ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

今年は本当にお世話になりました。

2008-12-29 23:04:13 | 




いよいよ明日は実家に旅立ちます。〝旅立つ〟なんて大げさですが、
なんかそんな感じです。行って帰ってくる。ただそれだけなのに、
何か多少の重さを感じます。


実家の父母はもう相当の高齢です。
田んぼはすべて人に貸しています。昨年まではその中の一枚の田んぼだけ、
自分たちで耕していたらしいのですが、今年からはそれも人に貸し、
米を自分で作ることをすべてやめてしまいました。


足腰が弱り辛くなり、気力が持たないといいます。
あんな頑張り者の両親が、弱音を吐いている。
何か大きな変わり目が迫っているような気もします。


明日から会社を休み、来年の3日まで実家に行ってきます。
なのでこのブログも明日から来年の3日までお休みしたく存じます。


今年は年末年始とお天気がよさそうなので雪は降らないようです。
日本海側はだいぶ雪が降っているようですが、太平洋側は全然降らないようです。
昨年は大晦日にそこそこ雪が降り、その中を皆で深夜零時にお参りに出かけました。
地元の稲荷神社です。子供の頃から欠かさずお参りしてました。
雪が好きなんですが、今年は期待できそうにないです。


本当に今年はお世話になりました。
こんな甲斐性のない僕を励ましてくれたみなさま、ありがとうございます。

それではみなさま、よいお正月をお過ごしください。
また来年もよろしくお願いいたします。



にほんブログ村 本ブログへ


来年に継続して行いたいあれこれ(鬼が笑う!?)

2008-12-28 08:41:53 | 




今年はどうあれ、来年の抱負を思うことは楽しいものです。
できもしないのにと〝鬼が笑う〟かも知れません。

2008年に僕ができたことは2つあります。
ひとつは日曜日マラソンです。今日もその日です。
雨の日やイベント日は別とするとほぼ欠かさず実行してきました。


週に1度のストレッチ&マラソンですが、これにより僕の体重は
59~62kgに維持され比較的健康体を堅持できたと思います。
〝カニ腹〟まではいきませんがお腹のまわりもすっきりしています。
あんなお酒ばかり続けながらもなんとかシャープな体を保ってきました。
よかったよかった


そうしてもうひとつは、このブログです。
昨年の10月から始めよく続いてきたなと感慨深く思います。


来年もこれは継続するつもりです


さて、加えて何かもうひとつくらいと思いますがそれが何かが決まりません。
まず今年中途半端にやったことでも振り返りましょうか。
その中に〝ヒント〟がありそうです。


①ベランダでガーデニングとか家庭菜園 … 2~3か月でみな枯らした
②月に1度の温泉めぐりをしようと思った … 数度行ったきり
③埃をかぶったギターをつま弾いた … 2回くらい
④パズル … 一時、漢字にはまったが自然消滅
⑤知恵の輪系 … あるシリーズ制覇とともに終了
⑥読書 … 忙しさにかまけて大した本も読まずに終わった
⑦コーヒーに凝ろうと思った … 格安ブレンドばかり
⑧貯金や投資を考えた … 実行できず。貯金は多少
⑨美食 … これもそれとしてできず
⑩まんが本 … 結構好きなものを大人買い
⑪天体観測 … まったくできず
⑫資格でも取ろうか … ほぼできず
⑬料理の腕に磨きを … まったくできず
⑭身だしなみ … スーツや靴に多少凝った
⑮香水に凝る … 相も変わらずファーレンハイト
⑯映画を観ようか … 5~6本くらいしか観れず
⑰男性エステやリラクゼーション … 思うだけで実行せず
⑱小説でも書くかな … 手つかず
⑲親孝行 … 記念日にお金送っただけ
⑳社会貢献 … 何もしていない


 ……


うわぁ~ できなかったこと集ができてしまいました …(泣

気が沈んでしまうのでこの辺でやめときます。


ぼんやり思っていることは少し「知性」を高めよう、ということ。
錆びついている脳みそを多少なりとも活性化させたい。
何があるのだろう。

じっくり考えることにします。
(鬼に笑われてもかまいませんw)


