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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語 その2

2020-07-05 17:42:38 | 映画+ドラマ

前回予告編のリンクを載せるの忘れていました。
予告編です。
エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語 

予定日が近づいたクリスマスの日、
デニーにデイトナ24時間レース出場の話が舞い込みます。
デイトナは世界三大耐久レースの一つでデニーにとってはキャリアアップのチャンスでしたが
出産に立ち会えないかもしれません。けれどイブに背中を押され出場を決めます。

イブは母親とエンツォが見守る中娘のゾーイを出産します。
エンツォはすっかりゾーイの遊び相手になりました。

順調に成長するゾーイは7歳の誕生日を迎えます。
「私のお兄ちゃん」と紹介され誇らしかったとエンツォ。

幸せは長くは続きませんでした。

デニーはレースに勝てない日が続きます。
留守がちで娘と過ごす時間も少なくデニーはレースをやめることも考えていました。

この頃からイブは度々頭痛に襲われ鎮痛剤を飲むようになっていました。
エンツォはイブから漂う異臭に気づきましたが警告することもできません。

イブはデニーにレースを、夢を諦めないでくれと言います。
ふたりを見守るエンツォは不安そうに寄り添います。

デニーの実力が認められレースチームに参加することになりました。
イブはエンツォのお散歩中に倒れてしまいエンツォは吠えて助けを呼びます。
病院に運ばれたイブは脳腫瘍だったことが判明します。
デニーはイブに付き添うためレースを休むことにしました。

デニーは慣れない家事に奮闘します。
ゾーイはお人形をママと同じように髪を短く切ります。
そんなゾーイを見守るエンツォ。

夏になりゾーイは時々イブの両親の家に泊まりました。
イブは病状が芳しくなくひとり部屋で落ち込んでいると
エンツォがリードを咥えデニーをランニングに誘います。

秋になるころには家事も手馴れてきたデニー。
ゾーイと協力してイブのいない家を守ります。

ようやく退院したイブはひとまず実家で過ごすことに。
ゾーイもしばらく一緒に実家に泊まることになりました。

「私のためにレースをあきらめないで」とイブ。
クリスマスが過ぎイブは静かに旅立ちました。

葬儀が終わるとイブの両親はゾーイを引き取りたいと言い、
拒否するデニーに父親は訴状を見せます。
腕をつかまれたデニーは振り払おうとし父親にケガをさせてしまいました。
それを故意にやったと主張し傷害事件として扱われることに。
ゾーイは両親の家で過ごすことになりました。

エンツォは久しぶりにサーキットに行きます。
デニーはそこでフェラーリのテストドライーバーの誘いを受けますが
訴訟が終わるまで待ってほしいと頼みます。

デニーは両親から監護権を諦めれば刑事事件にはしないと持ち掛けられます。
迷いを吹っ切るため雨の中エンツォとランニングに出ますが
老齢のためデニーのペースについていけなくなったエンツォが無理をして車に轢かれてしまいます。

腎臓を損傷したものの軽症ですみましたが
老犬のためこれがきっかけで終わりに向かうかもしれないと獣医に言われます。

治療費もままならくなったデニーは両親の申し出を受けることに。
デニーがサインをした契約書をエンツォは奪い取りびりびりに破いてしまいます。
それを見たデニーは裁判で闘うことを決心します。



そして裁判の日。
良心の呵責から母親が証言を覆しデニーが勝訴しました。
そしてフェラーリの仕事を引き受けイタリアに旅立つことに。

ゾーイは9歳の誕生日を迎えます。
両親もお祝いに駆け付けデニーと和解します。

そして冒頭の場面になります。

「死は終わりじゃない。人に生まれ変われるのは準備の出来ている犬だけ。
私は準備ができている。」とエンツォ。
エンツォの寿命が長くないことを悟ったデニーはエンツォを乗せてサーキットを走ります。



様々な事を脳裏に浮かばせながら風を感じるエンツォ。

「お前は最高の友だちだ」とデニー
もう一周走ってくれ、もっと早くとエンツォは吠えます。

そして8年後。
夢をかなえたデニー。
フェラーリのパドックにゾーイがゲストを連れてきます。

息子がデニーの大ファンで息子もレーサーになりたいと思っている、と父親。
彼は名前は「エンツォ」


名前を聞いたデニーは「旧友と同じ名前だ」と言いゾーイと目を合わせます。
そして彼、「エンツォ」をレーサーにするためサポートすることを決心しました。

ここで終わりです。
ラストはステキなサプライズでした。
ずっとダニーや家族を支えてきたエンツォは少年に生まれ変わり
今度はデニーに支えられ夢をかなえようとするんですね。

途中、イブの両親、特に父親がちょっと悪人になってしまいますが
最終的にはご両親も改心し、というかこれもイブへの愛からきたことなので
それを除けばダニーの周囲はみんな良い人で、そこも観ていて安心できる要素でした。
イブとの別れは悲しかったしエンツォの最期も泣けましたが・・・


ダニーが話したドライバーの心得とかセナの事とかがエンツォ視点で語られのも面白かったです。
ダニーと過ごした記憶を忘れなければきっと少年エンツォも偉大なレーサーになることでしょうね。

 

 

 


4 コメント

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泣いてしまいました (篠田真由美)
2020-07-06 08:22:36
こちらのスチールとあらすじを読んだだけで、目頭が熱くなってしまいました。すてきなお話を有り難うございます。
篠田はツタヤでMCUの円盤をせっせと借りてみているのですが、昨日は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のグルートとロケットのエピソードにうるっとしてしまいました。年取ると涙もろくなります・笑
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Re.泣いてしまいました (dico)
2020-07-06 20:28:20
先生
コメントありがとうございます。
拙いあらすじですが伝わってとても嬉しいです。
機会がありましたらぜひぜひ本編の鑑賞を!
グルートとロケットのエピソードは私も泣きました~
みんなを守るために囲んだ枝の中も美しすぎて余計に泣けてしまいます。
本当に涙もろくなっていく自分がいます(笑)
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グルート! (篠田真由美)
2020-07-07 08:27:50
あのグルートは絶対、イエス・キリストのイメージだと思うんですよね。それも英雄的なイエスではなく、ちょっとお馬鹿な、仲間からは半分オミソみたいに扱われていた子が、実はもっとも強く清らかな「神」であった、というタイプの。彼が両腕を広げたポーズが、そのまま十字架に見えましたし。
というわけで、レンタルで済ませるつもりだったのに欲しくなっちゃったよ、この映画。「ドクター・ドリトル」のCGは「へえ、よくできてる」くらいだったのに、ロケットはなんだか可愛くて、小枝持って泣いてる頭を私もなでてあげたくなりました。
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Re.グルート! (dico)
2020-07-07 20:11:11
先生、
キリストですか、言われてみれば確かに両腕を広げたポーズはまさにイメージですね。
最初はロケットがいないとダメダメなお荷物的な子だっただけに最後の覚悟は本当に神でした。
ドリトル先生は篠田先生の感想をちょっとだけ拝読させていただいて、
鑑賞はしていませんが何となく納得です。
ガーディアンはそれぞれのキャラクターをうまく活かしていますよね。
黙ってなでられてるロケットが切ないやら可愛いやら。
私もレンタルで鑑賞後に即購入してしまいました。
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