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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Secrets of the Marvel Universe

2017-11-29 22:25:16 | Marvel
インフィニティウォーのメンバーがVanity Fairの表紙に掲載され、
ケヴィン・ファイギさんのインタビューもありました。



いやー、すごい人数ですね、どんだけ出るんでしょう。

アイアンマン、キャプテンアメリカ、ソー、
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、アントマン、スパイダーマン、ブラックパンサー
そしてドクター・ストレンジ。

ワクワクですね。
私もやっとこマーベル作品を制覇しましたよ。アントマンもばっちりです。

記事はこちらにあります。
ちゃんと読んでみたいのですが長いので断念(あきらめ、はやっ)
でも画像はいただきます。
Secrets of the Marvel Universe


ファイギさんのインタビューでは、
インフィニティウォーでフェーズ3が終了になるそうなので、
このメンバーが集まるのは最初で最後になるみたいですね。
正確にはアベンジャーズの「4」ですね。
インフィニティウォーは2本あるという話だったのでインフィニティウォーとしていますが
まったく別のタイトルになるのかしら。


↑あ!ムジョルニアが!

初期のメンバー、
アイアンマン、キャプテンアメリカ、そしてソーとハルク。
RDJ、クリス・エヴァンス、クリヘム、マーク・ラファロ、
そしてスカヨハさんとジェレミー・レナーもこれで契約が切れるそうです。

アイアンマンから10年ですって。
それから17作品を制作し、130億ドルの収益ですって。130億円じゃなく、ドルですもんね。
想像もつきません。

フェイズ3終了後は20本の作品が制作される予定ですが
これまでとはまったく違うカラーになりそうです。
そして絶えず新しくキャスティングをしなければならない大変な状況になるとあります。
何か・・・初期メンバーがかなり死ぬらしいんですよね。



ショボーンな話ですけど仕方ないです。
いつかはこの日が来るんです。

ベネディクトのストレンジが決まりあわてて飛び込んだマーベルですが
ストレンジがなければ見なかったかもしれないと思うと、
こうして楽しみを増やしてくれるベネさんには感謝しかないのであった。



短いですがこの辺で。
(画像貼りたいだけでした)


今、ツイッター見たらティーザーがUPされていました。
「There was an idea…」とありますがどういう意味なのかしら。
ソーのラストはこれに繋がっているんですよね、きっと。
いろいろと意味深な場面ばかり出てきてますね。


ジャスティス・リーグ

2017-11-26 13:34:54 | 映画+SFファンタジー
Justice League

Directed by Zack Snyder
Produced by Charles Roven Deborah Snyder Jon Berg Geoff Johns
Screenplay by Chris Terrio Joss Whedon
Story by Chris Terrio Zack Snyder
Based on Justice League by Gardner Fox

ブルース・ウェイン / バットマン:ベン・アフレック
クラーク・ケント / スーパーマン:ヘンリー・カヴィル
ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマン:ガル・ガドット
アーサー・カリー / アクアマン:ジェイソン・モモア
バリー・アレン / フラッシュ:エズラ・ミラー
ビクター・ストーン / サイボーグ:レイ・フィッシャー
ロイス・レイン:エイミー・アダムス、
ジェームズ・ゴードン:J・K・シモンズ
アルフレッド・ペニーワース:ジェレミー・アイアンズ
レックス・ルーサーJr.:ジェシー・アイゼンバーグ

ジャスティス・リーグのネタバレありの感想です。




初日に行ってきましたよ。
でも思ったより上映館が少なくて・・・なぜ?
やっぱり単独映画ではないからかしらね。

私、マーベルはいきなりアベンジャーズから入るような人間なので、
あまり言える立場ではありませんが、
それでも映画を観る前には最低でも「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」は観るべきですね。
できれば「ワンダーウーマン」とスーパーマンの「マン・オブ・スティール」も観たほうがいいかも。
さらに「スーサイド・スクワッド」とドラマ版「フラッシュ」も観れば完璧・・・・・なのかなあ。うーん。

私、「マン・オブ・スティール」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」も
「ワンダーウーマン」も「フラッシュ」も観てるけど、でも鑑賞中はかなり追いていかれました。

