The Game is Afoot

SHERLOCK & Benedict、その他 ドラマ、映画、書籍等々思いつくまま書いています。

SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (3)

2017-02-22 14:42:51 | Sherlock : The Six Thatchers
以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓
・・・・・続きです。


221B に依頼人が訪れています。 その依頼人の外見から推理するシャーロック。

右手が大きい、日本人のガールフレンドと別れた(手の薄れかけたタトゥーから推理)この時のタ
トゥーは”Akako”(あかこ?)等々 → この辺は 正典”The Red- Headed League”「赤髪連盟」
の踏襲ですね。 それにしても ”あかこ”って(笑) ”あい子”とか”あき子”とか現実にある名前に
すると騒ぎになる(?)ので敢えてありそうもない名前にしたのか?← 好意的に解釈。

又依頼人キングスレイ氏が「頭が良い人だと思ったけど 説明して貰ったら簡単な事だったんで
すね」と言うとむっとするシャーロック →これはグラナダ版と同じでした。

そして、イラついたシャーロックが超早口でまくし立てる陰謀説。「・・・第三次世界大戦を引き起こ
そうとするモリアーティーの陰謀。 キングスレイ氏の妻がスウェーデン人で本名がGreta Bengsdotter
と言う一流のスパイで ある意味モリアーティーより凄腕だ・・・」 → このGreta Bengsdotterは何処
からの引用なのか分かりません。 ただ、この描写 はビリー・ワイルダー版「シャーロック・ホームズの
冒険」のイルゼを彷彿とさせますね。
因みに、Mr.Kingsley (キングスレイ)はマイケル・ケイン版シャーロック・ホームズ ”Without a Clue”
でワトソンを演じたBen Kingsleyからでしょうか?← 深読みしすぎ?


依頼人と話中、ジョンは風船を身代わりにしてハドソンさんと数独中でした(Sudokuとそのまま英語に
なっているんですね) それに気づいていなかったシャーロック。
(このシーン、個人的には意味不明に思えてしまう。 何を言いたかったんだろう?)

レストレードが又破壊されたサッチャー像の破片を持ってやって来ます。
前回とは別の像で少し血痕がある。

シャーロックは ”The game is on!” と呟き、顕微鏡で血痕を調べます。

ウェインズボロー議員の物とは別に、Mr. Mohamed HassanとDr. Barnicot のサッチャー像が破壊されて
いる事を聞いたジョンが、” idée fixe” (固定観念、強迫観念と言った意味)だと言いますが、これ
も正典「6つのナポレオン」でワトソンの云うセリフを踏襲しています。

その後、シャーロックは”トビーに”会いに行くと言います。
世界一のハッカーであるというクレイグの家を尋ねると 出てきたのは犬の”トビー”
(”トビー”は正典「4人の署名」でも活躍した犬ですので、ここも正典踏襲)

そしてそこにはロージーを抱いたメアリーが居たのですが、221Bを出る前にシャーロックがテクストを
送って呼び出していた。
何故?と思うのですが、シャーロックはメアリーは元殺し屋で優秀なスナイパーであるのでジョンより
役に立つのだと言うのですが・・・・(この展開も説得力を欠く様な気がしますね)
ジョンは拗ねて、「僕はどうしたら良い?」なんて聞くし、結局一緒に行くことになるのですが、
この時”It is too early for a divorce ?” (離婚するには早すぎるかな)なんてセリフがあり、これ
を含めあれやこれやを聞かされると この時点で既に別れていたマーティンとアマンダの事が重ねあ
わされてしまい何やら気が重くなる)

トビーに引っ張りまわされる何てことは無い1シーンの中で一か所気になったのが、明るい住宅街に
ピンクの花が咲いている木が写りだされているシーン。
これを見た時にグラナダ版の「6つのナポレオン」のシーンを思い出しました。
普段は割とダークなトーンである画面が多い中 珍しく明るい住宅街に同じくピンクの花が咲く木が
あったので記憶に残っていたのですが このシーンによく似ています(考え過ぎ?)
 
