ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

早朝のきれいな空気をすって

2010-01-31 12:19:44 | 


朝焼けがまぶしい朝に冷たいけれどきれいな空気をいっぱいすって走るのは気持がいいです。
いろんな悩み事や心配事、くよくよする気持ちをみんな吹っ飛ばしてくれます。
この1週間の始まりのランニングは、僕にとってかけがえのない生活のリズムになっています。

気を取り直して「明日からがんばるぞ!」っていうエネルギーを与えてくれます。






都心では珍しい竹林。その奥にあるのは。そう「雀のお宿」です。
雀は早起きです。竹林の中でチュンチュンさえずっていました。
前にも紹介しましたが碑文谷にある「雀のお宿公園」まで走りました。

竹林の中に女の子が雀と遊んでいる銅像があります(トップの写真)。

雀のお宿と言うと「舌切雀」の童話でしょうから正直じいさん、意地悪じいさんのモニュメントでもありそうですが、
とってもほほえましい女の子の様子です。



その公園の隣には「碑文谷八幡神社」があります。
ここの桜並木はすごく見ごたえがあります。
いまは冬枯れた景色ですが桜の頃が待ち遠しくなりますね。

境内に入り柏手を打ってきました。

ここの神社から始まり住宅街を目黒線の西小山まで長々と走る緑道も桜の名所です。
そしてこの経路は僕のマラソンコースの定番でもあります。

というかこの辺一帯は聖サレジオ教会を中心に縦横に続く道と言う道沿いに桜の木が植えてあり、
街全体が一面桜の花に覆われます。そういう素敵な街ですね。







ゴールは僕の住むマンションの側にある公園。
名もなき公園ですが休日は子供連れで賑わっています。

小さな子供にうけそうなちょっとした遊び道具がそろっているからでしょう。


僕の住んでいる地域は大中小の公園がとても多いです。
またあちこちに八幡様やお稲荷さんが祭ってあります。

比較的安心して住める街です。

そういえば今年の3月でマンションの賃貸契約更新なのですが、
大家さんから1万円の家賃値上げの要請が来ていてちょっとびっくりしました。
こんな不景気で不動産、家賃はどちあかというと〝値下げ〟方向だろうと思っていた矢先、
ちょっとショック!でした。

引越しするのも面倒だから多分更新するのだろうと思いますが、
今年は「引越し」も視野に入れようかと考えています。
いい場所だけど、ここにも長く住みすぎたかな。


にほんブログ村 本ブログへ



夜歩く

2010-01-29 21:12:44 | 
ここ数日、自宅からだいぶ遠いとある駅で途中下車し自宅まで歩いて帰っています。
会社ではあまり体を動かすこともなく運動不足を解消することに加え、
夜とぼとぼ歩くことがとてもよい「癒し」になることに気付いたからです。
そう、だいたい30分くらいでしょうか。

東京電鉄の路線は東京から横浜方面へ南北に平行に走っています。
東西に伸びているのはせいぜい大井町線くらいです。
ですので僕の通勤経路は最寄りの駅から一度横浜方向に遠ざかってから東京へ
Uターンするという不合理で面倒くさいものとなっています。
そのとある駅で降りることは距離的には実に合理的なんです。
(お酒を飲んだ帰りにはそこからよくタクシーで帰ることも多いのです)

そのとある駅は、東京でも有数のショッピングモールを抱え活気のある街を抱えています。
駅前にも食事処がたくさんありついでに夕食もこの駅前で取ります。
ちなみに今日はラーメン専門店で醤油ラーメンを食べました。
牛丼や軽食のチェーン店もほぼ出揃っており簡易に食事するにはとても便利なところです。


東から西へ、約30分くらいの距離を夜歩きます。
だいたい8時から9時くらいの住宅街、商店街をなんとなくぷらぷら歩きます。
東急電鉄の平行線に抗うように垂直に続く商店街は中心部に行くに従って寂れていきます。
垂直線の中心部に行くほど交通の便が悪くなるので仕方がありませんね。