難しいと言うかマニアックと言うか・・・・
マーベルのほうがわかりやすいですね。一般人への門戸が広い感じ。
なんて、自分の読解力の無さを責任転嫁する私。

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で
ブルースがレックス・ルーサーJr.から盗みだしたファイルにあった写真をダイアナに送っています。



そしてこれも。


稲妻のマークをクリックするとフラッシュの映像が出てきます。
スーパーの強盗と出くわしますがものすごいスピードで犯人を倒しています。


右端のファイルにはアクアマン。


左から2番目はビクター・ストーンのパパがマザーボックスを使って実験をしている風景が。


この映画のラストでスーパーマンが死んでしまい、
ブルースが「仲間を集めないと。」って言っています。


今回の映画でバットマンがアクアマン、フラッシュ、そしてサイボーグをチームにするために動きます。
そして重要アイテムが「マザーボックス」です。

「マザーボックス」は結局最後までよくわかりませんでしたがインフィニティストーンのようなものなんでしょうね。
ボックスは3つありその昔このアイテムをめぐって様々な種族が一丸となって戦い、
それぞれボックスをアトランティス、アマゾン、そして人間たちが守るという何だか指輪物語のような感じでした。

私たちはダイアナが観れればOKなただのワンダーウーマンファンなので
細かい事はどうでもいいのだーと観ていました。


それでは人物紹介など。

ブルース・ウェイン / バットマン:ベン・アフレック

ベン・アフレックはかっこいいし、バットマンも良いのですが
でもこのマスクはケツアゴとヒゲが強調されてちょっと嫌。


アーサー・カリー / アクアマン:ジェイソン・モモア

私とごるちゃんは今回アクアマンにLOVEでした。
多分、このホワイトな瞳にやられてしまったのだと思います。よく似合っていました。

今回この感想を書くためにアクアマンの画像を検索して、
ジェイソン・モモアさんがカール・ドロゴだとやっとやっと気づきました。
もっとはやく気づけ、私。

バリー・アレン / フラッシュ:エズラ・ミラー

「ファンタスティックビースト:のあのお坊ちゃんが・・・
今回の来日された映像も少し見ましたが、エズラ・ミラー可愛いです。
そして役者の恐ろしさを再確認しました(笑)


ビクター・ストーン / サイボーグ:レイ・フィッシャー

まったく基礎知識がなかったサイボーグ。
だからジャスティスの誕生で流れた動画の意味もあまり理解していません。


ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマン:ガル・ガドット

今回はワンダーウーマンと同じメンバーで観ましたが、
いやほんとワンダーウーマン観ておいてよかったと思いました。
さすがに知識ゼロだとかなり厳しいと思う。
とか言いつつ私はごるちゃんにいきなりキャプテンアメリカのシビルウォー見せちゃったけど。えへ。


アルフレッド・ペニーワース:ジェレミー・アイアンズ

今回も健在のアルフレッドさん。
ジェレミー・アイアンズはやっぱり良いですね。
ウェイン家の何でもできるスーパー執事を飄々と演じています。
何だかホロウクラウンを観たくなりました。
観たくなったからといって観れるわけじゃないのが悲しい。

そういえば、スカパーで全話観れるらしいですね。
ごるちゃんがスカパー契約しちゃったと言っていました。ようこそ英国俳優沼へ~。

ジェームズ・ゴードン:J・K・シモンズ

私的には思ったより出番が少なかったゴードン刑事。
しかし、J・K・シモンズも何でもこなせるクールな61歳ですね。


ここからネタバレになります。





クラーク・ケント / スーパーマン:ヘンリー・カヴィル

ヘンリー・カヴィルさんを観た時にすごくスーパーマンらしい人だと思いました。
クリストファー・リーブの雰囲気ありますもんね。
前作で一応亡くなっているので今回出演するのかどうか話題になっていました。



レックス・ルーサーJr.:ジェシー・アイゼンバーグ

バットマン vs スーパーマンで登場したスーパーマンの宿敵。
前作で刑務所入りしていたレックス・ルーサーが実は脱獄していたという設定でラストに登場します。
ジェシー・アイゼンバーグは面白い役者さんですよね。
初めて観たのは「ソーシャルネットワーク」で映画自体はイマイチでしたけど
マーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグはすごく魅力がありました。


