ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

多摩川から田園調布、自由が丘、そして・・・

2011-10-01 09:22:13 | 
自分に対する「制約」としてのマラソン、今日はやや趣向を凝らして。
早朝、最寄の駅まで軽くジョギングし東横線に乗って多摩川まで行く。
そこが本日のスタート地点です。



駅の前に柿がなっていました。向こうに素敵な洋館が見えます。
さて、走るか。
大きく朝の新鮮な空気を吸い込み、いざ。



すぐに「多摩川台公園」の急勾配に直面…
ここは小高い丘陵になっており古墳が点在しています。
すぐ隣を多摩川がゆるく流れているので太古から住みやすい場所だったんでしょう。



こんな赤い橋が途中にあります。
散歩している人もちらほらおり毎朝こんなところを散策できたら
とても健康な日々を過ごせるんだろうなぁ…
とか思いながらマイペースで走る、走る、走る。

そうしてこの丘陵を過ぎ下っていくとそこは田園調布の街並み。
まずは「宝来公園」に行き着きます。
何度か来たことがあり、ここの大木に付着する苔を家に持ち帰り育てようとしましたが
結局2~3日で枯れてしまったという苦い体験を思い出しました。
無理に環境を変えてもそれぞれの事情を無視すれば生きられない。そうなんですね。





田園調布駅です。
ここを中心点に同心円上に広がっている。
そのような街づくりがなされている。西洋の都市を見習って作られた街です。
なのでうっかりすると今自分がどこにいるのか分からなくなってしまいます。
碁盤の目のような道に慣れているためこのような作りの街を走っていると
ちょっとした錯覚に見舞われます。いつの間にかまた駅に戻ってしまうとか。



さすがこの街は「匂い」が違います。どこに行ってもなにかフローラルの香りが漂う。
選ばれた人、成功した人、富裕層そんな人たちが静かに暮らしているところです。
比較的こじんまりした瀟洒な洋館があります。こんな家にすめたらなぁ…と思いました。

田園調布を抜け次は自由が丘へ向かいます。
自由が丘は毎日の通勤路でもあり長年親しんできた街ですので、
いわば自分の「庭」のような場所です。その庭に変化がないかどうか、
確かめるようにぐるぐる回りました(もちろん、小走りで)。

ひとつ発見!
マリークレア通りの大井町線ガード下の壁面に素敵な絵が描かれていました。
いつからなんでしょう、全然気がつきませんでした。



お母さんと娘たちの「女の園」といったところでしょうか。
そう自由が丘は女の人のためにあるような街なんです。
トップにある女の子の絵もとっても気持ちよさそうです。
自由が丘に住む女性はみなとっても幸せなのかな。
そんな願いがこめられた絵なんですね。



そして都立大学から学芸大学へ。
これは碑文谷公園の噴水です。
ボートにも乗れます。
昼くらいには家族連れでボートを漕ぐ姿でにぎわうはずです。

街並みの一角に彼岸花が真っ赤に色づいて咲いていました。



秋ですね。
彼岸花を見ると田園風景を想起します。
田んぼのあぜ道、お地蔵様の脇にそっと咲いていた彼岸花。
なんで田んぼに咲いているのか今でも不思議です。
刈って干してある稲の黄色と田んぼの茶、そこにある鮮やかな赤色は
とっても印象的でした。
お墓にもよくあったのでそれを思うと少しゾクゾクしたものです。

これから少しずつ寒くなりまた冬がやってくるのですね。
秋は淋しい季節です。
しっかりしないといけませんね。

洗濯も終わったようです。外はやや曇りぎみ。
早めに洗濯物を干し、これから渋谷に映画を見に行きましょう。
今日はそう決めています。




最新の画像もっと見る