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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 3-1 空の霊柩車 感想 その3

2014-05-30 22:35:50 | Sherlock 感想と考察

バスカヴィルって言ったのに。。。すみません。
E2放送前にあとちょっとだけだけ書かせてください。

前回のホームズ兄弟の会話の拙訳ですが、最後の部分がわからずHelpしたら
早速、応えていただきました。本当にありがとうございます!
そして私の一方的な考察にも反応いただいて嬉しいです(感涙)

「Gold Fish」金魚のくだり、日本語では「金魚」という言葉出ていなかった気がしますが、
シャーロックの「自分が金魚なんだと気づいたかもしれない」のところ、
確か「友達」となっていたと今更思い出しました。「つまり金魚の友達を作れたかもしれない」って事かしら。
そっかー、シャーロックにジョンと言う友達が出来たからという事ですよね。すみませんです。

ところで、地下鉄の中で爆弾のタイマーをストップさせた時の時間が残り1:29~30だったのですが
これ、何だかわかります?

2人が出会った日が1月29日で221Bに行った日が、ピンクの研究なんですがそれが1月30日なんですって!
そんな情報を目にしたとき、思わずジョンのブログを確認してしまいました。偶然?なわけないですよねw
こんなネタ仕込む方も気づく方もスゴイとしか言いようがありませんが、何?この007は(笑)


それにしてもジョンはよくさらわれますね。
最初のエピソード、ピンクの研究の時はそのスキルでシャーロックを助けたのに、
これ以降はさっぱりで、何だか寂しいです。
天才的頭脳を持ったシャーロックと軍隊仕込みの度胸とすご腕射撃のジョン。
このバランスが良かったので、またこの展開があればいいなー。

ふたりとも若いわ!

そんなわけで短いですがこれで終わります。
次こそはバスカヴィルを・・・・と思うのですが明日E2放送なんですよね。
うーん。。。どちらにしろまだまだ当分ここもSherlock祭りです。

Sherlock 3-1 空の霊柩車 感想 その2

2014-05-30 00:50:04 | Sherlock 感想と考察

しつこく感想です。
E2放送前にUPしようと思いまして。

放送終了後、いろいろな方の考察を読みつつあらためて私も考えてみました。
なぜシャーロックはジョンに死の偽装の理由を言わなかったのか・・・
偽装中せめてジョンにだけでも教えてあげれば良かったのに、と思うのですが、
シャーロックが死なないとジョンやハドソンさん、レストレードが殺されてしまうので、
逆を言えば、シャーロックが死んでいる間は無事だって事なんですよね。

だからシャーロックは2年間モリアーティの組織壊滅に勤しんだわけで、
もしジョンにこっそり知らせたとしても万が一、それがモリアーティ側に漏れてしまったら・・・
そう考えるとやっぱりシャーロックは言えないしジョンの演技では無い悲しみが、
シャーロックが死んだことの証明になるんですよね。

シャーロックは再開後も理由を話すことは無かったけど彼がどんな思いで2年間を過ごしたのか、
そんな事も話せないほど過酷だったのかなぁと、そんな事を思いました。
もちろんジョンもとても辛かったと思うし、でもジョンの事はみなが気遣ってくれたけど、
シャーロックの心情を知る人はほとんどいないし、本人もそれで良しとしちゃってるところがまた(涙)

さて、話は変わりまして
推理ごっこをするホームズ兄弟の会話、日本語放送を観てもよくわからなくて、
私もE1の訳をUPする時にこの会話は長いこともあってかなりすっ飛ばしていたので、
今回あらためてこの部分だけ訳してみました。
向かい合ってゲームをしている場面です。

