祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 海外メディアの反発

2014-01-28 03:51:58 | 社会・経済・政治
2014年1月28日 Huff Post World に 「なぜ第一次世界大戦前の英独関係をめぐる安倍首相の発言が、海外メディアの反発を招いているのか」という記事が載っています。
国内のメディアは、政府の都合がいい事しか国民には伝えないので、この記事を転載します。

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ダボス会議に出席した安倍首相の、第一次世界大戦前の英独関係をめぐる発言について、政府が火消しに躍起になっている。安倍首相の発言について「日中間で戦争が起こる可能性が、急速に世界の最大リスクの一つになっている」と多数の海外メディアが批判しているためだ。

海外メディアが安倍首相の発言を批判する背景には、安倍首相が問題解決に本気に取り組んでおらず、他国ばかりを非難して、自己満足的な行動を起こしているとの見方がある。

これまで海外メディアは「日中間の緊張が、第一次世界大戦勃発時に似ている」ということを発信してきたが、当事国である安倍首相は、自国の責任を顧みずに中国ばかりを責め立てていると、うつっているようだ。


■海外メディアは問題の発端となった安倍首相の発言をどのように報じたのか

今回の問題の発端となったのは、1月22日に開かれた、ダボス会議に参加している海外メディアとの懇談の席の安倍首相の発言だ。安倍首相が現在の日中関係について、第一次世界大戦前のイギリスとドイツの関係に似ていると発言したと報じられたのだ。

BBCは、安倍首相が当時のイギリスとドイツについて、両国が貿易などにおいて相互依存の経済関係にあったにもかかわらず、第一次世界大戦が起こったと述べたと報じた。安倍首相は、現在の日中関係も英独の関係と同様であるとしたうえで、日中の経済関係が戦争を防ぐ防波堤になっていると述べたという。

安倍首相が当時の英独関係を現在の日中関係と「似ている」としたとする発言について、フィナンシャル・タイムズは、安倍首相は現在の状況を懸念しているだけかもしれないと指摘しながらも、「日中間の戦争の危険性が急速に浮上している」と報じた。


■実際の安倍首相の発言はどのようなものだったのか

菅義偉官房長官は23日、海外メディアが事実とは違う報道をしていると反論した。菅官房長官は、安倍首相が記者の方から、日中関係が軍事衝突に発展することはないかとの質問に、次のように述べたとしている

「(安倍首相が語った内容は)『今年は第一次世界大戦から100年を迎える年である。当時英独関係は大きな経済関係があったにも関わらず、第一次世界大戦に至ったという歴史的経緯があった。
 
ご質問のようなことが起こることは、日中双方にとり大きな損失であるのみならず、世界にとり大きな損失になる。このようなことにならないようにしなくてはならない。
 
中国の経済の発展に伴い、日中の経済関係が拡大している中で、日中間の問題があるときには、相互のコミュニケーションを緊密にすることが必要である。』
 
安倍総理は、第一次世界大戦のようなことにしてはならないということをいっている。なぜそんなふうにとられたのか全くわからない。日中両国は今、世界第2、第3位の経済大国です。そういう国が戦争をしてはならないということでしょう。事実をちゃんと書いてくださいということですよ」
 
(政府インターネットテレビ「内閣官房長官記者会見」より 2014/1/23)

朝日新聞デジタルは、安倍首相は日本語で話していたため、通訳が間違えたのではないかと指摘している。

この発言を通訳が伝える際、英独関係の説明に「我々は似た状況にあると思う(I think we are in the similar situation)」と付け加えた。首相が英独関係を持ちだした意味を補ったとみられる。この通訳は、日本の外務省が手配した外部の通訳だったという。

(朝日新聞デジタル「首相発言、欧米で波紋 日中関係、大戦前の英独例に説明」より 2014/01/24 11:55)

なお、加藤勝信・官房副長官は24日の記者会見において、自身もその場にいたとしながらも、通訳がどのように訳したかは、まだ把握できていないと述べている。また、報じているのは海外のメディアであり、海外各国政府ではないとしたうえで、大使館を通じて各国メディアに対して、首相の真意を伝えるよう努力していきたいと説明した。


■そもそも安倍首相の第一次世界大戦をめぐる発言自体が、反発を招いた可能性

しかし、安倍首相がイギリスとドイツの当時の関係を引き合いに出したこと自体が、日本は日中が戦争になると予想もしているのではないかとの批判を招いている。BBCの記者は、日本の首相として発言する影響力を指摘した。それは、第一次世界大戦の発端と、現在の日中関係が近しい状態であることは、これまでにも海外メディアが報じてきているからだ。

第一次世界大戦の発端となった「サラエボ事件」は、今からちょうど100年前の1914年に起こった。この事件は、セルビアの青年がオーストリア=ハンガリー帝国皇太子夫妻を暗殺したというものであったが、その後、世界大戦に発展することになった。セルビアと、オーストリア=ハンガリー帝国は民族問題を抱え、ヨーロッパ各国は複雑な同盟関係にあったこともあるが、各国の軍部が戦争に積極的であったことや、外交努力が足りなかったとするなど複数の理由が重なったとみられている。

この頃急成長したドイツは、フランスを抜いて、イギリスに次ぐ世界第2位の経済大国になっていた。イギリスは当初中立を保ちたいと考えていたが、オーストリアを支援して早々に参戦したドイツを1国のみで押さえることは出来ず、結果的にフランスやロシアとの協力を深め、戦火は広がることになる。

このような当時の状況を振り返り、現在の日中関係を危惧する記事が各メディアから報じられてきた。

オーストラリア元首相のケビン・ラッド氏は2013年2月、サラエボがあった当時のバルカン半島になぞらえ「21世紀の海のバルカン半島」という記事をフォーリン・ポリシーに発表。中国と日本の関係を「東アジアは海の火薬庫」だと指摘した。さらにラッド元首相は、ベトナムやASEAN諸国などと中国の関係をあげ、1914年当時の欧州各国の同盟関係とオーバーラップすると述べている。

また、フィナンシャル・タイムズも2013年2月中国と日本の間で高まる緊張は、1世紀前に勃発した戦争と似ているとしている。安倍首相が戦時内閣の大臣の孫であることや、日本が戦争の償いをしようとした「謝罪外交」を否定していることもあげている。

エコノミストは2013年12月、現在の世界の状況が1914年に最も似ている点を「自己満足」だと指摘。政治家は100年前と同様、ナショナリズムで遊んでいるとし、安倍首相が日本のナショナリズムを掻き立てる行動も、中国の排日主義を招くと警告していた。

このような海外メディアからの指摘にもかかわらず、安倍首相は靖国神社に参拝した。ダボス会議では、靖国神社には第1次世界大戦で亡くなった人も祀られている神社だとしたうえで、亡くなった方に敬意を持って冥福を祈るのは、世界のリーダーの共通の姿勢だと釈明。再び戦争の惨禍で人々が苦しむことのない世界を作るという、不戦の誓いをしたと述べている。

しかし安倍首相は、この時のスピーチで、もはや世界は、一国だけで平和を守ることができない状況になっているとして、日本が「積極的平和主義」を掲げると演説。また、海洋進出の動きを活発化させている中国の動きを念頭に、「軍事予算は徹底的に透明にし、検証可能な形で公表すべき」と批判している。

BBCの記者は安倍首相に、中国との緊張を緩和する計画やロードマップ的なものがあるのかと聞いてみたという。安倍首相はただ、中国の軍事拡張について回答しただけだったという。

残念ながら今、ロードマップがあるわけではない。中国は毎年10%以上軍事費を増やし、既に日本の倍になっており、これ自体が緊張を呼ぶ。そこで軍事力拡張についてアジア全体で考えていく必要があるだろうと思う。
 
東シナ海だけでなく南シナ海でも緊張が高まっているのは事実。力による現状変更は何ももたらさない。緊張と破滅しかもたらさない。基本的に法の支配を尊ぶということを、相互理解として確立することが正しい。
 
(47NEWS「第1次大戦前の英独を例示  安倍首相、日中関係緊張で  中国は直ちに反発」より 2014/01/24 13:40)




・ 映画「100,000年後の安全」

2014-01-26 03:29:31 | 原発事故
期間限定での映画が流れています。2014年1月21日~2月10日までです。
オンカロ

スエーデンのオンカロに建設中の放射性廃棄物の最終処分場を撮影しています。今の地球上には、およそ25万tの放射性廃棄物があります。スエーデンの科学者は人間に影響がなくなるまでの期間100,000年を安全に処理する方法を考えました。今考えられるベストは、自己完結型で管理をしなくても良い方法であることです。今地上にある放射性廃棄物は、全て水の中に入れられて管理されています。それは水が放射線を遮断する役割を担っているからです。しかし、100,000年もの間、完全に管理することは不可能であると考えられます。そこで、地中深く岩盤の中に閉じ込めてしまおうと云う訳です。100,000年もの間、安全に閉じ込められるかはその岩盤が動かないこと絶対条件です。調査の結果、オンカロにある岩盤は18億年の間動いた形跡がないことが分かり、そこに最終処分場を作ろうとしているようです。