にほんブログ村 本ブログへ


言葉にできない

2008-12-28 00:29:14 | 
きょう一日、なぜか頭から離れなかった歌。
頭の中で何度も何度も反芻していた。
この季節に何か関連があるのかと、
記憶の彼方をたどってみたが、
思い当たることもなく…



  終わる筈のない愛が途絶えた
  いのち尽きてゆくように
  ちがう きっとちがう 心が叫んでる

  ひとりでは生きてゆけなくて
  また 誰かを愛してる
  こころ哀しくて 言葉にできない

  言葉にできない


  せつない嘘をついては いいわけをのみこんで
  果たせぬあの頃の夢は もう消えた

  誰のせいでもない
  自分がちいさすぎるから
  それがくやしくて 言葉にできない

  言葉にできない

  あなたに会えて ほんとうに良かった
  嬉しくて嬉しくて 言葉にできない

  言葉にできない


きっと何かあったはず。
もう忘れてしまったんだろう。
ただ、心の芯で覚えている、この歌。
冬のこの季節になるとふと蘇る懐かしい歌。







にほんブログ村 本ブログへ


ほんの小さな存在だけど…

2008-12-27 23:49:20 | 



駅前でクリスマス・デコレーションを華やかに展開していた花屋さんの店頭が、
すっかり正月気分に変化していました。
サンタの大きな人形が、大きな獅子舞に、店先の赤いポインセチアは正月の松飾りに変わっていました。

これからは足が速い。年末はあっという間に過ぎて新年になります。
そしていつもと変わらぬ日々がまた始まります。


不思議なものですね。
地球の時間はそこに住む人間の時間には何のかかわりもなく時を刻みます。
太陽の周りを地球は公転し、地球はただただ自転しているだけです。
月はその地球の周りをぐるぐる回り続ける。僕らが年末だ正月だと騒いでいるのをしり目にして。

太陽や地球が存在する太陽系は果てのない宇宙のほんの一部にしか過ぎません。

その広大無辺の中の地球の、世界の、日本の中で僕らは愛憎や苦悩を抱えながら千差万別の人生を生きています。

この無限と極小かつ多様のあり様を考えると、その前に僕は呆然と立ち尽くしてしまいます。


悠久の時間、僕らの短い時間。
宇宙の〝チリ〟からできている僕らという存在。


そんな〝真理〟になど近づこうとしない方が身のためでしょう。
極小のチリらしく、今生きているこの僕の時間だけを考えておればいい。

   


ひさしぶりに自由が丘の夜の街をぶらついてきました。
夜も9時を過ぎるとお店の大半は閉っています。
この辺がJRのターミナル駅のある渋谷や新宿などと大きく違う点です。

それでもきれいなライトアップはあちこちに見られました。
夜空の星もきれいでした。


こんな人通りもまばらになった夜の街を、寒空を眺めながら歩いていると、
何の役にも立たない愚にもつかないことを、いろいろ考えてしまうのです。


空気が冷たくなりました。
勝手知ったるこの街ですが、こんな時間に散策するのもおつなものです。
人間が、そして僕がちっぽけだなんて思うのは止めようと思います。


にほんブログ村 本ブログへ


言わぬが花

2008-12-27 09:29:12 | 



いろんな人との出会いを楽しみ、美味しいものをいっぱい食べて、
思う存分仕事をし、あらゆる本を片っ端から読破し、
見聞を広めるために旅行をし、健康のために体も鍛え、
悔いのない1年にしようと始まった2008年でしたが、
結果はどうだっただろうか…。



結果は、そう、〝言わぬが花〟です。



総じて、何かひとつでも自分は成長し得たであろうか。
ひとつでも。ひとつだけでもと捜すのですが、心当たりがない。
なんでだろうなぁ…
結局どれもこれも『中途半端』なんです。
だから達成感も満足感もないんだろう。
成長どころか後退している面が多いのではなかろうか。
そんな疑いが心に影を落とします。



