ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

バレンタインデーでした。

2008-02-14 23:50:00 | 
写真のごとく、今年はいつもより多くのチョコレートをいただいた。
もちろん、 「義理チョコ」であるが、そうとわかっていてももらえばうれしいものだ。
部下やその他の皆さん、あらためて

 『どうもありがとうございます』

しかし当然のことながらこの年になって「本気(本命)チョコ」もないものだ。
人間、だれしも社会的な存在であることに気づいた途端、「義理」とか「礼」という概念を獲得する。
大学生までならまだ、義理もへったくれもなく本気、本命しかない。
実に正直である。だからチョコをあげる方ももらう方も必死であり、一大事となる。
今日などはきっと様々な人間ドラマが繰り広げられたのだろう。

本気、本命で結ばれたはずの二人は、その後、とんとチョコなど無縁になる。
男はもう「いらね」と言い、女は「忘れてた」と言う。
お互いの気持ちを確かめ合った後には、チョコなどというツールはもう不要なのだろうか。
それどころか物知り顔で、「チョコレート会社を儲けさせるだけだね」とか「この時期売らないとお菓子会社は大変よ」などと言ってこの日をパッシングするのである。
別に、本気、本命をもらえないがゆえに愚痴っているわけではない。

「義理」とか「礼」の世界にどっぷりつかっている自分が少し淋しく感じたからかな
「本気」などという情熱がもう湧かなくなっていることへの郷愁の念・・・

そういえば、そんな本気・本命チョコを僕はもらったことがあっただろうか??
いろいろ過去を振り返ってみるのだが、どうも記憶にないのである。

というか、そういうステージで勝負することがなかったような。
結局、臆病者でしかなかったんだな。

  この、

 「い・け・ず!」

と、結局、愚痴りながらもらったチョコを食べている。

銀のぶどうのチョコうめぇ・・・

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