白鵬はつよいなぁ。相撲道だね。

2010年11月29日 | Weblog

およそ、道という字が付くものはたくさん日本にあります。
剣道、柔道、茶道に華道、そして仏道です。
ときには、野球道などといったり、相撲道などということもあります。

道という字をつければよいというものではありませんが、真摯に取り組み、まっすぐすすみ、頂点を極めようという場面があるもには、道という字をつけるようになったのではないかと思います。

それにしても、白鵬は双葉山の六十九連勝をめざし、これを超えようとしましたが、六十三連勝でストップしてしまいました。
たいへん、ショックがあったようですが、それから後はまた、連勝でとうとう九州場所を優勝で締めくくりました。その精神力と精進ぶりに、私たち仏道を歩む者も大いに学ばなくてはならないと思いました。

人間には限界がありますが、簡単に限界だから駄目だと言ったのでは、何も成就しません。
私たち佛立宗の教務(僧侶)に信徒も、みな今は、門祖日隆聖人の五百五十回御遠諱(平成25年2月に550回目の御年回を迎える)をめざして、真実の仏法を人々にお弘めする教化運動にがんばっています。白鵬にまけないようガンバリタイですね。

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門祖日隆聖人のご生涯

2010年11月29日 | Weblog
門祖日隆聖人のことは、佛立教育専門学校で30数年前に当宗の碩学として誉れ高い泉日恒上人の授業を受けて教わりました。
先日、修学塾が渋谷、乗泉寺で開催され、門祖聖人について話をしてもらいたいというお話を頂きました。
ところが、なかなか門祖聖人のお書きものは難解ですし、限られた時間内で、そういうお書きものの内容をお話しするのは無理です。
 そこで、門祖日隆聖人のご一代の歴史、ご生涯について語ることにしようと思いました。
 いつも、門祖日隆聖人のご事蹟について勉強しているわけでなく、すでに習ったこともほぼ、忘れています。多生焦り、これはもう一度、一から勉強し直そうと思いました。その結果、門祖日隆聖人のご生涯ということも時代の進展にともない、新たな研究業績、あるいは新たな発見があり、30数年前当時の常識を見直さなくてはならないことも分かりました。
 今年からわが宗門では、平成25年の門祖日隆聖人五百五十回御遠諱を目前にして、その報恩ご奉公をさせていただこうと立ち上がりました。
 ところが、門祖日隆聖人のご一代について、私たち教務員すら勉強不足で、分からないことが沢山あります。ご信者に至っては、そのお名前のみで、その他はまったく知りません。思うに、佛立教講は、とにかくご弘通、お教化の実践に追われていて、また、目の前で困っておられる方の幸せを祈り、お助行に明け暮れるあまり、過去の偉大な日蓮大士、門祖日隆聖人、開導日扇聖人について知ろうという気持ちはあっても、時間的余裕がないのかも分かりません。
 報恩ご奉公というからには、まず、門祖聖人について「知る」ことも大事ですね。
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大自然は教師です

2010年11月26日 | Weblog
この間、阿蘇の大観峰(だいかんぼう)に行きました。
阿蘇の北側、外輪山の見晴らしが良い所で、三六〇度のパノラマです。
断層が見え、その向こう側に阿蘇のカルデラが見え、平野のように広がり、そのずっと先に南側の外輪山が見えるという、本当に雄大な景色です。
こういう所に来てみると、人間が考えている事って本当に小さなつまらない事が多いと感じます。
富士山を見ていても、やはり、同じように思いました。
たまに、雄大な大自然にふれるのも良い事です。
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忙しいとは、りっしんべんに亡くす、心を亡くすと書きます

2010年11月24日 | Weblog
実は、この11月は実際、多忙を極めました。
よく「御法務ご多忙の中、御会式をおつとめいただき、ありがとうございます。」などとご挨拶をしていただく事があります。
そうは言っても、少しは余裕があるという状態の時が多かったのですが、今年の十月と十一月だけは本当に多忙を極めました。
本当は、私は何でも遅いタイプなので、ゆっくりするのが性に合っています。
以前から、なかば冗談で、なかば本気で言っているのですが、1年を13に割り、12ヶ月を働く。一ヶ月がそうすると28日くらいになりますが、そのうち3日はないものとして、25日でスケジュールをつくり、3日は除外して休みにする。一日は24時間ですが、2時間は除外して休みの時間にあてる。あとの22時間を24で割り直してスケジュールをつくる。こんな風にしたら、かなり余裕が生まれるのでは?
どれか、三つのうち一つくらいはできるのでは?
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きのうは東、今日は西

2010年11月19日 | Weblog
昨日は京都に行き日帰りでした。
今日は朝から大分空港に向け出発。目まぐくるしいなぁ。
でも別府インター近くのパーキングエリアから見る別府湾は絶景!
おまけに高速のパーキングエリアにあるお蕎麦屋さんにしては立派な造りで美味しい
御会式でも旅の楽しみはあるものです。命の洗濯という言葉がありますが今日はそんな感じです!
木村玄妙(日覚)
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高祖日蓮大士 御会式を奉修

