ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

怖いもの見たさで・・

2008-02-29 22:15:29 | 
中学校の頃だったか、かかさず週刊「少年チャンピオン」、「少年マガジン」を買って読んでいた。
ちばてつや、横山光輝、永井豪、つのだじろうなどの漫画が好きであった。
中でも、つのだじろうの「恐怖新聞」は、衝撃だった。
臆病者のくせに、そこで語られる心霊話が、毎週楽しみでしょうがなかった。
読んだ後は決まって臆病風に吹かれ、夜な夜な眠れなくなるくせに、
欠かさず読んだ。
マガジンには「うしろの百太郎」などというのもあった。

それにしても、毎朝どこからともなくやってくる「恐怖新聞」。
近々に起きる恐怖話が事前に書き込まれており、それを読むと7日ずつ
寿命が縮むという。まじに自分のところにも来るのではないか。
来たらどうしようなどと悩んだ記憶が・・・

恐怖新聞 4 (4) (少年チャンピオン・コミックス)
つのだ じろう
秋田書店

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良かったら一読を。読んでいいことはあまりないと思います。

ところで、僕にはあまりそっち方面の能力はないらしく、そのような恐怖体験をしたことがない。
高校の頃までよく金縛りにはあったが、大学に入ると同時にそんなことも起きなくなった。
5つか6つの頃に経験したであろう(後に母親から聞いて、そんなこともあったかなぁ位の記憶しかないので)不思議な「事件」はある。
それについては又、別の時に。

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愛と死をみつめて

2008-02-25 22:24:34 | 
平日の昼下がり、近所のお母ちゃんたちが、こぞってテレビに集まり、
必死になって見ていた元祖「昼メロ」。

その原作が、↓だとわかったのはだいぶ年嵩も増してからのこと。

愛と死をみつめて ポケット版 (だいわ文庫)
大島みち子,河野実
大和書房

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まだ小学校に入る前だったと思う。テレビから流れる下記のメロディーは、子供心に、しんみりしたものだ。

お母ちゃんたちは、テレビの前で、ただただ泣いていたっけ・・・。

いま、そんな悲しい物語や人の心の機微を思い出し、なんとなく悲しくなることがある。


愛と死をみつめて
作詞 大矢弘子・作曲 土田啓四郎

唄 青山和子 

まこ・・・ 甘えてばかりで ごめんね みこはとっても 倖わせなの はかないいのちと しった日に 意地悪いって 泣いたとき 涙をふいて くれた・・・まこ

まこ・・・ わがままいって ごめんね みこはほんとに うれしかったの たとえその瞳は 見えずとも ふたりでゆめみた 信濃路を せおって歩くと いった・・・まこ

まこ・・・ げんきになれずに ごめんね みこはもっと 生きたかったの たとえこの身は 召されても 二人の愛は 永遠に咲く みこのいのちを いきて・・・まこ

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きつねのお話

2008-02-24 17:01:50 | 
NHKで「新美南吉」の特集番組を見た。「手袋を買いに」「ごん狐」など子供の頃に皆一度は彼の作品に触れたはず。
新美南吉が死の3カ月前に書いた作品が紹介された。浅野温子が朗読していた。
連れだって祭りに出かける田舎の子供たちの心にしのびよる「きつねつき」の疑心暗鬼を描きつつ、母と子の愛情を細やかに語る童話だ。
南吉童話の最高傑作といわれている。