M「かなり興味深い事ばかりだが、テロへの警戒は危機的レベルに引き上げられた。」
S「退屈だ。 あんたの番だよ。」
M「有力な情報によると攻撃は近いという事だ。」
S「秘密のテロ組織が攻撃の予定を立てているのが有力な情報なのか。
秘密のテロ組織は攻撃をするものだろう?奴らにとってはゴルフと同じだよ。」
M「エージェントが命がけでとってきた情報だよ。」
S「彼はそんな事をするべきじゃなかったんじゃないか?自分を誇示しようとしただけでしょ。」
M「お前のマーカーたちは怪しげな行動をしていないのか? お前の番だ。」
S「してないけど、マイクロフト、僕を信じろよ。僕はちゃんと解決するから。
だが、重要なのはブログに奇妙な言い回しがあったり、突然地方に旅行に行ったり、
交際相手募集の広告が紛れ込んだりする事だ。 あんたの番。」
M「首相にはお前がこの事件を捜査すると個人的に約束した。」
S「僕だけじゃない、僕たち二人でやるんだ。」
ここでブザーが鳴ります。

M「ああ、くそ!」
S「おっと。傷ついた心を扱えなかったな。いかにもよく物語ってるよ。」
M「利口ぶるな。」
S「懐かしいな。『利口ぶるな、シャーロック。僕の方が利口なんだから』」
M「私の方が賢いからね。」
S「僕は自分がバカだとずっと思ってた。」
M「私たち2人ともお前がバカだと思っていたんだよ、シャーロック。
他の子供たちに会うまではね。」
S「そうだよ、あれは間違いだった。」
M「ひどかったな。彼らは何を考えていたんだ。」
S「多分、友達を作らせようとしたんだ。」
M「友達ね。確かにお前は今、そういったものを手に入れようとしてる。」
S「あんたはそれだけはやらないんだな。」
M「もしお前がバカに見えるのだとしたら、普通の人間がどんな風に見えるか想像できるか?
私は金魚の世界で生きているようなものなんだ。」
S「そうだけど、僕は2年も離れていたんだ。」
M「だから?」
S「いや、わからないけど、あんたは自分が金魚なんだと気づいたかもしれないと思ったんだ。」

M「話題を変えよう。」
S「安心しろよ、マイクロフト、君の地下組織が企んでいるものが何であれ、
解決の鍵は一見重要ではなかったり、奇妙な事の中にあるから。」
ここでハドソンさんが登場。
M「そんな話をしていたら・・・」マイクロフトの言葉に笑っちゃうシャーロック。

H「信じられないわ。未だに信じられない。彼がまたその椅子に座ってるなんて。素晴らしいと思わない?ミスターホームズ。」
M「自分を抑えるのがやっとですよ。」
S「ああ、本当にそうだよね。」
H「彼はあなたに会えて心の底では密かに喜んでいるのよ。」
M「どっちの事を言ってます?」
H「2人ともよ。」ハドソンさん退場。
S「何か違うゲームをやろう。」
M「なぜ私たちはゲームをしているんだね?」
S「ロンドンのテロへの警戒が危機的レベルに上がったし、暇つぶしをしているだけだ。
推理をしようよ。僕がいないときにクライアントが来て忘れていったんだ。どう考える?」
シャーロック、帽子をマイクロフトの投げます。
M「私は忙しいんだ。」
S「えー、やろうよ、昔みたいに。」
マイクロフト、帽子の匂いを嗅ぎます。
M「勝つのはいつも私だ。」
S「だから抵抗できないんだよね。」

