祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 山本太郎が高校生100人を前にして、子供の夢をブっ壊す演説を行ったと話題の動画!2015 8 4 1

2017-07-22 02:41:01 | 山本太郎 国会議員


高校生100人を前に山田太郎議員が、現実の世界を分かりやすく話しています。自分の国の事や自分の未来の事を、個人個人が判断できるように育てることが大切でしょう。いろいろな情報を正しく伝え、自分で考え、自分で判断し、自ら行動を起こせる人間を育てること・・・・・こんな基本的な事も、日本の教育は全くしていない。先日も将棋の世界で話題になった「藤井4段」。まだ高校生になったばかりですが、歴代の記録を塗り替えた・・・・・その時の報道に中に、彼が幼いころに「モンテッソーリの教育」を受けたことあると伝えていました。感覚教育と自発性を大切にする教育法で、世界の活躍している人が大勢います。これから育つ子供達には、このような自主性のある人になり、世界情報を正しく認識する力を持ち、身体は健康に育つようにしてあげねばならないですね。





山本太郎が高校生100人を前にして、子供の夢をブっ壊す演説を行ったと話題の動画!2015 8 4 1

・ 山本太郎vs安倍晋三【全21分】1/25参議院・本会議

2017-07-20 23:48:07 | 山本太郎 国会議員


いつもポイントをついた質問をする山本太郎議員! 今回は褒め殺しで行くと云いながら、最終的には褒めてなんかいられない・・・心情が表れています。それにしても、アベコベ氏よくあれだけ平気で嘘が言え続けるものですね。政治は口で誤魔化すものだと幼いころから肌で感じていたのかもしれないですね・・・・・
アベコベ氏も問題だが、日本国民の中には山本太郎氏の質問を聞いても、何のことか分からない茹でガエルも多いんでしょう・・・。

2021Summerさんが文字起しをしてくれていますので、それを転載します。




山本太郎vs安倍晋三【全21分】1/25参議院・本会議


 ビデオが観にくい人のために、代表質問を以下に書き起こしました。御用マスコミのニュース報道では都合の悪い部分はカットされているのでお話になりません。是非とも山本太郎議員の真意をつかみ取って頂きたく思います。

書き起こし始め
*********************
自由党共同代表の山本太郎です。

先日、安倍総理が施政方針演説で、「ただ批判に明け暮れても何も生まれない。」とおっしゃりましたので、今日は批判ではなく、政権の今までのお仕事を肯定的に振り返り、褒め殺し気味に、希望の会・自由社民を代表し、総理に質問いたします。よろしくお願いします。

政治の使命は、この国に生きる人々の生命財産を守ること、そう考えます。安倍総理は誰のための政治を行っていらっしゃいますか?安倍総理はきっちりとお仕事をされております。庶民を犠牲にして大企業を儲けさせる。そのご活躍ぶり、歴代の総理大臣を見てもナンバーワンです。庶民から搾り取った税金で、庶民への再分配は最低限に抑え、真っ先に手当をするのは、選挙や権力基盤づくりでお世話になった経団連や大企業など資本家、高額納税者への御恩返し、とことんオイシイ減税、補助金メニューを提供。一方で派遣法を改悪し、働く人をコストとして切り捨てやすくするルール改正などを取り揃える。おかげで上場企業は、あのバブルの時よりも儲かり、過去最高益。一方で、中小零細企業の解散・休業は過去最高。見ているのは大口の支持者のみ。まさに大企業ファースト。これぞ額に汗を流す政治家の鏡ではないでしょうか?



子供の貧困問題を人々の善意・基金で解決しようというウルトラCは、安倍総理が薄情で指導者の器ではないのではなく、総理はただ興味がないだけなんです。今まで国会やメディアで取り上げられてきた厚労省の国民生活基礎調査ではなく、違うデータを持ち出して、総理は子供の貧困率は低下したと演説されました。持ち出したのは総務省の全国消費実態調査。この調査は、非常に面倒な作業を対象者に求めるもので、お金と時間に余裕がある人しか中々対応することができず、低所得者層の実態をしっかり反映しづらいという傾向があるといわれます。厚労省の国民生活基礎調査では、子供の貧困率は16.3%。今年、最新のものが発表される予定ですが、この調査でアベノミクス効果により子供の貧困率がどれくらい下がるのか、総理の予想値を聞かせて頂くとともに、今年、子供の貧困改善の数値目標をお答えください。