新美南吉



お父さんが樽屋さんの組合へいつて、今晩はまだ帰らないので、文六ちゃんとお母さんはさきに寝(やす)むことになりました。
 文六ちゃんは初等科三年生なのにまだお母さんといっしょに寝るのです。ひとり子ですからしかたないのです。
「さあ、お祭の話を、母ちゃんにきかしておくれ」
とお母さんは、文六ちゃんのねまきのえりを合わせてやりながらいいました。
 文六ちゃんは、学校から帰れば学校のことを、町にゆけば町のことを、映画を見てくれば映画のことをお母さんにきかれるのです。文六ちゃんは話が下手(へた)ですから、ちぎれちぎれに話をします。それでもお母さんは、とても面白がって、よろこんで文六ちゃんの話をきいてくれるのでした。
「神子(みこ)さんね、あれよく見たら、お多福湯のトネ子だったよ」
と文六ちゃんは話しました。
 お母さんは、そうかい、といって、面白そうに笑って、
「それから、もう誰が出たかわからなかったかい」
とききました。
 文六ちゃんはおもいだそうとするように、眼を大きく見ひらいて、じっとしていましたが、やがて、祭の話はやめて、こんなことをいいだしました。
「母ちゃん、夜、新しい下駄おろすと、狐につかれる?」
 お母さんは、文六ちゃんが何をいい出したかと思って、しばらく、あっけにとられて文六ちゃんの顔を見ていましたが、今晩、文六ちゃんの身の上に、おおよそどんなことが起ったか、けんとうがつきました。
「誰がそんなことをいった?」
 文六ちゃんはむきになって、じぶんのさきの問いをくりかえしました。
「ほんと?」
「嘘(うそ)だよ、そんなこと。昔の人がそんなことをいっただけだよ」
「嘘だね?」
「嘘だとも」
「きっとだね」
「きっと」
 しばらく文六ちゃんは黙っていました。黙っている間に、大きい眼玉が二度ぐるりぐるりとまわりました。それからいいました。
「もし、ほんとだったらどうする?」
「どうするって、何を?」
とお母さんがききかえしました。
「もし、僕が、ほんとに狐になっちゃったらどうする?」
 お母さんは、しんからおかしいように笑いだしました。
「ね、ね、ね」
と文六ちゃんは、ちょっとてれくさいような顔をして、お母さんの胸を両手でぐんぐん押しました。
「そうさね」と、お母さんはちょっと考えていてからいいました。「そしたら、もう、家におくわけにゃいかないね」
 文六ちゃんは、それをきくと、さびしい顔つきをしました。
「そしたら、どこへゆく?」
「鴉根山(からすねやま)の方にゆけば、今でも狐がいるそうだから、そっちへゆくさ」
「母ちゃんや父ちゃんはどうする?」
 するとお母さんは、大人(おとな)が子供をからかうときにするように、たいへんまじめな顔で、しかつべらしく、
「父ちゃんと母ちゃんは相談をしてね、かあいい文六が、狐になってしまったから、わしたちもこの世に何のたのしみもなくなってしまったで、人間をやめて、狐になることにきめますよ」
「父ちゃんも母ちゃんも狐になる?」
「そう、二人で、明日(あした)の晩げに下駄屋さんから新しい下駄を買って来て、いっしょに狐になるね。そうして、文六ちゃんの狐をつれて鴉根の方へゆきましょう」
 文六ちゃんは大きい眼をかがやかせて、
「鴉根って、西の方?」
「成岩(なるわ)から西南の方の山だよ」
「深い山?」
「松の木が生(は)えているところだよ」
「猟師はいない?」
「猟師って鉄砲打ちのことかい? 山の中だからいるかも知れんね」
「猟師が撃ちに来たら、母ちゃんどうしよう?」
「深い洞穴(ほらあな)の中にはいって三人で小さくなっていれば見つからないよ」
「でも、雪が降ると餌(えさ)がなくなるでしょう。餌を拾いに出たとき猟師の犬に見つかったらどうしよう」
「そしたら、いっしょうけんめい走って逃げましょう」
「でも、父ちゃんや母ちゃんは速いでいいけど、僕は子供の狐だもん、おくれてしまうもん」
「父ちゃんと母ちゃんが両方から手をひっぱってあげるよ」
「そんなことをしてるうちに、犬がすぐうしろに来たら?」
 お母さんはちょっと黙っていました。それから、ゆっくりいいました。もうしんからまじめな声でした。
「そしたら、母ちゃんは、びっこをひいてゆっくりいきましょう」
「どうして?」
「犬は母ちゃんに噛(か)みつくでしょう、そのうちに猟師が来て、母ちゃんをしばってゆくでしょう。その間に、坊やとお父ちゃんは逃げてしまうのだよ」
 文六ちゃんはびっくりしてお母さんの顔をまじまじと見ました。
「いやだよ、母ちゃん、そんなこと。そいじゃ、母ちゃんがなしになってしまうじゃないか」
「でも、そうするよりしようがないよ、母ちゃんはびっこをひきひきゆっくりゆくよ」
「いやだったら、母ちゃん。母ちゃんがなくなるじゃないか」
「でもそうするよりしようがないよ、母ちゃんは、びっこをひきひきゆっくりゆっくり……」
「いやだったら、いやだったら、いやだったら!」
 文六ちゃんはわめきたてながら、お母さんの胸にしがみつきました。涙がどっと流れて来ました。
 お母さんも、ねまきのそででこっそり眼のふちをふきました、そして文六ちゃんがはねとばした、小さい枕(まくら)を拾って、あたまの下にあてがってやりました。
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五元豚うま~♪