M「しょっちゅう旅行をしている心配性で、感傷的で、不健康な習慣から抜け出せない、
ひどい口臭のする帽子に魅力など感じないね。」
マイクロフト、帽子をシャーロックに投げます。
S「孤独もあると思わないか?」
M「なぜ彼が孤独だとわかるんだ。」
S「彼?」
M「一目瞭然だ。」
S「なぜ?帽子のサイズで?」
M「バカな事を言うな。頭の大きい女性もいるだろう。
彼は最近髪をカットしている、内側の汗染みのところに短い髪の毛が付着してるのがわかるだろう?」
S「ショートヘアの女性だっているぞ。」
M「確率の問題だ。」
S「ショートヘアの女性と話したことないだろう、ああ、そもそも女性と話したこともないか。」
マイクロフトちょっと声を大きくして、
M「彼が健康ではないことが染みでわかる。彼が感傷的なのは、帽子を3度も修理しているからだ。」
マイクロフト、帽子をシャーロックに投げます。
S「5回だ。うまく修理しているな。帽子の値段よりも高くついているからかなり帽子に愛着がある。
だがこれは愛着どころではない。通常、感傷的なものを示すのは2か所の継ぎあてだ。だが5か所だ。
5は脅迫観念の行動だ。強迫神経症だよ。」
M「それは無いだろう。お前のクライアントは置き忘れをしたんだ。強迫神経症がそんな事をするか?」
マイクロフト、再び帽子を投げながら話を続けます。
M「継ぎあては広範囲にわたって色あせているから、彼は海外で着用している。ペルーだ。」
S「ペルー?」
M「これはCHULLOだよ。アンデスのクラシックな帽子だ。アルパカで作られている。」
S「違う。アイスランドシープウールだよ。」
M「違う?」
S「よく似ているが、特徴があるんだ。もしあんたがちゃんと見ていたらわかったのに。
僕のブログに様々な天然繊維の引張強度について書いてるんだ。」
再びハドソンさん紅茶を持って登場。
H「差し迫った必要がありそうね。」
シャーロックは話を続けます。
S「彼は心配性って言ってたな?」
M「左側のボンボンに噛んだ痕がある。この男が神経質な傾向にある事を示しているが・・・」
S「だが、習慣から抜け出せないタイプの可能性もある。なぜなら、右側のボンボンには噛んだ痕がないんだ。」
M「まさに。」
シャーロック、においを嗅いで、
S「においを嗅ぐと彼の口臭の状態がすぐにわかる。」そう言いながら「すごい!」と変な顔してます。
M「初歩的な事だよ。」 Elementary、出ました(笑)
S「だが、彼の孤独を見逃したな。」
M「そうは思わない。」
S「一目瞭然だよ。」
M「どの点が?」
S「誰が見てもわかるさ。」
M「教えてくれ。」
ここでシャーロック、変な口をする場面です。好きなんです、この口が(笑)

S「顔に鼻があるのと同じように・・・・」Plain as the nose on your faceと言いかけていると思います。
M「教えろ!」
S「だから、こんなバカな帽子をかぶる奴に人づきあいの習慣があるわけないだろう?」
M「そんなことは無い。おそらく彼は人と違っていても気にしていない。
必ずしも孤独を感じているわけではないよ。」
S「まさしくだな。」
M「何て言った?」

S「彼は人と違うとして、それが何だと言うんだ?なぜ彼は気にかける?
あんたの言う通りだ。」シャーロック、帽子をかぶって、「なぜ誰もが気にかけるんだ?」
「He's different, so what? Why would he mind? You're quite right. Why would anyone mind?」
このシャーロックのセリフ、かなり重要だと思うのですが、訳してみてもあまり意味がわかりませんでした(涙)
私の訳が違っている可能性大なので、原文を載せてみました。。。他力本願です。誰か~!

M「私は孤独ではないよ。」
S「そんな事よく言えるな。」
M「さあ、差支えなければ仕事に戻るよ。ではこれで。」
マイクロフトが部屋を出る時にシャーロックがウィンクをして、ハドソンさんが笑っています。
S「そうだな、仕事に戻ろう。」

・・・何だか徒労に終わったような気が・・・(悲)
そんなわけで終わります。つぎこそはバスカヴィルの続きだと思います。
でもE2放送間近なんですよね(笑)

閑話 F1第6戦 モナコGP

2014-05-27 00:18:59 | BC_2013・2014
とにかく早いとこUPしたくて取り急ぎやっつけですが書いてみました。


先日コメントでベネディクトIn Monacoのスケジュールを教えて頂いたときに、
F1モナコGPもそのあたりだから観戦に行くかしらね?などと盛り上がっていたら、
まさかのビンゴでしたね~、Yam Yam さん、情報ありがとうでした。

