80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

冬季オリンピック雑感(1)銀と銅

2010年02月18日 | スポーツ情報
やっとの事、メダルを手にしてホッとしましたナ。
最高4位が精一杯で、どうなる事かと落ち込んでいたのですが・・。
よくぞ頑張りました。

然し雪や氷の上のスピード競技となると、
100分の1秒単位の凄まじい戦いになりますね。


陸上で言うと、100m決勝での胸一つの差とか、
水泳ですと50m自由形でのタッチの差と言う様なものですかね。

銀と銅との記録差は0.03秒ですから、もし一緒に走っていたら、
決勝点での順位は、肉眼では恐らく見分けつかなかったかも。


500mは日本の十八番(おはこ)と言うか、お家芸の競技です。
毎年何とかメダルを取っています。(トリノだけは残念)
国によって、それぞれ十八番の競技があるようですね。


短距離の室内スピード競技で日本や韓国が強いのは理由があるのです。

200mのコースをくるくる回る(コーナーが多い)訳ですから、
身体の大きい足の長い外国の選手は、この競技が苦手なのですね。


体の小さい脚の短い日本や韓国の選手が歩幅を狭くしてチョコチョコと小股で
キックの数を増やせば、大股の選手に負けずに、頑張れるのだそうです。


色々な処に人種体格のメリットもあるものですナ
(但し、長距離になると日本は耐久力で負けてします)

女子は残念でしたね。ほんのチョットした体調や気分ですら勝敗が分かれます。


コンピュータ室で最も関心の高かったもの?

2010年02月17日 | シニア日記
私はかって商社の情報システム部に在籍していた事があるのですが、
ある時、大勢の男女外人(欧米人?)がコンピュータ室の見学に訪れました。

そこで彼らが最も関心を示した物は何だったでしょうか?

大体コンピュータ運営室と言うものは、真に無味乾燥で面白くありません。
精々大きな磁気テープがガタガタと回っているのが目に付く程度で、
後は冷蔵庫の様なボックスがブーンと音を出して並んで居るだけです。
最後に、私の机の前に来た一人が、突然大きな声を出しました。
「It's a calculatin'mashine!」= あそこに計算機があるぞ!


何と算盤を指さして、そう言ったのです。忽ち机の周りに人垣が出来ました。
指をパチパチさせて、使って見せてくれとの督促です。


仕方ないので、4桁の数字を四つ程並べて書いて、即、加算して弾き出し、
答えを書きました。 皆一斉に「オー!」と感嘆の声。
今又、算盤が再びブームを迎えようとしているらしいです。
 

算盤塾に子供が集まってはやっているそうです。
塾の先生曰く「暗算できない、筆算できない、数字すら満足に書けない子供が多い」と。

中高年層にとって算盤を動かす事は、認知症予防に最適らしいです。
 
電卓を使わないで、算盤でパチパチやってみましょうネ。



リオのカーニバル(ブラジルが熱い)

2010年02月16日 | 季節の情報
14日夜(日本時間15日朝)、リオのカーニバルが
歌と踊りの一大ページェントを迎えました。


国内では70万人を超える観光客を迎え、
一方サンバーチ-ムの大パレードとコンテスト。

ブラジルは2014年にサッカーのワールドカップ、
次いで2016年に夏季オリンピックが行われる予定です。


昨日今日のカーニバルも国を挙げての熱狂ぶり。
気候も同調して最高40度にもなろうかと言う30年振りの猛暑。
正に燃えている感じ。

カーニバルは2日間も徹夜で踊り明かすそうですナ。


アマゾン・キンドルの衝撃(出版業界の革命来る?)

2010年02月15日 | 本の情報
昨日曜朝のTBSテレビ7:30からの「がっちりマンデー」を、
ご覧になられた方は多かったと思います。

その中でAmazon.com社のキンドルなる電子ブックリーダーの紹介がありました。

電子書籍用の端末は今迄もありましたが、非常に高価で、且つ見難くて、
とても買う気にもなりませんでした。、
(日本ではかってソニーが手掛けたが、撤退しています。)
新しいキンドル端末は一番安いもので約2万円、明るい処でもとても見易くなっています。

対象となる本は1,500冊で、200冊の記録メモリーがあります。
只、残念ながらまだ日本語の書籍は買えません。


然し、間もなく日本に上陸して来るでしょう。

この大きな問題点は・・・・、

(以下はキンドルでの条件です)
本の価格が9.99$以下、又は紙媒体の本より20%以上安ければ
出版業者、著者に入る印税は70%にすると言うのです。

(従来日本の印税は1~10%程度)

