80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

本の紹介「すヾしろ日記」

2010年02月11日 | 本の情報
電車に乗っていて、丁度対面(トイメン)に座っていた高年配の方が、
大きな本を開いていました。

何とはなしに見ていたら、どうも絵が描かれていて絵本らしい。
子供のものではなく、大人の絵本かなと、急に好奇心が出て、


注意して本の表紙を見たら、「すヾしろ日記」と読めました。著者は判らない。
帰宅してインターネットで調べたら、山口晃著の有名な絵本と判りました。
(後で、何処で買って来たのか想像が付きましたが、長くなるので割愛・・)

すずしろと言えば春の七草で
  「せりなずな・・・・・・すずなすずしろ」の一番最後、そう、大根の事です。
うまい名前を付けましたね。 本の内容を如実に示している感じです。

山口晃(あきら)氏は元来画家でこの記事(マンガ)を、
東大出版会の情報誌「UP」版に連載していたのですね。

早速通販でのお取寄せです。

内容は落書きのような、繊細なマンガで、愚痴なども結構多いですが、
単なるギャグ漫画ではなく社会風刺的で、カミさんとの掛合いなど、とても面白い。
何か自虐的でそのくせ憎めないです。サラッと描かれていて楽しめます。


諧謔(かいぎゃく=ユーモア、おどけ、しゃれ)に富み、
含蓄(がんちく=含み)のある言葉が並びます。

難点と言えば

 1.マンガなのですが、とても文字が多くてしかも細かいので、
   視力の弱い人は点眼鏡が必要になります。(自分も使っています)
 
   (著者も気にしていて、記事の中で盛んに弁解しています)
   中身ぎっしりで随分と読み応えがあります。

 2.値段が2,625円とやや高目ですが、
   殆んどが手書きで、暖かい感じがしますので、致し方無いでしょう。

   (寧ろ、これ位の値段は当然だと思う程、実に面白いのです)