あっあった

いま思いつきました。なんとかこの拙い日記を弛まず書き綴ってきたこと。
なるべく一日一回は更新するようにしてきました。
さすがに毎日というわけにはいきませんでしたが、ほぼそれに近いくらい
書き記し続けました。


これが僕にとって何がしかの慰めや戒めになってくれたように思います。
そこで多数の方々から励ましの言葉を戴けたことが、僕の今年の一番の喜びだったかも知れません。
ここでの様々な出会いはとても貴重に思います。
来年も皆様、よろしくお願いいたします。
(まだ、少しだけ早い気もしますが…)



〝ある記憶〟と題して記憶をたどる旅に出た僕ですが、何かすっかり現実に舞い戻り、
その孤独な作業から身を遠ざけているような今日この頃です。
過ぎ去った過去をいまさらどうする訳にもいかないのですが、
ここに至った僕というものの根拠やルーツがそこにあるのかと思い、
自分というものを見つめ直そうという試みに踏み込んだのでした。


辛いことばかりが思い起こされる。
けれど、これからも無理のない程度で過去を振り返る旅にも出ていきたいと思っています。

それが現在進行形で進む僕の人生に多少なりともプラスになることを願いつつ。



にほんブログ村 本ブログへ



何が大事な時間かということ。

2008-12-25 22:02:03 | 



本日の夕方5時から翌日の朝方までは、世界の金融市場が例外なく一斉休日です。
こんな日は他にハッピーニューイヤーの1月1日以外にありません。

要するに1年間で2回の中の貴重な1回なんです。


よってこの日は、毎年僕の会社では全社の忘年会とあいなっているんです。


嬉しいやら悲しいやらなんとも不思議な忘年会です。

今年は一次会に参加したのち、二次会はパスしてさっさと帰宅しました。
どうせカラオケバーかなんかでエンドレスに宴は続くのでしょう。

もう僕にそんな若さはありません。
どうせ途中でばつ悪く「帰ります」など言うよりは、
潔くこの場で帰るのがいいと即断いたしました。


やはり〝正解〟ですね。
この時間に心身ともにゆったりできるなんて、普段はめったにありませんから。

昔はやたらにコミュニケーションを求める性質だったんですが、
もうそれほどにエキサイティングな気力もなくなっています。


委縮というか諦観というか、すっかり僕は落ち着いてしまっています。
自分の気持ちに素直に、自然体でいいんだろうと思います。
周りに気配りばかりして、自分を押し殺すような生き方はもう十分。
僕の場合は、もっと自分中心主義に向かった方が今はバランスがとれそうです。


一方、今頃みんな馬鹿騒ぎをしているんだろうなぁ…
と、羨ましくもあります。
けれどいい。冷静に考えれば、この静かな時間が、今の僕にとって、
一番貴重な時間なんです。


男も女も、みんな馬鹿騒ぎすればいい。
大騒ぎし、酩酊し、中には勢いねんごろになるカップルもいるかもしれない。
好きにすればいいさ。
けれど、僕は今、この静かな時間が一番、自分にとって大切なんだ。


メリークリスマス


微妙だな…



にほんブログ村 本ブログへ


街のあちこちの小さなクリスマス

2008-12-23 15:48:26 | 



駅前まで買い物に出かけてきました。そのついでに街角の小さなクリスマスを、
いっぱい見つけてきました。

どこのお店もそれぞれの特徴を生かしクリスマスムードを提供してくれています。
みんなでなにか一つのことを盛り上げようというのはいいものですね。
上の1枚は、商店街でも一番目立つ花屋さんのデコレーションです。
でっかいサンタクロースが道行く子供たちに大人気のようです。




