寒修行参詣あと1週間

2007年01月28日 | Weblog
今年の寒修行参詣もあと1週間を残すのみ。
今年は暖冬だが、参詣は昨年並みである。今年も毎日、ご信者の体験談を発表していただいている。
私たち佛立宗の教務(僧侶)は毎日の御法門(法話)の中によく不思議な体験談を挿入してお話させていただく。
こちらは真剣そのもので、嘘やでたらめな話は絶対にしていないが、一般の方の受け取り方として、一応プロともいうべきお坊さんの話の中に引用された体験談はそのまま受け取ってもらえないようだ。
何となく我々教務があたかも営業の一環として都合の良い話をしていると受け取られることがあるのだろう。だからこそ、ご信者がありのまま、体験したことを話してもらい、それを聞いてもらう方が信憑性が高くなるというわけだ。
と言うことで昨日の朝は青年会の三野君の体験談。結婚から奥さんの妊娠と長女の出産に関する話で、妊娠の不安から奥さんがご信心を起こしたこと、小さく産まれた赤ちゃんが順調に育ち、無事成長してきた喜びなどを淡々と語り、毎日、いま幸せに暮らすことができていることを素直に感謝し、生きていらっしゃる御法様に守られていることを実感しているとのことで感銘を受けた。
また、午前中の教区御講はT・博さんのお宅だった。ここでは席主、博さんの誕生時の奇跡的な現証利益談が語られた。もう数十年前、戦後それほど経っていない時、あまりに胎内で育ちすぎで、やむを得ず帝王切開で誕生したこと。そして母子ともに生命の危険が迫っていたこと。何とか母親だけでも助けようと医師が考え、まず母親の美保子さんに懸命に治療が施されたこと。そして、最初は胎児であった博氏は助からないと思われバケツの中に放置されていたこと。しかし、まず母が九死に一生を得てよみがえり、博氏もようやく命がつながり今日に至っていることなどを話された。
その後の本妙教区・内山席での体験談も素晴らしかったが、次の機会に記す。
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学徒会

2007年01月21日 | Weblog
今日は学徒会が開催されました。
学徒会というのは、わが遠妙寺本堂の御宝前(み仏)にお仕えし、お掃除をしたり、勤行(ごんぎょう・・おつとめ)の時に奉仕をされる方を言います。
宗門の制度として「学徒」という称号が定められていて、一般の信徒でありながら本堂の内陣にまで入ることが許されている人です。
今から120~50年前、佛立宗を開かれ導かれた開導日扇聖人が本山宥清寺を中心にご活躍なさっていた頃は、今でいう教務(僧侶)をさして学徒と呼ばれていました。ですから数十年前も、学徒といいますと殆ど、お教務さんという響きがあったようです。
遠妙寺には現在、女性数名を含め十数名の学徒が御奉公いただいていますが、そのような特別な存在としての意識を以て朝早くからの尊前奉仕をしていただけるよう望んでいます。
仏教学者は仏教を頭で理解しようとしていますが、仏教がどういうものか実際の所は分からないようです。仏道修行は頭ではなく、体を動かしてチリを掃いたり、雑巾で本堂をきれいにしたり、仏具をお磨きする、そして師にも仕え、口を使って御題目口唱行に励むという行によって体得するものです。
現在、学徒長は三十代の方で石井さんといい、とても真面目に御奉公され、その夫人・アリさんも尊前奉仕の御奉公をされています。
(写真は開導日扇聖人が愛された長松寺中庭)
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関西と関東

2007年01月17日 | Weblog
関西と関東は難でも対称的ですね。
イントネーション、橋と端と箸など、上げ下げが全く違いますね。
最近は距離が縮まったようですが、うどんやそばの汁の濃さ、薄さ。
エスカレータに乗ったとき、どちらに寄るか、追い抜く人はどちらを歩くかなど。
言葉の端々、ニュアンスの違いで関西人と関東の人がいっしょになると大変。
ちなみに私は東京生まれ、東京育ち、家内は大阪生まれ、大阪育ち。
しかし、最近は関西の漫才が全国区になり、大阪弁や関西弁も次第に違和感なく東京のテレビから声が聞こえてきます。
今から115年ほど前に、京都から日教上人が東京に本格的に移住されて、本門佛立宗のご信心を弘められるようになりました。その頃は関西からの人と文化はなかなか東京には受け入れられなかったでしょうね。でも、何といっても考えられない不思議なご利益がどんどん顕れるので、東京でも佛立宗が弘まったんでしょうね。
その日教上人の亡くなられた日が明治45年1月17日。毎年その前日、1月16日、本所吾妻橋・清雄寺で御墓前式が行われています。
さて、写真は千葉県で見つけた「なにわや」。関西と関東のドッキングです。
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石井日受上人の本