ここ数年、奨学金問題、非常に大きくなってきております。OECDなどの先進国グループの中で、教育にもっとも金を出さないドケチ国家の第二位が日本なんです。個人消費を引き上げる意味でも、少子化問題を改善する意味でも、奨学金という名のサラ金地獄から対象者を救い出す必要があるのは言うまでもありません。新たな奨学金国債を発行して借り換える、マイナス金利に合わせて過去の有利子奨学金をすべて無利子に転換するなどは、もちろんやりません。なぜ国が、サラ金のようなシステムで若い人々を苦しめるのか?奨学金の利息収入は、年間390億円ほど、奨学金の延滞金収入は年間40億円ほど。これらで金融機関を潤わし、取り立てを行う債権回収会社に対しても手堅い仕事を提供する。若い者たちの未来には投資をしない、企業の為だ、若いうちの苦労は買ってでもしろ。安倍総理の親心ではありませんか!

安倍政権になってからは、正規の雇用は36万人減って、非正規は167万人も増えています。ですが、安倍総理は以前、正規の雇用が増えたとおっしゃっていました。確かに、2015年、労働力調査を見てみると正規では前年比で26万人増えています。まさにこれこそが、アベノミクス効果ではないですか?この正社員26万人のうち25万人は介護福祉職、介護福祉職のうち福祉施設介護員は、全産業平均より月々11万円給料が安いんです。もちろん安倍総理はここにも改革を進めます。月額たった1万円ほど上げるそうです。現在、労災認定で一番多いのが心の病、その中で労災申請、過労自殺のトップが介護福祉職。現場の悲鳴は聞こえないふり、細かい中身は見ないで頂きたい、表側の数値だけで判断するんです。これこそがアベノミクスの神髄ではありませんか?

安倍晋三閣下は、行政府の長であるばかりか、立法府の長でもあるとご本人が宣言されました。司法の長になられるのも時間の問題ではないでしょうか?そのためにも現行憲法など守っていられませんし、守りもしません。当然です。不都合な真実、事実を声高に叫ぶ人間は邪魔です。オリンピックに向けて火事場泥棒的に治安立法を成立させます。安倍総理、オリンピックを成功させるためには、共謀罪が必要との趣旨の発言がありました。共謀罪をテロ等準備罪と名前を変えるようですが、テロ等準備罪の等、この等とはどういう意味ですか?テロ以外にも適用される余地を残す理由を教えてください。世界一安全な東京とアピールをしておきながら、たった数週間の体育祭を開催するのに、国民を監視し、密告制度で相互監視までさせ、相談しただけでアウトという、権力が思想信条の領域にまで足を踏み入れるとんでもない法律が必要な理由は何なんでしょうか?

東電原発事故による放射能汚染水問題について総理にお訊きします。ブエノスアイレスでのご発言、汚染水は0.3平方キロメートルの港湾内でブロックされている、これにお間違いはないでしょうか?海では潮の満ち引き、潮の流れなどがあり、港湾内の水がブロックされること自体があり得ません。八日間で99%、港湾内と港湾外の水は入れ替わります。大量の海水でゆっくりと希釈された結果、港湾外に出た汚染水の数値は低く見えるものの、垂れ流される汚染の総量に変わりはありません。去年はじめ、静岡県沼津市の漁港で水揚げされたアオザメから基準値の7倍ものセシウムが検出されました。汚染水の影響は明らかに海洋生物にも見られますが、みなさん、細かいことは気にしないで頂きたい。総理がブロックされているとおっしゃってるんですから、それを信じようじゃありませんか?お訊きします。最終的に東電原発事故の収束費用はトータルでいくらかかるとお考えになりますか?将来、もう一か所で原発の過酷事故が起きた場合、国の経済破綻は免れないと考えますが、いかがでしょうか?日本は火山国であり、地震大国です。それでも原発再稼働を進めて大丈夫だと言えますか?言い切れますか?お答えください。

福島東電原発の収束はその方法もなく、現在ではほぼ不可能、費用も今後、桁違いの額になることは容易に想像できます。事故原発の原因も究明しない、安全基準デタラメ、避難基準適当。原発が無くても電力は余っていますが、原発は再稼働します。海外に売りつけるため再稼働します。プルトニウムを持ち続けるため再稼働します。三菱、日立、東芝、鹿島建設、大林、大成、竹中、清水、IHI、富士電機、三井住友銀行、UFJ、などなど、原発に関係する企業の皆さん、安心してください。安倍政権は脱原発など絶対にやりません。安倍政権は、税金と電気料金を湯水のように使える発電方法はあきらめません。