2008-02-23 23:12:49 | 
帰りに「五元豚」に寄った。

コラーゲンたっぷりのロース豚しゃぶ、これは絶品だ。

他にも極上上州和牛のレバー 山盛り揚げごぼう青海苔風味なども美味かった。

何よりも、昔の会社の女子社員といろいろ懐かしい話に花が咲いた。

帰りに駅前でコーヒー&ケーキセットを注文し、お話をして散会となった。

別の女子社員は無事出産となり元気だそうだ。良かった。
帰りは寒さがぶり返しやけに風が冷たかったが、ホットな気持ちで帰途に着いた。


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「蟲師」第9巻買う!

2008-02-22 23:49:03 | 
久しぶりに「蟲師」出ました(9巻)。

速攻、買い。

速攻、読了。

この独特の漆原ワールドをしばし満喫いたしました。

蟲師 9 (9) (アフタヌーンKC)
漆原 友紀
講談社

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母の実家のそばの川に、
「龍口(りゅうこう)」と呼ばれる深みがあります。
そこは度々水難事故のあった場所で、
真上に古い神社もあり、
子供心にとても怖い場所でした。
そこがイメージの元になっています。~あとがき「水碧む」より

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ほどよく飲む酒は上手い!

2008-02-21 23:36:43 | 
仲間とほどよく飲む酒は美味い!!

会社の気の置けない仲間と飲む酒は美味い!!

こんな酒なら何度飲んでもいいと思う。

めったにないのだが、たまにはいい。

そんな連中に酒を飲ますくらいのお金の余裕もあるし、今後は何かの口実をつけながら機会を設けようかとも思う。

マンネリはよくないな。

女の子の少ないのは玉に瑕。
もっと参加してくれれば更に楽しい。

無理せず、自然に参加できる仲間内になれるといいのに。

けど、日本酒の燗3升はさすがにキク

相変わらず身の程知らない阿呆であった・・・・

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元気の出る映画

2008-02-20 22:25:53 | 
「好きな映画はサウンドオブミュージックさ」

「どうして。わたしも好きだけど、反ナチス映画だから?」

「ばか言うなよ。そんな思想的な意味は無いよ」

「わたしは古都ザルツブルグやスイスの山々、そうした大自然の中で一生懸命に生きる家族の姿に元気付けられる。だから好き」

「へえ。意外にロマンチストなんだな」

「なによ。意外にはないでしょ」

「トラップ大佐が子供たちと和解する場面。そう彼が子供らと一緒に歌を歌い始め、マリアの解雇も撤回する瞬間。お前絶対泣くだろう」

「意地悪だね。泣きますよ。そこが一番いい場面じゃない」

「僕は、大佐が弾き語りで歌うエーデルワイスにじ~んときちゃうけどね」

「後半は手に汗握る。ナチスの追跡を逃れ、スイスに亡命する。ここも見所でスリルとサスペンスの連続。修道女がナチスの装甲車を台無しにするのには笑える」

「歌のコンクールでマリアと大佐、そして7人の子供たちがそれぞれに披露する歌は楽しいよね」

「そこでも大佐はエーデルワイス歌ってたな確か・・・」

「多分歌ってたね。」

「スイスの山々、確かに一度は行って見たくなるな。あれから20年以上経っているけど、あの辺は余り変わってないんだろうな」

「いつか行こうよ。お金持ちになって1ヶ月くらいヨーロッパを旅行しようよ」

「いつかね。いつか必ず行こう」

「ザルツブルグのあの丘でサウンドオブミュージックを歌いましょうね」

「いや、僕はエーデルワイスを歌うよ」

「へそ曲がりだね」

・・・・・・・   
・・・・・・
・・・・

などというような会話をかつてしたようなしないような。
元気が欲しい時には「サウンドオブミュージック」を観ると良い。
生きる力が湧いてくる。

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露と落ち露と消えにし

2008-02-19 22:05:01 | 
「おい、大丈夫か。B棟からサークル棟へ行くぞ」

H子とTを引きつれ、僕はもう上に上がらなくなった右肩をかばいながら、
A棟の1階フロアーから2階へ向かう階段を上っていくのであった。
額から、いや頭部からか、血液が滴れている。目に入るたびに、タオルで拭う。
H子も、よく闘った。こめかみに傷を負っているようだ。Tも足を引きずっている。