2007年01月12日 | Weblog
10日は宗務本庁の教務局の御奉公があり、京都まで日帰りでまいりました。
昔は新幹線が冬場はよく遅れましたが、今は少なくなりました。関ヶ原に雪はさらさら降っていません。
教務局の御奉公については昨年の11月末のブログに書きましたが、新年の初顔合わせの割に、地道な校正作業に追われる一日でした。
現在、石井日受上人という偉大な教学者が書き残された仏教、徳に私たち佛立宗の教学に関する著書、論文を編集しています。3月末までに「石井日受上人・教学選集」として出版する予定です。1400ページ以上もある立派な本で、800部の限定出版です。内容はもちろん、装丁も立派な本です。これは絶対お買い得というか、この本の中に書いてあることを覚えれば、どんな仏教学者よりすぐれた学識を身に付けたことになります。また、この中の一節を読んで、それを少しでも実践すれば素晴らしいご利益をいただき、幸せになれるのです。定価は宗門の補助により前回の選集より150頁も多いのに同等に設定されるでしょう。
教務さんは、この機会に購入しなければ、次に発刊されるのはいつか分かりませんからね。早いもの順です。一般の方、ご信者も石井日受上人のお書きになった本を読まれれば、ご信心増進すること間違いありません。石井日受上人の本は誰でも詠むことができる、平易な書き方で内容が深いのです。
まあ、いいか。こんな宣伝しなくても、私が何も得するわけではありませんから。
発刊されたら次はあっさりと紹介します。(多分3月31日には発刊できると思います。(写真はイメージです)
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成人式

2007年01月09日 | Weblog
お寺では恒例の成人式が1月7日に、祝盃式が8日に挙行されました。
成人式はさすがに少子化の影響で例年になく該当者が少なく、参加者はそのうち4分の1。ちょっぴり残念でした。でも参加者は皆に祝福され、また、青年会を中心としたパーティーは盛り上がり、参加者が少ない分、密度が濃くなりました。
該当者の有路君、小川さんは20歳。これは当たり前でしたとは言えないのは市町村により、成人対象者の年齢が違うそうです。
遠妙寺では昨年4月2日から今年4月1日生まれの人が対象ですから、中には満20歳になっていない人も案内状をさし上げた人の中にいるはずです。
有路真君はキリッとした好青年で事務局長、前田三郎さんのお孫さん、小川さんは本住教区、小川英二さんの長女で青年会の御奉公もされています。今後、成人の人たちのこれからの健康と、活躍、そして信行相続を願うばかりです。そして、それぞれが、祈る気持ちを大切にして、夢を実現してほしいものです。
自分のことを言うとなんですけど、20歳の時には20歳の夢があったし、30歳の時には30歳の夢がありました。その後も、40歳の時の夢、恥ずかしながら50歳での夢を見ていました。そのうち、どのくらい実現したかなあ。私たちの年齢になると、この先、見えてきたという人が多数派ですね。でも、そう言いたくない気持ちがします。馬鹿と思われても、夢は持っていた方が良いと思うんです。今まで100に一つしか叶っていなくても。
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2100年