首都圏直下型地震、30年以内にマグニチュード7で発生する確率、約70%。東南海地震、南海地震、30年以内、マグニチュード8~9で発生する確率、約60~70%。日本列島北から南まで、50の活火山が24時間体制で監視されていますが、火山噴火予知連絡会、こうおっしゃってる。「すべての噴火が前もってわかる訳ではない。我々の予知レベルはそんなもんだ。」とコメント。火山予測のプロでもほぼ予測不可能だそうです。

自動車事故、医療事故、過失であれば当然処罰されます。しかし、原発事故では、いまだ過失で処罰された者は、一人もいません。すべては、想定外という魔法の言葉で逃げるおつもりでしょう。次の事故が起きたとしても、安倍総理ならもっと上手に誤魔化せます。

皆さん、安倍総理を信じて、このバスに乗り込みましょう。次の停車駅は、地獄の一丁目一番地です。今回無理をして、批判は避けようと思いましたが、どう考えても無理です。総理、あなたがこの国の総理でいる限り、この国の未来はもちません。最後にお伺いします。総理、いつ、総理の座から降りて頂けるのでしょうか?教えてください。

以上をもちまして、私の代表質問を終わります。
*********************
書き起こし終わり

 我々庶民の代弁者として、国会で孤軍奮闘頑張っている山本太郎議員。この貴重な発言内容をネット上で拡散して頂けたら幸いです。

以上


・ 2016.11.22 TPP特別委員会

2016-11-24 01:59:30 | 山本太郎 国会議員


TPP特別委員会で自由党の山本太郎氏の質問が的を得ている。それに引き替え自民党の石原はまともに答えられない。問題の本質を知らないからだろうし、官僚からの答案がないと何も答えられないレベルの低さだろう。

遺伝子組み換え作物による健康被害が考えられるので、予防原則についての考えを質疑するが、きちんと答えない。いや、はぐらかして答えようとしない・・・・・又、ISDS条項についても質問するが、嘘の答えを平気で答えている。自民党は多国籍企業の使い走りをしているだけで、日本の国民の健康や生命・財産を守る気持ちは全くないようだ・・・・




2016.11.22 TPP特別委員会

・  我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会・辺野古 基地移転

2016-08-02 00:25:42 | 山本太郎 国会議員


山本太郎参議員の追及に対して、アベシはキレた! 
第3次アーミテージ・ナイレポートの書かれている内容をそのまま推し進めているアベシ内閣。なんら日本国民の平和や安全を考えて自ら作った法案ではなく、アメリカのジャパンハンドラーである「アーミテージ・ナイ氏らの日本への提言」通りに日本をつくり変えていることを指摘されたうえで、その彼らの言っている「辺野古を再検討すべき」とか「対案があれば米国は間違いなく耳を傾ける」と云っていることを実行しなくてもいいのか・・・利権がまた違うのかな?・・・と指摘したところ、この利権の食いついた。

アベシは「利権と云う言葉は取り消してもらいたい。何の根拠もなく名誉を傷つけるような発言は控えて頂きたい」と話し始めた・・・ 面白いのは「何の根拠もなく」と言っていることだ。他人の目を盗んでコソ泥をした者が「証拠があるなのら出して見ろ・・・」と云っているのとよく似ている。長い間をかけて法律で捕まらないようにしてきているので、「何の根拠もなく」と強気の発言をしている。

おそらく法的には都合の良い様に作られていることだろう。しかし、本当の問題点は国民の血税を、自分たちが都合の良い様に使えるようにしていることである。その名目が政治献金であろうがパーティ券であろうが、あるいは企業への天下りであろうが同じである。特別会計・財投・補助金などの名目で金をばら撒く日本の政治・・・本来であれば、民間が活力持って成長するはずの分野を官公庁の補助金制度で経済が成長しない仕組みになっている。アベノミクスのようなレベルで日本の経済が良くなるはずがない。本質論が違い過ぎる。こんなレベルの自民党を容認しいているゆでガエルは、死ぬまで「ゆでガエル」なのだろうね。






永田町茶番劇場 Voi,3 2015.9.14
我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会・辺野古 基地移転