「Tよ。肩につかまれ」僕は、まだ自由の利く左肩を差し出す。
H子も右肩を差し出してTを支えている。

2階のA棟からB棟に向かう通路から構内を見れば、乱闘の凄まじさを思わせるに十分なほどの光景だった。
破壊された建て看板、角材、鉄のパイプ、ヘルメット、竹ざお、石礫、・・・
敵味方の所有物だったものがあたり一面に散乱している。

「あぁ、、やられてしまったな・・」
「いいえ、互角だったよ。よくやったと思うよ」H子が言う。

「そうか。それにしても汚い奴らだ。T、足大丈夫か」

Tは無言のままうなずいた。追っ手が来るかも知れない。早くB棟を抜け、
僕はサークル棟に向かわねばと気が焦っていた。
「多勢に無勢」という言葉がある。悔しいが、そういうことのようであった・・・


というような、夢を見た。半分リアル半分フィクションのような、そんな夢特有の物語であったが、久方ぶりに、手に汗を握る“悪夢”であった。
夢を見ても、この年になると夢の内容はすぐにおぼろげになりやがて消え去る。
だから、ここ3日間の病床にて、数え切れぬほどの夢を僕は見たはずだ。
けれども、強く脳裏に焼きついたのは、この夢のみである。

あの頃の僕たちの行動原理。

■類に生き類に死す   → 無駄死にの可能性
■自己犠牲の精神    → 無駄死にの精神
■自己否定       → 否定する自己をも否定する循環論の可能性
■プロレタリア自己解放 → 余計なおせっかい
■万国の労働者団結せよ → 更に大きなおせっかい

とんでもない勘違い、大いなる幻影に生きていただけだった。

僕たちより一つ、二つ前の世代の名言に「20代にマルクスを読まない奴は馬鹿者である。30代にまだマルクスを言っている奴はもっと大馬鹿野郎である」というのがある。
幸運にも、僕はその大馬鹿野郎にだけはならずに済んだようだ。

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道理でおかしいと思ったら扁桃腺まで

2008-02-18 08:07:12 | 
道理でただの風邪ではなかった。

扁桃腺まで高じていた。
これが高熱の原因で、単なる風邪とクロスして僕を苦しめていたようだ。

扁桃腺の場合は、ちゃんと耳鼻咽喉科に行って治療しないと更に悪化する。
今日は、会社を休もう。
とても後ろ髪を引かれるのだが、これ以上悪くなって取り返しのつかないことになるよりは良かろう。

しかし、風邪を予感する場合は、さっさと家に帰り安静にするというのが鉄則。
どんな外的事情があろうとも。そこまで自己犠牲を強いることもなかろう。

今回の教訓である。

現在は、まだ熱があるのと扁桃腺が腫れて唾を飲むと痛い。
悪寒や頭痛、咳・痰などは良くなった。便秘、食欲不振は続く。
点滴でも打ってもらうのも手かな。

この二日間、寝すぎて腰と背骨が痛い。頭のなかもぼーっとしている。
とんでもない週末週明けである。

こんなひどい風邪は久しぶり

2008-02-17 17:35:51 | 
なんという風邪だ。

二回もずっぽり汗をかき着替えをした。
三回目は、あせもでなくなり、通常ならこれで回復に向かうところ。

ところが。依然として、悪寒、発熱、咳が止まらず難儀している。

酷い目にあっている。

明日は休んでいいかしら。
まじ話になってきている。

こんなんじゃ、行ったって何の役にも立たないだろう。

やけに室温の低い部屋で長時間の会議や何やらをしていて風邪の気配が濃厚となり具合が悪くなっていながらも
約束につき午前様になるまで、酒のお付き合い。
その咎めが、こんな土日となって僕を襲っているのか・・

