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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

FARGO/ファーゴ Season1の感想 5/3

2016-03-29 19:25:11 | FARGO
FARGO/ファーゴ

Created:Noah Hawley
Based on:Fargo by Joel Coen
Ethan Coen

これでラストです。
結局、3ページ中5ページ目という訳わからないタイトルになってしまいました。


E10:モートンの熊手 "Morton's Fork"
※これは「誤った二分法」なんだそうです。他にも選択肢があるのに2つの選択肢だけしか考慮しないという意味です。
モートンの熊手は英国の貴族の課税が起源だそうで、
「英国の貴族が裕福なら課税しても問題はないし、貧しそうに見えるなら質素に暮らして
お金を貯めこんでいるのでやはり課税しても問題はない」
流動資産を持たない貴族を考慮していない誤った二分法だそうです。
誤った二分法

リンダ殺しの嫌疑が自分にかからないようにレスターはパパのダイナーに入りアリバイ作りをします。
殺人事件の捜査でモリーたちに現場に呼び出され再び被害者を装いますが警察署まで連行されます。


事件を聞きつけたモリーの父親が、ダイナーに来たマルヴォの事を話します。
その時、モリーに「このまま進むか、立ち止まるかふたつの道がある」とモリーに問います。


FBIを交えた事情聴取が始まります。
FBIはマルヴォの写真を見せ、見覚えあるだろうと問い詰めます。
レスターはビルに助けを求めますが今回は味方をしてくれないので弁護士を要求します。
モリーはレスターを家に帰しマルヴォをおびき寄せる事にします。


レスターを解放するときに「僕はそんなに恐ろしい人間ではない」と言うレスターにモリーは例え話をします。
「ある男が手袋の片方をホームに落としたのを気づかないまま電車に駆け込み、
気づいた時は電車が走り始めていた。男はどうしたか。
残ったもう片方の手袋も窓からホームに投げ込んだ。拾った人が両手がそろっている手袋を使えるように。」
レスターは訳がわからず「何が言いたいんだ?」と聞きますがモリーは「さよなら」とだけ返します。
モリーがここでなぜこの例え話をしたのか未だによくわからないのですが、
「良心」「善良とは何か」とかそんな事をレスターに言いたかったのでしょうか。


危険を察知したモリーの父親は孫娘を守るため家の前で銃を持ち待機していました。
ガスはマルヴォが戻ってきたことを知りモリーに署から出ない事を約束させます。

父ちゃん、カッコよすぎます!
でも、グラントリノみたいな展開だったらどうしようとドキドキしましたよ。

電話を終えたガスの前にオオカミが立ちふさがっていたので急いで車を停めます。
そしてふと横を見るとあの赤いBMWがありました。
[user_image
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車を目立たないところに止めそっと近づくと山小屋があり、
そこからマルヴォが出て行くのが見えたのでガスは山小屋に入っていきます。


ビルは警察官の資質はないし平凡に暮らしたいと警察をやめる事を決意しモリーを署長に推薦すると言います。


FBIのふたりがレスターを家に届ける途中、狐と兎とキャベツの問題をレスターに出しますが
あっさりと正解を言うレスター。頭の回転が早いんです。


レスターを乗せた車をマルヴォが尾行しレスターの家を突き止め、FBIをあっさりと撃ち殺します。
それを見ていたレスターはマルヴォの侵入に備え罠を仕掛けます。
ここからレスターとマルヴォの戦いが始まります。


侵入したマルヴォはレスターの仕掛けた獣用の罠に足を取られ大けがを負います。
その隙にレスターが銃を撃ちますが弾が出ずバスルームに逃げ込みマルヴォの攻撃に備えます。

このレスター、一見かっこいいんだけど鼻から血を出してたりしてイマイチかっこつかないんですよ。
普通のドラマだったら頭から血を流すとかするじゃないですか。
でもそこがファーゴでありレスターなんでしょうね。
これも超かっこいいのに・・・・


何の気配もしなくなったのでバスルームから出てみるとマルヴォは消えていました。
マルヴォは山小屋に戻り自分で足の手当てをしますが、背後から銃を構えたガスが現れます。


