりサイズが大きいようです。連作を初めて2年目ですが、土地に種が馴染んできたせいでしょうか・・・・・考えてみると、他の作物も少し大きめだったり、しっかりしていたりしてますね。もう少し辛抱すると、赤や黄色のパブリカがたくさん取れるでしょう。

ナスとチェリートマト
ナス

チェリートマト

8月27日(日)
昨日、畑に行くと茄子が実をつけ始めていました。嬉しいですね!ここ数日で、まるまる太ってくるでしょう。煮びたしを作って生姜を載せ、お酒と一緒に頂きたいですね。
チェリートマトも色づき始めています。20個ほど収穫できました。畑で1個食べました。この採りたてが美味しい・・・この採りたての香りや甘さ・酸味を味わえるありがたいですね。これで毎朝サラダについてくるでしょう。

作物状況
8月23日(火)
現状の作物状況です。
西瓜は、受粉したものが18個もあります。大きなものは40センチ以上あります
西瓜

真黒茄子は、やっと受粉を終えて花から実に変化をし始めています。
真黒ナス

パブリカ(セニョリータ)は、殆どが実をつけていますが、まだ色が変化していません。
パブリカ

枝豆(早生大豊緑枝豆)は、最初(5月24日)に種まきしたものが、食べごろになっています。
枝豆

キュウリ(夏節成胡瓜)は、やっと1本収穫。これから実をつけ始めるでしょう。
キュウリ

京都九条太葱は、やっと太くなり始めています。これは、昨年に植えたものです。
九条ネギ

アスパラ(メリーワシントン)は、今年が2年目。来年からの収穫が楽しみです。
アスパラ

チャッドウィックチェリートマトは、実を随分とつけてきています。あとは色が変わって甘みが増せば・・・
チェリートマト

カボチャも大きくなっています。これから根元が枯れ始めるのを待つだけですね。
カボチャ

黒田五寸人参は、5月24日に種まきを始め、最後が7月15日になっています。最初のものがかなり大きくなってきています。
人参

リトルジェムローメンレタスは、収穫が終わり種取りの為に薹立ちをさせています。
ローメンレタス

スィートコーンは、これからです。1本だけ早く受粉したものがあり、それを試食しましたがとてもおいしい。甘さがしっかりしているけれど、自然の甘さです。
スィートコーン


枝豆
枝豆

8月21日(月)
枝豆が膨らんできたので、試しに少し採ってきました。昨年は、最初に食べたのが野ネズミくんでした。ネズミに食べられるなら・・・と大き目を選んで採ってきましたが、少し早かったようです。それでも美味しいですね。これからしばらくはこの枝豆が食べられる・・・・・もう少し量が取れれば友達にも送ってあげなくてはなりません。今年は3回ほどに分けて種まきをしたので、収穫もずれて長い期間採れることになります。最初が5月24日、次が6月20日、最後は7月13日。1か月半ほどの幅があるので、楽しむ期間も長くなります。安心して食べられ、さらに美味しい・・・自然栽培のおかげですね。

動物
トンネル

8月19日(土)
今日、畑に到着すると「ネズミ避け用の臭いのトンネル」が一部壊されています。何か動物が来て、嫌なにおいがするのでトンネルのビニールに噛みついたのでしょう。まだ一部分なので、ビニールを継ぎ足して補修しました。このハーブの臭いは、動物にとっては嫌なものなんですね。私にとっては、薬を蒔かなくて済むので助かります。
トマト

トマトがやっと色づきはじめました。3年目でやっと整枝らしきことができるようになりました。その結果なのかどうかは分かりませんが、今年のチェリートマトは粒が大きい・・・味がどうなのかが楽しみです。実が大きくなり始めているので、周りをネットで囲みました。カラスや動物たちから守るためです。
西瓜

西瓜はどんどん成長しています。一番大きいものは高さが30センチ以上あるでしょう。今年は数が19個くらいとかなり多い数の西瓜があります。昨年、一番おいしい西瓜の種を保存しておいて、今年蒔いたので、これもおいしいスカイになるでしょう。食べるには、あと2週間ほど待たねばならないでしょう。

