ハッブル宇宙望遠鏡。
1990年スペースシャトル・ディスカバリーにより地球の周回軌道に乗り、
それから20年間、宇宙の謎を追い続けてきた。
地上からだと地球の大気や天候が邪魔をして見えない宇宙も、
大気圏外からだとよく見えるのだそうだ。
アインシュタインが相対性理論で予言したブラックホールを発見し、
宇宙空間にある目に見えない物質=ダークマターの存在を浮き彫りにした。
他にもさまざまな銀河や宇宙現象をとらえ、その宇宙論に与えた業績は計り知れない。
そもそのエドウィン・ハッブル自体が〝宇宙が加速度的に拡大している〟ことを、
宇宙観測により発見し、現代宇宙論の礎を作った天文学者だ。
宇宙は子供の頃から夢と不思議の世界だった。
とりわけ男子なら誰しも宇宙の謎に興味を抱かない子は無かっただろう。
子供の頃、僕の実家は夜9時も過ぎればあたりは真っ暗になる。
街中の電灯も少なく、深夜は〝漆黒〟となる。
すると空には一面に宝石を散らしたような星が散らばり天の川が静かに瞬き流れる。
この空の果てはどこにあるのだろう。
僕らと同じように生きている人がたくさんいるんだろう。
星から星へ旅のできる日がくるんだろうか…
そんなことを思いながら夜空を眺めた頃もあった。
ハッブル望遠鏡から送られてくる画像に僕らは本当に驚愕した。
宇宙の絵は芸術作品のように思えた。
長さ13メートル、重さ11トン、中に仕組まれたレンズの直径は2.4メートル。
これが地球の周りを今も1周約90分の速度でまわっているのだという。
実はこのレンズの表面を研磨しているのは日本人だ。
大阪の下町の町工場の研磨技術がハッブル宇宙望遠鏡の核心を支えている。
ちょっと前にテレビでその作業の様子を見て驚いた記憶がある。
零コンマ何ミリの精密な世界である。
それを下町の職人の肌感覚、手作業が担っているなんてすぐには信じられなかった。
こうした技術、熟練が日本にはいっぱい眠っているような気がする。
まだまだ日本も捨てたもんじゃない。
1990年スペースシャトル・ディスカバリーにより地球の周回軌道に乗り、
それから20年間、宇宙の謎を追い続けてきた。
地上からだと地球の大気や天候が邪魔をして見えない宇宙も、
大気圏外からだとよく見えるのだそうだ。
アインシュタインが相対性理論で予言したブラックホールを発見し、
宇宙空間にある目に見えない物質=ダークマターの存在を浮き彫りにした。
他にもさまざまな銀河や宇宙現象をとらえ、その宇宙論に与えた業績は計り知れない。
そもそのエドウィン・ハッブル自体が〝宇宙が加速度的に拡大している〟ことを、
宇宙観測により発見し、現代宇宙論の礎を作った天文学者だ。
宇宙は子供の頃から夢と不思議の世界だった。
とりわけ男子なら誰しも宇宙の謎に興味を抱かない子は無かっただろう。
子供の頃、僕の実家は夜9時も過ぎればあたりは真っ暗になる。
街中の電灯も少なく、深夜は〝漆黒〟となる。
すると空には一面に宝石を散らしたような星が散らばり天の川が静かに瞬き流れる。
この空の果てはどこにあるのだろう。
僕らと同じように生きている人がたくさんいるんだろう。
星から星へ旅のできる日がくるんだろうか…
そんなことを思いながら夜空を眺めた頃もあった。
ハッブル望遠鏡から送られてくる画像に僕らは本当に驚愕した。
宇宙の絵は芸術作品のように思えた。
長さ13メートル、重さ11トン、中に仕組まれたレンズの直径は2.4メートル。
これが地球の周りを今も1周約90分の速度でまわっているのだという。
実はこのレンズの表面を研磨しているのは日本人だ。
大阪の下町の町工場の研磨技術がハッブル宇宙望遠鏡の核心を支えている。
ちょっと前にテレビでその作業の様子を見て驚いた記憶がある。
零コンマ何ミリの精密な世界である。
それを下町の職人の肌感覚、手作業が担っているなんてすぐには信じられなかった。
こうした技術、熟練が日本にはいっぱい眠っているような気がする。
まだまだ日本も捨てたもんじゃない。