うそー と思うくらいの御利益

2009年04月01日 | Weblog
本日は朝6時20分から月始めの総講(月始めに当たり前月の無事息災や身体健全に過ごさせていただいたというご信者の御礼の気持ちを仏様に言上し、さらに今月中、無事に安全に勤務や学業に励み、また、人助けの修行に、お寺での奉仕活動(ご奉公)に精進できますようにというお願いをするための法会、法要)がありました。
大体、2時間ほどお看経(おかんきん・・御題目口唱)と祈願や回向言上。それからご信者の皆様へお知らせ(ご披露)。その後、私が御法門・・・いわゆる法話をお話しして9時終了。これは第一座といい、第一回目。
朝食の後、9時30分から婦人会の幹事会議。
いつもより早く10時30分に終了して、11時からは第二座の総講です。
やはり同じように本堂で、第二座(第二回目)の総講です。だいたい似たような内容で、皆で御題目口唱したり、さまざまなことを御仏に言上します。
この第二座は、婦人会の集まり(御講という法要)も兼ねてつとめています。
終了したのが13時で、ちょっと疲れましたが、本住教区の鈴木さんの体験談を発表いただきました。
詳細は後日ということにしますが、今年、85歳の男性です。
先々月20日頃から異常を覚え、本人は大丈夫といっていたものの、病院に奥さんが連れていった頃は、すでに目も腫れぼったく、顔も腫れ、顔色も悪く、相当、ダメージを受けていたようです。
昭和大学付属の病院に入院したのですが、先生の説明によればあらゆる臓器に異常が見られ、どこからか、何らかの菌が侵入し、その菌が検出されたということです。1週間で退院できないと年齢からいってぼける可能性もあり、全力を挙げてこの菌を封じ込め、退院できるように努力するという話でした。私はどうも、丹毒か敗血症を連想しました。
私が2月25日に、その親戚のお宅に法要(御講)で伺ったとき、その日に限って見えていないご主人についてお尋ねしました。入院中と聞き、また、症状を聞き、これはなかなか大変、重篤な病気に罹り、危険な状態であることが分かりました。
昼食ご供養をいただいた後、お助行しましょうと呼びかけ、皆さん、喜んでお参りしてくださいました。
どうも、それを境に潮目というか流れが変わったようで、教務さんがその後、御助行に通い、ご信者も行っていただきましたが、あれよあれよという間に回復して、3月5日には退院し、20日のお彼岸には家族、親族とともにお彼岸に参詣されました。開導日扇聖人の
御利益の あまりふしぎの うれしさに うそでないかと うたがはれけり
と御教歌にお示しのような不思議な御利益でした。
話だけでは伝えきれませんが、もうダメかという所から、見事、よみがえるというような有様で、周囲の人は狐につままれたような感覚で、エーッうっそーとしか言いようがないという所です。
鈴木さんのご家族が、これによって、また、本人までご信心が増進し、確かに何かが変わったという所が実は最大の御利益かも知れません。

コメント (3)
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