↑ 左がグラナダ版、右がBBC版 (分かりにくいですね・・・)

 
ジョンは通勤のバスの中で見知らぬ女性から秋波を送られていたのですが、後にこの女性から連絡先を
渡される事に。 で、この時のジョンの様子が(笑)思わず髪の毛に手をやり撫でつけ意識している。
正典でも「三大陸で女性遍歴が」と語られ、又BBC版でもメアリーの前に何人ものガールフレンドが
居たジョンは流石です(意味不明) 女性にはめっぽう弱いジョンの血が騒いじゃった。
この時のマーティンの表情が何とも言えないんですね。
散々迷った末に女性から渡された連絡先を書いたメモを捨てずに 結局テクストを送ってしまったジョン。
相手の女性は ”E”さん。
(よく見るとこの”E”さん、ジョンに最初に会った時既にメモを手にしている。
この出会いには何やら裏がありそうだし、”E”さんは今後の重要なポイントの伏線になっていますね)。

ロージーちゃんが生まれた時に額に小さな”666”があったと言うメアリーに、オーメンだエクソシストだ、
デーモンだアンティクリストだと違いに拘るジョン(どういう意味なんだろう)
この時も”E”さんからのテクストが入り、何度かやり取りをするジョン。 わわいもない内容だけど・・・

スーパーハッカーであるクレイグの元を訪れたシャーロック。

クレイグが言う”Ostalgie” (”Ostalgie”とは東ドイツの存在した時代、および当時の事物への郷愁
の事←Wikipediaより)
サッチャーやスターリン、レーガンを例に出し、「サッチャーは今じゃナポレオンみたいだ」とさり気なく
”ナポレオン”を出していますね。


クレイグ君がハッキングして調べだしたのは サッチャー像を作ったのはトビリシのジョージアにある
「ゲルダー商会」という工場で サッチャー像は全部で6体あったとの事。
そして、売り先を探り出したクレイグ君によれば、
ウェインズボロー議員、 ハッサン、バーニコット医師、オリー・ハーカー(2個)、レディングのジャック・
サンドフォードである事が判明します。
(”ゲルダー商会”も正典「6つのナポレオン」踏襲)
正典で「ナポレオン像」を買ったのはモース・ハドソン、バーニコット医師(2個)、ホレス・ハーカー、
チズウィックのジョサイア・ブラウン、レディングのサンドフォード でした。

そんな中、ハーカーの家で初めての殺人事件が起こります。(これも正典通り)


残る一つの像を持つサンドフォード邸のプールでシャーロックは1人犯人を待ち受けます。

(余談ですが、このプールの壁画(?)が北斎の「神奈川沖浪裏」と言う津波(と言われる)図柄が描かれています。
このエピソード何かとジャパンテーストを感じられます、例えば日本人元ガールフレンド”あかこ”とか、”数独”
とか・・・)

数時間待つ待つうち サッチャー像を狙った犯人が現れます。
ここでシャーロックと格闘シーンが続きます。 長いです。







プールの中水中格闘を含め 何と”9分間”だそうです。って、私は実際時間を計っていませんが ネット上でチョット
話題になっていて、あるメディアがゲイティス御大にこのシーンを含めボンド化が顕著である事を指摘したインタビュー
で、「ボンドの決闘が9分で終わる筈はない・・」ってな事を言い返していたのですが、いえいえ、そういう問題では
無い様な気がするんですよ。
これ程長い決闘シーンはシャーロック史上初めてだし、必然性があるのだろうか?と疑問に思ったのです。
(余談ですが、「ボンド化」しているとあちこちで触れられていたのですが、ガーディアン紙で批判を浴びた際
ゲイティス御大がドイルを真似て詩で切り返していた時は喝采を浴びていたんですけどね。)