お惣菜屋さんの看板の脇にもちっちゃなサンタさんがおりました。
股下が痛そうでちょっと同情してしまいます。





DOLCE。ここのケーキは大変美味しい。
甘いものをそんな好んで食べない僕でもたまに食べたくなるくらい 






最近できた保険屋さんの店頭。テレビでもよく出てくるあひるさん。
今日はサンタの帽子に身を包み…。





僕もよく立ち読みをする本屋さんにもクリスマスツリー。





小物屋さんの店先。ここの紅茶は美味しい 
中は狭いのですが素敵な小物がいっぱいあります。
女の子にはたまらないお店ですね。
お値段もとってもエコノミー。





饅頭屋さんもこの時ばかりはクリスマスで集客を。
ツリーとのミスマッチが面白いですね 





こちらもたまに立ち寄る仲良しのお爺ちゃんお婆ちゃん夫婦が営む食堂です。
店先に小さなクリスマスツリー。何か微笑ましいです 







他にもいっぱいいっぱいありましたが、きりがないのでこの辺で。

駅前ではミカンやお餅のつかみどりが行われており、僕も百円でミカンとお餅を
目一杯つかみどりしてきました。
小さいミカン9個にお餅10個。我ながらよくもとったり! 


素敵な素敵な僕の街の商店街でした。




にほんブログ村 本ブログへ


あわただしい街の喧騒を離れて…

2008-12-23 10:48:19 | 


昨夜は、お風呂に入ることもなく、歯も磨かず、こたつでぱったり眠りこけてしまいました。


とても不潔ですね… さっそく歯を磨き、これからお風呂に入り、
きれいさっぱりいたしましょう。


窓を開くと外は晴れ晴れ。冷たい空気が入り込んできます。
部屋には僕が吐いたアルコールの匂いが充満しています。
こちらもきれいさっぱり入れ替えましょう。
                         


実は商売柄、今日も会社はやっているのですが、
ま、いいや。さぼっちゃいましょう。


テレビでは都会から田舎暮らしをする方々の生活が紹介されています。
岩手県・遠野、長野県・八ヶ岳、… 
定年を迎えた人たちが、それを転機に移住をしています。
山や海や自然を求めて人は最後には安住の地が欲しいのでしょうね。


         


それにしても今日は穏やかな気持ちで穏やかな日を過ごせそうです。
まずはゆっくり湯につかり、読書でもしましょうか。
その後に美味しいコーヒーを入れ、好きな音楽でも聴きながらもの思いに耽ろうか。
無為に過ごしたいです。外はクリスマスと年末の空気であわただしい。
今日はそんな喧騒から離れて、自分だけの時間をゆったり過ごしましょう。



雪でも降ってくれればいいのに。

                    


にほんブログ村 本ブログへ


昔ながらで何も変わらず

2008-12-23 00:03:09 | 




今日は久しぶりに大学の同窓会でした。

ドイツに住んでいるAが一時帰国したのを機に新橋で。
Aは今年2人目の娘ができました。

そんなハッピーなこともあり同学の6人が急遽集まりました。

2件ハシゴし、会えなかった時間はあっという間に埋まりました。


いいものです。昔の仲間。


また来年。


にほんブログ村 本ブログへ


行きつけのコーヒー豆店

2008-12-21 20:00:06 | 
今日は風が強かったが気温は暖かく走りやすい天候でした。


コースは目黒通りを途中から五反田方面へ、そして武蔵小山まで、結構長めのコースをひた走りました。


武蔵小山商店街は、クリスマス直前ということもあり、いつにもまして買い物客であふれかえっていました。
不景気などなにするものぞという地元パワーでしょうか。


   ◇ ◇ ◇ ◇ ◇     ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇


昔々のアフリカ、今のエチオピアに住んでいた1人の山羊飼いの物語です。

ある日のこと、カルディは放し飼いにしている山羊たちが妙に興奮しているのに気がつきました。
興奮は夜になっても直りません。
不思議に思ったカルディがその原因を調べてみると、
どうやら山羊たちが丘に生えている赤い実を食べたためということがわかりました。



そこで、カルディも恐る恐るその赤い実を食べてみたところ、その味は甘酸っぱくも美味しく、
気分がいままでとは打って変わり、頭の中もスッキリと感じられるようになりました。