私は唯一自信を持ってお届けできるものがF1なので前回同様またいらぬ与太話が混ざりますが、
どうかご容赦のほどよろしくお願いいたします。

実は予選はテレビで観たのですが決勝はまだ観ていません。あれ?
更に今回は映像も入手していないのですが何とかF1サイトから画像とインタビュー内容集めてきました。
そう!そうなんです!観戦だけかと思っていたらまたポディウムのインタビューをしたんですよ。
モナコGPはカンヌ映画祭もあっていつもあちこちで観戦しているセレブの様子が映し出されるので
ベネさんもそんな観戦セレブの1人かしら~などと思っていたのでびっくり。
てか、ありえないです。そもそもポディウムインタビュアーは、ほぼF1関係者なので、
俳優さんのインタビューってあったかしら?なレベルなのにしかも再登場とか元F1レーサーでも
一部の人しかないですね。そんなにベネディクトが気に入ったのか?バーニーさんは(笑)


さて、モナコです。モンテカルロで乾杯です(古)
正直言いますと、モナコGPはファンにとってそんなにテンション上がるレースではありません。
もちろんF1の聖地ですし、道幅ものすごく狭い難易度超高い公道サーキットなんですが、
狭いゆえにオーバーテイクが難しいコースでもあります。
セナとマンセルのように伝説のレースもありますし、面白かったレースもありますが、
近年はかなりつまらなくなっているように思います。
事故やトラブルは多いですけどね。
あの狭くて難しいコースをF1マシンで走ってること自体、驚くべき奇跡とか思っちゃいますけど。

なので面白いのは予選から決勝のスタート迄で、スタートで何もなければほほ90%の確率で、
予選一位がそのまま優勝します。Pole to Win です。
それでも人気が高い理由のひとつはあの雰囲気だと思いますし、やはり一度は訪れてみたいです。
あの公道を走りたいですね。そしてクルーザーから観戦できればもう死んでもいいくらいです(笑)

今年の優勝は何とニコ・ロズベルグです。私の愛するニコちゃんが2年連続で優勝です。
もはやモナコマイスターです(笑)
彼は元ワールドチャンピオンのケケ・ロズベルグの息子なので所謂2世ドライバーです。
ケケはフィンランド、ママはドイツ人で、本人の国籍もドイツですが生まれも育ちもモナコです。
マレーシアGPでは2位だったのでベネディクトのインタビューのツーショットこそ私にとっては奇跡でしたが、
まさかの奇跡2回目!怖いわww

前置きが超長くて本当にすみません。
それではベネディクトのインタビューの内容を拙訳の意訳ですが書いていきます。
インタビューのまとめ記事からの引用なので短いです。

1位のニコ・ロズベルグへのインタビューです。
BC「Nico, congratulations.ホームでの優勝はどんな感じですか?
ルイス(ハミルトン)とはずっと接線ですが今日はルイスをおさえて勝ちました。それはどうでしたか?」
NR「今日はとても特別な日です。ルイスがずっとプッシュして私にプレッシャーをかけましたが、
冷静さを保ち勝つことができました。チームが素晴らしいマシンを与えてくれました。
チームのおかげで私はとても幸せです。」

2位、ルイス・ハミルトンへのインタビューです。
BC「congratulations.モナコボーイ(ニコ)にやられてしまいましたね、ルイス。
どうですか?56周目にあった事を話していただけますか?あなたの目に何が?」
(ハミルトンは目がちょっとおかしかったそうです。)
LH「はい、ちょっとバイザーで・・・しかしそれは重要ではありませんでした。
今日はチームのために1位と2位を獲得できて良かったです。」
BC「リカルドがあなたの右側のすぐ後ろから追いかけてきていました。それはどうでした?
あなたは2番からスタートし、2位になりましたが・・・チームメイトをどう思っていますか?
みんな知りたいと思います。」
LH「私はすごいペースで、あなたもわかると思うけどとても強さを感じましたが、
オーバーテイクをするのが非常に厳しいサーキットですから・・・」
BC「信じられないほどスリリングで素晴らしいレースでした。」
LH「ありがとうございます。幸いな事にミスをしませんでした。」