取材の中で、同じような地下処分場を作ってはいけない地域はどこか? という質問に対して、作ってはいけない場所は「日本」であると言っています。日本は太平洋プレート・ユーラシアプレート・北アメリカプレート・フィリピン海プレートなどの岩盤プレートや海洋プレートが重なっている所で、常に変化しており「安定している岩盤」が無いからです。日本政府は、青森の六ヶ所村に実験と称して地下実験場を作ろうとしています。そしておそらくそのままそこを最終処分場にしてしまうつもりでしょうね。

スエーデンの科学者や政府とは、その責任の取り方まるで違いますね。スエーデンの人たちは、原発を使いその結果として出てきている放射性廃棄物の処分を、後世の人たちの負担にさせないためにどうするかを考えています。科学者たちは、10万年もの後の世界はどうなっているかは全く分からないため、そこを掘り返したときにどうあるべきかをディスカッションしていました。おそらく話している言葉も全く違っている可能性があります。現代でも、紀元前3000年ほど前の古代エジプト時代の言葉も分からないのに、10万年の月日は全く違う世界を出現させているのでしょうね・・・・・

日本国内も早く原発を無くすことが大切でしょう。もう一度、事故が起これば日本は壊滅な状態ですね。現在も汚染された場所に平気で住まわせている日本政府の対応には驚きですね。映画でも話していましたが、放射線は臭いも色無イので分からなく、気が付けば身体の内部から徐々に細胞を破壊していきます・・・・・この内部被ばくを経験しているチェルノブイリ事故の結果を、良い教訓としていない・・・・・・全く無責任この上ない奴らばかりですね。小泉元首相は、現役時代は原発推進論者であったものの、現役引退後オンカロの現地を視察して、これは即やめるべきだとその主張を変えています。気づけばそれを変えることのできる度量がありますね。ドイツの首相も全く同じですね。福島の原発事故が起きるまでは原発推進者でしたが、事故の重大さを見てから、反原発に変わり即ドイツでの原発をストップさせましたね。事故が起きたときの重大さが分からなければ、原発のメリットを享受しようとしますが、その重大さに気づいた時点でその判断を切り替えることが出来る人間は信頼することが出来ますね。東京都知事選で「即原発廃止」を掲げている細川氏が勝てばいいですね。

・ 内部告発者の重要性

2014-01-25 04:37:39 | 社会・経済・政治
大貫康雄さんの記事に「内部告発者がいかに重要か。100年前の事件をふりかえる」というものがありました。特定秘密保護法案が可決された日本ですが、いつ同じような状況になるやも知れません・・・・・記事を転記します。

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NSA(米安全保障局)の膨大な通信傍受・盗聴事件で、オバマ大統領は17日、国民向けに演説し、NSAの活動を一部制限することを改めて明らかにし、法改正を示唆した。

一方、NSA事件を内部告発したスノーデン氏については、「国の安全保障に大きな損害を与えた」とこれまで通りの非難を繰り返した。しかし、スノーデン氏のような内部告発者が存在したからこそ、秘密裏に活動するNSAの暴走を少しでも食い止めるきっかけになったのは確かだ。

内部告発者がいかに重要か。19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスで起きたスパイ事件“ドレフュス事件(Alfred Dreyfus Affair)”で、「ドレフュスは無実」と真相を明らかにしたのは、内部告発をした一将校の勇気だった。

この将校の死から100年になるのを機会に、将校の功績をまとめた本『一将校とスパイ(An Officer and a Spy)』がアメリカで出版された。

著者のRobert Harris氏が『International NY Times』に寄稿しているので要約して紹介する。

ドレフュス事件は、秘密が安易に作られ、一人歩きし、無実の人間が罪に陥れられた。倫理ではなく組織の論理が横行する典型的な例だった。
このスパイ事件は、当時のフランスの著名な作家エミーエル・ゾラ(Emile Zola)が不当な冤罪事件だと激しく糾弾したこともあって、日本の高校でも世界史で教えるところがある。
事件は、フランス・パリにあるドイツ駐在武官官邸から、フランス軍内に対独通報者がいることを示すメモが発見されたことから始まる。

フランス軍部は、ドイツ側に漏えいした情報を知りえる立場の軍関係者を調査。筆跡が似ているとして、アルフレド・ドレフュスを具体的な証拠もないまま逮捕し、内密に捜査を開始した。
ところが、反ユダヤ系・右翼新聞がすっぱ抜き断定的に大きく報道し、ドレフュスが犯人だと決めつけて、何の処分もしない軍部の優柔不断を非難した。右翼の非難にあわてた軍上層部は、証拠不十分のまま非公開の軍法会議でドレフュスに終身禁固刑の判決を下し、南米ギアナ沖の島の監獄に収監した。

しかし、ドレフュスの上司ジョルジュ・ピカール(Georges Picquart)が、情報部長に着任すると、間もなく事件の真相を知るになる。
ピカール自身、反ユダヤ主義者でもあって、当初はドレフュスが犯人だと疑わなかった。しかし、捜査を進めるうちに真犯人はドレフュスではなく、ハンガリー生まれのフェルディナン・ヴァルザン・エステルアズィ(Marie Charles Ferdinand Walsin Esterhazy)少佐であることがわかった。

ピカールは軍上層部に真相を伝え、エステルアズィを逮捕。ドレフュスが無実であることを訴えたが、陸軍大臣ら上層部は軍の失墜を恐れて、もみ消し工作を行なった。再審を求めるドレフュスの家族の要求を退け、うるさいピカールを左遷。ピカールは97年に事実上の流罪でチュニジア駐在を命じられる。98年1月、軍は形式的な裁判でエステルアズィを無罪釈放した。

エステルアズィの釈放を知り、ピカールは軍には解決能力がないとみる。そして外部への告発を決め、上院副議長に資料を送る。このピカールの情報をもとに作家のゾラが、大統領あての軍の弾劾状を『オーロール(L’Aurore)』紙に寄稿。世論は沸騰するが、逆にゾラも軍によって名誉棄損の罪に問われ有罪となり、一時イギリスに亡命する。

国内世論は“ドレフュスの再審、自由と民主主義擁護派”と“国家の威厳や軍の威信を主張する反対派”に二分される。

で裁判は軍の主張を受け入れるだけ、再審でもドレフュスの有罪は覆らなかったが、時の首相により特赦を与えられ釈放される。この論争の中、98年、エステルアズィもイギリスに亡命し、その後自分が犯人であることを告白。罪に問われないまま一生を終える。

ドレフュスが無罪判決を勝ち取り、名誉を回復するのは1906年になってだった。この年、ピカールは将軍に昇進。また「オーロール」紙の社主ジョルジュ・クレマンソー(Georges Clemenceau)が首相になると、ピカールは戦争大臣に任命される。クレマンソー内閣の後、ピカールは仏第二陸軍司令官としてアミアンに駐在したが、皮膚病のため59歳で死亡。第一次大戦勃発の半年前のことだった。

ピカールの悲劇は、ドレフュス支持者の一部からは最後まで“反ユダヤ主義者”と糾弾され、一方、軍部の大部分からは指揮命令組織を裏切ったとして容赦されなかったことだ。

しかし、ピカールの勇気ある決断で、後世の人間は以下のようなことを学んだ。

●秘密裁判や秘密とされる証拠がいかに信頼に欠けるか

●質の悪い情報機関が、法律のようになって一人歩きする恐れ

●政府や国家情報機関が過ちを隠蔽し、安易に国家秘密を増やして民主主義を窒息させる危険性

この事件では“軍事機密”という軍の主張が、実は事実を隠ぺいする“口実”に過ぎないこと。それどころか、軍が真犯人を擁護し続け、ドレフュス・スパイに証拠の改ざんや偽造までやっていたことが発覚した。特定秘密法もこういう口実づくりに使われる可能性は大きい。

フランスでも日本でも、ドレフュス事件では、エミール・ゾラの名は教えられ、また対独強硬論の政治家クレマンソーの名は教えられる。

しかし、肝心の内部告発をして一番の功績が与えられるべきピカールの名はあまり語らえることのまま人々に忘れ去られ、歴史の闇に消えていった。

クレマンソーは、“ドレフュスは被害者で、ピカールは英雄だ”と讃えている。今の日本ではなく100年以上まえのフランスでの事だ。

・ 枯れる

2014-01-22 23:18:45 | 健康
FaceBookで岡本ただのりさんが「枯れるということ」について書いてあります。植物にも人間にも通じる「枯れる」という言葉の意味は面白いですね。転記します。