その話を聞いた近くの僧がとても興味を持ち、その赤い実を煎じて仲間と飲んだところ
やはり同じようにスッキリとした気分になりました。
そして、「これは夜の辛い修業に役立つのではないか」と考え、早速、試してみたら、
やはり効果がてきめんに現れました。



それ以来、このお寺では夜の修業を辛いと思う僧がいなくなったということです。
カルディが味わった赤い実こそがコーヒーだったのです。



   ◇ ◇ ◇ ◇ ◇     ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◆ ◇


この商店街のとあるコーヒー店でいつもコーヒー豆を1Kg購入します。
豆を指定しその場で挽いてもらいます。今日はモカマタリです。
入口ではコーヒーの試飲もさせてくれます。
同じ系列のお店は中目黒にもあり、そちらで購入することもあります。
コーヒー好きの僕は、1Kg買っても2~3週間で飲み切ってしまいます。

他にも珍しい食材が安く売っており、眺めているとうっかり買ってしまうこと
しばしばなので、さっさと用事を済まして店を出ました。


先週、休んだせいか、走っていてとても体が重く感じました。
2週間インターバルをおいただけで、息はゼイゼイ、足も上がらなくなる。
決まったことはきっちりしないと崩れてきますね。
それもあって今日は多少がんばって走ってみたのですが、辛かった…


にほんブログ村 本ブログへ


不況だからこそ見直されるべきもの

2008-12-21 09:29:47 | 
いままでの生き方やあり方を反省し新しい価値を見直すこと。

それで思うのですが「農業」はどうでしょう。
まだ景気のよかった時にも退職した方や中高年の方々が、あえて田舎暮らしを選択するという
スローライフの考え方がジワリジワリと普及し始りました。

都会生活に疲れ果て少しは人間的な生き方がしたいということでしょう。





加えて、ビジネスとしてもいけるのではないかと思います。
最近の産地偽造や食品不正など論外ですが、再度ビジネスとしての食を、
本当にまじめに考えてみてはどうでしょうか。

お米や麦や穀類、各種の野菜、キノコや筍、山菜、牧畜、川魚、…


中高年の方々が一定の財産を元手に安住の地を求めるというだけでなく、
若い人たちが所得と新生活を求めて地方にライフステージを求めることは
大いにありだと思います。
決して楽ではないでしょうが、そこで「ならでは」の食材を作る。
やはり日本人の食は、日本国内で賄った方がいいし、何より安心安全です。
多少、値段が高くても、これから多くの日本人は安心安全を選択すると思います。
そのニーズにこたえるのです。





また、僕の実感でもありますが、地方の農家は困っています。
農家の後継ぎがいなくて田畑はひたすら枯渇する道を進んでいます。
農業をする若い人出がいないのです。
現に僕の実家でも田畑は、別の農家に全部委託し、そこで得られる収入の一部を
還元してもらっている始末です。
そんな農家がいっぱいあります。
地方から見れば人手不足のニーズがあるんです。





不況でリストラ、就職先が見つからずこのままでは来年から都市部には多くの
失業者やニートがあふれかえるでしょう。何も都会にこだわらなければいい。
都市という利便性や猥雑さを捨てる覚悟があれば道は開けると思います。
仕事のミスマッチを解消する手立てが農業や食の見直しにあるような気がします。


確かに捨てなければならないものがいっぱいあります。
しかし得られるものも数多くあります。
一番は、生きるということの価値観の転換かと思います。


男性も女性もこれからは「田舎へ行こう」いや「田舎に住もう」です。
どうでしょうかね。


僕は、もう少しここで頑張ろうかと思っていますが…
いずれ…







にほんブログ村 本ブログへ


主は来ませり…

2008-12-20 22:05:00 | 
『主はきませりぃ~♪ 主はきませぇりぃ~♪ 主は~ 主は~ きませり 』


という賛美歌をかつて教わり、その厳かなメロディーに魅了される瞬間もなくはありませんでした。
教えてくれたのはC子でした。敬虔なクリスチャンの生まれで、家族はみな信心深く、
彼女も子供のころから、イエス様の教えを叩き込まれていたらしいのですが、
そう教える割に、C子は極めて現実主義者で、ご都合主義的でもありました。
しかし三つ子の魂百までとはよく言ったもの、数ある僕の不徳の場面では、
僕にとくとくとそういった教えを説くのでした。


