立川談志

2007年02月28日 | Weblog
今日、NHK(BS)で立川談志の今日この頃を追うドキュメンタリーをやっていました。
いま、見たばかりですが談志の生き方に共鳴する人が多いのに驚きました。
よく知られていることですがというより、私も知っているくらいなのですが、談志の師匠は小さんです。小さんは落語家協会の会長を永くやっていたドンの中のドンで、それに反発して出て行ったのが談志だと聞きました。
落語家教会の古い体質や、古典落語に反発したように見える談志ですが、テレビを見ている限り古典落語しかやってないのではないか、私の思い違いかと感じました。
談志を尊敬している若手アーティストが「優しそうにしている人は大嫌いだけど、優しい人は大好き。談志は優しい。幾ばくかのお金があったら談志の落語を見に行かなくっちゃもったいない」と言っていました。
チョット教えられちゃったという感じです。確かに心の中味は優しいのかもしれないし、それを出さないだけなのかも。
夏目漱石が「偽善家ではなく、君は露悪家だ」というセリフを小説の中に入れていますが、偽善もしくは偽善に見えるものに対して、ことさら自分の中の悪をさらけ出して毒づくというようなことをする場合があります。
でも、いま談志は忍び寄る死や老化に対しておびえている様子がテレビに映し出されていました。素直になっちゃいたいのに素直になれない談志がちょっと気の毒に思えました。自分もあまり素直でないから、何となく談志のとまどいや迷いが分かるような気がしました。
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大阪

2007年02月25日 | Weblog
久しぶりの大阪。といっても昨年春、妻の母が入院したとき何回かお見舞いなどに行っていたので一年もあいていないけれど。久しぶりと思いました。
二〇代の後半を大阪で過ごしたので、第二の故郷のように感じているからかもしれません。
東京の人は大阪の人を勘定高いとかお金のことをすぐに言うからイヤだと思っている人が多いようです。また、大阪の人は東京の人を「ええカッコしい」とかキザだと思っているフシがあります。
でも、恐らくそれはお互い様だし、誤解が多いようです。
人間性に変わりはありませんし、また、特に私は佛立宗のご信者の知り合いが圧倒的に多いわけですが、ご信心が強い方はみな、ぼさつ様で本当にいい人ばかりです。それは京都でも同じでしたし、偏見は逆に怖いですね。
信心の 奥ある人は 何となく 浅きなじみも むつまじき哉
と開導日扇聖人が教えておられますが、身を以って体験しました。
偏見のカラを脱ぎ捨てるには若いときに各地でいろいろな体験をすることが必要だと今になって思います。
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面白い垂れ幕

2007年02月17日 | Weblog
きのう、池袋を歩いているとき、変な発見をしました。
パルコに何か垂れ幕のようなものがかかっています。
それもかなり上の階から下の方の階まで。
よく見ると、何か緑色で、蔦のようなものです。
非常の時のはしご代わりなのか、面白いな。
宣伝や広告などはたくさんあり、慣れてしまうとどれも見ませんが、これは何でしょうか。
ブログも広告ではつまらないのかも。
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ピースくん

2007年02月09日 | Weblog
今日は一岡さんのお宅で御講がつとまりました。
去年の御講の時、私がわが家の人気者、さくらの話をしたところ、それから間もなく一岡さんのご主人がピース君をペットショップで見つけ出して家族にしてしまったそう。
御講席では私は力のあらん限り法を説く事に力を入れたのですが、法を説きおわってお茶を頂く時間になりました。この時間は当家の方のお話を聞いたり、ご信心の上での疑問や質問を受けお答えしたり、その他の参詣者の方からお話を伺ったり、相談を受けるべき大切なひとときです。
ところが、今日はピース君の話題に終始してしまいました。
いや反省しなくてはならないのですが、でもこの可愛さではねー。
うちの「さくら」に優るとも劣らない可愛さですよ。まあ寒参詣も終わったことだから・・・いいかなあ。いや、今後はチョット気をつけなくては・・・
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寒修行満願

2007年02月05日 | Weblog
本日をもって全国の佛立宗各寺院で行われている寒修行が満願となりました。
当山では延べ5000名以上の参詣者がありました。大勢の方が暖冬とはいえ、寒い中、早朝より参詣されありがたく随喜、よろこびと感謝の気持ちでいっぱいです。いつも思うのですが、雪の中参詣されている北海道や東北のお寺のご信者は素晴らしいご信心だと感銘しています。
いったいいつ頃からこの寒修行参詣が始まったのかは分かりませんが、一説では東京・乗泉寺で明治36年(1903)から始まったとされています。
明治34年に佛立宗、第8世講有(管長)田中日歓上人が乗泉寺住職に就任。荒れ寺であったのでお寺の修繕等、勧募に回られたが当時の檀家はなかなか応じてくれなかったようです。そこで、翌年からお寺でお盆の回向等もつとめられましたが、おさい銭を上げ膳の物を食べるとさっさと帰ってしまう状態。その年の暮れ、翌年から寒修行参詣を始めると宣言、参詣をすすめに檀徒宅を回られました。そして、「寒の入り」の正月6日から日歓上人は毎朝3時に起床、4時開門。凍てつく本堂で勤行を始められ、最初は数名だったのが賛同する参詣者が増加。明治45年には「参詣者45名。上人大いに喜ぶ」と記録されているとのことです。
遠妙寺は伊達日彰上人によって大正6年(1917)、中渋谷に開創されました。その頃から既に寒修行は行われていたようです。その寒修行の折、日蓮聖人が著された御書で、いつも拝読している「修行抄」(しゅぎょうしょう)の読みあげ方の練習が毎日おこなわれ、御法門(法話)と言えばその修行抄の解説がほとんどだったと聞いています。
いつまでもこの佛立の良き伝統が続くよう頑張っていきたいと思っています。
(写真提供・学君)
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一足先におひな様

2007年02月04日 | Weblog
二月に入ったら、なお暖冬で、「春近し」という感がします。
デパートのウィンドーにお雛様が飾られていました。
そうだよなー。もう立春だもの。
雛かざりは、その昔、京都にお住まいの開導日扇聖人(本門佛立宗を独立させられた方)のお宅にもあったといいます。
ひな祭りは「上巳」(じょうし)という中国から伝えられた3月3日に行う祭りと「形代」(かたしろ)という宗教的な習俗と平安時代、貴族の子どもの遊びだった「ひな遊び」とがそのルーツとして考えられるとのこと。
形代は今も各地の「流しびな」として残っていますが、人の身にふりかかる災いや不幸を身代わりになってもらおうと人形をつくって、それを川に流すというお祓いの一種です。
恐らく京の都に行われた「ひな祭り」は「ひな遊び」が発展したものではないでしょうか。つまり子どもの成長をお祝いしてお人形さんを親が買い与えたということなんでしょうね。

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