まさに中心付近にある古びた商店街。
「スペシャル薬局」という看板を掲げた板葺きの薬屋さんがあります。
〝コルゲンコーワ〟の懐かしいカエルの人形が飾ってあり、そういつもお婆さんが店番している。
この辺の地理は十数年マラソンしている関係上詳しいですから昼間の風景は周知しています。
外の棚に草履や婦人靴を隙間なく並べて店を開いている靴屋さんが遅くまでやってます。
いったいこうしておいて1日何足の靴が売れているのでしょう。そんなことを考えます。
歯抜けのようにとっくの昔に閉じてしまったお店の跡がぽつりぽつりとあります。
たぶん畳屋さんだったのでしょう。たぶんお茶屋さんだったのでしょう。
たぶん、… 。
そんな中でいくつかのお店が未だに頑張って商売をしているんです。
採算など度外視なのかもしれません。
多分若い人はいない。
ここで生まれ育ったお爺ちゃん、お婆ちゃんがこの地を離れられないだけなのかもしれません。

地域の小さなスーパーもあります。
僕はふらりとそこに入り食べたいわけでもないのに今日は苺と牛乳とスナックを買い物かごに入れました。

空をみると今日もお月様がきれいです。少し雲も流れていますがおおむね好天。
買い物袋をぶら下げながらその下をゆっくりと歩きます。
夜こうして歩くととても気持ちが癒されます。

夜の住宅街は静かです。
古い街並みの中を歩くとまるで異世界にいるようです。


女の人は「夜歩く」など危なくてとてもできませんよね。
これは男性の特権なのかもしれません。

仕事や人間関係、その他煩わしいこと全てから解放される瞬間。
そうその爽快さでしょうか。





にほんブログ村 本ブログへ



僕の行く道

2010-01-26 21:31:52 | 
僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる

何と決然とし力強い詩だろうと長らく愛唱してきました。
それは今も変わる事がありません。


けれどもその道を行く“孤独”につき、
僕はあまりにも考えが及ばず無自覚でいたように思います。

強い意志。
自分への信頼。
そこには自然や“父”という観念を除くと、
明らかに己しかいません。

孤独をそれとして受け入れ、
それでも道を切り開くのだという、
彼の本源的な強さに今更ながら驚かされます。

孤独を自覚しても空虚にならない。
むしろ人生に立ち向かおうとする野生。
僕に足りないものを感じます。

人はその時まで生きていかねばなりません。
明らかです。
裸で埋まれやがて裸で土に還ります。

あまりに当たり前で、であるが故に、
いつの間にか忘れてしまっている真理ていうものがあります。

そう言うことを全て体にとりこんで、
前を向いて生きていけたらいいと思います。


美味しい林檎

2010-01-25 21:08:02 | 
会社の後輩から実家で採れたという林檎をもらいました。
昨年、実家からいっぱい送られてきて“食べきれない”と言って、
僕んとこに5~6個お裾分けに持ってきました。
たわわに実った林檎たちです。

これがまた美味い!
無くなるまで毎日1個ずついただきました。
そして彼になんて美味いんだと言うことを、
蕩々と述べました。




長野県はくだものが美味い。
林檎に限らず梨や桃、葡萄。まさに「くだもの王国」です。


彼の親御さんも心配なんでしょう。
どこも一緒。
思いの丈いっぱい送ってくるんです。

そしてあんまり僕が誉めたもんだから、
彼は実家から林檎をわざわざ取り寄せてくれたようで、
今日また前と同じくらいもらいました。
袋に入った林檎を片手に帰宅途中です。