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今日は、「枯れる」という話を書きます。

都会にいると「枯れる」という言葉は、とてもネガティブな印象があります。皆さんも植物が枯れてしまい残念に思う事は多々あるでしょう。何故ネガティブな印象があるかというと、枯れた後には「捨てる」という行為があるからです。

人も同じで、歳を取ることは枯れることで、もしかするとそのうち捨てられるかもしれません(笑)。

でも、自然栽培をやってきた経験で得たのは、「枯れる」ということにはとても重要な役割があるということです。 植物は青々としているうちは光合成を行い、土壌の栄養分と水を使いながら休むことなくタンパク質を生み出し。自分の身体を作っていきます。それは、すべては子孫を残すための活動です。それが生命に刻まれた設計図です。

やがて子孫を残すことができると、植物は光合成をやめ、土壌の栄養分や水を使わなくなります。その時点ではまだ身体の中には自分が作り保持してきた栄養分を沢山持っています。そして、自分の子孫が育つために、今度はその栄養分を放出し始めます。生物学的にはもっと早い段階で始まっている事なのですが、少なくとも、植物は「枯れる」ことで、子孫を残すための栄養分を分け与えようとしているわけです。

僕の農業に於いても、必ず作物や草が枯れるのを待ってから片付け始めます。次の作物が育つための栄養分を土壌に戻してもらってから、草を刈り始めるわけです。 多くの農業に於いて、この「枯れる」という行為を軽視しています。軽視するための理由は沢山あります。種が残れば翌年また雑草だらけになるとか、C/N比が高くコントロールできないとか、好気性菌云々という事をいう人もいますが、本来の植物は必ずその場で枯れて朽ちるはずなのに、それを軽視するから土壌が豊かにならないのだと思います。

人間も同じだと思います。歳老いていくという事にはとても重要な意味があります。自分が生きてきた証が、歳を取るということです。歳をとり、次世代の人たちのために、作り続けてきた知識と知恵と、そして「愛」と「思い」を残すという大切な意味を持っているわけです。

「枯れる」という事に感謝して欲しいといつも思います。自分が今ここに存在するのは、自分が生きていたこの時よりもずっと以前から、愛や思いを放出しながら枯れて行った人たちがいるからです。

・ 日記 平成25年12月22日~ 

2014-01-21 01:27:11 | 日記
帰国
アイスクリーム

1月20日。
ひと月ぶりに孫がアメリカから帰国するので千歳空港へ迎えに行きましたが、少し早めについたので空港内のショップを見て回りました。先日鍵を紛失したので、何か良いものは無いかと革製品の店を見て回りましたが、気に入ったものが見つかりません。そのうちにアイスクリーム屋さんの前を通りました。覗くと無性に食べたくなりチョコレートを一つ購入・・・

そうこうしている内に到着時刻となり、出口で待っていると父親のそばをついて歩いてきます。父親は荷物の受け取りで時間がかかるので、孫だけが先に出てきました・・・・・・嬉しいですね! やっと会えて抱きしめました。よほど疲れているのか、抱かれながら眠ってしまいました・・・・・・近いうちにスキーに行かなくちゃ・・・・・

除雪
除雪

1月19日。
札幌の幹線道路では、除雪して路上にたまった雪の山を排雪し始めました。この写真ほど道が広がれば少しは走りやすくなります。一番怖いのは、雪の山から突然車が出てきて、逃げる場所が無いときですね・・・・ブレーキを踏んでも夏の道路のようにすぐには止まらない・・・・脇道から出てくる人も、多くは少しだけ車の先を幹線道路に出し、クラクションやパッシングが無いと又ゆっくり車を前進し確認しながら運転席から視認できるまでの位置に出てきます。ただ中にはとんでもない人がいて、平気で自分が見える位置まで車を突っ込んでくるので気を付けないと事故になります。怖いですね・・・・・せめて脇道から出てくる車が見えるほどの高さまで雪山を削ってくれればいいのですが、それを見たことは無い・・・・・この辺は役人がする仕事ですね。指示の出し方が一辺通りなんでしょうね。「中心部を何メートル確保せよ」か「歩道から何メートルは残して除雪せよ」といった方法でしょうね。せめて横道がある手前の雪山の排雪を指示すだけで、事故は減ってくるのでしょうね・・・・・

それにしても札幌市の除雪費は年間150億円ほどかかっています。とんでもないほどの費用と時間を使っているんですね。これだけ除雪費を使うなら、各地区に除雪溝を作って住民が自分でそこに排雪するようにするのはどうでしょうね。いくら老齢化と言っても今の70歳代はまだまだ体力もあるし、いい運動にもなる・・・・・地域の人が少しづつ協力することにより町全体が良くなる。以前に四国の四万十川の川沿えを100キロほど歩いたことがあります。とてもきれいに河川が管理されていました。河原にゴミひとつないのです。聞くと川沿えに住んでいる人たちが自分たちが住んでいる地域をきれいにしているそうです。その結果、とても美しい川になっているようでした・・・・・

鍵の紛失

1月18日。
仕事を終えて帰宅し玄関を開けようとして鍵が無いことに気づきました・・・・通常は小銭入れのサイドポケットに入れてあるのですが、チャックを開けてみると空っぽ・・・・どこか違う場所にしまったのではないかと全てのポケットを探しても見つかりません。車の中に落ちていないかと探してもダメです・・・・・昼食をとらずに夕方5時ころまで仕事をしていたので、これはもうだめと思い、出かけている家族に電話をしてすぐに戻ってもらいました。・・・・・不思議ですね。使う場所は自宅前しかないはずなのに、見つけることが出来ない・・・・小銭入れは使った記憶が無いので、自宅以外での紛失は考えられない・・・・・最近はわずかな見落としが多くなってきましたね。

東京都知事選挙に細川元首相が出ることに対して、自民党はあの手この手で妨害をしようと躍起ですね。菅官房長官は、昔の1億円寄付を問題としており、森元首相は原発反対ならオリンピック返上だと騒いでいます・・・・・石原伸晃環境相も同じく批判・・・・・細川元首相が優秀なのかどうかは分かりませんが、少なくとも自民党が推し進める「原発再稼働」は絶対に食い止めるべきでしょうね。実質2年ほど原発の稼働が無くても何とかなっている。それならば、本格的に原発以外の電力供給をスタートさせれば、その分だけ余裕が出てくるので何ら問題は発生しない・・・・・・こんな簡単な論理がどうしてわからないのでしょう?

原発が無いと電気料金があがると言っていますが、これもおかしな論理ですね。総括原価方式で使用していない原発の費用も含めているので高くなるだけで、法律を変えてしまえば実質的にはダウンする・・・・・
経営がおかしくなった電力会社は、優秀な民間会社が買い取ればいいだけ・・・・・問題が発生しても責任を取れず、その保障負担金を全て国民に電気料や税金の名目で負担させるとこしかできない電力会社は、その公共の企業として存在する意味がない・・・・・・

何にしても、特定秘密保護法案・日本版NSC・憲法の解釈の変更で積極的自衛権・原発再稼働・消費税を含むあらゆる増税・公務員改革はほったらかし・身を切る改革もほったらかし・社会保障の負担増・福島原発事故に対する責任問題なし・・・・・
これほど国民を馬鹿にしていることをやっておいて選挙で勝てるならもうこの国は終わりでしょうね。それは、そのような政治家を選出した国民自体が責任を取ればいいだけですね。まともな人は、自衛のための方策を取るだけ・・・・・・・

ワイン
wine

1月17日。
今日は朝から雪が降り続いています。お客様が来る予定なので外出もできないので新聞を見ているとチャイムが鳴ります。朝から誰だろうと見ると宅急便。荷物を開けるとワインが入っています。山梨の友達からです。夕食にはこのワインの赤の方を飲みながら、昨年の9月に遊びに行った時を思い出しながら楽しみました。飲んでみて気づいたのですが、国産のワインも随分とレベルが上がってきているんですね。ボディはタンニンが少なく軽めですが、色はベイシェヴェルのような濃い赤で良い色ですね。アロマ・フレーバーとも軽いのですが、まともにワインを作ろうとしているのが分かります。しかし、今はフランス・イタリアなどから入ってくるAOCワインも千円前後から売られているので、これらと競争するには大変なんでしょうね・・・・・飲む方としては、おいしいワインを安く飲めるのが良いのですが・・・・・今年は8月頃に、本州に行く予定です。計画を立ててひとりでも多くの友達と会えるようにしなくちゃ・・・・・