長い格闘の末サッチャー像で犯人を殴ったシャーロックは 破壊された像の中に当然入っているのは「ボルジア家の黒
真珠」であり 首謀者はモリアーティーだと思い込んでいたのですが、出てきたのは”A.G.R.A”のメモリースティック
でした。

これを見て混乱したシャーロックが「彼女はあれを破棄した筈だ」というのを聞いた男は、今はメアリーと名乗っている
その女は裏切り者であり ”Dead Woman Walking”だと言います。
(”Dead Woman(Man) Walking” とは、映画のタイトルでもありますが、元々の意味は「死にゆく人」、「間もなく
絶体絶命のピンチに陥る人」の様な意味を持っています)

(S4が放送される前に色々妄想、推測していた時点で 今回はどの様な形でメアリーを退場させるかが
関心事であり、そうであれば”A.G.R.A.” が何らかの形で復活するのではないかと思っていた所 予想通りの展開に
なりました。 ”Agra” は言うまでもなくインドの地名であり、メアリーの登場と共に正典「4人の署名」に描かれ
ていました。 )






・・・・・to be continued です。







コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ベネディクト作品予定 + ”Kingsman 2”

2017-02-18 14:00:29 | Benedict関連
久し振りにベネディクト話題です。


現在”The Current War” 撮影中ですが、数日前に新しい出演作が決まったとの情報が出ました。

”The Child in Time”  「時間の中の子供」
ベネディクトが主演、制作総指揮によるBBC One 90分ドラマが制作発表になりました。
  
原作は1999年に出版されたIan McEwan イアン・マキューアン の作品です。
マキューアンと言えば、2007年ベネディクトも出演していた”Atornment ”『つぐない』の原作者
でもありますね。

内容は、
一瞬の隙に幼い娘が消えた―絶望の果てにバランスを失っていく妻と夫、危うい喪失感のうちに浮び
上がる「もうひとつの記憶」…。倒錯的な美意識と痛烈な諷刺。イギリス文学界の奇才が、90年代の
「暗黒郷」を幻想的に描く。ウィットブレッド賞受賞。
(「BOOK 」データベースより引用)

 
翻訳本も出版されています。


あれやこれや 今後の予定作品が増えてきましたので 久々にリストにしてみました。

◎ How the Grinch Stole Christmas : 2018年公開予定
◎ Jungle Bookd : 2018年公開予定
◎ Magic : 2018年公開予定
※ 以上の作品はいずれも声の出演

◎ Avengers : Infinity War : 2018年公開予定
◎ Thor : Ragnorock : UKでは2017年10月27日公開予定、USAでは2017年11月3日公開予定 
(日本は未定) 共に”マーベル”作品 (Doctor Strange)

◎ The Current War : 撮影中ー2017年公開予定になってますが・・・  
1880年代後半を舞台に、エジソンとウェスティングハウスによる電気供給の争いを描いている作品です。
ベネディクトがトーマス・エジソン、マイケル・シャノンがジョージ・ウェスティングハウス、ニコラス・
ホルトが二コラ・ステラを演じます。

◎ Rogue Male 「追われる男』 (announced)
1939年発行されたGeoffrey Household (ジェフリー・ハウスホールド)原作のの作品です。

内容は、
要人暗殺未遂の廉で逮捕され、苛酷な拷問を受けたわたしは、九死に一生を得て、からくも帰国する。
だが執拗な追及の手は故国イギリスにまで及び、イングランド南部の丘陵へと逃亡する羽目となった
わたしは、徐々に逃れることのできない窮地へと追い込まれていく…!本書は、『サンデー・タイムズ』
のミステリ・ベスト99にも選ばれた英国冒険小説の傑作である。
(「BOOK」データベースより)

  
翻訳本も出版されています。
又、この作品はピーター・オトゥール主演で1976年にTVドラマ化されていたとの事ですが これは知り
ませんでした。 

 

『追われる男』、『時間の中の子供』共に 読む予定リストに入っているんですけど、時間に追われ何時に
なるやら・・・・(涙)

今後の作品はシリアスでやや重い作品が続く様ですが、対極に「マーベル」作品があり なんか”普通の人”役が
ない・・・「シャーロック」が中間位に位置するんでしょうかね。
まぁ、何でも良いんです。 楽しみが増えるんですから(独断と偏見)



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 



ベネディクト関連ではないのですが、うかつにも見落としていた作品!