ちょっと前にお袋から電話が入り昨日送った揚げ饅頭が届いたとのこと。
早速親父と一緒に食べた。
評判に違わず美味い美味いと言っていました。


「美味い」は人を幸せにします。
心がこもったのはひとしお。

美味いの連鎖。美味いで繋がる心の輪。
悪くないですね。

どっちかと言うと貰う方よりあげる方が得意です。





せっかく撮ったんで昨日の写真も一枚。
いつも行く公園のいつもの一画です。


この椅子に2人で坐ったこともあったなぁ。


僕に関わったすべての人が幸せになったらいいのに…

でもそんなことは絶対にあり得ません。
現に何人かの女の人を僕は確実に不幸にしてしまった。

だから僕の心はひたすら逃げ回ってきたのかもしれません。
人を幸せにできるなんて思うこと自体「傲慢」な考えなんです。

でも「美味しい」はいい。



にほんブログ村 本ブログへ



あらたなつながりをもとめて

2010-01-24 18:20:31 | 
本当に珍しい事なのだが、昼に実家に電話をした。
「なんか食いたいものでもないか」
それだけ聞きたかった。
なにか田舎に住む老夫婦が無性に可哀相に思えてきた。
申し訳ない。
潜在意識にずっとあった。
故意に打ち消し続けてきた感情。


電話に出た母は、「本家」の親父がまた入院したことや、
少し離れたとこに住む母の妹の近所で今年に亡くなった人がいつもより多いとか、
正月以来雪が降らずに助かっているとか、
そんな話をここぞとばかりに聞かされた。

次に親父が出て温泉に行きたいという話をされた。
お金出すから生きてるうちに夫婦でいい温泉にいってきたらい。
1泊7千円なんてみみっちい事いわないでいっそ2万円くらいのとこ行ってきなよ。
そう言った。



里心では決してないと思う。
「後ろめたさ」かも知れない。ずっと隠してきた。

いずれどうしようもない現実がやってくる。
順番は決まっていて、順番どおりに人は現世から消えていく。

ずっと曖昧にしてきたこと。
家族に限らずなるべく心の奥底で断ち切っていた繋がりの糸達を、
もう一度、浮かび上がらせようとしているよう。

逃れ様のない人と人との「絆」を今僕は再び可視化しようとしている。
家族、父母、兄妹、親類そのまわりの人々。
特にルーツに関わる紐を。


そうして僕は目黒どおり沿いにある、老舗の揚げ饅頭屋に足を運び、
いちばん高価な揚げ饅頭の詰め合せを送った。
実家には明日の夕方に着く。
そうでもしないと気が済まなかった。

わかっている。
こんな饅頭を食べたいわけでないことぐらい。
でも今日、今の今、僕にできる事はこれくらいしかない。

免罪符ではない。
長らく閉ざしてきたこころを真剣に開きつつある。
今度ばかりは本気だろう。
多分。

吉田松陰  「松陰神社」へ行ってきた

2010-01-23 20:24:15 | 
今日は少し足を延ばして世田谷区・若林にある「松陰神社」に行ってきました。
もちろん走ってです。結構遠かったです。
行きはそれほど距離を感じませんでしたが、帰りは多少グロッキーぎみ。
歩いていて足首が痛くなり近くの「鷹番温泉」で養生へ。




吉田松陰を祭る神社があるとは知っていました。
ネットで検索しだいたいの位置を確認し後はその方向へまっしぐら。
三軒茶屋の辺りはよく行きますから土地勘はあります。

世田谷線の「松陰神社前」を目指せばいいんです。
実際は「環状七号線」沿いに走って行ったんですが。



住宅地の中を迷いに迷い、結構近くにいるのですがそこに行けませんでした。
道行く人に尋ねたりしてなんとかかんとか行きつくことに成功しました。

おー!空の青にくっきりとその建物がありました。
「松陰神社」です。
松陰が安政の大獄で獄死後、弟子の高杉晋作、伊藤博文が東京に作った神社です。
山口県の萩にも松陰神社があります。もともと生れ故郷は萩ですから。