ラストのおまけ映像はふたつあり、
ひとつはフラッシュとスーパーマンが競争している場面。
そしてもうひとつがレックス・ルーサー登場の場面でした。
脱獄していたレックス・ルーサーがジャスティスリーグに対抗してヴィランチームを作るという話。


全体のストーリーは上にも書きましたが込み入っていた印象がありました。

バットマンがヒーローたちを集結しようとしているのはわかりましたが、
キャラクターたちが何をしているのか複雑すぎてよくわかりませんでした。
そしてそれぞれのキャラクターの背景も、もう少し踏み込んで欲しかったです。
特にアクアマンは来年は単独映画も公開するみたいなので、続きは映画で!って感じ。



今回のワンダーウーマンも、映画「ワンダーウーマン」と比べると魅力半減でしたが
これはもう仕方ないんでしょうね。映画のトーンも監督も違うし。
でもガル・ガドットのレザーパンツは必見ですよ。(おやじか)

3つのマザーボックスが全て揃うと絶大なパワーが生まれるらしいので、
ステペンフルフが封印された3つのマザーボックスを集めようとし、
それを阻止すべくヒーローたちが集結していきます。


その一方でマザーボックスを使ってスーパーマンを蘇えらせるブルースたち。
フラッシュが何度も「ペットセメタリー」になるんじゃないの?と懸念していましたが
実際、スーパーマンの寝起きはとても悪くて、ロイスが来なかったらかなりヤバかった状態でした。

ストーリーの軸はこの3つなんだと思いますがそれが整理されていなかった感じです。
ごちゃごちゃっとストーリーが進んで最後はステッペンウルフを倒し、
3つが合体したマザーボックスもサイボーグが分離して収まるわけですが、
結局のところ
「最初からスーパーマン蘇らせれば良かったんじゃないの?」な話でした。
だってスーパーマン無双なんですもん。彼とサイボーグがいれば解決できたよね。

この映画の評判をちょっと調べてみたらあまり良くないんですね。
トマトやEMPIREでも星2つくらいで。
キャラクターの掘り下げがなかった事もありました。
フラッシュとサイボーグは概ね好評でした、
ワンダーウーマンやアクアマンのキャラクターはちょっと失敗だったと(泣)
全体的に、アベンジャーズを上回ることはできなかったというレビューもありました。
アメコミ事情はまったくわかりませんがやはりマーベルと比較されてしまうんですね。
トーンが違うからこそ面白い部分もあると思いますが。




コミコン特別映像
Justice League Special Comic-Con Footage

トレーラー

JUSTICE LEAGUE Trailer 1 - 3 (2017)

JUSTICE LEAGUE Trailer 4 (2017)

ビハインドシーン
Justice League - B-Roll, Bloopers and Behind the Scenes (2017)

Justice League DELETED SCENES & Missing Characters Explained


それではこの辺で。

Christmas by John's Blog

2017-11-24 08:22:43 | Sherlock S2 JW's Blog
ジョンブログです。
これ読んでクリスマスの夜のジョンの心境がよくわかりました。
今更・・・・


Christmas


25th December
Christmas

僕は今夜ジャネットと外出しようとしてたけど計画はとん挫した。

クリスマスには恥をかかされたゲストや君を捨てるガールフレンド、
そして殺された女性がつきものだ。

シャーロックはいつも通りの感じ悪さでクリスマスを演出した。
だけど彼の悪口は言わないでおくよ。あの死の後だし。

アイリーン・アドラー。
彼女は逝ってしまい彼はそれを受け入れようとしないけどひどく打ちのめされている。

彼は表に出せないでいるその感情がどういうものなのか、
自分でも理解できていないと思う。

彼は時々あらゆるものから冷たく自分を切り離してしまう。
何かを感じた彼は感情を閉ざしてしまった。
きっとそれはこの地球上で彼が絶対に理解できないもののひとつなのだろう。



コメント

こんな状況だけど、ハッピークリスマスを言わせてくれ。
新年に会えるといいけど。
Mike Stamford 26 December 09:32

大みそかの予定は?
Bill Murray 26 December 10:42

まだ未定なんだ、悪いね。
John Watson 26 December 11:12



以上です。


この頃はまだシャーロックの感情がとても大切に扱われていたように思います。
ジョンはこの時理解不能な感情が、
もしかしたら恋かもしれないとは考えていたのかもですけど。
でも少なくとも明言する事はなかったし。

このくらいの塩梅が良かったんでしょうね。

Sherlock 2-1 A Scandal in Belgravia その17

2017-11-21 08:19:55 | Sherlock S2E1
「ベルグレービアの醜聞」

Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat

Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville


廊下でひとりたたずむシャーロックのそばにたち煙草を1本差し出します。


MH:1本だけ。
SH:なぜ?
MH:Merry Christmas.