もうカンベンしてくれよといいたい。・・・

食欲不振、便秘まで重なっています。



マラソン中止の憂き目に・・・

2008-02-17 08:21:12 | 
外は天気も良くマラソン日和。
そして今日は、待ちに待った東京国際マラソンの当日である。

僕の風邪は、最悪の状態と相成ってしまった。
マラソンどころではない。
昨日からずっと寝たきり。もう背骨が軋んで痛い。
寒気がバリバリ、喉に痰がつまり咳き込むことしきり。
昨日、ほぼ一日かけて養生したが、直らず。
相当しつこい風邪だ。会社内でうつされたのだろうな。
僕の毎週続いていたマラソンは、中止の憂き目に。

このままだと明日も休みか
明日は明日でイベントがあり、あさっても・・・

そんなことを言ったら永遠に会社に犠牲を強いられるのだよ。
たまには、ぶっちぎりで1週間ほど休むのも会社のためかな。
僕が居なくても十分会社の業務は回るということの証明にもなるし。

こんなブログ書いてないで横になんなきゃいけないのだが、

 もう

 あ き た !!


僕の、貴重なこの土日、返してくださいな。


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無限の引き出し

2008-02-16 22:05:46 | 
じっとして目を瞑っていると、いろんなことが頭の中を駆け巡る。
風邪ひきだから寝たくなくても寝ていないと直らないから我慢して目を瞑る。

人間の一生で出会える人は何人くらいだろうか。出会った人により運命は変わる。
男も女も限られた出会いの中から相手を選択している。ほとんど偶然に依拠しながら。
現実の世界は、時間も空間も限定的である。人間のよさは、そうした限定性の中で曖昧さを許容できること。曖昧さ、いい加減さは生きていく上で必須に感じる。

現実はどうあれ、頭の中での想像は無限である。どのようなことを考えるのも思うのも自由だ。だから、寝ているときは、その自由な時間と空間に遊ぶ。
けれども、この頃は、無限なはずの想像の世界が、必ずしも無限でなくなっている。
例えば、頭の中に無限の「引き出し」があるとしよう。その前に立つと、もう先が見えないほどに、引き出しが遠く向こうまで連なっている。
引き出しには一つ一つタイトルが記してある。本の名称だったり、人物の名前だったり、年月日だったり、おもちゃや道具の名前だったりと雑多である。
もうずっと先に行くのは億劫だからやや手前の引き出しをひっぱって中を見ようと試みる。
女の名前が書いてある引き出し。なんと、開かないのである。錆付いていてか、何かがひっかかっているのか、開かない。
じゃその隣の経済学か社会科学の引き出しも、これまた開いてくれない。
こうして引き出しの多くがもう開かなくなっていることに気づくのであった。

開かないなら開かないでよかろう。一番手前の、最近の身の回り関係の引き出しとこれから加えていこうと思う引き出しの中身を埋めることでよしとしよう。
ずっと向こうまで捜しに行ったり、開かない引き出しを無理やり開ける労力を考えるなら、まだ素直に開く引き出しを充実させていけばよいのだろう。
なんかの拍子に、サクッと開く時が来るかも知れない。

ということで、目を瞑っていても無限なはずの思考はかなり有限となっている今日この頃なのである。
などといっている暇があるなら、風邪ひき直せよ。

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風邪ひきさん

2008-02-16 16:49:30 | 
この冬何度目の風邪ひきさんでしょうか。抵抗力が明らかに落ちている。
こんなに頻繁に風邪を引くことはなかったのに・・・

昨日からおかしかった。会議の最中に体に違和感を覚え始め、夕方頃には本格化した。けれども、夜はお約束の飲みがあり、これはなんとしてもパスするわけには行かなかった。
風邪薬をしこたま飲んで、飲みに赴いた。帰りは夜中の1時過ぎ。
風呂にも入らずばたんきゅー・・・
そして本日、朝具合が悪くて起きれない。熱・咳・悪寒、完璧に風邪だ。
しかも相当ヘビー。なので、さっきまでずーっと寝込んでいたのである。
多少、回復したがまだ熱さまシート使用中。熱は下がらない。

カゼつながりで「風の又三郎」。読んだことありますか?この童話。

…そして風がどんどんどんどん吹いてゐるのです。又三郎は笑ひもしなければ物も云ひません。たゞ小さな唇を強さうにきっと結んだまゝ黙ってそらを見てゐます。いきなり又三郎はひらっとそらへ飛びあがりました。ガラスのマントがギラギラ光りました。ふと嘉助は眼をひらきました。灰いろの霧が速く速く飛んでゐます。…