ガスは緑のなかでなぜ目が利くのか、その答えを伝えたあとマルヴォを撃ち殺します。

元警察官とはいえ今は一般人のガスが撃っていいのか?とか思いましたが、
彼は自分で決着をつけることを選んだのでしょうね。

現場にモリーがやってきます。


ガスはモリーに山小屋に残されていたカセットテープを聞かせます。
それはマルヴォが録音していたレスターの妻殺しの証拠でした。


2週間後、指名手配されたレスターは警察に追われます。


追い詰められたレスターは凍った湖の上を逃げ回りますが氷が割れ水の中に消えていきます。


モリーは自宅で知らせを受けます。
表彰されることになったガスはモリーが表彰されるべきだと言いますが、
今回の手柄はガスだし自分は署長になるから、とモリー。


ここで終ります。
あまりにも詰め込み過ぎてものすごく長くなってしまいました。

映画版のジェリーは逮捕で終りましたがレスターは死んでしまうんですね。
ジェリーとは比べ物にならないくらい殺してますもんね。
自分の手で殺したのは妻だけですがサムもリンダもレスターが手を下したも同然ですし。

映画版も今回のドラマ版もポール・バニヤンの人形が出てくるのは
冒頭の「真実の物語」は嘘でーすという意味なんでしょうか。
そして映画版のジェリーもドラマのレスターもさも真実かのように嘘で固めているんですよね。
いろいろと仕掛けがあって面白いです。

エミー賞の頃は未視聴でしたがマーティンとビリーさんふたりとも主役にノミネートされて、
結局どちらも受賞できなかったのがとても残念に思えます。

1話1話に沢山詰め込まれていて、それでいて中だるみもなく、
最後まで楽しめたドラマでした。高評価だったのも頷けますね。

最後に今さらな話ですが狐と兎とキャベツの答えです。

始めに兎を舟に乗せます。
兎を向こう岸に置いて次にキャベツを乗せます。
キャベツを置いた後兎を乗せていったん戻ります。
今度は狐を乗せて向こう岸に渡り最後に兎を迎えに行きます。

私はこれを解くとき紙に書きながら悩んでいました。
私のメモリーの乏しさよ・・・・

FARGO/ファーゴ Season1の感想 4/3

2016-03-27 11:36:38 | FARGO
FARGO/ファーゴ

Created:Noah Hawley
Based on:Fargo by Joel Coen
Ethan Coen

これで最後にしようと思ったのですが読むのが嫌になるほどめちゃめちゃ長くなってしまったので
E9とE10を分けました。なのでこの次で終ります。


ネタバレを含みますのでご注意ください。

E9:狐と兎とキャベツ "A Fox, a Rabbit, and a Cabbage"
※川渡り問題です。ドラマの中でこの問題が出てきますが、
昔、私のまわりでも流行りまして出題された時は一晩中考えてましたよ。
いろいろなパターンがあるみたいですが私の時もこのパターンだったと思います。

マルヴォは次の仕事に取り掛かっていました。
保護承認プログラムで隠れているマフィアの男を見つけ出すために歯医者になりすまし
その男の兄弟のカントンに近づきます。
カントンの信用を得るために半年かけて良い人間を演じます。


そしてついにカントンが弟を会う時にマルヴォを同席させることになり、みんなでラスベガスに来ていました。
そんなマルヴォにレスターが声をかけますがマルヴォは他人のふりをします。


ここでレスターは素直に引き下がり部屋に戻っていれば良かったんです。
しかし「昔の自分とは違う」というレスターはエレベーターで部屋に戻ろうとしていたマルヴォ達を追いかけます。
マルヴォに今の自分を見せつけたかったんでしょうね。
マルヴォはレスターに「これがお前の望みなのか?」と聞き、
サムの時にはYesと言えなかったレスターは今度こそはっきり「Yes」と言います。


その瞬間、マルヴォはサイレンサー付きの銃を取り出すとエレベーターに居たレスター以外の人をすべて殺します。


半年かけたマルヴォの仕事をダメにしたレスターはこの時点でマルヴォの敵となってしまいました。
レスターはその場から逃げ出すと寝ているリンダを起こし、すぐにラスベガスを発ちます。
慢心しちゃったレスターの行動が結局すべてを失う羽目になります。

