いろいろな理由(ワケ)があり、ブログをお休みしていました。
しかし、半年の沈黙を破り(たいしたことはないですか?)、どうしても御礼が言いたくてアップしました。
去る11月8日、私はスリランカにいました。スリランカ開教15周年記念法要のため、宗門を代表して訪問。その日はゴール地区の道場にお助行の日でした。
ちょうど、その頃、台風30号はフィリピンに上陸しました。
最初、コロンボでの御講や記念法要が行われた9日、10日はそれほど、報じられませんでしたが、シンガポールに移動した11日になると甚大な被害をもたらしたことがスリランカでも分かってきました。日にちを追うごとに、その被害が予想以上のものであり、フィリピンのアキノ大統領の発表を上回るものでした。
私が帰国したのが13日。フィリピンのマニラ別院、ネグロス別院の担任である河野彰国師の報告を受けて、早速、救援活動を開始することとしました。
マニラにいる黒柳彰明師、アバヨン彰橋師に当山のご信者がいる島で最も被害が大きなパナイ島、および大勢のご信者がいるネグロス島に14日、15日に渡ってもらい、被害状況の調査と状況把握に努めてもらいました。
そして、19日から河野彰国師がフィリピンに入り、その後、田原彰行師が、また、現在は宗門に認可を取って宗内にボランティアを募った結果、25日に妙福寺の松本現薫師、妙深寺の兼子師、堤師、小原氏、乗泉寺の青柳氏が遠路、フィリピン入りをして早速、救援活動をしていただいています。
心より感謝すると共に、ボランティアの皆さまの無事安全と被災者の救援が進むようにご祈願をさせていただいています。
レイテ島には入ることは難しく、また、中には島のすべての人が高波にさらわれてしまった例もあります。
マニラには被害がほとんど、なかったのですが、マニラ在住のロメル・アルカニオさんの実家がパナイ島にあります。以前、たいへんなお計らいをいただいたロメルさんはご両親を教化し、また、その周囲にいる親戚を教化。5、6軒の御本尊奉安のご信者がおられます。ロメルさんの実家は台風により全壊。また、そのほかのお宅も被害を受けています。ネグロス島の方では、別院の塀が倒れ、また、ご信者の中にはお宅が全壊、半壊の方がいるとのこと。
現在、佛立ボランティアチームはパナイ島にて、チェーンソーを扱う職人をネグロス島でみつけ、パナイ島にいってもらい倒壊した家の建材を製作して配ったり、屋根を修復したり、瓦礫を撤去したり、500人分の食事の炊き出し、配給。その他の支援物資をご信者だけでなく近隣の方々にもお配りする予定です。
誠にありがたいことに、光薫寺の小林信翠師がわざわざ、マニラ別院を訪ねてくださり、お寺からの善意をお届けいただきました。また、伏見妙福寺、横浜妙深寺からも善意を寄せてくださり、また、その他のお寺からも支援くださるという申し入れをいただいています。心より篤く御礼申し上げます。
(写真は屋根を飛ばされたロメルさん親戚の家)