・ 「原発への弾道ミサイル着弾の影響について」

2016-01-11 23:53:53 | 山本太郎 国会議員


安保法案の審議の中で、山本太郎さんとアベシの論争場面です。全く話にならないレベルのアベシ・・・・・山本太郎議員は資料を揃えて、分かり易く説明の上にアベシに答弁を要求しますが、いつもの通り訳の分からない言い訳で終始官僚が揃えた文章を読むだけ・・・・・一国の首相としても最大政党のトップとしてもお粗末すぎますね。こんなレベルが国民の生命も財産も守れるわけが無い・・・・




【山本太郎事務所編集】Taro Yamamoto vs. Prime Minister Abe 2015.7.29
安保特「原発への弾道ミサイル着弾の影響について

・ 【トークライブ東京・十条 2016.1.6】 山本太郎トークライブ(全編)

2016-01-10 01:12:30 | 山本太郎 国会議員


山本太郎(参議員)さんが、全国各地でトークライブをしています。どこの政党に属さずたった一人で国会議員になったけど、どう努力をしても暖簾に腕押しのだった。1年前に小沢一郎氏の「生活の党」と合流し、いろいろな委員会に出席できるようになり、国会でも発言する機会が増えて、前よりも成長しているように見える。しかし、まだ5人だけの政党では、国を動かすまでの力は無い。その数を増やすには、まともに問題点を指摘し、改善案を提出できるまでに党員を増やさねばならない。今彼ができることは全国を歩き回り、彼の政治への取り組み姿勢を知らしめることが大切なポイントである。ネット上に東京・十条のライブが出ていましたので掲載します。





【トークライブ東京・十条 2016.1.6】 山本太郎トークライブ(全編)

・ 支えあう社会の為に税金は支払われる

2016-01-08 02:02:11 | 山本太郎 国会議員


山本太郎さんは、年末の三日間を貧困で苦しんでいる人たちの状況把握に活動していたようです。社会がうまく動くように活動するのが政治家の役目。そのためには実態を正確に把握し、社会の構造を変えて行くための提案が必要です。政治活動費と云う名目で金を受け取り、単に個人の利益に使ってしまう政治屋と多い中、きちんと活動をしている山本太郎さんを応援しなければ・・・・
山本太郎さんのブログより転載します。



あなたが温かい食べ物を最後に食べたのはいつ?
あなたが最後に布団で眠ったのはいつ?

冬の真っ只中、自分の部屋もなく、食べ物もない状況に放り出された人々の声を年末の三日間、直に聞いた。年越し派遣村や貧困問題などにも関わり、安保国会でイラク問題質疑にも力を貸してくれた、作家の雨宮かりんさんが、水先案内人として、板橋、池袋、横浜寿町、渋谷、山谷の越冬現場にアテンドしてくれた。


12月30日、炊き出しで出会ったAさん。

僕と同世代、人の良さが顔ににじみ出る男性。地方で非正規労働者として暮らしていたが、解雇され、都会なら仕事があるのでは?と上京。仕事は見つからず、所持金も尽きた。その日から路上生活を始めて1ヶ月。日に日に寒さが厳しくなる頃から始めた路上生活は、どんなに心細く、絶望的な毎日だっただろう。

Aさんの新居は公園。寝床はベンチ。テントや寝袋はもちろん、布団、毛布もない。
公園のベンチにただ、タオルを敷き、持っている服を厚着して眠っていたと言う。といっても、余りの寒さに眠れるはずもなく、夜の間は歩き続け、太陽があるうちに眠る生活。

凍死せず、生き続ける為の方法だ。ホームレスについて、昼間からダラダラ寝やがって、などの意見も聞かれるが、昼間にしか寝れない理由があるのだ。炊き出しで雑炊を三回、おかわりしたと言うAさん。

Aさんの一ヶ月ぶりのマトモな食事は、この日の炊き出しだった。
所持金が底を尽き、サバイバルの知識もない。落ちているお菓子を拾い食いしながら一ヶ月、過ごしたと言う。

生活保護の申請など、その他手続きをするには役所に行く必要がある。しかし、今年は一月四日にならなければ役場は開かない。その間に、凍死や餓死を防ぐ為にも、それぞれの地域の支援団体や支援者が、炊き出しや寝床、医療相談や生活相談なども提供しながら、バックアップする。

それだけでなく夜回りをしながら、食事を配り、必要な人には宿泊所を提供する。時には、医師が同行する場合も。既にインフルエンザや動脈瘤など重篤な状態で保護される人もいると言う。