スカイプ

1月16日。
アメリカよりスカイプがありました。上の孫は爪にマニュキアを塗ってもらったようで、嬉しいのかカメラに向けて見せてくれます。遊びに行った先の9歳の女の子がマニキュアを塗ってくれたそうです。9歳くらいになると、もうお化粧をして遊ぶんですね。Facebookにアップされたクリスマスの写真を見ていると、食事をするときは、大人だけが集まって座り、子供たちは子供たちだけ集まって座っています。総勢30人くらいが集まっているので、子供たちは一番はずれです。躾として食事は大人が会話を楽しんでいる時なので、子供たちが騒いだり走り回ったりすることは厳しく注意されるようです。また、躾は親だけでなくその近くにいる大人は誰もがすぐに注意するので、子供たちにとっては分かり易いでしょうね。私は長い間飲食業界で働いてきた関係で、日本の家族連れのお客様はたくさん見てきています。ほとんどが核家族となり、躾をするのは親だけ・・・・結構大変でしょうね。これが周り中の大人が躾をしてくれると何と楽な事でしょう・・・・・

4歳の孫は素敵な男の子を見つけて結婚してほしいと申し込んだそうですが、断られたと言っています。ちょっと早すぎるかな? それに日本の幼稚園にも好きな男の子がいるようなのに・・・・・
孫はスカイプでおじいちゃん、おばあちゃんに会いたいと言っています・・・・もうすぐで帰国するので楽しみですね・・・・・帰ってきたら、一緒にスキーにでも行かなくちゃ・・・・

恵方巻
恵方巻

1月15日。
札幌は今日も晴天・・・・青空と真っ白な雪が良くマッチング。
天気が良いので、今日は自宅の雪下ろしをしました。昨日の仕事場での雪下ろしと違い、面積が少ない分だけ助かります。3時間半ほどかけて屋根の端から2.5メートルほどの雪を下しました。歩数計を見ると3704歩。仕事場の屋上と違い、移動する距離が極端に少ないので助かります。

今、スーパーに行くと恵方巻のポスターを見かけます。今年は東北東が恵方の向きだそうです。恵方巻きは元々関西方面での習慣で、節分の日に恵方に向かって、何もしゃべらずただ黙々と太巻ずしを食べると縁起が良いとされています。20年ほど前に、関東でも売れないかと思い関東・仙台・札幌にある50店ほどの店で販売をしてみました。面白いことに、関西の方たちが結構住んでいて、そこそこ売れたのを覚えています。その翌年からは、数がだんだん増え始め、いろいろなお店でも販売が始まり、今ではスーパーやコンビニでも売れていますね。私が当時販売していた頃は、非常にシンプルな恵方巻きでしたが、今は中の具材が豊富に入っていますね。関西方面の習慣とは違い、食事としての楽しみがプラスされてきているんでしょうね。

脱原発
青空

1月14日。
札幌は久しぶりの青空! やっぱり空が青いと気持ちも爽やかになりますね。雪が止んだので今のうちにとビルの屋上の雪下ろしをしました。12月に6分の1位をしていましたが、ビル前の駐車場に屋上から雪が落ちそうです。雪庇止めはしてあるものの、それを超える雪が降ったため屋上から雪が落ちそうなので排雪です。しかし落す場所が決まっているので、そこまでの雪道を先に作ることから始めねばなりません・・・・・気が付くと今日は14564歩歩いていました。少し疲れ気味・・・・・

細川元首相が東京都知事選に出るようですね。小泉元首相と会談し、協力をしてもらえることを確認したうえでの出馬表明です。最大の目標は「脱原発」。 早速、自民党の安倍首相からは、東京都は課題がたくさんあるので、幅広く議論をすべきだとコメントが出てきました・・・・・・当然、安倍のボンボンは原発を稼働したくてたまらない方なので、脱原発を掲げる候補者が知事になると大問題ですね。特に、東京都は他の都市と違い、国に与える影響力は多大・・・・・・したがって、脱原発を話題に出すと勝つ見込みがないので、話題を他に変えて誤魔化そうとしていますね。

安倍のボンボンが原発を再稼働したいのは、利権がらみは当然のことでしょうが、もう一つ重要な事がありますね。先回の特定秘密保護法案を通し、今国会で日本版NSC(国家安全保障会議)を作り、次に日本憲法の「戦争放棄」を解除して、積極的自衛権を確立すればいつでも戦争はできるようになる。その際、強い兵器として核兵器が必要となり、作れるための下準備として原発を稼働させておけば、いつでも核兵器に転換できる・・・・・この辺が安倍のボンボンのねらい目でしょうね・・・・・・

ズルっこい官僚が安倍のボンボンを手のひらの上で動かしながら、アメリカ並みの体制を作るとしていますね。戦争をすることは莫大な金が必要となり、そこに儲けるチャンスが出てくる。自分たちは決して表には出てこないが、一般国民を全面に押し出し、正義のためだとか国家のためだとかと言いくるめ、戦場に送り込む・・・・・自分の国土では戦いをせず、人の国に行き戦いをさせて、自分たちは常に安全な所にいて利益をがっぽり稼いでいる・・・・・莫大な運営費用を必要としているので、増税は当たり前。することがまともでないので秘密保護法案が絶対に必要・・・・・ 

 あの豊かな日本は、もう無くなるのでしょうかね?

人を思いやる気持ち

1月13日。
FaceBookにKindness Boomerang - One day という動画がありました。ニューヨークにある小さな非営利団体「Life Vest Inside」が作ったものです。
この「Life Vest Inside」の目的は、「 思いやりの大切さを多くの人に伝え、そして世界をより幸せな場所にする。」事だそうです・・・・・多くの人たちが幸せを感じて暮らせる世界が出来ると良いですね。



税・社会保険料の負担率
税・社会保険料

1月12日。
グラフを見ていると、年収が5000万円を超えると「税・社会保険料の負担率」が減少を初め、100億円以上では年収100万円の人たちより少ない負担率となっています・・・・・・・
自民党の政策は、金持ちが優遇され、個人より企業が優先されています。この数百万円の年収の人たちが圧倒的に多いのですが、なぜこの人たちが自民党を応援するのでしょう? きっと、税・社会保険料の負担がこのようになっていることに気づかないのでしょうね。一般的にまじめに働いている人たちは、国がきちんと制度を作り誰もが安心して暮らせる状態を作ってくれていると考えているのでしょう。そして脇目も振らず、自分の仕事の責任を果たすことに一生懸命なのでしょうね。
それをいいことに、官僚や政治屋は、自分たちの都合のいいように政策を作り、広く負担を広げている。電力会社の総原価方式なども、まさに国民全体に負担を広げ、原発事故の処理費用も全て国民に負わせている・・・・・騙されている国民大衆が悪いのか、うまくだましている官僚・政治屋が利口なのか?

シロップ
シロップ

1月11日。
12月の終わり頃より咳が出ていて、先日まで薬を飲んでいましたが全く止まりません。昨日、病院に行き診察してもらいましたが、特別悪くは無いとの事で再度薬を貰いました。今回の薬に咳止めのシロップが付いてきました。これが良く効きます。2週間ほど止まらなった咳が、このシロップを飲んでからすぐに止まり始めました・・・・・次回からは、これを貰いましよう。

東京都知事選に元首相の細川氏が無所属で出馬しそうですね。75歳と気になる年齢ですが、自民党が担ぐ桝添よりはましでしょう。それに、「 脱原発 」を掲げていくようなので応援したくなりますね。最近は福島事故についての報道は少なくなり、自然と忘れるように仕向けているようですので、改めて都知事選で問題として上がることは良いことですね。安倍のボンボンを首相にしている自民党は、原発再稼働や新増設まで考えているようなので、引きずり落さねばなりませんね。経団連の米倉も、もう少しまともな若手に変えられそうなので、政界も変えて、脱原発に向かてほしいですね。

バッテリー
バッテリー

1月6日。
朝仕事に出かけようと車のスターターを回しましたが、何の反応もありません・・・・・アレっと思い、少し時間をおいて再度スターターを回しましたが結果は同じ。2日前にバッテリーが弱っているなと感じていましたが、まさか全くエンジンがかからなくなると思ってもいません。近くの修理工場に行き、持ち運びできるバッテリーを借りてきました。接続しスターターを回すと、一発でエンジンがかかります。やれやれと思い接続コードを外すとすぐにエンジンが止まりました・・・・・・エッと思い又接続しエンジンをかけた後、接続を切り離すとエンジンは止まります。もう完全にバッテリーがあがっています。近くの修理工場に、バッテリーはあるか聞くと、取り寄せになるとのことです。明日は出かけるため、今日中に新しいものと取り換える必要があります。急いでもらって夕方の4時には届くことを確認して仕事場に・・・・・
ラッキーでしたね。明日の旅先でスターターが回らないとなると大事でした。しかも、以前ある量販店で取り換えたときのバッテリーは規格より2割ほど小さめを付けているとの事も分かり、今回で正規の規格に直すことが出来ました。夕方、車を使って走るとライトの明るさが全く違います・・・・・いろいろな意味で、ラッキーでしたね。