”Kingsman 2” 原題 ”Kingsman : The Golden Circle”が制作されて公開待ちになっていたん
ですね(汗)


この作品は2014年に公開された作品の続編です。(日本は2015年)
凄く面白くて楽しめた作品の続編との事で 期待大です。
2017年6月公開予定が2017年10月6日に延期されたようですね(in USA)
日本公開は何時になるんでしょう???

続編で最大の関心事はコリン・ファース様が復活、復帰するのか・・・
是非生還して欲しいものです。

”Kingsman” に関しては以前拙記事に少し触れましたので 宜しければご参照下さいマセ

http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/d/20151014

タロン・エガートンがツイッターで発表したポスター。


ここに書かれている文章
「私の死が大いに誇張されている記事」は前作で”死んだ”とされた彼が生きている事を示唆する
様な内容なんですね。 うぅ~ん、前作でも もしや・・・と思っていたけど、やっぱりもしかして?
なら嬉いんですけど。
兎に角楽しみです。

出演者は前作に続き、
タロン・エガ―トン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、ジェフ・ブリッジス等に加え エルトン・
ジョンも出演しているようです。 そして、コリン・ファースは~~??

この作品のtrailerはこちらから

https://youtu.be/psO629Ts0Wo









コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (2)

2017-02-15 10:36:49 | Sherlock : The Six Thatchers
以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。
    
     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓
・・・・・続きです。


産気付いたメアリーを急遽病院に運ぶジョンとシャーロック。
こんな時シャーロック全く役に立たず、Oh my god!なんて言うばかり(笑)
 
なのですが、ここで一つ疑問。
これまでジョンは運転出来ないという事になっていました。(マーティン自身が免許を持っていな
かった為バスカヴィルの時でもシャーロックが運転していましたけど) それでありながら何故この
シーンでシャーロックではなくジョンが運転しているのか・・・・

無事に女の子誕生。

ジョンが”キャサリン”という名を提案するも、メアリーが却下。
(”キャサリン”は正典”The Blue Carbancle”に登場する伯爵夫人のメイドの名前だけど、まぁこの
際関係ないかも)
モリーとハドソンさんをgrandparentsに、シャーロックをgodfartherに依頼するジョン。
”grandparent”とは、単なる名づけ親ではなく 万一親に不測の事態が起こった場合に親の代理をする
人、又”godfarther”も同じく。 名前は両親が付けている訳ですからね。 (と言うよりワトソン家の
場合はメアリーが決めている。 ”His Last Vow”でも自分が名前を付けるんだといってましたね)。
 

「僕が何を考えているか分かる?」と言うシャーロックに 「女の子の名前じゃないんだから」と声を
揃えるジョンとメアリー。 未だ”シャーロック”命名を諦めていなかったみたい(笑)


洗礼式にはワトソン夫妻、シャーロック、ハドソンさん、モリー、それにレストレードが参列している。
神父に何と命名するか尋ねられ、メアリーが”Rosamund Mary” と・・・チョット驚いたような表情の
ジョン。(後に この名前も意味がある事が分かります)
この洗礼式中もスマホに掛かりきりのシャーロック。


ロージーちゃんを前に ”As ever, Watson, you see but you do not observe” (君は見ているが
観察していない)は正典”A Scandal in Bohemia”「ボヘミアの醜聞」でホームズがワトソンに言った
有名なシャーロック語録の1つです。 確か ”The Great Game”でも引用されていましたっけ。
で、このシーンはシャーロックの子守という美味しいシーンなのですが、ロージーではなく ”ワトソン”
と話しかけているのがミソ、ツボでして・・・(笑)
この後ロージーちゃんの投げ返したガラガラがシャーロックの顔面直撃(笑)