まさに「越冬闘争」。なぜこの様な状況におかれた人々が存在するのか。
あまりに安い賃金と長すぎる労働時間。この労働問題と合わせて住宅問題が大きな原因である。それによるしわ寄せは、自分の部屋を持てない人々をコンスタントに生み出している。

月十万円程度の非正規労働で、どうやって部屋を借りる為の敷金・礼金を作れるだろうか? たとえ、敷金・礼金分の蓄えがあったとしても、ただでさえ安くない家賃に食費、光熱費、通信費などを支払えば、新たに貯金するお金など残らない。

貯金ゼロ世帯31%。これが我が国の実態。
仕事で首を切られたり、病気にでもなってしまえば、その生活は呆気なく、一瞬で崩壊する。自分で部屋を確保できない人は、友達の家、二十四時間営業の飲食店、ネットカフェなどを転々としながら生きる、広義のホームレスにならざるを得ない。

自分の部屋を持ってない状況で、年末年始の仕事にありつけず、役所は閉まっている為、生活相談や、医療も受けられない。現在の所持金では、役所が開く1月4日まで、ネットカフェにも泊まれない。年末年始に帰省する友人の家も追い出され、頼れる人もいない。

路上以外、どこに行けばいい?
現在、ガッツリ路上生活を営んでます、と言う方々の数は減っていて、見た目に判りづらい、発見しづらい状態の「広義のホームレス」が、増えている、と支援者は言う。

この日の炊き出しは、池袋にある小さな公園で、ひっそりと行なわれていた。現場に到着しても、どこでやっているのか、すぐ発見できなかったくらいだ。地元の町内会や商店会と折り合いを付けながら毎年、開催している為、極力迷惑が掛からないようにとの、支援者の配慮のもと、粛々と行なわれていた。

よくここにたどり着けましたね、とAさんに聞くと、「人づてに聞いた」、と。携帯電話は料金が払えず、止まっていたので、ネットとの繋がりも断たれていた。現場支援者である「てのはし」 は、「ふとんで年越しプロジェクト」 を通じ、役所が開く一月四日まで、Aさんに対し、食事と寝床を提供するシェルター(宿泊施設)「つくろい東京ファンド」 に案内した。

2DK、一部屋6畳づつ、プライバシーの保たれたアパートの部屋に通されたAさんは、「ここは天国ですね」とつぶやいた。一寸先も判らない、冬の路上から解放された瞬間、思わず出た言葉だったのだろう。
もし、「力になりますよ」と近づいて来た者が、貧困ビジネス目的であれば、生活保護に繋いだあと、タコ部屋に押し込まれ、食事は毎食カップラーメン、その上、保護費をむしり取られる、そんな恐れもある。

そんな事例が増加している。
所持金ゼロ、住所不定、唯一の連絡先、携帯も止まっている。その様な状況で、仕事にありつけるだろうか? 生活を立て直す事は出来るだろうか? 自分の住まいを確保する事は可能だろうか? 路上と施設を行ったり来たり。

その先には、生きる事をやめる選択肢しか、残らないのではないだろうか?
奇跡的な巡り合わせで、良心の塊の様な支援者、支援団体に救われたAさんは、本当に幸運だった。
年末年始のこの時期に、生活困窮者に手を差し伸べる、公的な施設はほぼ存在しない、といって良い。

国がほったらかしにしている部分を、民間が自腹や寄付で行なう
非公式に行政と民間が繋がり、行き先のない、保護を希望する人を行政側からの連絡で、民間が保護。一人でも多く命を救う気概で動いてる支援者たちは、断る事はしないだろう。

けど、こんなシステムおかしくないか?
このようなホームレス対策と呼ばれるものは、リーマンショック以降、基本的に100%国庫負担だった。
しかし、2015年春から施行された、生活困窮者自立支援法の予算措置で、国が三分の二、自治体が三分の一、負担となった。

優先順位が低い、と判断されれば、予算も多く付かない。結果、積極的な取り組みは行なわれない。24時間対応など、コストが掛かるサービスは提供されない。しかも、一時生活支援事業は任意事業の為、「やる・やらない」は、各自治体の判断。

運用は各自治体まかせなので、地域ごとにバラツキが生まれる。規模を拡大すれば、他地域から人が流入する、など懸念されれば、「最低限でいいのではないか?」「やらなくていいだろう」と消極的になるのも当然だ。