僕は、文化の違いに驚き、特に反論をするでもなく神妙にその説に従うばかり。
彼女のいう〝主〟に手を合わせたりもしました。


主などいません。わかっています。
そうはいっても主を置いた方が社会の秩序を維持するのに都合がいいのです。
何か人知を超えたものが常に自分を見ているのだと思うことにより、
人間は悪事を控えます。そればかりか善行に勤しむことすらするかも知れません。
個人的に神に信心することは、何も悪いことではないと思います。

だからいようがいまいが、主はいることにしておいた方がいいのです。


けれども、マジに信ずる人たちが増えて、いろんな弊害も生じてきました。
徒党を組み、対立し、戦争(宗教戦争)さえ起こします。
冗談ではなくなります。


主は(主はどなたでもいいけれど)、個人の心の中にあるだけでいいのだと思います。

主は誰のところににも来ない。自分の所に来るのだと…


にほんブログ村 本ブログへ


心穏やかになる雪化粧

2008-12-20 09:12:29 | 
とっぷりとあたり一面に降り積もった雪化粧を見ると心が穏やかになります。
なぜだろうかと過去を振り返り記憶の糸をたどってみても、これといった要因が見当たりません。

静かでしんしんと降り積もる雪の静かさや、景色を白一色に染める潔さに、
体の深部に刻み込まれた僕のDNAが、おのずと反応しているのでしょうか。
何しろ、落ち着きはらい、沁みるような幸福感を覚えます。






何も見えなくなるくらい降り続けている様もいい。
子供のころはよくそんな場面に出くわした。
学校の帰り道、目の前が見えなくなるくらいに雪が降り続けた。
〝犬は喜び庭駆け回る~♪〟 まさに、心が躍りました。





雪の中でさんざん遊んで家に帰ると、温かい炬燵とストーブがあり、
熱いホットミルクを作ってもらった。
外はまだやむことを知らないように、雪が降り続き、
明日はきっと腰まで積もるかななどとなぜか楽しみに感じました。







〝家族団欒〟という言葉がありますが、そのような雰囲気が嬉しかったのでしょう。
と言ってもお家には、祖父母と兄妹しかいなかったのですが。

嫌な現実も忘れさせてくれるからでしょうか。
真っ白な中にいると、パラレルな不思議な異世界にいるような錯覚に見舞われます。
静かで真っ白な、しかも自分しか感じられない感覚。
部屋にとじこもり、僕は何をしていたのだろう。
人恋しさもなおさらに募ったはずです。






C子やH子との思いでもあった。たくさんあったはずです。
サークルBOXのだるまストーブでコークスをたくさん燃やし、
部屋はもう汗をかくくらい温かく、カリカリと何かを記している。
夜の遅くまで創作活動をし、外に出るとバイクで帰れないほどの積雪。
朝までそこで過ごしたこともありました。







真っ白な大地に真っ青に晴れ渡った翌日の空は気持ちのいい反面、
とても切なく哀しくさせます。
なぜか知りませんが、あまりに深い空の青は、僕をそうさせます。

     寂寥感

そんな言葉がぴったり。
また明日、大雪になってくれればいい。いつもそう思っていました。


今日は名古屋に行ってきます。
外はいい天気ですね。とても寒そうです。




にほんブログ村 本ブログへ


ゆっくりと心を大切にする世界

2008-12-19 22:34:48 | 



明らかに景気は後退局面に入りました。

これから日本は、いや米国をはじめとする世界は、
ますます不況の色を濃くしていくと思います。
始まったばかりです。そして、この不景気、不況は結構深刻で、
そんな簡単に上向くことはないでしょう。

