欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

欠陥建築(欠陥住宅)を生む原因…『仕事の無い建築家』

2013年03月22日 10時00分50秒 | 誰も言わない建築士の話




『最近、アトリエ系設計事務所の建築家には仕事がない!』



ある、設計事務所の社長さんが、私にこう言いました…

「あのな、全然仕事がないんだ。」「昔は鉄骨のビルの設計もあったのに。」

「仕方ないから、つまらん耐震補強工事をして何とか会社をやってるよ。」


今、特におしゃれな家を設計する「建築家」に、全くと言って良いほど

仕事がないんです。


そんな「建築家」の所に、たまに仕事が舞い込むと、その「建築家」は、

「数少ないクライアント」から出来るだけ多くの金を取ろうと企むのです。


「設計料」なども、業界で決めた料金は無いのですが…

「え~、今は工事金額の15%と業界で決められていまして…」みたいに、

少しでも多くの金をクライアントから取ろうとする訳です。


それでも、クライアントが高すぎると文句を言うと…

「では、特別にディスカウント致しまして、工事金額の8%と言う事で

如何でしょうか?」


…だいたい、そんな調子です。


最初から安くできるのに、クライアントの顔色をうかがって、代金を決

めるのは、「商人」としてあまりにも「不誠実」です。


建築家、特に若手の「アトリエ系建築家」に仕事がないのは、世の「不況」

も一因ではありますが、皆さんから「嫌われている」事もあるんです。


実際に街の人に「若いアトリエ系建築家」の印象を聞いてみると…

「メガネをかけていて、神経質そう。」

「見た目が暗そう。」

「オタクっぽくて、気持ち悪い。」

「偉そうにしていて、腹がたつ。」

…等と、大変評判が悪いです。

でも、この評価は当たっていると思います。実際に「礼儀正しく陰険」

な建築家が多いと思います。


また、彼らは一種の「特権意識」みたいなものがあって、周囲を見下す

嫌な面を持っている場合さえあります。


…その事が原因だとまでは言いませんが…

IQの高い彼らは、実に巧妙に、建物の欠陥を隠す手段まで知っています。



「お前達は、バカだから、俺のやった手抜きは、絶対に分からないだろ

う。」みたいに、考えているのかもしれません。


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