神社内に吉田松陰先生が静かに鎮座しておられました。
先生は当年30歳の若さで亡くなったんです。
有名な「松下村塾」を約3年開き、幕末維新の多くの立役者を輩出しました。

前記二人のほかにも山縣有朋、久坂玄瑞なども塾生です。



松下村塾を再現した建物が神社内にありました。
本当に小さな建物で私塾を開いていたんですねぇ…
8畳間と10畳間があるだけの質素な平屋造りです。

  

草莽崛起 = そうもうくっき

「草莽」は『孟子』においては草木の間に潜む隠者を指し、転じて一般大衆を指します。
「崛起」は一斉に立ち上がることを指し、合わせて“在野の人よ、立ち上がれ”を意味します。
尊王攘夷の精神的支柱となった吉田松陰の真骨頂がこの言葉に表れています。



松陰のお墓です。
安政の大獄で処刑された多くの人たちと一緒にありました。


静かに合掌してまいりました。

※ このすぐそばに日露戦争の時に首相であった「桂太郎」のお墓もあり、
  こちらも拝んできました

※ 日本史の生きた学習にもなりましたね。こういう所縁の地を歩くのは楽しい



にほんブログ村 本ブログへ



腹ペコ 久々の〝梅塩ラーメン〟!!

2010-01-23 07:50:46 | 
またまた早く目が覚めてしまい、テレビを見たりCD聞いたりしていると、
案の定、お腹が空いてきました。けど、これといって食材もなく…

な時のために「非常食」、そうインスタントラーメンがありました。
そういやぁ田舎帰って新鮮な梅干しをたんと仕入れてきたはず。


  久しぶりに「梅塩ラーメン」を作ろう!


麺は明星食品の〝評判屋の塩ラーメン〟。これ細麺でなかなかいいです。
実は、ミソ、醤油、塩とそれぞれ3個ずつストックしています。
今日は当然、塩です。


卵と焼のりを添えて約3分で出来上がり!





 旨い・早い・安い


まさに三拍子そろった僕だけの〝梅塩ラーメン〟です。
造るのに3分ですが、食べるのに2分。
とってもあっけなく僕のブレックファーストは終了しました…

もちろん、「うまかった!」です。


親父のついた餅も冷蔵庫にたくさんストックしてあります。
こちらに帰ってから1度も食べてません。
冷蔵庫に入れておかないとお餅はカビが生えてしまいます。

 らーめん+お餅 → 力餅ラーメン

これは断然、醤油味でしょう。
次はこれにチャレンジしてみましょうか。


にほんブログ村 本ブログへ



時の忘れもの

2010-01-22 21:58:13 | 
アトムちゃん。
「後村さん」という。



「好きっていわれたらみんないいよって・・・」



とっても謎めいた言葉に戸惑いました。
これは多分、「お誘い」の言葉だったのかな・・。

その頃の僕はあまりにも初(うぶ)で、また、いわゆる“チェリーボーイ”でもあり、
何となくそんな感じはしましたが、言葉を返すことができませんでした。

まだ19か20才の頃のお話しです。
初めて「合同ハイキング」と言うものを体験した、その日の夜の飲み会でのワンカットです。
もうすっかりセピア色になっていたそんな出来事をふっと思い出しました。


アトムちゃんとは合ハイの時間にあまり話すことも、一緒にいることもなかったように思います。
ショートカットでボーイッシュ、ジーンズの似合う勝ち気な感じの女の子でした。

飲み会もたけなわでだいぶ男女が入り乱れる中、たまたま隣り合わせツーショットになりました。
出身地や学校の専行のことなど当たり障りのないことを話していた時のことです。

アトムちゃんもだいぶ酔いが回っていたようにも思います。
それで少し大胆になっていたのかも知れません。

その合ハイで実は気になる子が別にいました。
はじめはその子と話したりお酒を注いでもらったりしていましたが、
当時の僕にその子だけをずーっとキープする胆力もずうずうしさもありませんでした。

