ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

早起きの効用

2011-11-23 14:52:07 | 
年をとるに連れて、若いときの「夜型」からめっきりと「朝方」の人間になってしまった。 夜は10時を過ぎるともう眠気が襲い、まぶたを開けているのがつらくなる。 油断していると知らず知らず意識がすーっと底に落ちていく。 そのまま座布団を布団代わりに眠りこけてしまうこともしばしばである。 そして何時に寝ようと朝は5時前には目が覚める。 目覚まし時計の設定時間のすぐ前になぜか不思議と目が覚める。 睡眠時間はそれほど短いわけではないが、若い頃のようにどっぷり深い眠りにつくことはまれである。 夢を見ていても夢を見ている自分を「これは夢だな」と冷静に見ている自分がいたりする。 何しろ眠りが浅い。眠りのバイオリズムの伸びたところでなんとなく目が覚めたような気になりながら寝ている。 朝早く起きていいこともある。 一日がとても長く感じること。そして一日の最初の時間に余裕があることはその日にとってよい。 その日のなすべきことのひとつひとつが整理できるしどのように実行するかを深く考えることができる。 「やらされている感」があると何事も楽しい場合は少なく、むしろ苦痛と感じることが多い。 仕事は特にそうだ。けれども予定されているそれらをよーく考える時間があるとだんだん違って見えてくる。 決まり切った、何か乾いたビジネス上の事柄が、生き生きと時にわくわくするように見えてくるから不思議だ。 ああしようこうしよう、こういう話をしたらどうだろう、こんな資料を準備したらどうだろう、 あの人は喜んでくれる、気づいてくれる、仕事がはかどるだろう、やってみよう… わくわくどきどきしてくる。 一日が生き物のように躍動する。そんな一日、そんな仕事を続けられたらいい。 そのために早起きの習慣はこれからも続けよう。 というかもう体がそんな体質になっているので苦労はいらない。 守るべきはそんな朝の時間にくよくよ後ろを振り返ったりせず、常に今日を前向きに生きることを考える習慣だ。 この習慣は人生に損をもたらさない。