3位のダニエル・リカルドへのインタビューです。
BC「ダニエル、見事でした。」
DR「会えて嬉しいです、ベネディクト。」
BC「レースについて少し聞かせてください。あなたはずっと3番目を走っていました。
ピットストップの戦略について教えていただけますか?」
DR「まず最初にモナコのポディウムに上がれて本当に嬉しいです。」
BC「ここは初めてなんですか?おめでとうございます。」
DR「はい、ありがとうございます。スタートは良くなくて、5位まで下がりました。
ちょっとストレスだったのですが、ベッテルの問題が起きたので4位に上がりました。
そしてセーフティカーが走っている時にライコネンのタイヤがパンクしたので3位を受け継ぎました。」
ピットストップの戦略を聞かれているのにまったく答えになったいないリカルドさんでした(笑)
この後ちゃんと答えたのかもしれませんが。。。

以上です。
半分以上私の与太話で看板に偽りありです。本当にすみません(涙)
次はバスカヴィルか、S3E1の感想その2のどちらかになります。


最後に私信です。
いつもコメントありがとうございます!
今日頂いたもののお返事は明日になってしまいますが、少々お待ちくださいね。


Sherlock 3-1 空の霊柩車 感想

2014-05-25 13:14:54 | Sherlock 感想と考察
BSのタイトル通りにしてみました(笑)


やっと日本語放送が開始されました。と、いっても3話しかないんですけど(悲)
何はともあれ今までネタバレ回避をされていた方は本当にお疲れ様です。
早くから堂々とネタバレをブログにして迷惑でしたよね、本当にすみません。


今回私は英語音声、字幕表示で観たので吹き替えの日本語がどうなっていたのかわかりませんが、
「Fu・・」と「Cough」を繋げて「Fuck-off」にする場面、日本語はどうするのかな?と思っていたら、
「ぜっ・・・」とシャーロックが言った後、ジョンが診察しながら「こうですか?」で「絶交」となっていました。
すごーい、不自然じゃないし技ありだよ!とちょっと感動しました。
もちろん原語の持つ遊び心には届かないと思いますが、まさかNHKが「Fuck-off」とか放送出来ないですしね(笑)


いつも小さいPC画面で観ていたので大きなテレビ画面で観れたのは嬉しかったです。
冒頭のセビリアの場面、暗いから小さい画面だとよくわからなかったのですがこれもクリアできました(喜)

再会前、マイクロフトとシャーロックの会話の日本語は少し物足りなかったですね。
原語だとシャーロックの世間とのずれ具合と兄の皮肉がかなり強力だったように思います。

そしてジョンの髭、これはシャーロックが死んでメアリーと出会ったことで今までの人生と決別し、
新しい人生を進む決心をした象徴だからこそ、シャーロックと再会したあとにあっさり剃ってるのかなあと。
と、今更な既出の考察ですが(汗)

あらためてジョンとの再会のシーンのマーティンの演技は圧巻でした。

ジョンはずっと変わらない、僕を待っているんだと信じながらモリアーティの組織壊滅のため、
ひとり頑張っていたんだと思うと健気で(涙)
まあでもジョンには怒る権利も殴る権利もありますから、気の済むまでやっちゃってください。

結局はお互いがお互いを守りたいための結果なんだと思いますが。
最初の感想で、シャーロックは「ジョンを守るため」と言えばいいのに言わない、と書いたのですが
よく考えてみれば言ったところで「なんでそれを言わなかったんだ、なんでひとりでやったんだ。」と
更にジョンの逆鱗に触れそうだし、何よりジョンにもっと負担をかけちゃいそうですね。
自分の友人が死の偽装をして、それが自分を守るためだと知ったらショックだと思いますよ。


マイクロフトとの推理ゲーム、ここの部分は日本語観てもまだよくわからないところがありました。
私もこの会話は長いわ難しかしいわであまりちゃんと訳していないのでちょっと頑張ってみます。

この顔というかお口がかなり気いっています。なんなんでしょうね、この口は(笑)

テロとモラン卿。
よく考えてみればこの部分もちょっと?なんです。
だって、マイクロフトの部下が命を落としたほどの組織とテロ計画の末路がこれですよ?
ウェストミンスター爆破計画自体ものすごい事なんですけど、そんなすごい爆破をするときに、
遠隔操作とは言えのんびりと単独でホテルにいるかなー。