ファーゴのFRI支局では二人組が資料室で暇そうにしています。


ここで狐と兎とキャベツの出題をしています。
「狐と兎とキャベツを持っている男が川を渡ろうとしていますが舟には自分の他にひとつしか積めません。
キャベツを積むと男が居ない間に狐が兎を食べてしまいます。
狐を積むと兎がキャベツを食べてしまいます。
どうやってすべてを無事に向こう側の岸に運びますか?」

彼らはファーゴの組織を皆殺しした犯人を知っているというモリーの事を知りベジミーに向かいます。

この日はビルが不在なのでモリーが署長代理を務めることになっていました。
パパのダイナーで朝食をとっていると電話がかかってきます。
ベガスで起こった殺人事件をレスターが目撃しているというのでモリーはレスターに話を聞きに行きます。

突然孫娘が出来ちゃったパパですが結構気が合っています。

一方レスターは警戒しながらも家にたどり着きます。


家に入ってからも外の様子をしきりに伺いながら地下室に行きチャズの持ち物だった狩猟の道具から
獣用の罠と拳銃を取り出します。そこにモリーがやってきます。
レスターは目撃などしていないとシラを切り最後はリンダの機転でその場を切り抜けます。


ガスが配達しているとマルヴォによく似た男が運転している赤い車がガスの車を追い越していきます。


その車はマルヴォ本人でした。
レスターは新しい家に引っ越し自分の保険会社を設立していましたがそれを知らないマルヴォは
以前の家に行き住人から会社の所在地だけ聞き出すことができました。


今の家を知りたいマルヴォは情報を仕入れるためにパパのダイナーに入ります。
一方、モリーもFBIの二人組と落ち合うためダイナーに向かいます。


マルヴォはパパからレスターの家を聞き出そうとしますが、
そこは元警察官、パパは教える事はしませんでした。
そうしてマルヴォが店を出て行った瞬間、モリーが裏口から入ってきました。

FBIのふたりはモリーの作った相関図にとても興味を示し、
立ち会っていたビルの言い分をあっさり却下するとレスターを調べるためにベジミーに滞在することになりました。


レスターはリンダとメキシコに行くことし航空券を予約しますが、
パスポートが会社にあるので取りに行くことになりました。


会社の裏に車を停めると腰を痛めたと言ってリンダに自分のコートを着せフードを被せ取りに行かせます。
息をつめて車の中から様子を伺っているとオフィスに入ったリンダが隠れていたマルヴォに拳銃で撃たれてしまいます。

レスター、清々しいほど他人を犠牲にしています。

ところで映画版で2回ほど映し出されるポール・バニヤンの人形(上段)はアメリカの「ほら話」の象徴と言われているそうですが
この場面に出てくる人形(下段)もポール・バニヤンなんですね。
斧は持ってないけど巨大な青い牛を連れているのも特徴のひとつらしいので。


続きます。

ちょっとだけいろいろ

2016-03-26 00:11:45 | BC_2015・2016
カテゴリーをどうしようかと思いましたが・・・・一応ベネディクト関連で。
本当に本当にちょっとだけ。

SHERLOCK忌まわしき花嫁が5月9日(月)21:00~ NHKBSプレミアムで放送するそうですね。
思ったより早くてびっくり!でも嬉しいです。
NHKのサイトにあります。
で、4月にはS3の再放送もするようです。でも吹き替えなんですよね、きっと。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock3/

これが書きたかっただけなんです。
もう夜中なので少し朦朧としています。

キャプテンアメリカ シヴィルウォーの公開がいよいよですが、
マーベル恒例の本編終了後のおまけ映像にもしかしたらストレンジさんが出るかも、
というニュースがちょっと前に飛び交っていました。
だよねー、絶対出るよね、これ。

全然話は変わりますが真田広之のMrホームズについてのインタビューがありました。
http://realsound.jp/movie/2016/03/post-1221.html

なかなか読み応えがあって、私もまだ全部は読み切れていません。
そして映画もまだ観にいってません(泣)終わっちゃうよー。
真田広之さん、地味だけど結構海外ドラマとかにも出てますよね。
この方の英語の発音は結構上手だなーと思ったりします。

またしても話は変わりますが、ハリソン・フォードが再びインディ・ジョーンズを演じるんですね。
http://www.cinematoday.jp/page/N0081215


