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友人が休暇を1週間とってオーストラリアのエアーズロックを見てきました。
どうも今年かぎりでこの地には踏み入れなくなるらしいのです。
現地の人たちにとり元々ここは「聖なる地」であり、
観光地として「汚される」ことには抵抗があったといいます。
ただどでかい岩がそこにあるだけ。
広大な荒地の中にそれはあり、あまりにも原始的な威容を誇っています。
世界遺産にもなってますね。
その存在の大きさに感極まったと友人はいいます。
エアーズロックは凡そ想像を絶する巨大な一枚岩で、
地表に出ているのは全体の数分の一。
ほとんどは地中深く眠っています。
もしかしたら人類が発生するずーっと前に、
隕石として宇宙から降ってきたのかも知れません。
「おれは一皮むけた」
そう彼は言ってました。
巨大な自然を前に人は自ずと謙虚になります。
たった百年足らずの人の一生。
くだらない小競り合いや損得勘定は、
もはや意味をもちません。
たかだか人間世界の富も地位も名誉もあまりに小さすぎます。
悠久の自然や無限ともいえる宇宙において塵芥ほどの価値もないでしょう。
そんな思いが彼の心に去来したことは想像にかたくありません。
そういうのって大事ですよね。
言葉にできない感動。
感じるしかありません。
文字や言葉に表した途端、誤っている。
彼はとってもいい体験をしたと思います。
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