この必殺!マインドパレスな場面は本来はすごい緊迫感のある場面なんですがいつ観ても和んでしまいます。

そして、「Fall」の真相。
最後にシャーロックがアンダーソンにそれなりのセオリーを語っていますが本当の真実は明らかにしていません。
ここも正典に準えてるんでしょうね。尚且つ最後にきちんとシャーロックに皮肉を言わせてるし。


ベネディクトの両親とマーティンのパートナー出演はどうなんでしょうね。
シャーロックの両親登場自体正典ファンの間では不評の声もよく聞きましたが。

ママと対峙するシャーロックの困った顔。
ママには頭が上がらないホームズ兄弟、BBC版Sherlockのいちファンとしては和んだりもするのですが、
S1の頃と比べるとどうしても主旨が違ってきてるような、両親の登場は必要だったのかやっぱり考えちゃいますね。
子供のように我儘で尊大で不器用で、でもすごくCuteなシャーロックの生活感は、
「ベルグレービアの醜聞」くらいがちょうど良いバランスだったかなーとも思います。


などと偉そうに書いちゃってますが、
E1は伏線もその回収も推理もきちんとしてたし見せ場も沢山あったしとても面白かったです。
こうして観るたびにあらたな発見や考察も出来るのも楽しいですよね。

そんなわけでひとまずここで終わります。

Sherlock 2-2 The Hounds of Baskerville その5

2014-05-24 17:01:44 | Sherlock S2E2
「バスカヴィルの犬」

Director: Paul McGuigan
Writers: Mark Gatiss

BSではありますが今夜いよいよ日本初放送ですね。
のんびりとバスカヴィルを書いている場合ではないような気もしますが(笑)
放送を観たらまた感想を書こうと思っています。


続きです。

「BLUEBELL」と書いて見せたシャーロックに博士は「私の娘と話しを?」とちょっとびっくり。
「なぜブルーベルは死んだんですか?」とシャーロックにジョンが「え?うさぎ?」と気づきます。

「内側からロックされた小屋から消えるのは常に示唆的なんだ。」
「うさぎ?」ジョン2度言ってるし(笑)
「内部の犯行なのは明らかだ。」とシャーロックに「まさか」と博士。
「何故か?暗闇で光ったからだ。」シャーロックがそう続けると、
「何の話をしているのかさっぱりわからないわ。あなたは何者?」と博士。
その時、セキュリティシステムの画面に「alert(警告)」の文字と、
「potential level 5 security breach(レベル5のセキュリティ違反の可能性)」が表示されます。

時計を確認しながらシャーロックは「さて、じゅうぶんに見せてもらったよ、伍長。ありがとう。」と言います。
「これで終わりですか?」と伺う伍長に「終わりだ。出口はこっち?」と早々に出口に向かうシャーロック。
ちょっと待って!と博士が叫びますが構わず歩くシャーロック。
「うさぎを調べるためにここに来たのか?」とジョン少しお怒りモードです。
システムは「URGENT (緊急)」と「refer holmes, mycroft(照会:マイクロフトホームズ)」に変わります。
ここでシステムからスタートした連絡が最後はディオゲネスクラブにいるマイクロフトまで
リレーションされる場面がすごく凝っていてかっこいいんですよね。

モバイルを確認したマイクロフトの表情も秀逸です。

エレベーターのある部屋に入るとマイクロフトからテキストが入ります。
「What are you doing? M(何をしているんだ M)」
それを見たシャーロック「23分。マイクロフトも鈍くなったな。」

エレベーターのドアが開くとそこにはフランクランド博士がいました。
ちょっと驚きつつエレベータに乗り込み1Fの到着すると待っていたのはバリモア少佐でした。

あたふたしている伍長に「これはとんでもなく無法な行為だ。なぜ私に話を通さない?」と少佐。
少佐、「bloody outrageous」と言っています。非常に憤慨しています。
ここでジョンが「バリモア少佐ですね?」と握手を求め、無視されるも話を続けます。
「良かったですよ、我々はとても感心しています。ですよね?ミスターホームズ。」
「ええ、とても。」そう言いながらシャーロックは受信されたテキストを見ます。
「What's going on Sherlock? M(何が起こってるんだ、シャーロック M)」
「バスカヴィルにおける重要な点はこの官僚的なナンセンスを撤廃させる事だ!」
バリモアが文句を言いますが、
「悪いが少佐、政府の新しい政策だ。永遠に監視が届かないままの状態には出来ない。
あなたにまで及ぶかどうかはわからないが。」そう言いながらジョンに「止まるな」と小声で言います。
と、突然ライアンズが緊急ボタンを押しドアをロックします。
「IDが不正だと連絡がありました。」