2007年01月05日 | Weblog
未来の夢

前回のブログからの続きです。
2100年にどうなっているかということですが、これは予言とか予想というより私の祈りであり、夢ですね。
大胆に祈りをこめた予想を書いてみます。
1 国境や人種の違いがなくなっている。しかし、宇宙からの侵入者と戦いの準備をしている。
2 物体ファクシミリが完成し、動物などを瞬間的に移動させる実験をしている。
3 癌は克服され、歯の治療と同じような感じでクリニックに行く。癌でなくなる人はほとんどいない。
4 痛みは完全にコントロールでき、病気そのものの苦痛は感じなくてすむ。
5 どうしたら寿命が延びるかという研究は終り、どのようにすれば自然に寿命が尽きるかということが問題となっている。老化と死をもたらす遺伝子が脚光を浴びる。
6 太陽光発電などでエネルギー問題は2050年には解決していて、むしろ地球の資源が枯渇。ものを造ったり建設する原材料をどのように人工的に造るかが問題となっている。宇宙プランテーションによる植物栽培で食糧問題も解決。
7 多くの人が働かなくても生活できるようになる。しかし、心の悩みは増大して今よりも宗教が必要とされる。
8 あまりにも人工的になりすぎた地球をきらい、新たな星を探して19世紀当時の生活に戻ろうとする人が地球から離脱。宇宙の旅へ。
9 さまざまなタイプの家族が生まれ、標準がなくなっている。10歳になると家族との同居をするかしないかの選択を子どもができる。
10 佛さまのほんとうの教えが世界中に広がり、そこからこの世の浄土づくりへの模索とデザインが始まる。
どうも、斬新なところがあまり今日の所は出てきませんが、ある坊さんが語る近未来像の一つとして受け止めてください。
 でも、私たちの「祈り」が未来を生む原動力であることは間違いないと思います。 
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2007年1月

2007年01月03日 | Weblog
おめでとうございます。今年もブログを続行しますのでご来訪ください。
今年はどういう年になるのでしょうか。
よく10年後、50年後はこうなるという予想をしています。当たらない予言の方が多いのですが、中にはきもいくらい当たる人もいます。商売で占いをしている人は欲があるのでだいたい、外れていますね。かつて、あの有名な仏滅だとか大安だとかいう六曜の暦を発表する占いの本家本元の自宅に強盗が入り殺されてしまったことがあります。だから人を惑わす占いなどやめた方が良いのです。
しかし、私利私欲がなければ大雑把に世の中の動きを予想することは可能でしょう。1901年の新聞に載った予言『20世紀の予言』が23項目あり、そのうち17項目が要するに当たったというのです。それは
[1] 無線電信、電話
[2] 遠距離の写真(ヨーロッパ発のカラーの写真をリアルタイムで東京で入手)
[3] アフリカの野生動物の絶滅
[5] 七日間で世界一周ができる。
[6] 空中軍艦と空中砲台 (武装化した宇宙ステーション-移動式、固定式)
[7] 蚊及蚤の滅亡 (公衆衛生の進歩と普及)
  これは内容的には当たっていないが、確かに絶滅が危惧される昆虫類が増大
[8] 暑寒知らず エアコンの普及
[9] 植物と電気 電力をによって野菜を成長させること。
[10] 人声十里に達す 電話で恋人同士が語り合うと予言
[11] 写真電話ができる ファクシミリのこと
[12] 買物便法 ファクシミリによるショッピングができるようになるという事。
[13] 電気の世界 薪、石炭にかわり電機が主役に。
[14] 鉄道のスピード 東京神戸間2時間半
[15] 市内の交通 馬車、ケーブルカーがなくなり、電氣車及び壓窄空気車(蒸気機関車?)も車輪はゴム製となり、街路上ではなく空中及び地中を走る
[16] 鉄道の連絡 五大陸間の航路整備、鉄道による連絡がつながり便利になる
[17] 気象予報の進歩 予報と気象のコントロール、災害の防止、地震対策完全
[18] 人の身体 平均身長180センチ超
[19] 医学、医術の進歩
[20] 自動車の世 「馬なるものは僅かに好奇者によりて飼養せらるゝに至る」
[21] 人と獸との会話自在 今、チンパンジーに言葉を覚えさせていますよね。
[22] 幼稚園の廢止 「生まれながらに相当の知識があり、初等教育の必要がない人間が生まれ、大学を卒業するのが普通となる」といているのは半分当たっているし、幼稚園は子どもがいなくて廃園に追い込まれているなあ。
[23] 電氣の輸送 琵琶湖、ナイアガラの滝を利用した強力な水力発電によって全国の需要をまかなうことができるようになるというが、方向性は当たっている。
 これらのうち21世紀にできるようになることを含めれば、ほとんどの項目があたっているのではないでしょうか。
 そこで
 「私の2100年時点での予想」をしてみることにしました。まあ、2007年正月の初夢ですが、長くなるので次回。
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