何も生み出さない、コスト、と決めつけられた存在に対し、ギリギリの予算措置で提供される宿泊施設は、決して心休まる事のない環境だろうと、容易に想像できる。炊き出しでお話をした当事者の方は、それらの多くは劣悪な環境で、大部屋でプライバシーはない。そうでなかったとしても、薄い板一枚の間仕切りで仕切られた、非人間的なスペースに身体を横にするだけ。まるで、収容所。それに加え、そこでの人間関係や揉め事などで、疲れてしまう位なら路上でいい、と語った。

我が国では住まいの確保よりも、職業訓練や就労支援などを優先するという考え方が根強く、それが制度の中心に存在している。住まいが確保されぬまま、仕事を得たとしても同じ事の繰り返しになる可能性が高い。生活困窮者の最終目標が、「自分の住まいを持つ事」に設定されてしまえば、いつまで経っても、不安定な状態が長引き、その目標が達成されにくい。

最優先すべきは、「住まいの確保」。欧米での支援の主流は、ハウジングファースト。
まずは住まいを確保する事から始める。すると、その後の回復する時間(生活再建に向けて)が、圧倒的に早いと言われている。我が国は、少なくとも、行政が低所得の若者、高齢者、障がい者に対して、早急に住宅支援をする必要がある。

これは、ホームレス支援、と言う部分のみに有効と言う訳ではない。実際、ヨーロッパでは、少子化対策、持続可能な社会作りの為に、若者に対する住宅支援や、所得保障などで、出生率を上げ、それを国家戦略の1つとして行う国々が存在し成果を上げている。


★内閣質疑・住宅研究・欧州調査の資料★
最低賃金引き上げ、教育への負担軽減にならび、住宅問題は、少子化対策の一丁目一番地でもあるのだが、それらのホトンドが実施されていない。どころか、必要とも思っていないようだ。

以前、内閣委員会での質疑で、菅官房長官にこれを問うた時、「自助・自立」との答弁を頂戴した。つまり、自己責任で生きろ、と言う事。


20150407内閣委「若者の貧困、住宅問題について」


持続可能な社会作り」は、国家のメインテーマでなく、戦略としても存在していない。その現実逃避に近い無策さにショックを受けた。一億総活躍、とのたまうなら、少なくとも最低限、活躍出来る土台作りは国の責務ではないか?

6人に1人が貧困、と言う我が国で、この国に生きる人々の60%以上が生活が苦しい(平成26年厚生労働省「国民生活基礎調査」) 、と感じている事を放置して、一億総活躍など、何の意味も無い言葉。生きているだけで精一杯が大勢の世の中で、生きる希望も閉ざされた人々が大勢いる中で、この先の超高齢化社会を、どう支えるつもりだろうか?

社会保障の切り捨てが加速している現在、介護や医療を受けられるのは、先々、ある程度の財力がある人に絞られても不思議ではない。切り捨ての未来しか想像できない国に希望も活力も生まれるはずはない。少子化対策など、先送りにし続けた問題にフォーカスするどころか、堂々と自己責任論に転嫁する無責任さ

頑張らないなら、生産性がないなら、生きてる価値はない、って社会に政治主導で進んでる。
「そんなのあたりまえじゃね?」
そう思うあなたに聞きたい。
・ これまであなたは何を生み出して、どの様に人様のお役にたって、どれ位、国に貢献した? 
・ その価値をどれ位の人々が認めている? 
・ それ以外で、あなた自身が、自分は生きていても良いとした根拠は?


こんな馬鹿な質問には答えなくていい。あなたは、存在するだけで価値がある。この国を支え合い、社会を構成する重要な存在だ。それを認めているのが憲法だ。どんな人でも、人としての尊厳を失わず、健康で文化的な最低限度の生活を憲法でも保障されている。

それを反故にして、切り捨てを続けているのが最大の問題。本人の努力でのみ生活を改善するには限界がある。状況が悪くならないうちに、助けの手を差し伸べられる、制度が必要なはず。それを考えないならば、政治が存在する理由や、税金を払う意味はない

支え合いの社会の為に税金は支払われ、それを采配する為に、政治が存在しているのだから。今と同じ様な生活が、この先も続くと言う前提は、誰にとっても現実味がない。

それは、ただの願望・妄想の域ではないだろうか?
国は、弱い立場の人々に対しての切り捨てを加速させている。第二次安倍政権以降の制度の変更だけを見ても、それはハッキリしている。政治は、あなたというコストを削減する為の施策に頭を巡らせている