シャーロックはマイクロフトの手から煙草をとります。

SH:法律で屋内は禁煙だろう?

マイクロフトが出したライターでシャーロックがたばこに火をつけます。

MH:ここはモルグだ。ダメージは限られている。

煙をはくシャーロック。


MH:なぜ彼女の死がわかったのだ?
SH:彼女が所有しているアイテムだよ。彼女はそれに頼って生きていると言っていたが
それを手放すことを選んだんだ。
MH:そのアイテムは今どこに?

突き当りの部屋で誰かの死を嘆く人たちが見えます。

SH:見ろよ。彼らはあんなにも気にかけているのに。
僕たちは何かがおかしいと考えた事はあるか?


MH:あらゆる命は終わる。あらゆる心は傷つく。
思いやりは有益ではないよ、シャーロック。


シャーロックは煙をはきながら言います。

SH:ロータールだな。
MH:だが、お前は彼女の事をほとんど知らないだろう。

マイクロフトの言葉に鼻で笑ってシャーロックは出口に向かいます。

SH:Merry Christmas, Mycroft.
MH:And a happy New Year.


シャーロックが去るとマイクロフトはジョンに電話をします。

MH:帰ったぞ。何か見つかったか?
JW:いや。彼はたばこを吸った?


MH:Yes.
JW:Shit.
(ハドソンさんに向かって)帰ってきますよ。10分後だ。
Mrs.H:ベッドルームにも何もなかったわ。


JW:シロじゃないのか。思い当たるところ全部探したぞ。本当に今夜は危険なのか?
MH:わからない。彼と一緒にいてくれないか、ジョン。
JW:僕にも予定がある。
MH:ダメだ。
JW:マイクロフト・・・マ・・・


マイクロフトは一方的に電話を切ります。
ジョンはジャネットの隣に座ります。

JW:本当にごめん。
Janet:私の友達はあなたのことを誤解してるわ。
JW:は?
Janet:あなたは最高のボーイフレンドだって。
JW:・・・・うん、その通りだよ。・・・僕は最高だってずっと思ってた。
Janet:シャーロック・ホームズはラッキーな男ね。
JW:ジャネット、頼むよ。
Janet:本心よ。心温まる話よね。あなたは彼のためなら何でもする。
彼はあなたのガールフレンドの見分けさえつかないのに。


ジャネットはコートを着て帰り支度を始めます。

JW:違うよ、僕は君のためなら何でもするんだ。
僕がやってなかった事を言ってみてくれ。頼むよ。
Janet:シャーロック・ホームズと競う気はないわ。
JW:僕は君のために犬の散歩もする。言っただろう。僕は犬の散歩だってするんだ。
Janet:私、犬は飼ってないわ!
JW:いや、そうか、前の彼女だった。OK。
Janet:Jesus!

ジャネットはバッグを手にすると帰っていきます。

JW:電話するよ。
Janet:No!
JW:Okay.

黙って見送り部屋に戻るとハドソンさんが追い打ちをかけます。

Mrs.H:ああいうのはあまりよくないんじゃないの?

夜も更けジョンはずっと本を読みながらシャーロックを待ちます。


シャーロックが帰ってきました。
JW:あれ、帰ったのか。

シャーロックはリビングルームを見回します。
JW:大丈夫か?

シャーロックは返事はせずに部屋に向かいます。

SH:僕の靴下の分類をめちゃくちゃにしてないだろうな。

シャーロックの一言にダメ息のジョンでした。


続きます。

落ち込んでいても、ジョンたちが探し物をしていたのはわかるんですね。

今回はマイクロフトとの会話がちょっと深いし、
ジャネットとジョンの応酬も面白かったです。


マイクロフトのセリフ。

「あらゆる命は終わる。あらゆる心は傷つく。思いやりは有益ではないよ、シャーロック。」
All lives end. All hearts are broken.Caring is not an advantage, Sherlock.