特定秘密 そして戦争

1月5日。
らっきーデタラメ放送局で、特定秘密保護法案について流しています。「特定秘密 そして戦争Part1」「特定秘密 そして戦争Part2」に分かれています。冗談ぽい話し方ですがポイント旨くまとめていますね。戦争は金儲けをする奴らにとっては最高の仕事場・・・・・はたして、安倍のボンボンの個人的な主張なのか、あるいは官僚の根回しによる作戦なのか?・・・・・少なくとも戦争をする準備として、莫大な予算を必要とするのでそこに利権がらみが出てくるか、戦争のための道具を開発して戦争地域に売り込むか?・・・・・何にしても大儲けする奴らがたくらんでいるんでしょうね・・・・・


マクドナルド

1月4日。
マクドナルドの社内連絡網に「ハンバーグなどのファーストフードは食べないほうが健康に良い」という内容の記事が出たそうです。12月25日にはその画面は見れなくなったようです。一番売れているハンバーガーが健康によくないとは、困ったものですね。しかも売っている本人が健康に悪いと知りながら、それを黙って販売し売上をあげる。ただ、従業員にだけはこっそりと問題点を伝えておく・・・・・どこの世界もこんなものでしょうかね?(CNN)のニュースでした。

マリア・シャラポワ
シャラポワ

1月3日。
ウインブルドンで優勝したシャラポワは、ロシアのベラルーシで生まれたと知りました。ベラルーシはチェルノブイリ原発事故の一番近い街。丁度、チェルノブイリの原発事故が起きた時に母親のお腹の中にいたそうです。彼女の父親がお腹の中に子供がいることを知ったのが原発事故があってから4カ月後。父親は、生まれてくる子供のことを考えて3000キロ離れた見も知らない街に引っ越ししたそうです。生活は苦しいものの、父親は一生懸命に働いて家族の生活を守っていました。その中で楽しみといえば、友達とテニスをして遊ぶことくらい。小さい頃からそれを見ていたシャラポワにあるときそのクラブを握らせたのがきっかけとなり、彼女がテニスの世界に入ることになりました。先生は父親。

4歳からテニスを始め6歳の時に、アルチナ・ナブラチロワに会います。初めてシャラポワの相手をしたナブラチロワは彼女の才能を見て、アメリカのスクールに行かすことを勧めてくれます。それを聞いた父親は、家族全員が移住できるためのお金を貯めますができません。仕方なく、父と子だけがアメリカに移住。目的のニック・ボロテリー・テニスアカデミーに行きますが、8歳からという年齢制限に引っかかったことと、年間360万円という学費が払えず断念。言葉の通じないアメリカで、皿洗い・ビル掃除・工事現場といくつもの仕事をしながらも、シャラポワには個人教師を付け練習させました。・・・・・9歳の時ニック・ボロテリー・テニスアカデミーの実技面接を受けます。学校側が彼女の実力を見て驚き、奨学金300万円(年)を支給してもらう事が出来、入学が許可された。

2004年6月21日、17歳の時に初めてウインブルトンに出場し、決勝で2連覇中のセリーナ・ウィリアムズをストレートで破り優勝。この優勝した時に、彼女はテニスコートに座り込み両手で顔を押さえて涙を流しました。そして次に彼女はコートから客席に飛込み、父親のところに向かい彼と抱き合っています。
当時この試合を見ていた時は、この光景の意味が分からなかったのですが、今日その意味が分かりました。貧乏で生活が苦しい中を、父親は彼女の才能を伸ばすためにあらゆる努力をしてきたことをよく理解していたのでしょう。素晴らしい父と娘ですね・・・・・

ビルの屋上

1月2日。
今朝は昨夜から降り続いた雪を除雪しました。終わったのが11時過ぎのため、昼食には早すぎるので仕事場の雪を見に行きました。凄い量の雪があります。いつも私の車を止める第2駐車場も雪のため入ることが出来ません。とりあえず、車が駐車できるように除雪をしました。次に会社の駐車場の除雪。そしてビルの裏側にある隣家へ雪が落ちそうなので、そこを除雪。これで帰られると上を見ると、ビルの屋上から雪が落ちそうになっています・・・・・これは大変と、屋上に上ってみると60~70センチほどの雪があります。とりあえず、隣家に落ちないようにその際にある雪を取り除き始めましたが、とんでもない量です。まだ、途中でしたが、昼食もとらず除雪に夢中になっている内にあたりは真っ暗・・・・時計を見ると午後6時半。これは無理と、今日は仕事を中断しました。明日頑張りましょう。

新潟県の泉田知事

1月1日。
泉田知事が2013年9月5日にメディア懇談会を開いています。内容は福島原発事故に伴う事に関して、メディアからの質問に対して答える形をとっています。内容を聞いていると随分とまともな事を言う方ですね。もともと経産省の官僚の方だったようです。事実をきちんと把握したうえで、具体的にどうするかを考えています。このレベルの官僚がたくさんいて、前向きに仕事をしているなら、今みたいな日本にはならなかったのでしょうね。古賀茂明さんもそうでしたね。今の政治の世界や官僚の世界では、まともな人たちをつぶす集団がいるようです。

一般の企業においても、まともな経営を目指す人たちと、会社のことも従業員も事も、ましてやお客様などどうでも良くて自分がいかに高い地位に就くかだけを画策する人がいます。自分のことしか考えない人は、まともに仕事をする人たちの足をいかに引っ張るかしか考えていません。そして、こういう人がトップに立つ企業は、少なからず経営がおかしくなっていきますね。将来、日本の国がおかしくならないように官僚の世界を変えねばならないですね。そして、政治の世界もまともな人たちの集団が出来ることを期待したいですね。

辛淑玉

12月31日。
最近、あまり原発事故のニュースが流れてきません。インターネットの中に辛淑玉(シンスゴ)さんという方が京都で「原発は人を殺します」というスピーチをしているのを見つけました。福島の現場に足を運び取材した情報をもとに話をしています。そして、それぞれの立場から原発事故の被害を見ています。福島から逃げ出したくても、それが出来ない人たちもいます。子供を被爆から守るため、屋外で遊ばせないため体力的も落ちてきているようです。そして母も子も人間が壊れていくことも話しています。原発事故は、とんでもなく国民を不幸のどん底に落とし込んでいるようです。

しかし、そんなことを気にもせずに再稼働度と言っている自民党はおかしいですね。自分たちの政策の失敗が、現状の状況を作っているのに、その責任すら感じていないどころか、もっと原発を作ろうとしています。「原子力村」の利権がらみで自分たちだけがおいしい思いをし、そのつけは全て国民が受けるシステムは異常としか思えませんね。

札幌卸売市場
市場外市場

12月30日。
札幌は今日も雪です。たくさん積もる前にと、朝から除雪機を動かします。ずいぶんと楽ですね。しかし、整備の時にガソリンタンクを清掃していないので、ガソリンのカスがまたキャブレターに流れ込んでいるようです。ガソリンの流入口にカスが溜まりフロートが作動していないようです。近々もう一度キャブの掃除をしなければ・・・・・

除雪が終って、先日オーダーしておいた毛ガニを受け取りに場外市場に行きました。年末とあって多くの人が魚介類を買いに来ています。道路は渋滞でなかなか前に進みません。なんとか渋滞を通り越しお店の駐車場へ入ることが出来ました。店内は人で一杯。予約票を渡して商品を受け取ると、結構ずっしりとした重さを感じます。やはり650gは選択して良かったようです。これで、年末は毛ガニと新潟の日本酒とで楽しめそうです・・・・・

しめ飾り
しめ飾り

12月29日。
いよいよ、年末もすぐですね。しめ縄や鏡餅などを買い揃えています。明日飾りつけをしなければなりませんね。一夜飾りはしてはいけないと言われていますので、30日に飾ることにしています。小さな時は、かならず天井には飾り玉がついた枝がぶら下がり、水回りには鏡餅、神棚にはしめ縄、玄関にもお飾りがつけられ、夜は神棚にお神酒をあげ、手を合わせてから食事をしたのを思い出しますね。しめ縄を取付ける前に、半紙を切って紙垂を作り、神棚のしめ縄や、玄関の注連縄に巻きつけていたのを思い出します。

除雪

12月28日。
やはり機械の能力はたいしたものですね。除雪機を使って自宅前の道路を除雪したところ、いつもなら1時間はかかるところ15分くらいで終わりました。これは楽ですね。丁度、昨日整備が終ったところなので、ラッキー・・・・・これで雪が降っても、自宅前の除雪はかなり楽になります。今年になってから、自宅前と仕事場の2か所を除雪することになったので、疲れがどっときます。その一か所が除雪機が使えると、疲労度は半分になるので大助かりですね。

ところで、安倍のぼんぼんが靖国神社に参拝したことがアメリカだけでなく、欧州連合(EU)や国際的影響力を持つユダヤ系団体、ロシア外務省の情報局長、ドイツ紙の社説、英国BBC放送など、いろいろな所から非難されています。それに対して、安倍のボンボンは「誠意をもって説明する」としていますが、どこに誠意などあるんですかね? 元首相の野田とのやり取りの際に、野田政権が解散する条件として「国会議員数の定数削減」を次期国会で決めるとしていましたが、今のところ全くする気はないようです? オリンピックの開催国を決める時も「福島原発は、完全にコントロールされている」と嘘の説明・・・・もっとも驚いたのは自民党が選挙で圧勝した際、株価が上昇し始めたことを自分の力のように言っていることですね。別に安倍が具体的な行動をとって経済が良くなり、結果として株価が上がったのならばいいのですが、何にもしていないないのに自慢していた???? 