上の写真は花巻にある「風の又三郎」像です。

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バレンタインデーでした。

2008-02-14 23:50:00 | 
写真のごとく、今年はいつもより多くのチョコレートをいただいた。
もちろん、 「義理チョコ」であるが、そうとわかっていてももらえばうれしいものだ。
部下やその他の皆さん、あらためて

 『どうもありがとうございます』

しかし当然のことながらこの年になって「本気(本命)チョコ」もないものだ。
人間、だれしも社会的な存在であることに気づいた途端、「義理」とか「礼」という概念を獲得する。
大学生までならまだ、義理もへったくれもなく本気、本命しかない。
実に正直である。だからチョコをあげる方ももらう方も必死であり、一大事となる。
今日などはきっと様々な人間ドラマが繰り広げられたのだろう。

本気、本命で結ばれたはずの二人は、その後、とんとチョコなど無縁になる。
男はもう「いらね」と言い、女は「忘れてた」と言う。
お互いの気持ちを確かめ合った後には、チョコなどというツールはもう不要なのだろうか。
それどころか物知り顔で、「チョコレート会社を儲けさせるだけだね」とか「この時期売らないとお菓子会社は大変よ」などと言ってこの日をパッシングするのである。
別に、本気、本命をもらえないがゆえに愚痴っているわけではない。

「義理」とか「礼」の世界にどっぷりつかっている自分が少し淋しく感じたからかな
「本気」などという情熱がもう湧かなくなっていることへの郷愁の念・・・

そういえば、そんな本気・本命チョコを僕はもらったことがあっただろうか??
いろいろ過去を振り返ってみるのだが、どうも記憶にないのである。

というか、そういうステージで勝負することがなかったような。
結局、臆病者でしかなかったんだな。

  この、

 「い・け・ず!」

と、結局、愚痴りながらもらったチョコを食べている。

銀のぶどうのチョコうめぇ・・・

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よく遊んだ場所

2008-02-13 23:17:19 | 
昔むかしそのむか~し、良く遊んだ場所。

向ヶ丘遊園

ここはよく行った。ここのバラ園とお化け屋敷、ジェットコースターが印象深い。
春になると入り口から遊園に上る石段付近が、様々な花で一杯になりとても気持ちがよかった。春ばかりか夏も、秋もそれぞれの季節の花でおおわれ、それだけ見ても気持ちが和んだ。
1人で来ることもあったが、多くは誰かと一緒に来た。一番好きな場所だったが、突然の閉園で、ちょっとショックを覚えた。75年の歴史に2002年3月幕が。
交通に多少難があったため、採算が合わなくなったんだろうか。惜しい。

野毛山動物園

ここも、穴場スポット。天気のいい日に、見晴らしのいい高台にある公園で寝転ぶとなんとも爽快だった。
家族的な雰囲気漂う動物園も、地味でいい。ここはいまだ現役だが、しばらく顔を出していないな。途中の場外馬券場の雑然とした感じも嫌いではなかった。

ナムコワンダーエッグ

ここは、C子と最後に「デート」した場所。これも今はなくなっている。その隣にあった「ねこたま いぬたま」は、ワンダーエッグがなくなった後もしばらく営業していたが、こちらもなくなってしまったようだ。時代はどんどん移り変わる。
二子多摩川(にこたま)は、今でも遊びに行く場所。多摩川の川原はいつ行ってもカップルであふれている。この辺に住みたいと思ったこともあった。

ワイルドブルーヨコハマ

もうとっくの昔に閉鎖と相成った。バブル崩壊と共に消えた。2度ほど遊びに行ったが、僕は明らかに「場違い筋」だった。
そう思いながら、もう一度行った根性だけはすごい!!
ま、行かねばならぬ「理由」もあったわけであるが・・・

八景島シーパラダイス

えらく遠い。ここの水族館は圧巻!何度行っても飽きない。
ジェットコースターは未だに根性が足らず、乗れていない。何度も行きたい場所だが、何しろ遠い。

5つのうち3つがジ・エンド。
他にも、山下公園、中華街、みなとみらい21地区、赤レンガ・・・だいたいにしてヨコハマ近辺がすきだ。
僕の出没する確率の高い場所である。

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