80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

映画「英国王のスピーチ」を観て

2011年03月11日 | 映画の情報
久し振りに感動を覚える映画を観ました。

映画的ストーリーの為に多少の誇張があるようですが、
厳然たるノンフィクションの映画なのでした。


1937年頃の物語です。
兄の英国王(エドワード8世)がシンプソン事件で退位して、
弟のアルバート皇子に国王が譲位され、ジョージ6世皇帝の誕生です。

生来、とても内気でどもる癖がある、演説の下手な、
この新国王は国王になるのをとても嫌がったのですが仕方ありません。

王妃の世話で資格のない私的な療法を行う言語聴覚士の治療を極秘裡に受けます。

この治療が型破りで跳んだり、転がったり、悪態を吐かせたり、
卑猥な言葉を言わせたり、兎に角緊張を解す為にユーモラスな指導を行います。


クライマックスは、ヒットラー率いるナチスに宣戦を布告する、
全国向けの一生一代の大切なラジオ演説。これを聴覚士との対話の様な格好で、
完全な素晴らしいスピーチで仕上げました。 これでジ・エンド。


日本の太平洋戦争の宣戦の詔勅と重ね合わせた様な気持ちになりました。

当時の英国の背景の時代考証がとても良く出来ていましたね。
複葉の飛行機、四角い自動車、箱の様なマイク、霧の深いロンドン市内などなど。

原語(英語)の儘で理解出来たらもっと素晴らしかっただろうと思いました。
(英語でどもるシーンが多かったですから・・・・。)




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