株は期待で上がり下がりするもので、アベノミックスが効果を出したのではなく、自民党になると又、無駄な税金を使うことによって儲かる業種があるので、その期待だけですね。国土強靱化計画とか言って、たんに金をばら撒くだけ・・・・結果、財政がまた悪化・・・・
未来の子供たちに負担をかけるだけ。 ただ、もっと先を読んで借金を棒引きにするかもしれませんね。いつの時代も政府の借金は帳消しにされますからね・・・・・・

除雪機始動
キャブレター

12月27日。
12月上旬より整備していた除雪機がやっと動き出しました。いままで、分解し掃除をして組み立て直し、除雪機にセットをする作業を5~6回ほど繰り返しました。その都度、違う問題が発生しどこがおかしいのか分からない状態でした。やむを得ず新しいキャブレターを購入・・・・・それを組み込む際に、今までの不調がキャブレターだけの原因ではないのでないかと思い、ガソリンタンク根元にあるストレーナーカップを取り外してみました。取り外してビックリ・・・・・・中はもの凄い状態です。ガソリンの塊が無数あります。これが原因だったのでしょうね。キャブレターを洗って組み立てても、調子が悪くなる原因は、このガソリンのカスが流れてゆき、キャブのどこかに引っかかりエンジン不調にしていたのでしょう。もっと早くに気づけば、新しいキャブを買わずに済んだのでしょうに・・・・・
それにしても、天気予報では明日から吹雪くと言っています。なんとか間に合いました。

ぼんぼん首相は真価を発揮していますね。近隣諸国との関係は無視して、靖国神社へ参拝。当然、近隣諸国から非難が出たけれど、アメリカも中韓両国との関係悪化を問題視し「失望している」との異例の声明を発表しましたね。さらに、小野寺五典防衛相が27日で調整していたヘーゲル米国防長官との電話会談が、米側の申し入れにより取りやめとなった模様です・・・・・・・ぼんぼんだから、自分の感情をコントロールすることができない・・・・普通の企業なら人の上に立てないけれど、政治の世界ではそれでもトップになれるようですね。宇宙人の鳩山もぼんぼんの典型みたいなものでしたね。こんなレベルの人間が政治の世界でのさばっているのだから、ズルっこい官僚から見ると赤子の手をひねるようなものですね。

キャンペーン

12月26日。
ファイスブックに「福島原発事故を起した、日立・東芝・GEの責任を問う原発メーカ訴訟に賛同しませんか」というキャンペーンがあります。
原発で儲けられるだけもうけ、問題が発生しても誰一人として責任を負うものはいない・・・・・それは法律でそれを免除しているからです。どんなものでも製造物責任法があり、その法律の第1条に目的として次に様に書かれています。

「第一条  この法律は、製造物の欠陥により人の生命、身体又は財産に係る被害が生じた場合における製造業者等の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」

にもかかわらず、原発メーカーは法律で保護されている? おかしいと思いませんか・・・・原発をスタートする段階から、責任を逃れられる法律を作るという事は「事故は必ず起こるし、その事故は莫大な損害を発生し、賠償金額は途方もない金額になる」ことを知っていたことになります。どんなメーカーであってもその損害賠償は企業の命取りになることを知っていた。そこで、法律でその責任を逃れられるお墨付きを与えることによって、危険は無しに好き放題に儲けることができる仕組みをつくった・・・・・・・

官僚・政治屋の得意とするところですね。負担は全て国民・・・・・得することは官僚と政治屋(自民党)とそれに群がる企業群・・・・・・これを公でできるためには、法律で保護し、決して犯罪者にはならないし責任も負わない・・・・・・こんな奴らを野放しにしておいていいんでしょうかね!

Merry Christmas
クリスマスケーキ

12月25日。
朝から札幌卸売市場に隣接している場外市場に行きました。結構多くの人たちが、年末・年始の買い物に来ています。青森の親戚から毛ガニと羅臼昆布が欲しいと連絡があり買に出かけました。自宅の近くにも毛ガニを売っている所はあるのですが、送るならボイルしたてを送りたいので30日着では浜茹で毛ガニは手に入りません。そこで場外市場に生の毛ガニが手に入る所があるので、送る直前にボイルしてもらうことが出来ます。水槽には大きさによって毛ガニが分けられています。500グラム前後がおいしいところですが、カニみそや身入りを考えると600グラムくらいが欲しいところですね。いろいろ見ていると700g、800g、と大きいのもありますが、それだけ大きいと毛ガニの味がぼけてくる・・・・結局迷って650gを送ることにしました。見ている内に自分でも食べたくなり、30日引取りで注文をしました。年末年始は、毛ガニと日本酒ですね。

夕方から仕事場の除雪に・・・・今日は少ない降雪だったので2時間ほどで終了。午後7時を過ぎてから、クリスマスケーキを買いに行きましたが何処も売り切れ。これは探しに行くだけ無駄だと思い、電話にてケーキ屋さんに在庫を確認しました。見つけました。やっと見つけて、取っておいてもらい急いでお店に・・・・
自宅でケーキを食べている最中に、スカイプがなります。アメリカに行っている孫の家族からです。スカイプのカメラで室内を見せてくれます。大きなモミの木に飾りつけを、その周りにたくさんのプレゼントが並んでいます。孫は二人とも元気そう・・・・・4歳の子は自分の名前の書いたプレゼントがたくさんあるので嬉しくてたまらないようです。夕方から多くの家族が集まり賑やかにあるのでしょうね。Merry CHristmas!

財政赤字
長期債務

12月24日。
今日の北海道新聞に「財政赤字 5.2兆円縮小」と出ていました。縮小という事は良くなっているんでしょうか?
政府は来年度2014年の一般会計総額を95兆8800億円と閣議決定したようです。この予算は過去最大・・・・・これ以上借金が増えるとスペインと同じになると言いながら、平気で毎年増加し続けています。税収が約半分しかないのに、支出は増え続けています。それにもかかわらず「財政赤字は5.2兆円縮小?」と良くなっているかのような記事が平気で流れています。その内容は「基礎的財政収支の赤字は18兆円程度となり、13年度より5兆2千億円改善する見通し・・・・」という事です。これはまやかしですね。基礎的財政収支と言うのは、今までの「借金の返済分やその金利」をはずした支出と、公債発行などをはずした収入との収支であるので、おかしな屁理屈ですね。2013年度末で長期債務の累計残高は777兆円になります。更に地方分200兆円を加えると、977兆円・・・・・・・・・・・これらの返済分や利払いを抜かして5.2兆円改善と言っているのです。2012年から13年にかけての1年間で45兆円も長期債務が増えています。その前の年も37兆円増加・・・・毎年40兆円前後の借金が増加しているのに、それを外して基礎的財政収支がどうだのこうだのとは、全く意味が解りません? 自民党のやることは、いかに国民をだまして自分たちが得するかしかないですものね・・・・・

菅谷昭 市長

12月23日。
松本市の菅谷昭市長が松本市の学校給食では、国とは別の独自の基準を設け、その基準以下の食材を使用すると言っています。もともと医師の方で、チェリノブイリの原発事故の際ベラルーシで治療にあたった経験を持っています。自治体のトップという立場でありながら、生産者の事も考えなければならないのに、基準を厳しくしています。素晴らしい方ですね。

「今回の場合、子供たちのためを思うならば、厳しくしておかなくてはならない。大人については、基準値以下であれば仕方が無いとして口にするものでも、せめて、子供や妊産婦はきちんと守ってあげなければならない。」(菅谷市長)