この間ジョンとメアリーは子守で疲れ果て撃沈、ソファーでお休み中。


221Bに訪れたレストレードはシャーロックが興味を引きそうな事件を持ち込む。
保守党下院議員チャールズ・ウェインズボローの息子チャーリーが自動車事故の炎上により焼死したが、
遺体は既に一週間前に死亡した事を示している。
シャーロックは車のシートに使われている2種類のビニールから既に概要を把握している模様。



この時の3人の会話は何時もの小気味よいテンポで楽しい。

そしてお約束の「レストレードのファーストネーム」ネタ(笑)
 
シャーロックが”Giles”(ジャイルズ)と呼びかけた時のレストレードの傷付いたような表情。(未だ
覚えないのかよッ!) そして声を出さず口の形で”グレッグ”だとシャーロックに教えるジョン。
この辺り、好きだわ。

そして、最後にシャーロックが ”グレッグ”と呼んだ時のレストレード、”You hear that ?”(聞いた
かい?)と嬉しそう。 (ちゃんとフォローしたシャーロックは素直でした)

ウェインズボロー議員の50歳の誕生日にgap yearでチベットに居るという息子チャーリーからスカイプ
コールがあるが、途中で電話が切れてしまった。

実はその時チャーリーはチベットではなく家の前の車の中に居り、サプライズで父を喜ばせようと計画
していたのです。 この時不測の事故で亡くなってしまった訳なんです。(この設定はチョット無理が
ある様で納得し難いんですが・・・)
(ここで、”gap year”、”Tibet”から連想したのは、ベネディクトがgap yearでダージリンのチベット
僧院で英語を教えて居たという事実があったのですが、この事からの引用かと・・・?)

◎ 所で、このウェインズボロー議員を演じているのがチャールズ・エドワード。おッッ!と思ったの
ですが、彼は「ドクター・ベルの推理教室/コナン・ドイルの事件簿」でコナン・ドイルを演じていたの
です。 これは粋なキャスティングですね。


シャーロック、ジョン、レストレードの3人でウェインズボロー議員邸を訪れる。

議員はサッチャー元首相のファンで写真等飾っているのだが、ここでシャーロックの注意を引いたのが
不自然な空間。 サッチャーの胸像が置かれていたが壊されてしまったというのを聞き不審を抱く。

(このシーンも水がオーバーラップします)

この時もサッチャーネタ。
「サッチャー?」、「首相?」、「女性?」 をワザとらしく知らない振りをして時間稼ぎをしている様な
シャーロック(バスカヴィルで”マギー”とファーストネーム迄知っていたんですもんね。 それとも
ディリートしてしまったのかしら?)

この時 ”By the pricking of my thums・・・” (親指がチクチクして・・・)→ある筈の物がない
収まりの悪さを感じているシャーロックのセリフは、「マクベス」での『(親指がうずくと邪悪なものが
やって来る』と言う魔女のセリフの引用だそうです。
又アガサ・クリスティー の”By the Pricking of My Thumbs” 「親指のうずき」にも関連するか。

チャーリーの事件はさっさと解決したシャーロックは、サッチャー像が壊された事件の方に興味を持ち 
サッチャーがモリアーティーと関連するのではないかと推測しマイクロフトの元に向かいます。

ここでモリアーティが興味を持っていたと言われる”ボルジア家の黒真珠” これは全くそのまま正典
「6つのナポレオン」からの引用ですね。
初めにあった様に「ボルジア家の黒真珠事件」はホプキンズの担当でした。


シャーロックは「これは何か重要な事だ。 モリアーティーかもしれないし、そうでないかも知れない。
ただ、何かがやって来る」と言うと、マイクロフトが”premonision?”「予感か?」と皮肉っぽく云う
のですが、「世界を覆っている張り巡らされた網の微かな揺れを察知する事だ」答えますが同様の云い
方は正典でも言われていた様な気がします(が、何処だか忘れました)
(ここで又水がオーバーラップ)

