中庸(まあまあのところ)を心得よ

2009年04月25日 | Weblog
過ぎたるは及ばざるがごとし
という言葉があります。
最近の事件を見ますと、ずいぶん、度を超えたものが目立ちます。
たとえば、中学の先生が生徒が課題をやってこなかったということに腹を立てて、殴る蹴る、馬乗りになって重傷を負わせたという事件が昨日(4月24日(金)に報道されていました。何もそこまでという感じです。
また、SMAPの草剛さんが、裸で叫んでいたところ、通報により警官が三名駆けつけて取り押さえ、その際、抵抗をしたということで、逮捕され、住まいの家宅捜索まで享けました。
裸で夜中に叫び声を出すのは、いくら何でもおかしいし、どうかなと思います。
でも、2日間にわたって拘束し、家宅捜索までやるのは、かなりやり過ぎです。
また、母親とその交際相手が折檻のいき過ぎで、とうとう女の子が殺され、遺体が遺棄された事件も同じ日に報道されていました。
すべて、行き過ぎ、やり過ぎで常軌を逸しています。
極端に走りすぎることにより、すべておかしくなっています。
ダイエットのやり過ぎ、食べ過ぎ、飲み過ぎ。
働き過ぎ、休みすぎ、もうけすぎ、使いすぎ、節約しすぎ。
みなながら あらましかばと 思ふらん 物はなかばに たることをしれ
と開導日扇聖人はお示しですが、「なかば」でやめようとしないんですね。
なぜでしょうね。
人間の欲望の本質かな。
しかし、私たちはそういう傾向があることをよく知り、前もって用心すればかなり防げることになります。
また、一つだけ、走ってもよいところを持つことです。
その第一は、人の為に骨を折ること。人を助ける菩薩行をすること。
二つには、佛立信者なら、とことん、本門八品所顕上行所伝本因下種の南無妙法蓮華経のお題目を心ゆくまで唱えること。
これでしたら、大丈夫です。行き過ぎにまでは、なかなかなりませんし、人を助ければ助けるほど、功徳となり、唱えれば唱えるほど、お計らいを頂きます。


コメント
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