何しろ他に同級生が十数人いたし相手の女子大の子らも同じくらいいました。

それにアトムちゃんにご執心とみられる奴が少なくとも2人はいたので、
彼らを差し置いてなど思いもしませんでした。

基本、「根性なし」だったんです。
ただただ驚きどぎまぎしていたかも知りません。


僕は横向き。彼女の視線をバリバリ感じていました。
こんな時、どうしたらいいんだろう。困り果てていました。

そうこうしているうちに誰かに声をかけられアトムちゃんは違う席に行ってしまいました。
それだけのことです。
果たして彼女は僕のことを本当に気に入っていたのでしょうか。

その時、僕が気に入っていた子の名前や顔さえもはや思い浮かばないのだけれど、
不思議にもアトムちゃんのことだけは今でも覚えています。

よっぽど困ったのでしょう。
それとも彼女のことを本当はどこかで気に入っていたからなのでしょうか。
その謎めいた言葉の真意を今も量りかねているから…

ずっと昔に置きっぱなしにしてきた小さな忘れ物です。
そこに取りに行くことはもう永遠に叶わないのですね。



   好きっていわれたらみんないいよって・・・




にほんブログ村 本ブログへ



美人薄命

2010-01-21 21:56:35 | 
美人薄命。

人も企業も同じ。

いっ時いいからと言ってずっといいとは限らない。
美人は薄明かもしれない。

華やかで見栄えのいいとこ。
それより30年も40年も頑張ってきたとこのほうが価値がある。

見せかけに騙されるな。

ということですね。

人とは違い企業はなおさらそういう要素が強いと思います。
そう考えるとうちの会社は「美人薄命」かもしれません。


けれどこんな企業でも〝長命〟できるよう頑張っているのですけれど。
〝美人〟に見えた時期もありますが、今はそうかどうか疑問があります。

結局〝美人〟かどうかは本質的な問題ではないんです。
会社も人もそうだと思います。

もっと本質的なこと。
「信用」とか「好き」とか「誰と」とかそんな本源的なこと。


「価値」とはきれいごとではないんですね。
人と人とのつながりが価値を生む。
つながりがうまくいかないと価値どころかマイナスばっか。

そんなことをつくずく感じました。


今日は、会社を辞めたある人の送別会でした。
20人もの人が集まりました。
僕も参加しました。

みんないい会社にしたいと思っているのに、
そうならない現実。
人と人との考え方の違い。
思いは一緒なのに、とっても残念に思います。



ああ、こんなお話し

2010-01-20 21:20:04 | 
「お前はいつも何を考えて生きてるんだ?」

「何をと言われても、、」

「まるで“精気”がない。
それじゃ何のために生まれてきたかわからんじゃないか」

「そこまで言う・・・」

「いや、お前の将来のために言ってる」
「仕事で画期的な成果をあげろとは言わん。
が、しかし女でもギャンブルでもいい。
何かしら一心不乱に打ち込める対象を見つけろよ」

「先輩、僕の何がわかるって言うんですか。
言うに事欠いて女だ博打だなんて。
そんなんだったらまるで僕は生きる屍みたいなもんじゃないですか」

「そう、よくぞ言った。お前さんはまさにその“屍”だ。ゾンビだ。
いや今のまま行ったら間違いなくそうなる」

「余計なお世話です・・・」

「そういう態度がいけない。もっと人の言うことに耳を傾けろ。
謙虚になれ。みなお前の事を心配して言っているんだ」
「まだ脈がある。お前はもっとできる奴だとみこんでいるから苦言を言っている。
それが何でわからんのだ」

「それで僕にどうしろと」

「どうもこうもない。それにどうするかなんて人に教わるもんでもなかろう。
生きてるっていう“迫力”を出せということだ。
仕事云々の前にきちんと生きろ。俺が言いたいのはそう言う事だ」