マイクロフトが”Appointment in Samarra”を思い出させますが、シャーロックが子供の頃にはこの話を
”Appointment in Sumatra” と言うタイトルに作り変え、この中では商人はスマトラへ逃げ元気で生き
残り、後に海賊になるとしていた。 と、ここで”海賊”が出てきます(キーワードの1つです)
Sumatra(スマトラ)は正典”The Dying Detective”(瀕死の探偵)に登場する悪党カルバートン・スミス
がいたとされる場所であり、或は正典”The Sussex Vanpire”「サセックスの吸血鬼」でホームズが語って
いた ”The Giant Rat in Smatra”(スマトラの大鼠)関連か?





・・・・・to be continued です





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

“THE HOLLOW CROWN”  『嘆きの王冠』劇場公開お知らせ

2017-02-10 14:54:29 | The Hollow Crown
『嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン』が劇場公開されるとの情報が出ています。


この作品に関しては以前何度か書きましたので 拙記事を参照頂ければ概要がお分かり頂けると思います。

http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/e/75b2fcbc34122a1da4969ee3cc256d84

劇場版は、
”Richard II” :  『リチャード二世』 約148分
”Henry IV” :  『ヘンリー四世』 part 1 : 約120分
”Henry IV” : 『ヘンリー四世』 part 2 : 約121分
”Henry V” : 『ヘンリー五世』 約139分
”Henry VI” : 『ヘンリー六世』 part 1 : 約117分
“Henry VI” :  『ヘンリー六世』 part 2 :約129分
“Richard III” : 『リチャード三世』 約135分

以上の7本が順次上映されるとの事です。

↓ リチャード二世(ベン・ウィショー)

↓ ヘンリー五世(トム・ヒドルストン)

↓ リチャード三世(ベネディクト・カンバーバッチ)




上映館は、
4月8日から 大阪 シネ・リーブル梅田
6月17日から 東京 ヒューマントラストシネマ渋谷
チケットは1作品につき1,800円、7枚綴りの特別鑑賞券が10,500円で近日発売される。

”Henry VI”までは前にHuluで配信になっていたのですが、”Richard III"の放送を待ちか
ねていたところ、昨年UKで放送直後 Huluで配信されましたので 早速鑑賞致しました。
 
スペクタクルシーン、迫力ある戦闘シーン、豪華なセット等々シェークスピア史劇が分かり
やすく、舞台劇を観る様に重厚でな画面と共に 面白く見る事が出来ました。
各パート共に出演者も豪華だし、シェークスピア原作には取っつきにくかった者としても分
かりやすく作られていてあっという間に全部見終わりました。

もう随分前の事なので 何れ又見直そうと思ってはいたのですが、なかなか時間が取れず
そのままになっていましたところの今回の発表で驚きました。
劇場で大きな画面で見れば迫力もあるでしょう。

兎に角Huluのみの配信でしたので ご覧になれなかった方々には朗報ではあると思うのです
が、とは言え、劇場も上映期間もかなり限定されているのでかなり難しい条件ですね。
7本続けて全部足を運ぶのも大変だろうし・・・
悩みますね。

後はCATVでの放送を待つかDVDという事になります。

ただ、DVDもAmazonで見る限りUK版のみの様ですね。






コメント
この記事をはてなブックマークに追加

SHERLOCK S4E1 ”The Six Thatchers” : ネタバレ感想と検証 (1)

2017-02-07 11:00:34 | Sherlock : The Six Thatchers
以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓

     ↓
Sherlock S4 はUK放送直後に一度見たのですが、なかなか把握出来ない部分が多くちゃんと
DVDを見直さなければ と思っていた所、何故か我が家へのDVD到着が遅れました(怒)。
事前の情報、初見での思い等色々あったのですが、DVDが届くまでの空白時間にこれまでの
思いを白紙状態に戻し、まっさらの視点で改めて見直す良い間合いだったのかも知れません。
と言う訳で、少し時間が経ってしまいました。


