燃えよドラゴンズ・ジューン

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ドラマ「ウーマンズ・アイランド」~う―ん・・・

2006-02-27 19:48:37 | dora-juneのつぶやき
 ドラマ「ウーマンズ・アイランド」は原作・林真理子と宣伝したけれど、小説本とは内容がかなり違います。
 本当の愛を見つけた女性・石川絵里子(井川遥)と、自分の愛だけを大切に再出発する女性・小森葉月(中越典子)、という恋の行く末を主人公・高瀬祐季(篠原涼子)の目から見つめるドラマでした。
 
 恋と野望、女たちの本音と思惑がリアルに交錯する、という内容には程遠いドラマの仕上がりになっていました。資生堂のCMへの関心を呼び起こすためのキャンペーンドラマみたいでした。

 「広告代理店の男のスーツ」
とファッショソメーカーに勤める友人は指摘した。
「一見きちんとしているようで、どこかやくざなところがあるスーツなのよね」
私もそう思う。七年前、就職活動で走り回っていた頃、いろいろな噂を聞いた。広告代理店の男は遊んでいる。給料もいいし、場慣れしているから女にモテる。合コンでもいちぽん人気だ。それをいいことに、好き勝手放題している男のなんと多いこと。独身だったら、二股三股はあたり前だし、既婚者もたいてい浮気している……。

 原作でこう描写された男たちに対するオンナたちのしたたかな生き様がやはり描かれるべきでした。
 企画の発端が資生堂のCMだっただけに、キャッチコピーだけはカッコよく決めていたけれど、2つの恋のストーリーも平凡でありきたりな結末でした。ドラマの主役は、文字で登場するキャッチコピーだったようです。

 結婚しても、転勤になっても、子供ができても、自分らしく働きたい、自分の力を試してみたい、ひとりひとりが活き活きと自分らしく充実して生きていく、しびれるほどセクシーに生きたい、そんな世の中を目指すオンナの生き様を描かないと、最先端のオンナのドラマにはならないと、しみじみ思わせたドラマ「ウーマンズ・アイランド」でした。


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