自殺の練習 | |
滋賀県大津市の中学校で、中学2年の男子が昨年10月に飛び降り自殺がありました。中学校は飛び降り自殺のあと、全校生徒にアンケートを取りました。そのアンケートの中で16人の生徒が「自殺の練習をさせられていた」と答えていました。しかし、教育委員会はその事実を発表せず隠していました。 アンケート一部 ・毎日、自殺の練習をさせられていた ・虫を口の中に入れられていた ・煙草の先を手に付けて遊んでいた ・毎日のように、トイレに連れ込んで殴られていた ・先生に泣きながら電話をしたがあまり対応してくれなかった ・・・・・・・・ 学校側は次のように説明しています。 「私共が知る範囲では、いわゆるひ弱な「いじめられっ子」と言うタイプではございません。 うちの方として原因は見当たらない。」 と自殺の原因は分からないとしていたが、アンケートの結果、いじめがあったと認めました。 「アンケート調査により確認した状況につきまして、以前に学校が認知できなかったこと、 また、適切に対応できなかったことに対しまして深く反省しております。」(学校側説明) 学校側は、公表の際「自殺の練習をさせられていた」というアンケート結果を公表せず、それ以上の調査もしていなかった。 自殺した中学生の父親が裁判に持ち込んだことで、アンケートの内容が初めて公表されました。 昨日の大津市教育委員会会見では 「アンケート内容に関しては、記述があったイコールそれがそのまま事実という事は決してない。 直接現場を見たとかいう子にたどり着かなかった。もしくは、信ぴょう性がある 情報にたどり着かなかった。確認できなかったということになるわけです。」 「いじめがイコール自殺につながったというふうなことの因果関係について、 判断が出来ないという風に申し上げている訳です」 なんとデタラメな奴らですね・・・・・・ アンケートは全校生徒863名に対して行われ、回答が693名ありました。その回答のうち約300名が何らかのいじめについて回答をしています。そして、今回の回答については、記名しなくてもよいとされているにもかかわらず、127名が氏名を記名しています。 この記事を見ていて、学校なり、教育委員会の無責任さは信じられませんね・・・・生徒が、記名してまで事実を告げているにもかかわらず、事実の調査を継続していなかったり、いじめを知らなかったと言ったり・・・・・ビジネスの社会では管理監督能力が問われ、即、降格か内容によっては首でしょう・・・・・ ましてや、記名してまで訴えているのに、その気持ちを踏みにじるような行動・・・・・・本当にひどいですね・・・・・アンケートの中には、電話で先生に訴えていると言っているのに、それすらも知らぬ存ぜぬで通している・・・・・ 政府の官僚もデタラメだが、教育現場の無責任さも凄すぎますね・・・・・全校生徒が867人という事は、一学年は300人弱ですね。という事は、アンケートで約300名がいじめについて記載している意味は、おそらく同学年はほとんど知っていたという事でしょう・・・・・・こんな事実がありながら、学校は「認知できなかった」ととぼけている訳です・・・・・学校側に都合の良いように解釈しても、300名が認識していることを雰囲気としてとらえることができないという事は、全く子供たちを任すことができません。ましてや、知っているのに気付かないふりをしているとしたら言語道断ですね・・・・・・ 日本の未来を背負って立つ子供たちを、正しく育てるのが私たちの仕事でしょう・・・・ 今の教育委員会・教師の中には、常識を逸失した者がかなりの数いるのでしょうね。 各地域で発生する問題を、地域の住民が自分の問題としてとらえねばなりませんね・・・・ |