いやー、正直ちょっとどうなんですか?
正直に言うと、私はクリスタルスカルも微妙だったんですよ。
ハリソン・フォードは大好きなんですけど、大好きだからこそ無理をしてほしくないなあと思ってしまいます。
と、言いつつ観ちゃうんですけどね。

ベネディクト関連とか言っておいて全然関連してないですね・・・・すみません。
最後にこのツイートを。
もしかしたらS4のネタバレになってしまうかもしれないので下の方に。











どう思います?
やっぱりこれはアレなんでしょうか。

画像も何もない書きなぐりですがこの辺で。。。。。

ちょっとだけ glee

2016-03-24 07:31:40 | 米国ドラマ
F12016が開幕しましたが開幕戦のメルボルンのWinnerはニコでした。
今年は途中で失速しないよう頑張ってくださいよー。
今回予選が新方式になっていましたがあまりの不評に次回から元に戻すとかFIAの迷走は続く・・・

さて、FARGOの途中なのですが今さらながらやっとS5を観始めたら急にgleeが書きたくなっちゃったので。
マッキンリー高校のグリークラブを中心としたミュージカルです。
このドラマを観るとこれだけ歌えれば楽しいだろなあといつも思います。
私がこの複雑な思いを歌で表現しますーとか言ったらドン引きされる以前に隔離されそう。


S3で主要メンバーが高校を卒業したせいかS4があまり面白くなかったこともありますが、
加えて3年前に初期からの主要メンバー、というか主役のひとりだったフィン・ハドソン役の
コーリー・モンティスが急死してしまって、当時S5は撮影すら中止などのニュースがありましたが、
フィンのいないグリーに興味もなくなりS4ですっかりやめてしまっていました。

でも先日ふとAmazonに最終シーズンまで配信されているのに気づき
(でも最終シーズンだけ有料なところがね・・・)
とりあえずフィンの追悼エピソードでもあるEp3だけ観てと思い、そのまま今に至る(笑)
一応、ストーリーの中でもフィンが急死してしまったという設定になっています。

2013年のエミー賞。


2013年のエミー賞授賞式でスー先生がとてもシンプルな追悼スピーチをしていましたが
追悼エピソードはかなりつらいものがありました。
コーリーとレイチェル役のリア・ミシェルは公私ともに公認のカップルだったので、
特にレイチェルの場面は見ていて痛々しかったし「The Show Must Go On」の言葉がとても重かったです。


リア以外の出演者の場面も演技なのか素なのかよくわからないのも余計につらいものがありましたが、
考えてみればこのドラマは時々、そういう場面があったなあと。
しかし、
それでも地球はまわると言うか、Ep3以外はきちんとレイチェルだったし
時々フィンの死を話に出しつつ進んでいっていました。

gleeの好きな点は楽曲のアレンジの素晴らしさで、歌詞も部分的にアレンジしてあるのもすごく嵌ってるんですよ。
原曲より好きになった曲も少なくないほどです。

以前動画を作った時に使用した「Light Up The World」はgleeのオリジナル曲ですが
この曲はテンポが良くて本当に元気が出ます。
Youtube、日本語字幕付きです。S2のラストエピソード、グリー全国大会での曲です。
Light Up The World

gleeで一番有名な曲と言えばパイロット版で歌ったJourneyの「Don't Stop Believin'」
gleeのパイロット版は本当に本当に感動します。この回だけで終わりでもいいかもしれない(言っちゃった)
レイチェルの歌声もトリハダもの。
Don't Stop Believing


他、好きな曲というか場面というか・・・それをいくつかUPしました。
個人的に歌の上手さはシュー先生がダントツかなーと思います。安定してるし。

「Lean On me」S1E10のラスト。
この曲はいろいろな人がカバーしていますが私はClub Nouveau版をよく聞いていました。
歌詞がすごく良いんです。
つらいときは僕を頼って、僕を必要として、いつでも駆けつけるから、という歌詞です。
この曲で動画を作りたいなーと思いつつなかなか実現していません。
Lean On Me

Queenの「Somebody To Love」S1E5 地区大会より。
歌自体はもちろんオリジナルのほうが全然良いのですがこのアレンジも好きでした。
Somebody To Love

