第201回臨時宗会 無事に終了

2012年11月29日 | Weblog

11月28日、山内日開上人が講有として招集された初の宗会、また、私が宗務総長に就任してからも最初の宗会が開催されました。

第28期宗会議員としても最初の宗会でしたが、宗会の中での各種委員会や委員長の互選による決定、宗制の一部改正案の承認、また、各種補正予算案の承認などが主な懸案事項で、ほとんど承認されました。

まずは、顔見せの宗会みたいな感じでしたが、いやぁ、私はそれなりに神経を使い、疲れました。

宗門もキチンと運営していくのは大変なことだと実感しました。

適当にやっていくのが許されないのが宗教法人ですし、みな、自坊のことで「いっぱいいっぱい」なのを宗務本庁なり、支庁なり、布教区の事務やご奉公をこなしていくのです。

ですから、なかなか忙しくて大変です。

私はどちらかといえば、事務的なことは苦手ですが、そうもいっていられません。

一方、宗門のご弘通をリードしていくのも本庁のご奉公ですから、骨が折れます。

しかし、精一杯のご奉公をさせていただいて、悔いを残さないようにしなければなりません。

宗会が始まる前の日も当日も、本当にお縋りする気持ちで宗会ご奉公の無事成就を祈願しました。

すべて終了した後、参議会が開かれ本庁を後にしたのは日もとっぷり暮れた後でした。

無事終了は有難いとつくづく感じて帰路につきました。

   

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東日本大震災に関する会議 プロジェクト7

2012年11月27日 | Weblog

今日は、宗務本庁で宗門が推進する東日本大震災後の被災寺院に対する支援、「プロジェクト7」の会議が開催されました。

被害を受けた東北、南関東、北関東諸寺院(第5、6、7支庁)の代表や全国の支庁長と私たち新本庁の役員との打ち合わせ会議です。

じかに話を聞いて、今さらながら被害の甚大さと長引く被害の実態、復興の遅れを実感しました。また、被災寺院の方ではどのように感じ、何を思っておられるのか、「プロジェクト7」という支援のあり方についての意見など、貴重なお話を伺いました。

もう一度、支援させていただこうという側と支援を受け容れる側とのズレを調整して、できるだけ希望に添った支援ができるように態勢を立て直さなくてはならないというのが結論でした。

人間と人間、会ってみて話してみて、初めて通じるところがあるのですね。活字や写真の訴える力も大きいけれど、それだけではなく、心と心がふれ合って初めて話が通じると思いました。

今日は良い勉強をしました。明日からのご奉公に役立てなくてはならないと思った次第です。

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いよいよ宗会

2012年11月26日 | Weblog

いよいよ総長就任後、初の宗会を迎えます。

総長に選ばれる時は、立候補するのではなく、候補者選定委員会により候補が3名ほど撰ばれ、その3名の中から宗会議員の投票により選挙が行われます。

その結果、はからずも私が選ばれました。大変、光栄に感じるとともに責任が重大です。しかし、全力を尽くして精一杯のご奉公をさせていただくつもりです。

しかし、何ら選挙の前に演説を行ったわけでもなく、自分がもっている理想を掲げたり、方針を打ちだしての結果ではありません。

この点については、今後、改めるべきだという意見があります。

しかし、立候補するという人がない場合、どのように選任するのかという規定として現在の制度を残していく必要がありそうです。

他人事のようですが、本来は、明確な宗門行政についての政策、理念を大いに述べて立候補する方が出てきて欲しいところです。

わが本門佛立宗は、総長にしてもどんな役職にしても、まさに奉仕、ご奉公であり、また、中央集権ではなく各寺院、あるいは本寺格の大寺院による分権制ですから、本庁には強大な権力も指揮権もない状態です。

これはこれで利点もありますが、リーダーシップを発揮することが非常にむずかしい点があります。

民主的であることは間違いありませんが、宗門全体が組合のような感じで行政権の執行範囲がどの程度あるのか曖昧で、「決められない」ことが多く、それだけに自ら総長に立候補することをためらうことが多かったのではと思います。

いずれにしても、今後は何らかの改善をしないと、改良も断行できないし、行きつ戻りつという状態から脱却できないと思われます。

この宗会においては私はこれからの宗門について基本方針を打ちだしますが、宗会の賛同を得て、宗門がご弘通のエネルギーを得て元気よくなってもらいたいと望んでいます。

今や、後ろ向きの議論や論争をしている余裕は当宗にはありません。本来の異体同心体制となって前進を図る以外、ありません。

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