先ず、皆様既にご存知の事ですが、今回のタイトル”The Six Thatchers”は正典”The Six Napoleons”
「6つのナポレオン」を踏襲している訳ですが、予想以上に正典からの引用部分が多かったですね。
映像的にはグラナダ版もインスパイアされていました。 又追って書きますが”The Sign of Four”
「4人の署名」にも関連する事項も何点か描かれています。


冒頭はS3E3 ”His Last Vow”でのマグヌッセン射殺シーンから始まります。


モリアーティーの”Miss me?”で呼び戻されたシャーロックに対する マグヌッセン殺害の件を問
う諮問委員会でのシーン :


結局公式映像の改ざんにより無罪放免になるシャーロック。

以前「妄想」の時にも書きましたが、”D-Notice”とは政府が機密保持のため特定の報道を差し止
める旨報道機関に発する通告 であると言われます。(100年 !)
マグヌッセンの扱いに手を焼いていた政府にとっても渡りに船ともいえるシャーロックの行動では
あったものの殺人罪には違いないので 折り合いをつけた云う感じでですが、政府の記録がこう
して改ざんされるというのも複雑な思いもするのですが・・・

この時のシャーロックは一段とハイになっている。 薬物検査はクリーンだと言われてはいるがこ
の時はラリッてるとしか思えない。

MI6の公聴会の間もツイッター三昧でマイクロフトと揉めるわ、クッキーを食べまくるわ、歌うわ、
すっかりかっ跳んでいて笑わされる。 何なんだろう、このハイテンションは。
 

審議の内容はここに出席している5人のみが知る事となる。
シャーロックとコードネーム ”Love”、”Antarctica”、”Polock”、”Langdale”
”Love” → はレディー・スモールウッドですね
”Antarctica” (南極大陸)→ 恐らくマイクロフトでしょうね。 アイリーンも”Ice man”と言っていたし
”Porlock” → ”The Valley of Fear” 「恐怖の谷」に出て来るモリアーティーの部下”Fred Porlock”からか?
”Langdale” → ”The Three Galidebes” 「3人のガリデブ」のLangdale Pikeから?
サー・エドウィンと残る秘書と思われる女性がどちらに該当するのかしら。


で、シャーロックが この女性に ”What's your name ?”と問いかけ、”Vivian” と応える彼女に敢
えて注目させるのは後の布石ですね。
そして、この後に判明する彼女のファミリー・ネーム ”Norbury” (ノーブリー)とは”The Adventure
of the Yellow Face” 「黄色い顔の男」にある場所の名前で 珍しくホームズがミスを犯したケース。
ここで語られる良く知られた語録も後のシャーロックのセリフに取り入れられています。
故に、このヴィヴィアンが何かカギになるのではないかと予感させられます。



この後、水族館のサメのシーンが続き、シャーロックが朗読しています。
”The Appointment in Samarra ”というこの詩(?)は サマセット・モームの同名短編作品 (日本語タイトル
は「バグダッドの死神」)の引用だと思われます。 (John O'Haraによる同名小説もありますが)
又、この作品自体 アラブの昔話を引用していると言われています。