2010年11月09日 | Weblog
今月6日、7日はわが遠妙寺の高祖日蓮大士御会式でした。
御会式はただのイベントでも何でもなく、高祖日蓮大士・・・日蓮聖人に対して、報恩感謝をさせていただくための法会です。
私は、御法門で次の御教歌をいただき、御法門を拝ませていただきました。
吾祖師のめぐみは此世ばかりかは
 のち世かけての お慈悲なりけり
日蓮聖人は、今でも大勢の人に誤解されています。
それは、戦後に多くの新興宗教が生まれ、その中でも日蓮聖人の流れを汲むと称しているものがありました。そして、折伏と称して暴力的な方法で無理矢理、改宗をさせたり、脅し上げたりして信者獲得をはたした教団により、お祖師様・日蓮聖人に対するマイナスイメージが形成されてしまったのです。
それは、実に深刻な問題で、今の日本人は多かれ少なかれ、そのマイナスイメージが頭の中にあります。
もちろん、お祖師様は国家に対する建言(諌暁・・かんぎょう)を行われ、また、どんな法難にもめげず、不撓不屈の精神で闘われた強靱な精神の持ち主であり、強い方でした。
しかし、それもこれもみな、世の中の人々に対しての慈愛から出ているもので、心の底から相手の魂からすくい上げようというお気持ちを根としているのです。
罪を憎んで人を憎まずという言葉がありますが、お祖師様はどんな宗旨、宗教の人であっても、その人が憎いのではなく、ただ、その誤った教えから離れよと警告されたのです。
また、お祖師様は大勢の信徒や知り合いに書簡を送られていますが、細やかな情愛に満ちあふれています。
たとえば、妙一尼という夫を亡くしたばかりの女性には、「冬は必ず春となる」と慰められ、お祖師様のご法難にともない入牢された御弟子の日朗上人には「今宵の寒いのにつけても、牢のうちの有り様がおもいやられ、いたわしい」と同情され、また、四条金吾という篤信のご信者には「もし、あなたが地獄に墜ちるような事があるなら、この日蓮もともに地獄に墜ちよう」と励まされたお手紙をしたためられています。
また、乗っておられた「馬」に対してさえ、愛情を持ち、ご自分が亡き後はしっかり世話をしてやってほしいと心配されています。
このようなお祖師様の「み心」は実に広大で、私たちのような一介の凡夫にはとうてい、計り知ることはできません。
しかし、分かることは目に見えた形で、何とか凡夫を助けようと、さまざまな現証ご利益を授けられるだけでなく、死して後まで寂光参拝させてあげようとされていることです。
寂光参拝というのは、寂光浄土というみ仏がまします素晴らしい世界ですが、そこに参拝するというのは、要するに最高の幸せを享受し、仏の境涯・・境地に至ることです。
信心の眼が開き、仏と同じ心となり、その自覚がなくても信心の功徳によって仏と同じ行動をするということです。
そのように、末法の時代、現代の人の身も心も救おうと、御題目を遺され、御本尊を顕され、多くの教えを説かれ、お書き物を著されました。
(写真はインド・ブダガヤの菩提樹、河野彰国講師撮影)
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有機栽培、自然栽培、無農薬、エンドファイト

2010年11月01日 | Weblog
最近のトレンドは自然栽培、有機栽培とか、無農薬で、世の中の流れが変わってきていることを実感します。
このところ、時の人となっているのが青森で農薬を使わず、おいしくて沢山の実がなるリンゴ作りに成功した木村秋則さん。
しょっちゅうテレビの番組で取り上げられていますが、昨日も「エンドファイト」というタイトルの番組に出演していました。
なんでも、植物の内部に入り込む共生微生物で、木村さんのリンゴ園の土には、たくさんの種類のエンドファイトが活きていて、それがリンゴの葉っぱにも入り込み、リンゴの病原菌に対して力を発揮しているとのこと。病気に強く、また、自然の変化にもよく耐えて、しかも沢山の実をつけるということです。
従来は、リンゴは農薬を沢山使わないと、病気にかかりやすく商品として出荷できないといわれていた常識を打ち破って一躍、注目されるようになったということです。
ニュージーランドには、このようなエンドファイトを生産して輸出する会社があり、その会社からエンドファイトを購入しているニュージーランドの農家では、牧草にエンドファイトをまいたところ、かなり牧草の生育がよく、それを食べる牛や羊もよく育ち以前より3割近く肉の生産量が増えたといいます。