このセリフはゲイティス御大自身もお気に入りのセリフで
ファンメイドの動画でもよく見かけました。(私も使いました・・・)

そして、マイクロフトのセリフはシャーロックのこのセリフに対する言葉です。

「彼らはあんなにも気にかけているのに。僕たちは何かがおかしいと考えた事はあるか?」
They all care so much. Do you ever wonder if there’s something wrong with us?

ホームズ家の過去を匂わせる思わせぶりなセリフでしたが・・・・・
兄は何度となくシャーロックに感情を持つなと教えていました。

シャーロックのあの性格はそんな兄の教えも一因しているのかなと思った事もありました。
なぜ兄がそんな事をシャーロックに言わなければならなかったのか・・・
その原因を考えるのも面白く、そんな二次小説もたくさん生まれました。

結局、こういうのはほんのりと匂わすだけに留めておいた方が良いの見本になってしまいました。
最近愚痴っぽくて本当にすみません。

Benedict Cumberbatch by Thom Yorke ラスト

2017-11-19 10:06:49 | BC_2017・2018
ダラダラと続きましたがこれで最後です。


その1→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その1
その2→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その2

その3→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その3
元記事はこちら。
Benedict Cumberbatch by Thom Yorke

拙訳、拙文をここまでおつきあいいただきありがとうございました。
とてもレベルの高い会話をしていると思われるので実力がまったく追いつきません。
無理に訳そうすると日本語が崩壊するので今回は多少端折りました。(今更・・・)


トム・ヨーク→TY ピンク字。
ベネディクト→BC


TY:君はトラブルから逃げる?それとも自分から突っ込む?

BC:僕は物事に対してとても思慮に欠ける情動反応をしてしまうんだ。
時々軽はずみな発言をするし。感情的になって判断力が鈍ってしまう。

TY:みんなに対する発言の事を言ってる?


BC:僕の発言は健康の話より反響がある。僕はただ仕事の話をしたいんだ。
僕たちは人から質問を受ける立場にいる。
彼らは仕事だけではなくそれ以上の事を知りたがる。

僕がペラペラと話せる領域に入りこむから僕はプライベートであろうと
世界情勢の話であろうと話過ぎてしまう。
僕よりもはるかに賢いであろう彼らから学んだ事は、
密室で静かに仕事をするのが最善だという事だ。

TY:君は道徳的な立場をとるたびに苦労してるよね。

BC:教会の説教壇から叫び、それで非難されても気にしない人たちもいるんだけど、
彼らは良い事もたくさんやるんだよ。人生が変わるよね。
時にはそれでバランスが取れることもあると思うんだ。


TY:仕事と言えば、役をもらってそのあとに「自分の手に余る。」と感じ、
投げ出したくなることはある?

BC:しょっちゅうだよ。でも失敗しなければ上達もしない。
でもそれはまったくの失敗ではなく、冒険的エンタープライズ。
正解ではないこともたくさんある。

最初の役の舞台は最高のディレクターのもと、最高のキャストたちと一緒に演技をした。
だけど僕はキャラクターに入り込むことができなかった。
自分で重圧をかけていたんだ。

TY:それはリハーサルの時?それとも本番で?


BC:本番だよ。迷いを感じた。あれは(ウジェーヌ・イヨネスコの)「犀」だ。
以前にも話したことがあるから、名前を出してもいいよね。

ひとつには 僕の考え方、そして自制心の鍛錬の準備ができていたとは思えない。
それをきちんと表現するツールキットを持っていたとは思えない。
かなり難しい演技で、最高に厄介なパートでうまくできたと思ったことは一度もない。
ある意味、ハムレットも同じだ。
だけどプロダクションとか他もことは関係なく毎晩のチャレンジは最高だった。

TY:俺たちが出会ったころだね。
君の楽屋に行ったのを覚えている。
声が疲れていたな。4週間ずっとマチネも続けてきたんだっけ?


