先日、テキサス在住のチズコ・アダムズさんからメールが来て驚きました。
つい、この間、遠妙寺のWEBSITEにアダムズさんの名前で、パスワードの問い合わせがありました。
もう、かなりパソコンをやり始めるには、高齢ですから、息子さんお二人のどちらか、あるいは娘さんがそのメールを出されたものと思っていました。
返事が返ってくるかどうか分かりませんでしたが、そのメールに4ヶ月前に手紙を頂いたのに、返事を出していないことに謝罪しました。
また、そのときに送ろうとしたカーディガンがもうlきせつはずれになってしまったこと。夏用の何かお見舞いを添えて送りますなどと書きました。
ところが、返信が来て、驚いたことにアダムズさんがご自分のお孫さんに、彼女のパソコンを日本語を使える環境にしてもらい日本語でメールをくれたのです。
唖然としました。
去年は、動くことも出来ない、寝返りも出来ないという状態で、長男のJamesさんが、私に御宝前に日本でもご祈願をしていただきたい、それが母の望みだと言ってこられました。それから毎朝、私はご祈願をさせていただきました。
その頃は、自分の足で起ち上がって歩くなど、とうてい出来ないと、みな思っていました。
ところが4ヶ月前の手紙では、かなり、良くなったという知らせ。そして、今回は補助歩行器や車いすも使っているが、車の乗り降りも自分で出来、もう、レストランに行ったり、生活を楽しんでいると書いてありました。
そして、日本の信心の友、光子さんがケガをして入院していることについて心配されていました。
アダムズさん夫婦は日本で結婚、50数年前にアメリカにわたり、幸せに暮らしておられました。1986年5月、私の住職継承式には、たまたま夫婦で来日されていました。
ご主人のエルバートさんが亡くなった後、日本に来られてご回向させていただきました。
また、長男Jamesさんが則子さんと結婚式をあげられたのは遠妙寺の御宝前で、私が導師をつとめ、英語(のつもり)で御祝いと訓辞を述べました。
私たち夫婦と光子さん、姉と睦子さんがテキサスのオースティン(現地ではオーストンと発音)にご主人のご回向をかねて御講に伺ったのは、もう9年前の4月。
9.11テロの半年後で、靴の底まで飛行場でチェックされました。
いろんな想い出がたくさんあります。
でも、良かったなぁ。良くなられて。
「一すぢに たもつみのりの まこと故 世に何事か かなはざるらむ」
と開導日扇聖人が御教歌をよまれていますが、その通りのご信心をされてきました。
テキサス・オースティンに移って50数年経っていますが、その間、妙法御題目のご信心をたもち続け、ひたすら口唱に明け暮れています。
約束しましたので、必ず、手紙と荷物を送らなくてはいけません。でも、海外に荷物を送るのって何か、書類がややこしくて大儀な感じです。
何とかなりませんか、日本ゆうびん様。
(写真はオースティンの国際空港・・・すごくスケールが大きな空港でびっくりしました。 )