人参の種
人参

8月12日(土)
今年の人参は、昨年に自家採種した物を使っています。人参の畑を見ていると、発芽しているものもありますが、全く発芽しているものもあります。おそらく種の見分け方が下手なんでしょう。今年も種を採ろうと昨年に選んだ人参を植えておきましたが、なかなか発芽してくれませんでした。もうだめなのだろうと思っていましたが、先日見つけました・・・・・雑草だらけにしておいたので分からなかったのですが、雑草を抜いていく中で一つ見つけました。これが薹を立ててくれれば、ありがたいですね。もしだめなら、今年の種を残しておいて、来年用に使うしかありません。

忌避剤
薬

8月11日(金)
やっと、ネズミ避けのトンネルを作ることができました。先週は台風が来るというので、そのための対策に追われていました。去年の台風でも、先日の強風でも飛ばされたチェリートマトの雨避けトンネル。これを飛ばされないようにアンカーを土に打ち込み、紐で4ヵ所固定。胡瓜は強風に耐えるように、不織布で高さ1メートルくらいまで囲みました。トウモロコシは1本ごとに支柱を立てました。仮り支柱だったパブリカも本支柱に建て直し。あれやこれやと作業をしているうちに、枝豆が膨らみ始めています。ネズミも利口なもので、一番おいしいころに食べに来ます。そこで、入ってきそうなところにビニールでトンネルを作り、ハーブで出来た臭いでネズミを追い出す忌避剤の缶を置いておきました。トンネルなので臭いがトンネル中に漂い、ネズミが近づきにくくなります。これで、ネズミに食べられる可能性が減りました。あとは収穫が楽しみです。

白い花
パブリカ

8月10日(木)
パブリカも実をつけ始めています。葉を持ち上げて覗くと白い可愛い花が咲いていました。いろいろな野菜の花が受粉するためには、蜂や蝶々などが活躍してくれているんでしょう。自然の仕組みとは、よくできているものです。種は温度や水で発芽を始め、根も水分を吸収するための根や栄養素を吸収するための根は、それぞれ別の方向に進み形状も違う。土中にいる硝酸化成菌郡は、有機物が分解されていく最終段階で発生するアンモニア態窒素を安全な硝酸態窒素に変えてくれます。この硝酸化成菌がいることによって土中の危険なアンモニア態窒素を減らし、植物が根を張れる環境を作ってくれます。

植物が硝酸イオンを根から吸収し、アンモニア態窒素に変えて葉に送くり、太陽の力を借りて光合成が進みアミノ酸に合成され、さらにタンパク質に合成されて生命を維持していくことができます。成長を始めた植物は、昆虫たちによって受粉し花を開き実を付けます。こうやって見ると、一つの実ができるまでは、いろいろな要素が絡み合ってできることが分かります。

安全でおいしいものが自然にできるのに、わざわざ農薬や化学肥料を使い、土地を殺してしまう農業がここ70年程まえから進行しています。何億年とかかってできてきている地球を、ここ数十年でそれを死んだ土に変化させている・・・・・悲しいことですね。先日、同じ畑の人から千歳に自然栽培をしている農家さんのパンフレットをもらいました。10年ほど前に引っ越しをしてきて、放置されていた畑を開墾しながら野菜を作っているそうです。近いうちに時間をとって行ってみなくては・・・

初収穫
ローメンレタス

宮重大根

8月8日(火)
今年の初収穫は、ローメンレタスと宮重大根。昨年は温度が上がりすぎてローメンレタスは休眠のまま終わってしまいました。そこで今年は早めに種を直播して、温度が上がらないように工夫しました。するときれいなローメンレタスが出来上がりました。ただ、収穫時期の判断が分かりません・・・・・パリパリとした触感があると言われていますが、収穫時期が遅れて固くなると意味がないので少し早目かなと思いつつも、一つとってきました。明日の朝、サラダにして食べてみて、よければ残りも収穫しなければ・・・。
宮重大根は、2本ほど薹がたち花を咲かせているものがあります。土から飛び出ている部分を見ると少し細目です。しかし、薹が立ち始めているので、取りあえず2本ほど抜いてきました。これも食べてから、残りを抜くか考えねばならないですね。