欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『断熱材』が入っているのに『寒い!』

2014年01月16日 09時16分52秒 | デザイナーズ住宅の欠陥




『断熱材が入っているのに、寒いのは欠陥か??』



先日、こんなご質問が、御座居ました…

「…大手の住宅メーカーの家を建てたんですが、とにかく寒いのです。」

「ちゃんと、断熱材を入れるのは、見ていて確認しました。」

「これって、欠陥ですか?」

「ストーブを消すと、寒くていられません。」



…全く、何でもかんでも「欠陥だ!」と騒ぐ人が居るので、こんなご心配

をされる方が、居られるんです。

『本当に、困った社会現象だと思います!』



「断熱材」と言うのは、自ら「発熱」する訳ではありません。

ですから、「ストーブ」を消したら、寒いのは当然です!



「断熱材」は、家に被せた「毛布」だと思ってください。



我々が、夜、寝る時に被せる「毛布」は、誰もベッドに人が寝ていないと、

中は、冷たいですね。


でも、誰か寝ていると、人間の「体温」が「保温」されて、温かいです!



…「毛布」も、実は「断熱材」なのです!

温かさを逃がさない為に、使用する訳です。



家の「断熱材」は、家の中で暖房をすると、その熱を、外に逃がさない様に

しているのです。

自ら「発熱」していないので、暖房を止めると、次第に部屋は寒くなります。



最近、よく、「断熱材」を入れたのに「寒い」と言う話を、聞きます。



そう言う家を調べてみると、ほとんど、どこかに「吹き抜け」がある場合が、

多いです!



暖房をしても、温かい空気が、天井の方に、逃げていってしまうからです!

これは、「ある意味欠陥」かもしれません。



最近の「建築士」は、デザインばかりに気を取られて、機能性を考えない者

も多いです。


日本の「デザイナーズ住宅」は、海外で、「笑いもの」になっている場合さえ

あるんです!



『日本には、日本の風土にあった家が必要です!』

『断熱材を入れても、住みにくい家もあるんです。』


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