景気が悪くなって、給与が減って、パートをして家計を支える人が多いです。
インターネットで求人情報に応募すると、"ナシのつぶて" 企業からは何も返事もありません。
または、応募した企業から「面接に来い」と連絡があったので、面接に行くと、その後、採用なのか、それとも不採用なのか、企業側からは全く返事もない、無礼な対応をされたという人が多いです。
これは『空求人』というものです。
企業は雇用する気がないのに、求人情報を出すのです。
求人情報を出すことで、企業にとっては“宣伝”になるのです。
空求人は、昔から、企業が広告のために、よくやってることなんです。
この空求人の数も、政府が毎月末に発表する『 有効求人倍率』に含まれてしまいます。
なので雇用する気がない空求人の数が加算された有効求人倍率は、インチキ数字なんです。
よく、人手不足と言われていますが、全くの嘘です。
企業は、人を新たに雇う余裕なんかありません。
今、雇っている従業員で、もうめいいっぱい仕事をさせられ、「人手が足りない」状況であっても、企業側にとってはこれ以上、人件費を出す余裕がないので、新規に雇用することはあり得ないです。
『人手不足』ではなく、『企業の金不足』という表現が正しいのです。
「人手不足」と聞くと、景気が良く聞こえます。
忙しくて儲かっていて、人手が足りない、と思ってしまいます。
実態は、とんでもない。
エネルギー代の高騰と、不景気で売上が悪化、従業員の給与の値上げで、企業の経営は圧迫されています。
もうこれ以上、人件費を増やすことは無理なことです。
『人手不足』とは見栄を張った言い方、 本当は、企業はお金がないのです。
きつい仕事であるドライバーや、建設作業員など、もし人手不足であれば、時給や給与をうんと上げればいいのです。
インターネットの求人情報で、ドライバーや建設作業員の時給や給与を見てみると、やっすいです。
高い収入が得られるのであれば、たとえ建設現場でも働こうと思う人はいるでしょう。
大変な不況になっているのに、景気が良いという印象を植え付けようとするやり口は、アベノミクスの時代のままです。
私の周辺には、こんな声ばかりです。
「働きたいのに、求人に応募しても全部空求人だった」
「会社から、パートの働く時間を減らしてほしいと言われ、収入が減った」
「残業は絶対しないでと、会社から言われた」
「売上が激減し、従業員の仕事が減って、暇だ」
日本の経済が回らなくなってきました。
でも、日本の企業は、景気がいいフリをし、日本政府は、さらに増税して日本国民から、お金をむしり取っているのです。
苦しい思いをしているのは、庶民である日本国民です。
日本の企業が、この先も粉飾決算や空求人で見栄を張り続け、そのお陰で、政府が増税しやすくなり、日本国民の所得は減り続けるでしょう。
企業は、政府の言いなり。
企業と日本政府の情報操作に騙されないで、しっかりと自分の周囲の現実を見て、自己防衛に励んで生きていきましょう。