映画グリースの「You're The One That I Want」S1でもちょっとだけ歌っていますがこれはS4E6から。
後半にフィンとレイチェルが出てきます。レイチェルは本当にすごいなーと。この曲も大好きです。
You're The One That I Want

ケイティ・ペリーのTeenage Dream S2E6より。
ライバル校を偵察に来たカートがブレインと初めて会った場面。
楽曲と言うよりブレイン役のダレン・クリス他メンズボーカルがステキだったので。
ケイティ・ペリーも大絶賛だったらしいです。
Teenage Dream

ガガちゃんのBorn This Way S2E18より。このエピソードのタイトルも「Born This Way」です。
ドラマでは自分の欠点を正直にさらけ出さようよ、というエピソードだったと思います。
自分としてありのままに生きて行こうよ、という歌です。
それぞれメッセージ入りのTシャツを着ていました。
Born This Way

Duck SauceのBarbra Streisand こちらも「Born This Way」より。
私はモブダンスが好きで、この場面もみんな楽しそうですごく好きです。私も入りたい。
Barbra Streisand

gleeが披露するマッシュアップもかなり良いです。
こちらは雨に唄えばとリアーナのUmbrellaのマッシュアップ。S2E7より。
シュー先生役のマシュー・モリソンはトニー賞にもノミネートされていて、
歌も踊りもすごい安定感があります。
で、一緒に歌っているのは代理教師としてゲスト出演したグウィネス・パルトローです。
これはUPできなかったので他人様の動画を。
GLEE - Singing In The Rain/Umbrella (Full Performance)

マイケル・ジャクソンのスリラーとYEAH YEAH YEAHSのHeads Will Rollのマッシュアップ S2E11より。
マイケル・ジャクソンはパフォーマンスに目がいきがちですが実はすごく美声なんですよね。
Thriller/Heads Will Roll

S1E15マドンナ特集より。
マドンナの「Like a Prayer」私のマドンナベスト3に入っちゃいます。
マドンナのPVは当時かなり問題になりました。
Like a Prayer

S5E1のビートルズ特集から悩んだ挙句「It's hard day's night」です。
It's hard day's night

キリがないので最後にこれ。最後にこれか?と突っ込まれそうですが。
ビートルズ特集でブレインがプロポーズするときに歌った「All need is love」です。
ゲイカップルなので相手はオトコなのですがブレインのポロポーズの言葉にちょっと感動しちゃいました。
こんなプロポーズをされたら間違いなく全力で逃亡します、私。
All need is love

そんなこんなでS4以降は話もキャラクターもグダグダで一時期の魅力がほとんど無いように感じるのですが
それでも観ればやっぱり元気が出るんです。

リア・ミシェルの天使の歌声はもう今更なので今回はS2から登場したブレイン役のダレン・クリスのお話を少し。
ゲイを公言しカートとカップルになったブレイン、見た目はものすごく顔が濃くて眉毛も濃くて胸〇もかなーりで、
私の好みとはかけ離れている男性なのですが、不思議な魅力があるのか気が付くといつも目で追っちゃってます。
声も良いし何よりパフォーマンスに華があるんですよね。ヘアスタイルとファッションはアレなんですけど。
登場した頃は普通だったのに回を追うごとに奇抜になっていっちゃったのは何かの罰ゲームなの?
そういえばドラマの中でお兄さん役がマット・ボマーでしたよ。


余談ですがカートとブレインはglee全盛期の時にどこかのベストカップルにランクインされていました。
まあ、探偵と助手でさえベストカップルに選ばれる時代ですし。
このふたりはKlainと呼ぶそうです。(KurtとBlaineだから)Johnlockとか海外は略すの好きですよね。


gleeは男同士ではなく女の子のカップルもアリだし、
元々ジェンダーフリーのメッセージを前面に出しているドラマだなーとは思っていましたが、
シーズンの重ねるごとにメッセージ性が強くなってきていたのもちょっと引いてしまった部分ではあるんですけど。

そんなgleeもS6でファイナルを迎えてやはり寂しいです。
急激に視聴率も落ちて潮時だったんでしょうけどね。
そう思うと、何だかんだとS12も続いているスーパーナチュラルって凄いわ。

