ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

長いあまりにも長い…

2010-09-25 21:08:57 | 
このブログと向き合うのもだいぶ久しぶりとなりました。


僕はと言えば、そこはかとない深海の、黄泉の国かと思えるような息苦しい無限の海底を、
意志のない透明な深海生物のように、ゆらゆらさ迷っているかのようでした。
上や下という光や重力、右や左の見境いさえもどうでもよくなり、
僕はただ堕ちていく感覚だけで、それに抗うこともなくただひたすらに、
運命に従順な信徒のように、自然でした。
自然に絶望していく感覚。


読みもしない古本を今日もいっぱい買ってきました。
毎日お酒をたくさん飲んでいます。


僕がブログを記すのは、僕という存在を肯定したかったからに他なりません。
生きる希望を何かどこかに見つけたかったのです。
もともと自分を肯定できない懐疑的な思想を持つ僕は、
それでも僕という存在について、何らかの意味があるのであろうと、
実際を綴ることで、確認をしたかった。

現実にある自分はあいも変わらずくだらない自分ではありましたが、
それも人間だろうと、僕もその人間だろうと、小さな事まで記すことで、
それが生きることであり、僕の存在なんだろうと、
結構努力をしながら認めてきたのですね。


そういうことが、もともと苦手なはずだった。


深海の透明な海老が、ほとんど動きのない深海の世界で、
動いているのやら何か思っているのやら全く分からないように、
僕は現実社会でただゆらゆらしています。


ビジネスも生活も何もかも一般世間並みにこなしています。


ただそれだけ。
それ以外に僕に何があるというのでしょう。

あるとすればあとどれだけか知らない、時間という不可思議なもの。
他に何もない。ほんと何もない。


僕は僕という運命を呪っている…

なんてレトリックに酔うなよ。