これなら、需給両サイドに大きなメリットとなりますから、
一挙に電子化が進むのではと予測します。

特に文庫、新書版はこの対象になりますから、
やがて電車の車中で読まれる本は、急速に電子本に変わるのでは・・。
印刷業界、製紙業界、本屋さんの死活問題になってきますナ。
その代わり、電子本を作成する新しい業種が出現しますね。


そんなに先の事ではないと予想されますが・・・

旧正月とバレンタイン・ディ

2010年02月14日 | 季節の情報
今日は両方が一緒に来ましたナ。

中国、台湾ではお獅子が舞い、爆竹が鳴らされて大変な賑わいです。

一方、日本ではと言うと・・、正にチョコの乱舞。

本命、義理、友チョコ、それに逆チョコ、身内チョコ、更にマイチョコ迄出て、
チョコの恩恵に与(あずか)らない無い人は居ないのでは・・・・。


品質もピンキリでヨーロッパ製の最高級品から、
100円ショップの駄菓子的なものまで種々様々。

この機会に日頃遠ざかっているチョコを食べてみようと思う人も多い事でしょう。

私もチョコは嫌いではありませんし、
あの終戦直後の食べ物が殆んど無い欠食(甘いものなど全くなかった)時代に、

進駐軍から放出された「Hershey's」の板チョコを食べた時の余りにも美味しかった事は、
もう生涯忘れる事はありません。それだけに深い思い込みがあります。(写真)

日本が負ける筈だと思いましたヨ。

有線マウスに要注意

2010年02月13日 | シニア日記
DeskTopのパソコン(OS=XP)に有線マウスを使っています。

突然、マウスが全く作動しなくなりました。モニターの矢印が動かない。
どうしたものかと、マウスをひねくり回していたら、
コードがとても熱くて、火傷しそうになりました。


よく見るとマウスのコードの付け根が折れ曲がって、半分切れています。
被覆がはがれて生の銅線が過熱して、焦げ臭い匂い迄します。(写真参照)

吃驚したなア~、もう。
スイッチオンのまま、ほっておいたら、間違いなく発火していますね。
寝ていたら火事になったかも・・・・。(一寸大げさ?)

直ぐ新品を買って付け替えました。
マウスって、電子部品なのに安いですナ。1,000円もしません。


これならもっと早く気が付いて代えるべきでしたネ。

インターネットに接続しているノートパソコンの方は、
マウスがコードレスですから、心配要りません。
電池の交換だけキチンとやればよろしいのです。
やはり古い機種を使うのは、注意が必要なのですね。




映画{おとうと」を観て

2010年02月12日 | 映画の情報
幸田文の原作、以前に市川崑監督で映画化されましたが、
今回は山田洋次監督の新版です。
勿論、すっかり現代風にアレンジされています。

姉(吟子=吉永小百合)と弟(鉄郎=笑福亭鶴瓶)を中心に、物語が展開します。 
詳しいストーリーはインターネットの解説に譲るとして、

やはりサユリさんの熱演、美しさに惹かれました。
皆が愛想を尽かす、箸にも棒にもかからない風来坊の弟をとことん庇い、

やがて重篤な病に倒れた弟の「看取り」になるのですが、
場末のホスピスで、流石に悲しい、せつない別れです。
 

然し姉、吟子の懐深い愛情と暖かい優しさでハッピーエンドと言えましょう。

最後に家族の3世代の女3人がグラスを合わせて、娘の再婚を祝うのですが、

認知症気味の祖母が「あの鉄郎はホントに困りものだが、やはり一人で、
ほっとかれて孤独なんだよ。今度の結婚式に呼んであげたら。
まだ間に合うよ」と亡くなった事も知らされて居らず、自分と同じような状態にあると
同情するのです。・・・・そこで映画は暗転、エンドロールです。


最後に色々と考えさせられるシーンで終わります。

サユリファンなので、吉永小百合さん主演の映画は必ず観ていますが、
今回は適役で当たりでしたね。サユリさんの良さが充分に発揮されていました。
私がホントに良かったと思ったのは、「北の零年」と、この「おとうと」です。

