これは随分と映画にし難いテーマに取り組んだものですね。
加賀藩に歴代努める会計方の猪山家の三代に亘る苦悩のストーリーです。
武士とは言いながら武術では無く、算盤で身を立て居る猪山家ですが、
一般の武士から、算盤バカと揶揄されます。
しかも当時は武士階級にとっては極めて厳しい環境で、
格式仕来りばかり高くとても経済的に成り立たなくなっていてもう借金だらけです。
それでも旧来依然として、格式に拘(こだわ)る一族に対して、
極度の窮乏生活を強いる、第2世代の努力で漸く体面を保っている有様。
まあ、然し武士の世界を描いているのですが、刀や斬合いが出て来る訳でなし、
大きな変化に乏しいので、途中で眠くなりました。
兎に角、起承転結が薄いのです。
強いて「転」かなと思うのは、第3世代の息子が、幕府の加賀藩から、
大村益次郎の官軍に引き抜かれ、経理の重鎮として再起する処でしょうか。
当時の武士の生活振りや色々な仕来り、家財道具などが、
よく判ったという点が取り柄でしょうか?
加賀藩に歴代努める会計方の猪山家の三代に亘る苦悩のストーリーです。
武士とは言いながら武術では無く、算盤で身を立て居る猪山家ですが、
一般の武士から、算盤バカと揶揄されます。
しかも当時は武士階級にとっては極めて厳しい環境で、
格式仕来りばかり高くとても経済的に成り立たなくなっていてもう借金だらけです。
それでも旧来依然として、格式に拘(こだわ)る一族に対して、
極度の窮乏生活を強いる、第2世代の努力で漸く体面を保っている有様。
まあ、然し武士の世界を描いているのですが、刀や斬合いが出て来る訳でなし、
大きな変化に乏しいので、途中で眠くなりました。
兎に角、起承転結が薄いのです。
強いて「転」かなと思うのは、第3世代の息子が、幕府の加賀藩から、
大村益次郎の官軍に引き抜かれ、経理の重鎮として再起する処でしょうか。
当時の武士の生活振りや色々な仕来り、家財道具などが、
よく判ったという点が取り柄でしょうか?