松本市では、給食で独自の放射能検査をしています。
「原則として1キログラムあたり40ベクレルを超える食材は使わないようにしています。職員の発案で、ウクライナ、ベラルーシなど、チェルノブイリ原発事故の被害を受けた国の基準と同等です。対象は東日本産の食材に限定し、表面の線量を測りベクレルに換算しています。これまで基準を超えた食材はありません」

国の暫定基準との違いについては次のように話しています。
「放射性セシウムが人体に与える影響は、まだ分かっていない。それがみなさんに一番不安を与えていることです。大都市圏の人に『今の食品は大丈夫?』と尋ねられます。生産者の立場ということもあるけれども、医学者としては基準は厳しいほどいい。」

「チェルノブイリ周辺では、事故から25年たち、小児の甲状腺がん以外にもさまざまな健康影響があることが報告され始めた。ベラルーシのバンダジェフスキー博士の論文では、子どもの血液データなどが詳細に記されている。低線量の被ばく(体内に平常時の数倍程度の放射能を持つ)でも造血系や免疫系などへの影響があるとされています」

「彼はゴメリ医科大の学長を務めていた病理学者で、論文の内容は大変しっかりしています。論文を書いた後、政府の方針に反することにより別の罪状で投獄されました。また現地の産科医によると、早産や未熟児が増加している。危険をあおるのではなくて、事実としてこういうことがあるのです。今の段階で、ある特定の数値以下は安全だ、と言うことは難しい」

「結局はチェルノブイリでこれから何が起きるか、長期に見ていくしかない。今月、福島の人たちがチェルノブイリに行って調べたと聞いています。もっと早く行くべきでした。日本は先進国だというおごりがあったのかもしれない」

「福島県の土壌汚染は深刻です。チェルノブイリ原発周辺と同等の汚染地域に現在も住民がいる。除染は机上で考えるほど簡単ではない。国策として、学童などに対し一定期間の集団移住を検討することも必要なのではと思います」

19181歩

12月22日。
札幌は昨夜から雪が降り続いています。天気予報では昼頃まで雪で、その後は曇りのはずです。しかし、雪が止んだのは3時過ぎ・・・・・仕事場の駐車場が気になるので、出かけることにしました。しかし、まずは自宅前の雪を除けないと車を出すことが出来ません・・・・・・4時過ぎに車を出すことが出来、仕事場に向かいます。到着すると専用の駐車場は雪で入れません。入口に横付けし駐車し、会社まで歩いていくと、会社前の駐車場も雪だらけ・・・・・とりあえず、会社前の駐車場の雪をかたずけ、少し離れた駐車場も除雪・・・・やっと片が付き時計を見ると午後10時半・・・・・驚きましたね。なんだかんだと7時間ほど除雪をしています。お腹もすいたので自宅に戻ると、また雪のため自宅までの道が通れません。自宅まで戻り、雪かきを持ってまた除雪・・・・・終わったのが午後11時過ぎ・・・・・自分の万歩計を見て驚きです。19181歩も歩いています。距離にして約11キロ・・・・・今日は体中が痛くなりそう。もうお休みします。

・ 暴き続ける

2014-01-11 23:31:38 | 原発事故
1月10日の新聞に、独協医科大学准教授の木村真三さんの記事が載っていました。誰もが知っている、安倍首相の「福島原発はコントロールされている」という嘘に対して、現地でデーターを集め暴露しています。その記事を転載します。

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私は福島でホームステイをしながら放射能汚染の調査を続けています。
共に暮らし、一緒に泣き笑いする中で、住民が抱える多くの問題やその解決策も見えてきます。

罰せられても

秘密保護法案が成立しましたが、私は、調査してデーターを積み重ね、住民に正しい情報を知らせて理解してもらうための努力を続けて行こうと思います。地道ですが、これが私なりの戦いです。

秘密法で私は罰せられるかもしれない。しかし、罰せられてもいいと思います。なぜなら、正しいことが言えなくなった時点でこの国はどうしようもなくなっていく。だからこそ戦かわなければならないのです。

安倍首相は五輪招致の演説で、福島第一原発事故の放射性物質の汚染水問題について 「状況はコントロールされている」 「影響は第一原発内の港湾内で完全にブロック」 といいました。その後首相は福島原発を視察(9月19日)しましたが、同じとき、実は私は福島原発の港湾の外で海水を調査していたのです。調査では明らかに放射能漏れが起きており、港湾外の海水からもトリチウム、セシウム137、及び134を検出しました。コントロールもブロックもされていない事を暴いたのです。

政府は基準値内と言いますが、放射性物質を流出しながら大量の海水に薄まるために濃度が下がっているという”マジック”です。むしろ私は海水に薄められながらも検出されるレベルの放射性物質があることに恐怖を持っています。

こうした政府にとって都合の悪い情報が、秘密法で隠されてしまうのではないか。国民の生活や安全よりも「国益を損なう」という言葉で、情報がコントロールされれば、昔の軍国主義の日本になってしまいます。大阪市長の橋下さん(日本維新の会共同代表)がファシズムのような考えをしていますが、安倍政権はもっと危険だと感じています。


団結して進む
安倍政権は原発再稼働を進めようとしています。福島原発事故の被害が続き、収束すら見えていないにもかかわらず、再稼働なんて絶対にあり得ません。

住民は被ばく線量だけでなく、原発事故が生んだ家族や地域の崩壊などに苦しんでいます。支援を放射線量で区分するのではなく、こうした原発事故が原因の全ての被害を認め、支援することが必要です。

事故から2年10か月が経ちますが、この間「子供たちを守るんだ」という女性の力を強く感じています。その力がうまく大同団結すれば、世の中、良い方向に進んでいくと思っています。



・ 東電、海外に210億円蓄財 公的支援1兆円の裏で税逃れ

2014-01-10 22:52:52 | 原発事故
東京新聞が、東電の税金逃れを記事にしています。転載します。

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 東京電力が海外の発電事業に投資して得た利益を、免税制度のあるオランダに蓄積し、日本で納税していないままとなっていることが本紙の調べでわかった。投資利益の累積は少なくとも二億ドル(約二百十億円)。東電は、福島第一原発の事故後の経営危機で国から一兆円の支援を受け、実質国有化されながら、震災後も事実上の課税回避を続けていたことになる。(桐山純平)

 東電や有価証券報告書などによると、東電は一九九九年、子会社「トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル(テプコインターナショナル)」をオランダ・アムステルダムに設立。この子会社を通じ、アラブ首長国連邦やオーストラリアなどの発電事業に投資、参画していた。

 子会社は、こうした発電事業の利益を配当として得ていたが、日本には送らず、オランダに蓄積していた。

 オランダの税制について米国議会の報告書は、「タックスヘイブン(租税回避地)の特徴のある国」と指摘。専門家も「多くの企業が租税回避のために利用している」とする。

 東電のケースも、オランダの子会社が得た配当利益は非課税。仮に、東電がオランダから日本に利益を還流させていれば、二〇〇八年度までは約40%、それ以降は5%の課税を受けていたとみられる。

 こうした東電の姿勢について、税制に詳しい名古屋経済大学大学院の本庄資(たすく)教授は「現行税制では合法」としつつ、「公的支援を受ける立場を考えると、企業の社会的責任を問われる問題だ」と指摘。会計検査院は蓄積した利益の有効活用を東電側に要求した。

 東電担当者は「多額の税金が投入されていることは、十分認識している。国民負担最小化をはかる観点から、海外投資子会社の内部留保の有効活用は引き続き検討したい」としている。

 <タックスヘイブン> 法人税や所得税などの税率がゼロか、極めて低い国や地域のこと。税(tax)からの避難先(haven)という意味で、租税回避地と訳される。カリブ海のケイマン諸島などが有名。近年、多国籍企業などがタックスヘイブンに所得を移し、納税額を減らす「課税逃れ」が国際的な問題になっている。

(東京新聞)
2014/1/1

・ もう一つの奇妙な掲載撤回

2014-01-07 00:45:52 | 健康
岡本よりたかのFacebookにあった記事を転載します。

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年が明ける前の2013年後半、信頼の高い科学誌が、ある論文の掲載を撤回した。これは実に奇妙な決定である。

この雑誌は以前にも記事を書いたエルゼビア社の「Food and Chemical Toxicology(食品と化学毒性)」である。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=535986463149197

この科学誌に掲載されたフランスのカーン大学のセラリーニ氏の「遺伝子組み換えトウモロコシによるラットの長期的毒性試験」の論文であり、致死率が2倍~3倍にあがるというものであった。