鶴瓶さんも熱演です。最後のやつれた感じを出す為に15Kgも減量されたそうですね。
役作りは大変なのですナ。 御苦労さまです。




本の紹介「すヾしろ日記」

2010年02月11日 | 本の情報
電車に乗っていて、丁度対面(トイメン)に座っていた高年配の方が、
大きな本を開いていました。

何とはなしに見ていたら、どうも絵が描かれていて絵本らしい。
子供のものではなく、大人の絵本かなと、急に好奇心が出て、


注意して本の表紙を見たら、「すヾしろ日記」と読めました。著者は判らない。
帰宅してインターネットで調べたら、山口晃著の有名な絵本と判りました。
(後で、何処で買って来たのか想像が付きましたが、長くなるので割愛・・)

すずしろと言えば春の七草で
  「せりなずな・・・・・・すずなすずしろ」の一番最後、そう、大根の事です。
うまい名前を付けましたね。 本の内容を如実に示している感じです。

山口晃(あきら)氏は元来画家でこの記事(マンガ)を、
東大出版会の情報誌「UP」版に連載していたのですね。

早速通販でのお取寄せです。

内容は落書きのような、繊細なマンガで、愚痴なども結構多いですが、
単なるギャグ漫画ではなく社会風刺的で、カミさんとの掛合いなど、とても面白い。
何か自虐的でそのくせ憎めないです。サラッと描かれていて楽しめます。


諧謔(かいぎゃく=ユーモア、おどけ、しゃれ)に富み、
含蓄(がんちく=含み)のある言葉が並びます。

難点と言えば

 1.マンガなのですが、とても文字が多くてしかも細かいので、
   視力の弱い人は点眼鏡が必要になります。(自分も使っています)
 
   (著者も気にしていて、記事の中で盛んに弁解しています)
   中身ぎっしりで随分と読み応えがあります。

 2.値段が2,625円とやや高目ですが、
   殆んどが手書きで、暖かい感じがしますので、致し方無いでしょう。

   (寧ろ、これ位の値段は当然だと思う程、実に面白いのです)





振込め詐欺と高齢者

2010年02月10日 | 時事問題
振込め詐欺が絶滅しませんナ。

ターゲットになる高齢者は孫と離れて一人暮らしだとか、世情に疎いとか・・。
詐欺犯の方も益々巧妙になり、役割を数人に分けて狙った人を追い込みます。

それでも一番大事なポイントを一つか二つ、しっかりと実行すれば、
引っ掛かる事は決してないと思うのですがね。


私は仕事の関係上、よく銀行のATMに(1日に2,3回も)行きます。

会社は資本金、従業員数共、ホントに小企業なのですが、
年商は1億円を超え、月々の資金出入りは1,000万を下らず、全て現金取引ですから、
相当な金額、件数をATMで振込みしたり入金したりします。

白髪頭でメモを持ってATMに並びますから、
行員ならもうよく知っている顔なので何も言いませんが、

警備員や警察の方が警戒に立っていますと、
「振込詐欺にご注意下さい」と必ず声を掛けてパンフレットを呉れます。


どうも毎回の事とて鬱陶しいので、遂に小企業ながら社員証を作って、
この自作の社員証を首に掛けて銀行に出入りする事としました。

これならもう警備の人が寄って来る事は無いでしょう。

(ATMで多額の振込は出来ませんが、これはもう仕方ないですね)


「貧乏物語」の観劇

2010年02月09日 | シニア日記
私の知合いで、劇団を主宰している方の公演を観に行って来ました。

会場は下北沢の稽古場兼小劇場である、東演パラータで、
井上ひさし作の「貧乏物語」です。

改装されたばかりの会場で、気分が良かったです。
この劇団は小さいですが、すでに50週年を迎えて尚盛んな立派な劇団なのです。


今回の出し物は第20回下北沢演劇祭参加作品で、
女性ばかり(6人)で行われた珍しいお芝居でした。

100人も入れば満員になる会場ですが、Weekdayでも満員の盛況でした。
(補助席迄出してなお満員で身動きならず)
何時も来られる常連のお客が多い様ですナ。


河上肇が収監されていた留守宅での物語。
河上の妻、娘、使用人の3人、それに新劇女優の卵が飛び入りして、みんなでワイワイ。
肇が居た時の懐古談をユーモラスにするのですが、
その内、愛憎悲喜こもごものてんやわんやとなります。

その姦(かしま)しさ、喧(かまびす)しさ。

皆さん、中々の熱演で面白かったです。