プレッシャーというものは、あるものですね。
2期6年間、私、木村玄妙は宗門の責任者として務めてきましたが、10月12日をもって任期満了しました。
この解放感は何とも言えねーという感じです。
サイコーです。
これからは、少しは自分のやりたいことをやれるような、自由がきくような感じがします。
以前は熱心にやっていたブログも再開して、少しずつ日記代わりにでも書いておこうと思っています。
かなり以前から、自分の好きなことをやりたいし、好きなように時間を使いたいと思っていましたが、今のところはまだ、完全にフリーではありません。
住職就任以来、32年も経ちますが、後継者に次代を任せればだいたい、フリーとなります。
私どもの宗旨、本門佛立宗では禅宗の「雲水」というような、1箇所に定住せず諸国をめぐり歩いて修行するようなお坊さんはいません。
いろいろなお寺をめぐって、手助けをするとか。かえって邪魔になり、お節介なヤツと追い出されるかも。不謹慎ですが、これは面白そうな気がします。
あるいは、水戸黄門のように方々を歩いて回り、悪い奴をやっつけるような、そんなのもやってみたい感じです。ただ、今の世の中は物騒なので助さん格さんみたいな人が10人くらいは必要かも知れません。
こんなことを考えるのは、少し「ヒマ人」になったのでしょう。結構、日程はいっぱい詰まっていますが、精神的余裕ということかな。
昔々の本門佛立宗のお教務さんは、今より自由がきいたようで、小倉不軽寺を開かれた宮川日厚上人は神出鬼没だったようです。
東に困っている人があれば、飛んで助けに行き、西に病気の人がいればいつの間にかお助行をして、足の立たない人にご利益を頂かせて歩けるようにされたとか。
そのようにして中国、四国地方の主立ったお寺の基礎を築かれたと聞いています。
不軽菩薩のいきかた、そのものですね。
爪の垢を煎じて飲み、できれば明日からでもやってみたいですね。
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