「それは本当か?君たちは何者だ。」とバリモアに
「何かの間違いではありませんか?」とジョンが言いきりますが、
IDを見たバリオアが「明らかにマイクロフトではない」とバリモア。
「コンピューターエラーですよ。全て報告しなければならない。」と頑張るジョン。
「一体どうなってる?」とバリモアが叫んだところでフランクランド博士が近づくと
「大丈夫だ、少佐。私はこの紳士が誰なのか知ってるよ。」と言います。
「知ってるのか?」とバリモアに「すぐにわからなかったよ、ここで会うとは思わなかったから。」と博士。
博士の思わぬ発言にシャーロックが戸惑っていると、博士は続けて
「また会いましたね、マイクロフト。」とはっきり言い握手を求めます。
その言葉にびっくりのジョンと、ひきつり笑顔で応対するシャーロック。

「WHO会議でミスターホームズと会ったんです。あれはブリュッセルだったかな・・・」
バリモアもジョンも驚いたままで、シャーロックもちょっとだけ考えたのか一拍おいてから
「ウィーンだ。」と博士に合せます。
そしてバリモアに「彼は確かにマイロフト・ホームズだ。エラーに違いないよ。」と言います。
バリモアはライアンズに合図をしロックを解除させ「何かあったら責任を取ってもらいますよ」と博士に言います。
博士は少し笑いながら「私が彼らを案内するよ、伍長。」と言いながら3人で外に出ます。
それをじっと見つめるバリモア少佐でした。

セキュリティシステムに表示される画面がとても効果的に使われてドキドキする場面でした。
それにしてもシャーロック、博士の助けがなかったらどうしていたのかしら。
やっぱりお兄ちゃんの出番?

研究所の外に出た3人。
「ありがとう」とシャーロックがお礼を言うと「ヘンリーナイトの件だね?」と博士。
「そうだと思ったよ。彼が助けを求めていたのは知っていたが、
まさかシャーロック・ホームズのところに行くとは思わなかった。」
博士の言葉にシャロックが少し笑うと、
「ああ、心配はいならいよ、君の事は知っているんだ。いつもウェブサイトを見ていてね。
君は帽子をかぶっていると思ってたけど。」と博士。
「僕の帽子じゃない。」とシャーロックが言うと博士はジョンに向かって
「帽子がないとわからないよね」と言うので「僕のじゃない」とシャーロック。

「あなたのブログも好きですよ、ドクターワトソン。」博士は話を続けます。
「Oh,cheers!(ありがとう)」とジョンに「ピンクの事件やアルミの松葉杖!」と博士。
「ヘンリーナイトを知ってるのか?」とここでシャーロックが本題に戻します。
「彼の父親をよく知ってた。父親はこの研究所についていろいろとおかしな事を言ってたけど彼とは親友だったよ。」
博士はそう言うと後ろを振り向きバリモアがこちらの様子を窺っているのを確認し、
「ここでは話せない。」と言うと胸のポケットからメモを出し、
「私のcell number(携帯番号)だ。ヘンリーのために出来ることがあれば電話してくれ。」
シャーロックは少し訝しむような目をすると「あなたはここで何の研究をしているんですか?」と尋ねます。
「それを話したら私は君を殺さないといけない。」と言いながら笑う博士。
「それは荷が重いな。」とシャーロックは続けて「ステープルトン博士について教えてくれ。」と言います。
「同僚の悪口は言えないよ。」と博士に「褒める気はないわけだ。」とシャーロックは
「連絡します。」と言いながら立ち去ります。


続きます。