その論文の掲載が科学誌から排除された理由は、実に奇妙であり、掲載を撤回したエルゼビア社のヘイズ氏ですら、掲載撤回基準を満たす論文ではないと言い放っているにも関わらず、ラットの種類が不適切であり、数量が少なく、統計結果が不十分なためという理由で撤回を決定した。

遺伝子組み換えに反対する論客からは、撤回の影には、元モンサント社の研究員であったリチャード・E・グッドマン氏が副編集長としてこの出版社に乗り込んできたからだと主張している。

さて、ここまでは既にご存知の方も多いと思われるが、実は、この科学誌「Food and Chemical Toxicology」は、非常に近い時期に、もう一つ掲載論文の撤回を行っている。

こうした権威ある科学誌が論文掲載を撤回するのは極めて稀であり、過去にほとんど例がない。にも関わらず、このグッドマン氏が乗り込んで以来、立て続けに二つの論文の掲載撤回されたという前代未聞の事態が起きているのである。

それがブラジルのMezzomo博士をはじめとする研究者たちが発表した「Bt遺伝子組み換え作物の基礎を形成するバチルス・チューリンゲンシス殺虫剤のマウスへの毒性結果の実証」という論文である。

なんと、前代未聞の掲載撤回が近い時期に起き、そのどちらも遺伝子組み換え作物による毒性を示す論文なのである。このことに恣意的なものを感じないとするならば、物事を俯瞰で見る能力がないとしか思えない。

この論文は、遺伝子組み換え作物が作り出す殺虫成分であるBt毒素が、マウスの血液中の毒性作用を有していというものであり、それはひいては家畜の血液の中で毒性を持つということであり、その血液によって育った家畜を人間が食するということにほかならない。

この論文と、先に記載したセラリーニ氏の論文の二つの論文によって、世界的な遺伝子組み換え作物排除の動きが起こったことにより、遺伝子組み換え種子を開発する企業の政治的な力が働いたのだと邪推したとしても、なんの不思議もないではないか。

もちろん、事の真相はわからない。単なる一介の遺伝子組み換え反対論者である農民の戯言かもしれないが、その戯言を言う科学者や活動家が日に日に増えているのも事実である。

あなたはこのことに何を感じ、どう判断するだろうか。




・ 遺伝子組換え小麦

2014-01-03 01:39:47 | 健康
岡本よりたかさんが、12月24日に書いた記事です。

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遺伝子組み換え小麦という悪ふざけ

アラン・トレーシーというと、古い方ならサンダーバードのトレイシー家の五男で末っ子のことを思い浮かべるだろう。このアランは「ロマンチストで思いやりがあるが、時折悪ふざけもする。」という性格らしい。
今日投稿する記事は、アラン・トレーシー氏の記事だがサンダーバードとは関係ない。全米小麦協会の会長である、アランだ。このアラン氏が「悪ふざけ」をしているらしい。

アラン氏はこう断言する。「近い将来、小麦の生産を遺伝子組み換え小麦に切り替える」

遺伝子組み換え小麦というのは、過去に、米国国民や最大の輸出国の日本からの反対に合い、その開発を停止したことがある。それが2005年のこと。この時点で米国のFDAは既に安全審査を終了し、承認間近でもあったが、自国民の主食となる小麦が、たとえ家畜の飼料用とはいえ、遺伝子組み換えになることに躊躇したわけだ。

そもそも、小麦は遺伝子操作による品種改良(遺伝子組み換えとはその方法論が全く違う)が行われてきてはいるが、ここにきて遺伝子組み換え小麦の開発が加速している。

それというのも、米、豪、加の小麦生産組合が共同で遺伝子組み換え小麦開発を懇願したからだ。いわゆる除草剤耐性というもので、除草剤を撒いても枯れない小麦は、雑草処理が簡単であり、効率化できるからだ。それでなくても小麦の国際価格はかなり低下しており、最近は上昇も見られるが、低価格なのは否めない。ここで一気に効率化して低価格化に対抗したいのだろう。

この小麦は当然、基本的に米国内の家畜飼料になるか、海外に輸出することになる。これらの穀物栽培量というのは想像を絶するほどに大量であるため、遺伝子組み換えと非遺伝子組み換えとを明確に分別管理することは不可能に近い。それでなくても農業機械、穀物倉庫や運搬車両などにコストがかかっているのに、二系統用意することができず、必ずどこかで混ざってしまう。しかも大量に。

恐らく、日本は当初は遺伝子組み換え小麦に拒否反応を示すだろう。しかし、現実には大量に遺伝子組み換えが混ざり込んだものが輸入されることになる。下手をすれば、パンやラーメン、うどんの小麦が遺伝子組み換えに取って代わることになるやもしれない。

しかも遺伝子組み換え小麦は、中国にも大量に輸出されるため、たとえ表示義務があったとしても、どこかでその表示が消え失せる可能性は捨てきれない。

それを見越してか、もし日本がTPPに参加した場合、遺伝子組み換え小麦の表示義務が撤廃されるか、撤廃されないまでも、現在5%までの混入を認めている基準を大幅に緩和してくるだろう。今の日本の表示制度から考えれば、この基準が49%ギリギリまで許可するという可能性はありえる。つまり51%は国産の非遺伝子組み換え小麦、49%が輸入の遺伝子組み換え小麦の場合、国産小麦とだけ表示されるということだ

アラン・トレーシー氏の悪ふざけは、悪ふざけのままでは終わらず、世界中の人間の健康を害する最悪な結果になるかもしれない。サンダーバード3号に乗って宇宙の果てまで飛んでいってもらえないものだろうか。

※参考記事&写真
http://www.farmweekly.com.au/news/agriculture/cropping/general-news/big-three-nations-combine-for-biotech-wheats/1457568.aspx

・ 新潟県の泉田知事

2014-01-01 19:41:02 | 原発事故
新潟県の泉田知事がメディア懇談会で重要な発言をされてました。   (2013年9月5日)


「日本は、長崎、広島、経験しているわけで、被爆手帳貰える方っていうのは、累積被曝量1mSvを超えた人に交付されてるんです。この被爆者手帳貰うと、医療費無料になるんですよ。福島は年間20mSv浴びてもですね、そこで子育てをして、医療費無料の対象にもならないと。日本は一体どうなっているのですかと」

まず、一点目の被曝線量なんですけども、これほんとに泥縄だと思っています。今、言われたように、お一人の方の合算が為されていないという事に加えてですね、各省、縦割りで規制をしていて、整合性が取れていないという問題も抱えています。これもですね、実はずーっと言ってきたんですが、なかなか政府全体で取組めていないと、これも残念な状況だと思ってます。

更に、福島でですね、被害に遭われた方々からですね、私のところに直接、ほんと、あの、嘆願っていうか、要請をですね、頂いています。一つ例を挙げるとですね、5mSv、これ一つの基準になります。年間約5mSvを超えると、日本の普通のエリアでは、放射線管理区域になるんです。ところが、福島では20mSvまで住んでも良いという事になるわけで、5mSv、放射線管理区域になると、18歳未満の方は、就労禁止になるんですよ。
ところが、福島では普通に生活して、20mSv年間浴びて良いですよと、いう事になると、法の下の平等っていうのは、どうなってるんでしょうかという訴えが、私のところにも届いて来ます。

それから、もう一つ、同じ、これは放射能の被害っていう意味では、日本は、長崎、広島、経験しているわけで、この長崎、広島でですね、被爆手帳貰える方っていうのは、累積被曝量1mSvを超えた人に交付されてるんです。この被爆者手帳貰うと、医療費無料になるんですよ。福島は年間20mSv浴びてもですね、そこで子育てをして、医療費無料の対象にもならないと、日本は、一体どうなってるんですかと。

広島、長崎では1mSvで、ちゃんと国の手当がなされるのに、これ非難する事も出来ない。
そして、法律がですね、縦割りに適用をされていると。知事、何とかしてくれっていう、ほんと悲痛な叫びっていうのが届いてます。
チェルノブイリでもですね、これ移住権を与える方、それから移住する所っていう形で、合理的に仕分けしてるわけですよね。世界の標準、なんで放射線管理区域が5mSvなんですかと。

これが今まで間違っていましたという事を証明して、それで変えるんだったら、全体を変えるっていうなら、まだ分かりますけども、日本の普通の地域の放射線管理区域と福島の扱いが違うっていう事、これで本当に良いんだろうかという事については、やっぱり疑問だと思ってます。こういったところを、まぁ各省の基準もね、違うわけですから。砕石、食品、色々違うわけですが、何ら整合性がないまま、司令塔がないまま、今日まで来てるという事は、残念ですし、特に小さなお子さんをお持ちのご父兄、お母さん方、大変心配されてる心情って、私は理解出来ます。


泉田新潟県知事9/5メディア懇談会【全】
http://www.youtube.com/watch?v=FHUyhldie9o&sns=tw