BC:8週間だよ。

TY:君は感情の激しいセリフを舞台で並べ立て、それを何度も繰り返す。
朝起きて、走りまわり、そしてまたやる。俺だったら完全におかしくなってるな。

BC:あなたはそんなことないよ。(笑)
トレーニングで僕は乗り切るための基礎ができた。
あのスケールのプロダクションを大きな劇場でやるんだ。

万全を期した封切で声の調子を整えるために必死で頑張るよね。
舞台の時はいつも懸垂と腕立て伏せで身体を整える。
ハムレットは約3時間に及ぶ循環器系のワークアウトで精神的なダメージは気にしなかった。

TY:印象的だったよ。自ら仕事に打ち込む姿があった。
あと少し、Seventeen–style 風な質問があるんだ。
君はスリッパを持ってる?

BC:大量にあるよ。

TY:読書用の眼鏡は?


BC:持ってない。けど僕は近眼なんだ。
映画とかコンサートを見る時は眼鏡は必要だよ。
ヒップスターを気取っているわけじゃない、視力が弱いんだ。
コンタクトレンズのための検査があるんだけど、眼鏡店にいくための半休がとれないんだ。




TY:家中を歩きながらセリフをつぶやいたりする?


BC:もちろん。

TY:僕のガールフレンドもそうだった。
俺が家の中を歩いていると声が聞こえてくる。
で、俺は「一体何事だ?ああ、彼女はセリフの練習中なのか。」ってなる。
誰かが意味不明な事を口走っているみたいなんだ。


BC:セリフの練習をするために他の人のセリフも言ってた?
僕の父はやってたよ。おかしいよね。二人の父が話しているのが聞こえるんだ。

TY:笑ったり泣いたりの練習もした?
バスルームで「ハハハ」と笑ってるベネディクトのイメージがある。


BC:トイレで泣いたりしてたよ。
今は家族がいるし、お父さんが変人だったと困惑しちゃうからやってないけど。

閉ざされた空間でやることが重要だと思う。

きっかけを見つけることなんだ。
キャラクターの内面やバックグラウンドを必死に見つけようとしている。
でも、人生じゃないんだ。それをやると手に負えなくなる。
笑うのと泣くのは本当に似ていて、それは身体に起こる事だからね。

横隔膜の現象がよく似てるよ。
音楽家のように、音階をチェックして声をあたためないといけない。

TY:自分のエゴと良い関係にある?
君はやるべきことをやるために必要な事をやるよね。
だが油断していると同時に物事をコントロールするようになる。


BC:すごく良い言い方だね。そう、僕はそのバランスを見つけたんだと思う。
落とし穴もあるけど。僕以外の事に関しては感情的な反応を持ってしまうんだ。


TY:君はいつ仕事モードに?


BC:それは僕が取り組まなければならないことで、
重要な事を切り離し、他の人にどう思われようとエネルギーを節約する。

TY:仕事を家に持ち帰る?

BC:ドアを通り抜ければ家の事になる。
そうしなければひとつのことだけに囚われ、僕を愛してくれる人たちを傷つけてしまう。
そうなれば仕事にもダメージがある。

TY:また舞台の仕事をする?

BC:遠くない未来に向けて進行しているプランがある。今年ではないけどね。

TY:君は本を書くのか?君は書いている感じがしたんだけど、誰も指摘しないんだよ。

BC:あなたは正しいよ。でもスクリプトや小説の体をなしていないんだ。ひどく散発的だ。

TY:君が書いたものをどう思う?


BC:とんでもなく下手だよ。「これは誰のだ?」とよく思う。
その日の事や、人生の事、フィクションの時もある。
忘れたくない事についての時もある。
ひどいフランス語で書こうとしたりもする。

TY:フランス語上手いのか?

BC:全然だめだよ。でも僕の野望の一つだ。いつかフランス語が話せるようになりたい。
イタリア語とフランス語は知りたいと思う言葉だ。
イタリア語で「キス」は何て言うんだっけ?覚えられないんだ。

TY:Baci, baci.(バーチ、バーチ)

BC:Baci, baci.(バーチ、バーチ)

TY:Baci, Cumberbatch-y.

BC:これじゃ本当に「Seventeen」みたいだよ。これはカットして。

TY: こんな終わり方があるだろうか。




インタビューはこれで終わっています。
ラストはダジャレもどきだと思われますが微妙な終わり方でした。

度々出てくる「Just Seventeen Magazine」は英国のティーン向け雑誌のようです。
「Just Seventeen Magazine」で検索すると懐かしい人たちの表紙がいっぱい出てきます。