「先輩、熱いですね。その情熱はどっからくるんですか?
僕からすると先輩も僕も本質的には大差ないとおもえるんですけど・・・」

「失敬な奴だな。俺はお前と違って守るべきものがある。
そのために精一杯生きてる。
残念ながら今のお前とはおお違いだ」

「仕事ですか?家族ですか?それとも恋人?
先輩、他になんか趣味とか取り柄ありましたっけ」

「またまた失敬な奴だな。
そのすべてだよ。女も家族も仕事もギャンブルも。
そういうことに没頭することで生きてると実感できる」

「単純なんですね。結局、自分というのがどこにも出てこない」
「僕と同じように空虚なんですね」

「・・・。痛いとこつくな」


「僕」と「先輩」。
本当の僕はどっちでしょうか?












答  どっちも僕です。

(帰りの電車のなかで考えたつまらないフィクションなのですが)



しつこいようですが、続き 〝朝〟

2010-01-19 21:41:58 | 
昨日の続きです。


今回は朝バージョン。
わざわざデジカメを持ち出しいきすがら撮りました…


明るいところで見ると単なる〝ぼろアパート〟って感じです。
朝は全然へっちゃらですね。

こんな感じです。





どうでしょう。
住めるか住めないか。。。微妙な感じですよね。

ひと昔前だったら僕も住めなくはない。
いや、学生時代のことを思えば十分住める。。。かも。





あれっ!?
電線が通っています。
昨夜電気が付いていたので当然と言えば当然ですが…


やはり住んでる方がいらっしゃるのでしょうか。

であれば〝お化け屋敷〟みたいな扱いしてしまいとっても申し訳ありません。

真偽のほどは未だ明らかではないのですが。



近所のふる~いアパート

2010-01-18 22:08:53 | 

近所のそれはそれは古いアパートのことです。


今日の帰り道にそのアパートの側を通ると何やら明りが灯っていました。
8時過ぎのことです。もうこのアパートに住人はいないはずなのにどうしたことでしょう。
大家さんが見回りにでも来ていたのでしょうか。それなら何もこんな夜中に来ることもないでしょう。
何か仕方のない事情でもあったのでしょうか。
そもそもこのアパートに電灯が灯っている景色を僕は見たことがありません。
上の写真は帰り際に携帯で写した写真です。確かに光が洩れていますよね。


見ての通り相当、年数を経た寿命をとっくに過ぎたようなアパートです。
正面1階の中央に共通通路があり、1階に4部屋、2階に4部屋あるように思われます。
石造りの門構えが半分だけ残っており、正面右側にはトタン葺きの粗末な「自転車置き場」があります。
古びた使用に耐えない自転車が数台あったかもしれませんが、当然ながら現役の自転車やバイクはありません。


僕はこの前を通るたびに何よりも懐かしさが先に立ちこの前でうろうろしたこともあります。
というのも僕らが学生の頃、こんな建てつけの安アパートが地元にはいっぱいありました。
四畳半や六畳一間でお風呂は共同なんていうのが当たり前でした。今はさすがにこういうのってなくなりましたよね。
僕の住んでいた学生寄宿舎も規模はずっと大きかったけれど、造りは五十歩百歩でした。
このアパート、表札もなく郵便受けにも名前がなかったこともあり、「誰も住んでないんだろうな」と常々思っていました。
だから電気がついているということに何か〝違和感〟を感じたのです。


このアパートの前は僕の通勤路のひとつです。この横を通ると正面に中学校があり右に曲がると校舎に沿って小さな花壇があります。
さらに左に曲がり〝コの字型〟に道は続きます。学校の統合のため現在は校舎を壊す工事が行われています。
この中学校は廃校となり、校舎の後は区民センターかなんかになると聞いています。

