ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

お婆さんの庭

2009-10-19 18:50:57 | 



朝の通勤路、ごく近所の道。
その小道に面しいくつかのアパートがあり
朝早くからそこの住人らしきお婆ちゃんがわら箒で道を掃いています。
ちょうど中学校の校舎の後ろにあたり、
きれいな草花が咲く植え込みがあります。
お婆ちゃんは目の前の花壇の手入れを欠かさず、
草花に水をまいている姿も良く見かけます。


「今日も天気いいなぁ。白い雲があるからほどほどかなぁ」


箒の手を休めず隣から顔を出した奥さんに声をかけていました。
何しろ声がでかいので聞くともなしに聞えます。

たまに野良猫に餌をやっていることもあります。
この辺を歩くとでっぷりとしたのが4~5匹います。
今朝も兎のようにふわふわしたのが2匹いました。
いい身分だな。
ふくよかな贅沢ホームレスです。

いつも毛糸の帽子を被りこざっぱりとしたこの婆さん。
歳は70才をとおにすぎているでしょう。
身寄りはなさそうです。


早起き、水撒き、道路掃除、猫の世話、花の手入れ、天気の話、、、
毎日の日課をきっちりこなし清貧に生きているんでしょう。
こんな生き方こそ尊いのかな。
そんなことを思いました。

とても「清貧」とは言えない僕はといえば、
週の頭からお酒のお付き合い。
突然に仲間からの誘い。
断りゃいいのにお人好しよろしく、
夜の街に出かけて行くのでした・・・(泣)


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