『There was once a merchant in the famous market in Baghdad. One day he saw a stranger looking at
him in surprise. And he knew that the stranger was Death. Pale and trembling, the merchant fled the
marketplace and made his way many、many miles to the city of Samarra. For there he was sure Death
could not find him. But when, at last, he came to Samarra, the merchant saw, waiting for him, the grim
figure of Death. Very well”, said the merchant, “I give in, I am yours. But tell me, why did you look
surprised when you saw me this morning in Baghdad?” “Because”, said Death, “ I had an appointment
with you tonight, in Samarra”』
(昔バグダッドの有名な市場にある商人がいました。 ある日彼は驚いた表情をして自分を見ている見知らぬ人
に気付きました。そして彼はその人が死神である事を知っていました。 商人は青ざめ震えながら市場から遠く
遠く離れたサマーラへ向かいました。そこなら死神に見つからないと考えたからです。 しかしサマーラ
にたどり着いた時商人が目にしたのは 彼を待ち受けていた怖ろしい死神の姿でした。「仕方ない。」と商人は
言いました。「私の負けです。私は貴方の物です。しかし、今朝バグダッドで私を見た時に何故あのように驚い
たのですか?」 「なぜなら」と死神が言いました。「貴方にはサマーラで今夜会う約束だったから」)

死と云う運命から逃れようと画策しても 既に決められた運命を変える事は出来ないのだという事を示唆している
のでしょうか。 この事がこのエピソードでのテーマになっている様に思えます。

サマセット・モームと言えば、「月と6ペンス」位しか思い出さないし、勿論「バグダッドの死神」も読んでいま
せんでした。
ただ、今回この詩の引用からモームのバイオグラフィーを確認した方によれば、
William Somerset Maugham(サマセット・モーム)は第一次大戦では軍医、諜報部員として従軍していた。又同性
愛者とも言われ不幸な結婚生活を過ごし 娘の名前がElizabeth Maryであった。
等、何かと符合する点があるのは偶然なのでしょうか? 考え過ぎでしょうか?

アガサ・クリスティーの「名探偵ポアロ」の作品 ”The Appointment with Death”「死との約束」にも引用されて
いる様です(良く覚えていない) で、この作品にはゲイティス御大も出演していたのですが、この作品から何か
ヒントを得たのかしら ?

又TVドラマ ”Supernatural” SE11のタイトルも ”Appointment in Samarra”が使われているんです。

この後も何度か繰り返される「サメ」、「水」のシーンなのですが、「サメ」はマグヌッセンの象徴としてシャーロック
が語っていました。 今回はマグヌッセンは出ていませんが 結局”冷酷な悪”、”死の象徴”として不吉な暗示に
なっている様に思えます。 後の問題のシーンの布石にもなっていますね。

この後221B でのシーン、シャーロックが扱う事件が飛び交います。

 
◎ ”The Dusty Death”
◎ ”違う親指”→ "The Adventure of the Engineer's Thumb" 「技師の親指」からの引用でしょう。
◎ ”The Duplicate Man” → ここで”It's never twins”と言っているのはTABとのリンクでしょうか?

そして、シャーロックはディモックとホプキンズ2人と同時に事件について話し合っている、(ディモックさんは
”The Blind Banker”以来久々ですね) ホプキンズは初お目見えだけど、ドノバンの代わりですか?
ここで語られている事件、
◎ ”The Circus Tarso”
◎ ”The Canary Trainer” ←これは正典”The Adventure of Black Peter”「ブラック・ピーター」の中で語られて
いる「悪名高いカナリア調教師ウィルソン」でしょうね。
そう言えばディモック警部は「ブラック・ピーター」にも登場していますね。
◎ ”The Cardiac Arrest” ← Cardiac arrestは”心停止”の意味で、arrest”逮捕”と掛け言葉?


ところで、 依頼人が相談に来ている時メアリーが同席しているのですが、
いつの間にかメアリーも助手に? これってどうなの?
正典でのワトソンでさえ 依頼人が来た時に席を外そうかと気遣うケースが多々あったというのに首をかしげたく
なる点の1つではあります。

捜査から221B に戻って来たシャーロックとジョン。
ジョンの ”You can't arrest jellyfish !” 「クラゲは逮捕出来ないよ!」は正典”The Adventure of the Lion's
Mane" 「獅子のたてがみ」からでしょう。 
捜査でサセックスに入っていた為電波の状況が悪く メアリーからの着信記録が59回になっている事に気付き慌てる2人。









・・・・ to be continued です。









コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加