学校とこのアパートの境目のところに1坪程度の小さな消防のポンプ置場があります。
正面に消防の丸くとんがったライトが付いていて夜になると赤く灯っています。
深夜ここを通るとそれだけでも不気味な感じがします。
あまり気にしないようにしているんですが何となく気味が悪いんです。
昨年暮れに酔っぱらってここを通った時のことですが、例の自転車置き場から光が漏れているように思いました。
〝えっ〟と目をパチクリさせて再度見たら薄暗いままでした…。
となりの消防の赤いライトが反射したんだろうなどと勝手に解釈してさっさと通り過ぎたのですが、〝ぞくっ〟としました。


昼間でも〝そういう目〟で見ると確かに不気味なアパートです。
2階の木製の窓越しに見える古びたカーテンなど、じっと見ているとそこから誰かがそっと顔をのぞかせそうな人の気配さえ感じさせます。
さわらぬ神に祟りなしですので深入りするつもりもありませんが、何か気になります。

なんで取り壊さないんでしょうか。何か理由があるのでしょうか。
そういえばこのアパートのふたつとなりの家は取り壊されました。
丁度、三宿から道路が伸びてきます。中学校の南側が道路となりその区画からもこのアパートは免れています。

今度、昼間に「探検」してみようかな。
嫌いじゃあないんですこういうの。昔、なんかの事件の現場だったりして。

アパートの光はなんだったのだろう。
不思議です。

長々と記してしまいました。

もう1月も半ばを過ぎ

2010-01-18 19:08:02 | 

早いもんです。

お正月もあっと言う間に過ぎて、
いつもと何ら変わらない日常に戻りました。

毎日、一日として同じ日はなく、
時は未来にむけ刻まれていくはずなのに、
それを感じ取れないのは感性の鈍化なんでしょう。

わくわくする。
どきどきする。
はらはらする。
うずうずする。
ずきずきする。

そんな何何するという心の営みが足りない。
昔はそれを読書に求めました。
友達と遊ぶことで満たしました。
何より恋愛こそその源泉でした。
とめどなく湧きいずるがごとく。

同じ毎日にしてはいけませんね。

今日はこんな美味しいものを食べた。でもいい。
昨日知らなかった今日の新らしい体験。
「代償」を何かに求める。

いまの仕事中心の環境下では、
ほんのささやかなものしか現実性はないでしょう。

「食い道楽」。
お酒はもういらない。
「食」か。

ん、、、いまいち気乗りしません。

なんて言ってたらお腹すいてきた。
で、結局コンビニやその辺で済ましてしまうんです。

続きそうにありません。


何か無いかな・・・



アンジェリーナ・ジョリー

2010-01-17 22:17:28 | 
日曜洋画劇場の「Mr. and Mrs. Smith」をお酒を飲みながら見ています。

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが主演。

凄いシチュエーションのアクション大作です。
いかにもアメリカ映画って感じですが、こういうのも嫌いではありません。
ノーテンキで見れるところがいいです。

主にシュワちゃんのが好きで見てたんですが彼、州知事なってしまいそれ以来、
こういった映画から遠ざかっていました。





けれど、見るにつけ、アンジェリーナ・ジョリーの「小悪魔的魅惑」に引き込まれてしまい…
ついついフォトを収集してしまいました。
昔からあまり〝外人さん〟は得意ではなかったので敬遠していましたが、
(マリリンモンロー、ジュリアロバーツ、ジュリーアンドリュース除く)
アンジェリーナは久しぶり。


セクシー過ぎる。




いまさら何を…という感じですが、
ちょっとやばすぎです。

僕も〝男だった〟ことを思い出させてくれるような。
そんな女優さんですね。






ま、見てくれだけですからたんなる〝SEXシンボル〟なだけです。
少なくともマリリンの苦悩を彼女に感じることはないと思います。


ブラッドピットとは美男美女のベストカップル。


しかし、お互い「殺し合い」をしながら途中で〝あれ〟を始めるなんて…
なんという…
いかにもアメリカらしい野生ぶり…
元祖肉食系ですね。





にほんブログ村 本ブログへ