ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

隠居生活 早くしたい

2011-10-10 18:18:11 | 


よく地元の住宅街をぶらつきます。
いろんなお家がありいろんな家族がいろんな事情を抱えて
暮らしているんだろう。そんなことを思いながら歩きます。

生垣の花々を見たり庭の植え込みをのぞいたり、
他の人が見ると僕は盗人の下見でもしているように映るかもしれません。

こんな感じの家がいい。平屋でこじんまりとして。
草花に囲まれた小さなお家です。
今はそんな時期なので鬱蒼として少しうらぶれた感じがしますが、
季節によってはきれいな花々が周りを埋め尽くします。
通るたびにいいなと思っていました。



古い建付けで多少増築しているのではないでしょうか。
洋式の煙突が見えます。中に暖炉とかあるのでしょうね。
元々は和式の平屋建てだったようです。



小さな庭があります。
今日のように天気のいい日は日向ぼっこもいいでしょう。
背の高い植え込みが周りを取り囲んでいますから、
芝生にごろんと横になっても気になりません。



小さな蔵もあります。
蔵ってなんかミステリアスです。
僕なら私設図書館にします。
蔵があるくらいだから古くからこの地にお住まいなんでしょうね。


人のお家なのに勝手に物色してすみません。
年をとって隠居生活するならこんな感じのお家がいいなと思ったもので。

自分だけの小さな世界の中で、だれにも迷惑を掛けず、
ひっそりと生きていくにはうってつけかな。


  秋風によろめく竹の垣根より二間こなたのわが机かな

  叔母達と小豆を選りしかたはらにしら菊咲きし家のおもひで

                            与謝野晶子


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