日本のバブル崩壊から立ち直るには10年かかりました。
その頃は米国や欧州は好景気に湧いていました。
いまは世界の景気を支え続けた屋台骨である米国を中心とした景気後退です。

冷酷な現実ですが、当分はそんなネガティブな環境の中で、
僕らは時を過ごさねばならないのでしょう。

それなりの覚悟はしておいた方がいいですね。





これからは経済的な裕福さを競うのではなくて、
違った価値観で社会を再構築することが必要だと思います。

一方で、僕らの社会は、自分たちの富や贅沢を求め続けるあまり、
地球環境を汚し破壊し続けてきました。
温暖化や様々な異常気象で自然は僕らに警告し続けています。
そうした警鐘に、こんな時だからこそ真摯に耳を傾けるべきかと思います。


何度も、何度も、懲りずにバブルを繰り返し、
劇的ともいえるバブル崩壊で、憂き目にあい路頭に迷う。

人間って本当に愚かです。
まず、愚かであることを自覚することから始めるべきだと思います。





これからは、『心』の時代だと思います。
心を大切にする。自分の心と相手の心。そしてみんなの心。
簡単なことです。けれどもとても難しい。

世界も日本も十分成熟し切っています。もちろんまだまだこれからの国々も、
世界にはたくさんありますが、多くは経済が成熟期に入っています。
この経済基盤をゆっくり維持するだけでもう十分です。

闇雲に成長を追い求める、売り上げや利益の競争に日夜明け暮れる…


もうやめにしませんか。


そのためなら多少、文明は後退する犠牲を払ってもいいのかなと思います。
僕らは労働をすることなしには生きていけません。
〝労働〟には、深く広い意味があります。


誰のためでもない自分のために労働力を発揮できる社会。
働いているということが生きているという実感につながる社会。
生活することと働いていることに区別がない世界。
そこには、きっと「心」の力が法則として根付いているはず。


成長や効率などもう十分です。
多少貧しくても不便でもいい。
大切なのは、心が潤いと豊かさに満ち満ちていること。
生きていることそのものが嬉しく幸せと実感できること。


そんなユートピアをいつも夢見る… やっぱり夢物語かな。



にほんブログ村 本ブログへ


畳一枚分の〝お宝〟

2008-12-18 21:22:37 | 
 


今日はゆっくり休肝日です。どうせ明日あたりそんな予感がするし、
週末は名古屋に出張で、帰りはどうせアルコールまみれと相場は決まってます。

話は変わりますが、僕の部屋には縦180センチ、横90センチの大きな鏡があります。
ただただぶっきらぼうに壁に立てかけてあるように見えますが、
実は滑らないように倒れないように微妙な角度で立てかけているんです。
これまで何度となくあった地震にも大過なく、いまだどっかりと部屋の中央に鎮座しております。

朝にはこの鏡の前で髪を整え、スーツの襟を正し、会社に出かけます。
外出する時には必ず自分の姿を鏡に写し、ポーズをとったりあっかんベーしたり、
鏡としばしお遊びをしてから出かけます。


多少癖っ毛で、寝ぐせがひどいので、朝は忙しい中でも水で髪をぬらし、
ドライヤーで髪を整え、最後はクリームでくせを抑えて、
その後にこの大きな鏡の前でもう一つの小さな鏡を三面鏡がわりに使い、
横から斜めから、髪の状態を確かめます。
それでも寝ぐせがとれない部分には多少ハードなクリームで髪を抑えたりもします。

なんてしている間に時間が過ぎて大慌てで家を飛び出すのが僕の日課になってます。
最近は髪をちょっと長めに伸ばしているのでなおさら手入れが大変なんですよ。


僕でさえこうなんだから毎朝お仕事に出るOLの皆さんはなおさらのこと大変なんでしょうね…

こんな馴染みの鏡でも、夜の夜中に鏡をのぞき、背筋がゾクゾクッとする時があります。
鏡の世界を覗くなんて、なるべく深夜はよした方がいいんでしょうね。

意外に臆病ものなんですよね…


にほんブログ村 本ブログへ