今回はエスペラントの否定文について。
エスペラントの否定文はやさしい。
動詞の前に否定辞の ne を付けるだけでよい。この辺はスペイン語 (no) やイタリア語 (non) と同様である。フランス語は ne と pas で動詞を挟むと習ったが、pas を動詞の後ろに付けるだけでもよい。詳しくは主要言語の否定文についてはウィキペディア(信頼性に欠けるとの定評があるが)「フランス語の否定文」を参照されたい。
文法が簡単なはずの英語の否定文がヨーロッパの主要言語の中では一番、むずかしい。
be 動詞と一般動詞で否定形と疑問文の作り方が違うが、中学生が英語嫌いになるきっかけはここである。
be 動詞の否定文は not を動詞の後ろに置く。ドイツ語も否定辞の nicht を後ろに置く。
一般動詞の否定文の場合、否定辞 not は動詞の前に来るが、助動詞の do (does) をその前に付けなければならない。英語が苦手な中学生はこの辺がよくわからないようだ。
しかしながら、一般動詞の否定文もかつては not をドイツ語のように、動詞の後ろに置くだけでよかったようだ。
現在にもその痕跡が認められる。
Lennon = McCartney 作詞作曲の「愛なき世界」(A World Without Love)の歌詞の中に“I know not when”というフレーズが現れる。普通は“I don't know when”だが、詩では音節数や韻の関係で古風な言い回しも使われるということだろう。
筆者が中学3年生のときヒットした曲だが、中学の英語のテストで“I know not”などと書くと、当然、不正解である。
中国語の否定文も動詞の前に否定辞「不」や「没」を置くだけでよいので、エスペラントの否定文の簡潔さは評価できる。
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動詞の前に否定辞の ne を付けるだけでよい。この辺はスペイン語 (no) やイタリア語 (non) と同様である。フランス語は ne と pas で動詞を挟むと習ったが、pas を動詞の後ろに付けるだけでもよい。詳しくは主要言語の否定文についてはウィキペディア(信頼性に欠けるとの定評があるが)「フランス語の否定文」を参照されたい。
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be 動詞の否定文は not を動詞の後ろに置く。ドイツ語も否定辞の nicht を後ろに置く。
一般動詞の否定文の場合、否定辞 not は動詞の前に来るが、助動詞の do (does) をその前に付けなければならない。英語が苦手な中学生はこの辺がよくわからないようだ。
しかしながら、一般動詞の否定文もかつては not をドイツ語のように、動詞の後ろに置くだけでよかったようだ。
現在にもその痕跡が認められる。
Lennon = McCartney 作詞作曲の「愛なき世界」(A World Without Love)の歌詞の中に“I know not when”というフレーズが現れる。普通は“I don't know when”だが、詩では音節数や韻の関係で古風な言い回しも使われるということだろう。
筆者が中学3年生のときヒットした曲だが、中学の英語のテストで“I know not”などと書くと、当然、不正解である。
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