FARGO/ファーゴ Season1の感想 3/3

2016-03-22 07:32:25 | FARGO
FARGO/ファーゴ

Created:Noah Hawley
Based on:Fargo by Joel Coen
Ethan Coen

ネタバレを含みますのでご注意ください。

E6:ビュリダンのロバ "Buridan's Ass"
※ビュリダンのロバは左右に同じ量の干し草があるのにどちらも選べなくて餓死してしまうお話のロバです。

ここでファーゴの組織が出てきます。組織はサム殺しの犯人を殺すよう命令します。

マルヴォはインストラクターを使ってマイロスに電話をかけお金の受け渡し場所を指定し、
そのあとインストラクターを罠にかけます。
銃撃戦を装い踏み込んだ警察官にインストラクターが射殺されてしまいます。
やり方はヒドイけど結果的にマルヴォはきちんと任務を完遂します。


一方、モリーはガスのもとを訪れています。
ガスは本当は郵便配達の仕事がしたかったとモリーに打ち明けます。
その時、銃撃戦のことを知り現場に駆けつけます。


銃撃戦を見届けたマルヴォをナンバーズとレンチが襲い掛かります。


吹雪の中で始まった銃撃戦を聞きつけモリーとガスも銃声のするほうに向かいます。
マルヴォはナンバーズをとらえ、雇い主を吐かせたあとに殺します。
ホワイトアウトの中、モリーの姿を見失ったガスは誤ってモリーを撃ってしまいます。


レスターの病院に弟のチャズが訪れます。
レスターにサムと妻殺しの容疑がかけられており、病室の前には警官が見張っていました。
それを知ったレスターは、自分の無実を主張し兄弟なんだから信じてくれと言いますが
チャズは受け入れず、知っている事を警察に話せと言って去っていきます。


レスターは無実ではないしチャズのいう事は最もなんですけど、
どこか釈然としないのはチャズにはレスターへの兄弟に愛情が感じられず
ただ正論を言っているだけだからなのかもしれません。
ここでチャズがもう少しレスターの話を聞き愛情をもって接していれば何か変わったのかも・・・

マイロスは長男をボディガードとともに避難をさせ受け渡し場所に向かいますが、
神の許しを請うには、あの時手にしたお金をすべて元の場所に戻す事だと思いつきます。
マイロスの指示で長男とボディガードは自宅に戻ろうとしますが途中、竜巻で大量の魚が道にばらまかれ
長男を乗せた車が横転し、死んでしまいます。信心深かったばかりに起きた事故でした。
もしマイロスが神にお金を返そうとしなければ、もう少し長男を避難させていれば・・・



一方レスターは逮捕されたも同然の状態に危機感を感じ病室を抜け出します。
そして隠しておいた凶器や妻の写真をチャズの所持している銃の秘密の隠し場所にそれらをしのばせ
さらにチャズの子どものリュックにチャズの拳銃を入れてしまいます。


そうしてチャズが妻と不倫の末に殺してしまったような状況を作り出し、何事もなかったかのように病室に戻ります。
この笑顔が怖いんです。マルヴォとは違った狂気が垣間見える場面です。


E7:理髪師の髭を剃るのは誰? "Who Shaves the Barber?"
※「床屋のパラドックス」の引用です。
ウィキ
床屋のパラドックス

学校でチャズの子どものリュックから銃が見つかったことで家宅捜査を受け、チャズの銃の隠し場所から
レスターの妻を殺害した凶器が見つかりチャズは逮捕されます。

レスターはビルの事情聴取でチャズが妻と不倫しこじれて殺害し自分はずっとチャズをかばっていたと
ストーリーをでっち上げます。
モリーは撃たれて入院中なのですがここにモリーが居たらどうなっていたんでしょうね。
晴れて自由の身になったレスターはチャズの叫び声を背中に去っていきます。

悪そうな笑いです。

モリーは一命をとりとめます。
ガスが落ち込んでいるのでモリーがガスを励ましたりしています。


モリーのパパも駆けつけます。
こうなることを恐れていたパパは最初の頃、娘に転職を勧めたりしていたので
パパの心中ははかりしれませんが、何も言わずいつものパパとして振る舞っています。
本当にステキなパパです。