同じ日に別のチャンネルでは、最高に美味しい米作りをしていることで有名になった石井稔さんという人のことが取り上げられていました。
なんでも、いま、東京駅で売られている話題の弁当があり、すばらしい食材を使っているそうです。その値段が3800円で、その食材の中でもっとも評判がよいのが「お米」で、粘りとつやがあり1キロ1500円という値段でも売れているといいます。
「米・食味分析鑑定コンクール」というのがあり、「有機栽培米」は評価されにくいのですが、なんと3年連続金賞を受賞しました。
そのお米作りの情熱は普通ではなく、お米に毎日語りかけるシーンがありました。以前、冷菓で大凶作の年、石井さんはお米に寒さに負けないよう励まし続け、ついに寒さに耐えぬいたお米が一斉に穂を出して、石井さんの田んぼは豊作になりました。一方、稲を甘やかさず、厳しくしつけながら育てるという、相手が植物か動物か分からない「稲の子育て篇」です。
今年は、冷然にない猛暑で、異常気象と死闘をくりひろげ、8月初めにはイヤな予感がしていましたが、それが当たり、害虫発生。死にものぐるいで雑草を刈り、稲を守ろうとしました。しかし、例年なら30度位までの宮城県が今年は35度を上回る高温。
その高温が障害となって恐ろしい「白未熟粒」というお米になってしまう心配がありました。田んぼの水が暑くなりすぎないよう、水を「掛け流し」して田んぼの熱冷ましをしました。このままでは、「穂の出るのが一週間早まる」と心配してます。暑さが続くと、米の出来にかかわるのです。米に限らず、今年は農作物は軒並み甚大な被害を受けましたが、経験と知恵をふり絞り、ついに極上の米を生み出しました。
「苦労の数だけ人生は実る!」とも石井さんは語っています。

本門佛立宗のご信者の育成は、このようなリンゴ作り、お米作りと似たような所がありますね。お教化にしても、ご信心の悦びを人に語り、種をまいて、さらに一緒にお参りしたり、だんだん機が熟してくると、さらにお折伏してご信心を起こさせて謗法についてもよく説明して、御本尊を頂くことの有難さを説いて教化します。
そして、それで終りとしないで、お助行に通い、御宝前のお給仕の仕方を教え、御講に誘い、さらに御講をつとめるように教え、そのお世話をします。
さらに、ご信心の基本を一通り教え、ついに御利益を頂けるようにします。
それまでの苦労は、大変ですが、そうしてわが教化子が、御法のご加護を頂いて、御利益を頂戴した時の悦びは、何ものにも代えることが出来ない無上の菩薩の悦びです。

御教歌(御題 化功帰己)
教化せし 功徳はわれに 帰るとよ かれもよろこび われもよろこぶ

御教歌(御題 一念の信力にて死苦をのがれたるを)
くるしみを 人ののがれし よろこびを きくばかりなる たのしみはなし

御教歌(御題 折伏して難にあふて喜び給ふは吾祖師也)
みほとけの 御よろこびを 人間が するを即身 成仏といふ
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泣けた番組 スパモクに秋山翔吾選手が出演

2010年11月01日 | Weblog
さる28日の夜、私が所用を足していたところ、「たいへん、たいへん」という声。
何事が起こったのかとあわてて、テレビの前に行くと今年のドラフトでプロ野球入りが間近い選手を紹介していました。
その中で、 八戸大学4年生で、秋山翔吾選手が取りあげられていました。

彼の父は野球をやっていて、その影響で自然に野球をやるようになり、右投げなのに少しでも早く一塁に走れるよう左打ちを父が指導。また、打撃フォームも父からならい、それが今日の基礎となっているそうです。
秋山選手が12歳の時、その父が病気で亡くなりました。その後は、父の夢でもあるプロ野球選手になりたいと「野球道」に専念。
横浜創学館高では1年時からレギュラーになり、3年夏は県8強に選ばれました。
その後、八戸大に進学して、大活躍しましたが、特に4年生の春からは4番打者として打率.486、14打点をマークして、優秀選手賞、首位打者、最多打点、ベストナインの4冠に輝きました。

テレビでは、ドラフト会議の模様を放映していましたが、秋山翔吾選手は西武からの3巡目の指名を受けました。
秋山翔吾選手は指名された喜びを述べ、また秋山選手の自宅からの中継があり、テレビ局からの質問に応える形で母の順子さんが喜びを述べました。
元、西武に所属していた清原和博さんが彼に激励しましたが、「第二の秋山」になれると言っていました。
また、秋山翔吾選手は母に感謝の気持ちで手紙を書いて、それを読んでいました。

とにかく、彼の純真で素直な感じに心うたれました。
そして、何と、お母さんの順子さんの後ろ側に御戒壇が映っていました。
あっ、佛丸だ。護持御本尊だ。
うれしいな、彼の栄誉は私たちの栄誉だと思いました。
その御戒壇は立派に荘厳されていて、日頃からお給仕と口唱をさせていただいている様子です。
10年前にお父さんが亡くなったのは、残念ですが、きっとご信心を中心として、御法にすがり強く、親子で生きてきたのではないでしょうか。
秋山選手の父と母に対する素直な感謝の気持ちは実に尊いものがあります。
何としてでもプロ野球選手になり、母に楽をさせてあげたいという気持ちでドラフトで選ばれるよう願っていましたので、うれしさもひとしお。
また、他の新聞の記事によりますと、彼は、
「実家に帰ったら、母親と一緒に父の墓前に報告したい」
と語ったそうです。
私は、今後、彼の応援をするため西武の試合を注目していきたいと思います。





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