あなたが現在、数億円もの資産を持ち、それらを海外に逃がす位の事が既に出来ているなら、関係のない話かも知れない。支援の現場に行って、当事者の方々と話をする度に何人からも頂戴した言葉がある。

「安倍政権を倒してくれ」

不安定な生活で事実上選挙権をも奪われた人々が、安倍政権による、社会保障の切り捨てや、この国に生きる人々を守る最後の防波堤である憲法の改悪に怒りを感じている。1%の人々の為の施策に汗を流す政治に抗う為に、99%の人々の力を結集させるのが、今。

越冬闘争の現場で、決意を新たにした。
現政権よりも心ある政治集団に政権を交代させ有権者が政治家をコントロールし続ける。行政がしっかりと人々の暮らしをフォローする体制を、あなたも一緒に作っていく気概を持って欲しい。
でなければ、この国に生きる99%の人々にとって、過酷な寒さと絶望に震える日は近いのかも知れない。

より詳しい現場の活動が知れる記事











・ 12/11甲状腺がんの県民健康調査結果について【追及】

2015-12-12 23:57:56 | 山本太郎 国会議員


いつもまともな仕事をしている山本太郎氏。今回も福島県民健康調査で18歳未満の甲状腺検査で「がん、或いは疑いがある」とされた子供達が153人いて、それについて質問をしています。世界的には100万人に1人とされる甲状腺がんであるが、福島の検査対象者が38万人と少ないのに153人もいたことが問題であります。しかし、環境省はこれを問題とは考えていないと答弁しています。嘘と責任逃れの官僚・自民党は刑務所に送り込まないといけませんね・・・・

それに、検査対象が福島県にのみ限られていることが問題です。多くの人が知っているように、放射能汚染された地域は300キロ圏の千葉・栃木・茨城・新潟・東京あたりまでは拡大しています。まともに子供たちの健康を心配するのならば、検査地域を拡大すべきでしょう。これも、問題をひた隠しにする、日本政府は目先を誤魔化して時が過ぎるのを待っています・・・・まあ、もっともこんなレベルの自民党を推薦する奴らが本当に多いのなら、被害を受ける国民も自業自得ですね。





山本太郎12/11甲状腺がんの県民健康調査結果について【追及】

・ 【速報・動画】山本太郎 牛歩9/18 アベ問責

2015-09-19 00:30:13 | 山本太郎 国会議員


現在、国会では戦争法案(安保法制案)に反対するために、山本太郎さんが牛歩戦術をひとりで実行しています。かなり昔に、社民党の土井たか子委員長が同じことをしたことを思い出します。当時はなんてバカなことをしていると見ていましたが、現状のアベシ政権の強引な姿勢には、できる手段としては全てやるのもいいでしょう。それでも、よく一人で実行することができる山本太郎さんの意志の強さと勇気に驚きます。このような幼稚に見える手段でも、一人でも多くの国民に政治への関心が広がれば、それはそれで成功でしょう。多くの人がアベシや自民党がいかにデタラメを平気で出来る政治屋の集まりだと気づけば、次の選挙で自民党を弱小化し安保法制案の廃案を議決すれば良い。官僚と自民党が築いた、国民をバカにしているシステムそのものを崩壊させれば良い。

官僚が退職後、天下り先を3つほど移りるだけで3‐4億の退職金を手にすると言われています。その元は国民からかき集めた税金や保険料・年金を、特別会計を使って補助金の名目で垂れ流しした中から抜かれたものです。官僚も政治屋も、単に利権に群がる白アリ・・・・それを法律で保護するようなシステムを構築したのが自民党です。だから何が起きても絶対に責任を取る者もいないし、首のすげ替えで誤魔化し、問題点はいつまでたっても改善されない・・・・

この巨悪に立ち向かうには命がけでしょう。利権に群がった官僚や政治屋は、その裏で動くやつらを使って、まともな政治屋を抹殺することは当たり前の出来事・・・・今の日本は、官僚や自民党の政治屋のみでなく、司法も警察も組織が腐ってきているようです。それらを全て改革するには、命がけでの仕事なので、いかに多くの国民が援護するかにかかっているでしょう・・・・




【速報・動画】山本太郎 牛歩9/18 アベ問責