マルヴォは仕事の元締めからファーゴの組織の場所を聞き出し報復しに行きます。


組織には常にFRIが張り込みをしていましたがその目の前を堂々と機関銃を持って押し込み皆殺しにしてしまいます。
あっけにとられるFRIの二人組を後ろでマルヴォは堂々と姿を消します。


レスターは心機一転で仕事に復帰します。
サム・ヘスの奥さんに支払う保険金のことで訪問したついでに奥さんとちゃっかり寝てしまうレスター。
これですっかり自信をつけてしまいます。やっぱり自信を持つって大事なんですよね。


一方、退院したモリーはレスターの妻殺しの犯人としてチャズが逮捕されたことを知り茫然とします。


E8:砂山のパラドックス "The Heap"
※砂の山から砂を取り去って最後の一粒になっても砂山と言えるかどうか、という問題だそうです。
パラドックスの定義なぞ考えようとすると気を失いそうになります、私。
ウィキです。
砂山のパラドックス

レスターは妻の所持品を処分し、洗濯機を新しくします。
洗濯機を納品した業者が今まで使っていた洗濯機は粗悪品ですぐにリコールされたと言います。
すべての原因はこの洗濯機なんですよね。
リコールを知って交換していればもしかしたらレスターは妻を殺さなかったかもしれません。
快適に動く洗濯機を見詰めながらレスターは笑っています。
すべてを切り抜けた今の状況を考えるともしかしたらレスターは不良品の洗濯機に感謝すらしているかも。


復帰したモリーは殺人事件の情報をきちんと図にまとめ、チャズの犯人説には矛盾があると訴えますが
もちろんビルはそれを却下します。人生なんて不満だらけだがそれを受け入れないといけないと諭します。

ビルは悪い人ではないんですよ。難民の子どもを養子に迎えてたりしているし、
すごく人情味に溢れた人なんですけど、だからこそ警察官には向かないのかもです。

サムが保険の掛け金を払っていなかったので保険金がおりないことを知ったサムの妻が押しかけてきます。
レスターはその事を知ったうえで妻と関係を持ったわけですが、
そのことを暴露されてもレスターは冷静に堂々と対処し、妻を追い払う事に成功します。
その様子を見ていた同僚のリンダがレスターに愛の告白します。
いやー、自信を持った人間て怖いですね。


モリーに撃たれて入院中のレンチにマルヴォが会いにいきます。
マルヴォがレンチに話を聞かせます。
「熊が罠から逃れるために自分の足を食いちぎって逃げたが結局近くの小川で死んでいた。自由になって死んだんだよ。」
マルヴォはレンチに手錠のカギを渡し、「治ったら会いに来い」と言って去ります。

自由になって死ぬかこのまま閉じ込められるかの選択を迫られるレンチですが・・・・

結局モリーはそれ以上捜査することはできませんでした。
ガスから贈られた花束があふれたデスクに座ったモリーはガスと会う約束をします。


そうして1年が過ぎました。
ガスは警察官をやめて当初の希望だった郵便配達の仕事をしています。
モリーはガスと結婚し、妊娠をしていました。
映画版ファーゴのマージも妊娠していましたもんね。
映画版のラストでマージのダンナの絵が3セント切手に採用されたという場面があるので
もしかしたらガスの郵便配達の仕事はそのオマージュなのかもですね。


それでも事件を忘れられないモリーです。


ファーゴの組織の張り込みをしていたFBIの二人組は左遷で資料室の住人と化していました。
「資料室から資料を持ち出してもここは資料室だけど、繰り返し持ち出され資料がなくなっても
ここは資料室と言えるのか?」などと砂山のパラドックスの話をしています。


レスターはリンダと結婚し、保険販売の年間最優秀賞の授賞式のためにラスベガスに来ています。
自分の嫌疑をはらすために身内を陥れたレスターはその工作をやり遂げ自信を持ち始めた時から
何もかもうまくまわるようになっている感じです。すかりダークサイドに堕ちています。
元々頭の回転は早かったんでしょうね。ただ自分に自信がなかっただけで。


授賞式のあとにナンパしようと妻をホテルの部屋に帰しバーに繰り出しますが
そこで見たのは、風貌が変わっていたマルヴォでした。


ものすごく飛ばしたのですが余裕で終らなかったです。
続きます。